魔法少女リリカルなのは ダメ人間の覚悟
[全1ページ]

「管理局」・・・・・ミッドチルダが中心となって設立した数多に存在する次元世界を管理・維持するための機関のこと。というのが表向きの管理局、裏じゃぁ色々汚ねぇことをやっちょる最低組織・・・って言ってもそれは上層部だけの話。

 

今俺らの目の前にいるクロノとかみたいなやつとかは知らないことじゃろう。

 

クロノ「全員今回の事についての話を伺いたいので、僕と一緒にアースラへ来ていただく」

 

とアルフが攻撃しそうになるが、プレシアさんとリニスによって阻まれた。やっぱ原作通りにならんのかねェ。

 

プレシア「分かったわ、あなたの指示に従うわ」

 

プレシアさんを先頭に皆クロノの方へついて行く、馬鹿二人もいつの間にか起きたようで・・・・アリサ達も偶然とはいえ一般人ではあるが魔法の事を知っているため念の為とのこと。

 

じゃが、俺は行くかどうか迷っとった・・・・・両親を殺した管理局、そんなところに足を踏み入れたくないというのが事実。

 

リニス「透・・・・・どうしますか?拒否しますか?」

 

リニスが心配そうに俺に聞いてきた。リニスは両親の事を知ってる分俺の心境も理解したんじゃろうが、

 

透「いんや、行くよ・・・・・少なくともあいつは悪ぃ奴には見えんじゃろ、それにハラオウンって聞いたことねぇかい?」

 

俺がクロノの苗字を言うとリニスははっとした。どうやら気付いたようじゃ。

 

透「あの人やったら少しは信用出来んじゃねェかのぉ」

 

と言いながら俺達はみんなの後について行った。

 

 

 

〜アースラ艦内〜

 

俺達はクロノの後をついて行くときにリニスにあることを皆に念話でアリサとすずかと馬鹿二人以外に伝えてもらった。ちなみに俺達は皆バリアジャケットを脱いでいる状態でリニスは猫状態、ユーノが人間に戻ったときは皆ビックリしたのぉ

 

リニス「(みなさん、申し訳ないのですが透の名前を出さないでください)」

 

と伝えたあと皆は何で?といった顔をしちょる。プレシアさんは前にリニスが話したので事情は分かっちょるようじゃ。

 

そして俺達はある部屋に入った。

 

そこはまさに異空間じゃった。盆栽やら畳やらが部屋と一致しちょらん、あぁ〜〜言いたい・・・ものすご〜〜〜く言いたいけど我慢じゃ。

 

???「みなさんよく来ていただきました。私はこの艦の艦長を務めているリンディ・ハラオウン、そこのクロノ・ハラオウンの母親です。どうぞよろしく」

 

うわぁ、なんとまぁイイ営業スマイル。

 

リンディ「どうぞみなさん楽にして頂戴」

 

とここも社交辞令やねぇ。

 

とここでユーノがジュエルシードを集める事になった経緯を説明した。

 

リンディ「そう、あのジュエルシードを見つけたのはあなただったんですね。」

 

ユーノ「えぇ・・・それで僕が回収しようと。」

 

リンディ「立派だわ。」

 

クロノ「だけど、同時に無謀でもある!!」

 

やっぱクロノはいけ好かんな。するとアリサが、

 

アリサ「ちょっと、アンタそんな言い方ないんじゃないの?!」

 

喧嘩腰にクロノに突っかかっていた。えぇぞぉもっと言ってやれぃ。すずかはそんなアリサにビビってオロオロしちょるけど・・・

 

ハルカ「確かにそっちにそんなことを言う権利はないはずよ」

 

クロノ「なんだと!!」

 

ハルカ「だってそーでしょ?ジュエルシードなんていう代物が紛失して、おまけに今回の時だって私たちの戦闘が終わった後を見計らってのご登場じゃない」

 

アリサ「そーよ、あたし達『透』達がいなかったら本当に危なかったんだから!!」

 

リンディ「!!!!」

 

アーーーーーリーーーーーサーーーーーー!!!!

 

リンディ「今あなた『透』って言った??」

 

アリサ「??言ったわよ、というかさっきからそこに居るわよ」

 

アリサはそう言うとリンディさんが俺の方を向いた。

 

リンディ「・・・・透君・・・なの?」

 

透「他にどう見えるんすか?・・・・お久しぶりっす」

 

一応軽く挨拶をしておいた。

 

リンディ「・・・・あなたも今回の事件に?」

 

透「関わってますが何か?」

 

クロノ「貴様ぁ!なんだその態度は!!」

 

リンディ「やめなさい!!クロノ!!」

 

クロノ「しかし艦長!!」

 

透「お子さんの教育がなってないっすね」

 

リンディ「・・・・・ごめんなさい」

 

クロノ「艦長!!こんな奴に頭を下げる必要はありません」

 

シュンッ!ガシッ!

 

俺は瞬歩でクロノに近付き、頬を鷲掴みにした。

 

透「さっきからオメェさんうるさいねェ、俺ぁ今艦長さんと話しちょるんじゃぁ・・・・ちょい黙っとれや」

 

俺は鷲掴みされながら驚いているクロノに警告し、すぐに離した。

 

透「俺は今回の件に関わってるのは成り行きでなっただけっすよ」

 

リンディ「そう・・・・だったの・・・」

 

なのは「あの、これからジュエルシードに関してはどうなるんでしょうか?」

 

なのはの質問に、リンディさんは

 

リンディ「ジュエルシードに関しては、只今より時空管理局が全権を持つことになります。あなた達は・・・・・・」

 

なのは「手伝わせてください!」

 

となのはが間髪入れずに言ってきた。

 

なのは「あとちょっとなんです。それにここまで来て止めるなんて、そんな無責任なことしたくないんです!」

 

そう言ったなのはの目は力強かった。

 

フェイト「私も!」

 

アリシア「私もやるやるぅ〜!」

 

アルフ「フェイトとアリシアがやるんならあたしもだ!」

 

ハルカ「私もなのはの面倒を見ないといけないからね!」

 

プレシア「この子達の保護者である私が行かないわけにはいかないでしょ」

 

ユーノ「この件は元々僕のミスでなった事、なのは達だけに押し付けるわけにはいきません!」

 

まぁみなさんやる気満々でまぁ〜、あと馬鹿二人もなんか「「なのは達を守れるのは俺しかいないぜ」」とかなんとか言ってまた二人で喧嘩しだしたよ。

 

リンディ「・・・・分かりました。何よりあのプレシア・テスタロッサさんがついてらっしゃるんですもの」

 

リンディさんはなのは達のやる気に半ば諦めたようで、あっさり許可した。さぁて、俺は帰りますかねェ。

 

なのは「頑張ろうね!透君!「や、俺パス」!!??」

 

俺の突然の拒否になのはだけでなく全員が驚いとった。リニスとプレシアさん以外は。

 

なのは「ど、どうして?透君」

 

フェイト「透?」

 

流石に聞いてくるわなぁ、

 

透「いやだって、俺らが戦っとる間ゆっくり高みの見物を決めこんじょる人らに俺は協力は出来んわぁ・・・・つーことで俺は帰るわぁ」

 

アリサ「ちょ、ちょっと!」

 

アリシア「透!」

 

クロノ「貴様〜!止まれ!」

 

クロノはそう言うと魔力弾を撃ってきた。この阿呆が。

 

クロノ「スティンガーレイ !!」

 

しかもアニメでフェイトに向けて撃った魔法やんけぇ。こんな室内で普通撃つかいのぉ?

 

俺はクロノが放ったスティンガーレイをそのまま動かず直撃する形となった。

 

リンディ「クロノ!!」

 

すずか「キャァァッ!」

 

なのは フェイト アリシア アリサ「「「「 透(君)!!」」」」

 

皆が俺を心配するように言ってきた。ま、無用の心配じゃけどねェ。

 

透「おいおい、最近の管理局のしかも執務官殿はいきなり撃ってくるのが流行りなんかいのぉ?」

 

俺は吸引の術を使いクロノの魔力を吸収しただけじゃった。ん、ごちそうさん。

 

クロノ「なっ!!」

 

透「リンディさん、さっきも言った通り『管理局に』協力すんのは絶対しませんので、あとそこのKY執務官殿の素行は俺別に気にしてませんから」

 

リンディ「そ、そんな・・・・でも」

 

透「帰りの分の代金を貰いましたんで・・・・ほいじゃぁそゆことで」

 

シュンッ!!!と俺は飛雷神の術を使い自宅まで飛んだ。あぁ、マジ疲れたぁ。

 

俺はプレシアさん達が帰ってくるまでに風呂などを済ませ、その日は即行で寝た。

 

 

 

〜翌日・学校〜

 

 

透「うぃ〜〜〜っす」

 

女子「おはよう、井上君」

 

男子「おいっす、井上」

 

俺は教室に入るとクラスの皆に適当に挨拶を交わした。するとそこに顔馴染みが、

 

なのは「おはよう、透君」

 

アリサ「アンタ、昨日何で一人で帰ったのよ?!」

 

すずか「おはよう、透君」

 

ハルカ「おはよ」

 

と皆俺に挨拶をしてきた・・・・つーか一人だけ挨拶してねぇし。

 

俺はアリサの言ったことを適当にはぐらかして朝の時間を過ごした。また例によってあの馬鹿二人組に絡まれました。

 

昼休みも皆でいることが多くなり、

 

すずか「あ、あの・・・透君!」

 

透「んあ?何や?」

 

すずか「あのね、昨日の事なんだけど」

 

透「あぁ、昨日俺が帰った事ならただ眠かったけぇって言ったやんけぇ」

 

すずか「そ、そうじゃなくて・・・別の事」

 

あ〜〜、昨日の誘拐ね。昨日はアイツが現れた事にビビって忘れとったわぁ。

 

透「はぁ、それが何じゃ?」

 

すずか「えっとね、昨日助けに来てくれて・・・そのぉ、ありがとね」//////////

 

言いたいことってのが拉致救出のお礼だった。しかも顔を赤くして・・・・まぁ鈍感な奴はここで「何だ?風邪引いたかな?」とかふざけたことをぬかすんじゃろうけど、あっれーまさかすずか俺に??

 

アリサ「ま、まぁお礼ぐらい言ってあげてもいいわよ・・・・・その、ありがと」///////////

 

なんとまさかのアリサもじゃったよ・・・・惚れられるのはいいんじゃけど、このあとの対応が俺分からんのんじゃけぇさぁ。

 

と、とりあえず

 

透「お、おぉいや別にええよ、目の前で知り合いがエライ目に合っとるのは俺的にも嫌じゃけぇ」///////////

 

あぁぁぁぁぁぁぁっ、何かこの返しもビミョーーーーーーじゃわぁ。つーかなのはさんの目が超痛ぇぇぇ!

 

すずか「それでね、今日試しにコレ作ってみたんだけど・・・・食べてみてくれる?」///////////

 

アリサ「あ、あたしも今日たまたま早く起きて試しに料理してみたから・・・・・その、食べたければあげるわ」///////////

 

そう言ってすずかとアリサが差し出してきたのは『卵焼き』じゃった。見た目メッチャきれいに焼けてありスゲェうまそぉではある。

 

透「は、はぁ・・・・まぁくれるってんならもらいますけどね」

 

俺はすずかの卵焼きに手を伸ばそうとしたら、突然その卵焼きは二人の人物によって取られてしまった。

 

榊「うめぇーー!!俺の為に作ってくれるなんて、流石すずかだな!」

 

緋村「おぉ!アリサのコレ、スゲェ俺好みじゃん!なんだよぉ俺の好み知ってんじゃんかよぉ、相変わらずのツンデレだなぁ!」

 

榊「黙れ緋村、このモブ野郎と一緒にどっか行ってろ、なのは達は俺と飯を食うんだよ!!」

 

緋村「あぁ?!テメェこそこのモブとどっか行ってろ、なのは達は俺と一緒に飯を食いてぇんだよ!」

 

いきなり出てきて横から食い物を掠め取って、そこからいつもの喧嘩に、はい突入〜〜〜。

 

その時すずかとアリサはというと、

 

すずか「・・・・・・・・・・・ッチッ!・・・・・ウザッ」

 

ヘッッッッッ!!!!?????・・・・・・・い、今この人舌打ちした??!!しかも最後の方小さく「ウザ」って言った?

 

アリサ「こいつら・・・・・・・ほんと・・・・・いい加減に・・・・・・・榊は会社を潰してもらうようパパに頼もうかしら・・・・・」

 

アリサもキレかかっちょるようじゃけど、今リアルにスゲェことを口走ったような・・・・・黒いよこの子ら・・・・とても黒い!

 

とりあえずこの黒い瘴気?みたいなものに耐えられんかった俺は残り一つずつとなった卵焼きをすずか・アリサの順で食った。

 

すずか「あっ!!」

 

アリサ「ちょっ!!」

 

透「んぐんぐ・・・・ん〜、うまっ」

 

すずか アリサ「「ア八ッ「けど!!」!!??」」

 

俺の突然の言葉に二人はビクッとした。

 

透「欲を言えばすずかは焼き加減が少し短い、んでアリサは塩加減がちょい多めじゃのぉ」

 

俺の指摘に二人は目に見えて落ち込んじょる。

 

透「けど、初めてでこんだけのクオリティーで出来たんは、スゲェんじゃねぇ?・・・・自信持ってええで、俺が指摘したんは俺の好みな味ってだけじゃけぇ」

 

俺の言葉に二人はまた輝いた。だが、

 

なのは「トオルクン、オイシカッタンダ・・・・ヨカッタネ♪」

 

いつの間に俺の背後を取ったんかは知らんけど、とりあえず・・・・・・・魔王出現!!!

 

透「え、うん良かったけど・・・・何?なのはも俺に何か作ってくれたん?」

 

なのは「ふぇぇぇっ?!あ、それは・・・今日はまだ・・・・何も」

 

俺は遠回しに「俺の為に何か作ってくれ」と言った。そのかいあって伝説の『O☆HA☆NA☆SHI☆』を回避・・・・受けたことないし受けちょらんでも嫌じゃし、その為なら恥ずいことでも言うよ俺は。

 

まぁ、そんなこんなで騒がしい昼飯は終わり放課後、突然ハルカに呼び止められ一緒に帰ることに・・・・ちなみになのは達はあの馬鹿コンビに追いかけられ逃げ帰った。

 

ハルカ「ねぇ、昨日のことなんだけど」

 

透「んあ?あぁ昨日も言ったが管理局に協力するなんざ御免「そーじゃないわよ」・・・・じゃー何じゃい」

 

ハルカ「昨日のアンタがアリサ達を助けに行った時に戦った、グランドフィッシャーよ」

 

・・・・・やっぱ、そっちか。

 

ハルカ「まぁ私自身もこの『リリカルなのは』の世界がアニメの通りじゃないって事は薄々気付いてたけど、昨日私たちが相手にしてたやつらは普通だったけど・・」

 

昨日のなのは達が相手にしとったのはグランドフィッシャーみたいなやつじゃぁなかったんやの

 

ハルカ「それでも何で他の作品の敵が出てくるのよ?」

 

透「分からん・・・・おそらく俺らが介入した影響かもしれんけど、じゃけどハッキリしたことを言えば・・・」

 

ハルカ「何よ」

 

透「今後もあーゆーのが出て来たら、いくら魔力が異様に高いなのは達でも命が危ないけぇのぉ」

 

ハルカ「・・・・だから自分だけで処理しようっての?」

 

透「!」

 

ハルカ「分かるわよ、それぐらい・・・忘れてない?私も転生者ってこと」

 

透「せやったね」

 

ハルカ「確かにアンタと違って私達は戦闘はからっきしだからね」

 

透「それに、なのはが死んだら『リリカルなのは』じゃぁなくなるしのぉ」

 

ハルカ「まぁ・・・それはそぉだけど・・・・」

 

透「・・・・じゃし、好きな奴らにもぉ死んで欲しゅうないしの」ボソッ

 

ハルカ「えっ、ちょっ今なんて・・・」

 

透「まぁ俺もテメェで片付けようとか自惚れちゃぁおらんわ、攻撃は俺主体で皆はサポートに回ってもらうかもしれんけぇの」

 

ハルカ「・・・・まぁ、それが妥当と言えば妥当だけど」

 

透「じゃけど危ない時はちゃんと援護してくれや?」

 

ハルカ「分かってるわよ」

 

そして俺達は話が済むと家に帰る為別れた。

 

ジュエルシードは残り7つ、最初になのはが封印したやつが1つ、昨日俺が遭遇した奴は7つとなのは達が封印した奴で6つ。

 

次でジュエルシードは全部揃う、何でそう思うかははっきり言って俺自身も分からん。なんとなくとしか言いようが無い。

 

しかしこのジュエルシード決戦でまたイレギュラーと闘うことを俺は予想していた。

説明
第10話 拒絶と謎
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
13113 11479 11
コメント
人を見た目と情報だけで判断するから君はだまされるんだよ、根性なしのと・お・る・くん(Takeru Kumabe)
タグ
魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 チート 

makeさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com