魔法少女リリカルなのは〜原作介入する気は無かったのに〜 第二十八話 待ちに待った(?)期末テストです |
「遂にこの日が来ましたね」
「ああ、この日を待ち侘びていた」
「僕はこの日のために頑張ってきたんだ」
気合が入りまくっているシュテル、レヴィ、ディアーチェ。
三人は俺とユーリの少し前を歩いている。
「私は必ず勝ち取ってみせます」
「当然であろうシュテルよ。この機を逃す程我は愚かではない」
「僕だって負けられないよ」
三人の瞳からは『絶対に負けない』という強い意志が見て取れる。
そんな三人が同時に振り返り
「「「だからユウキ!(ユウ!)(ユウキよ!)、ちゃんとご褒美の用意をお願いしますね!(しておいてね!)(しておくのだぞ!)」」」
「はいはい」
俺はそんな三人を見て苦笑しながら返事する。
そう…今日は海小の期末テストである。
今日受けるテストの結果次第で俺からご褒美が貰えるかどうかが決まる。
…褒美の用意っつっても頭撫でてやるだけだから何も準備する物なんて無いんだが。
「ユウキ、今日は午前中だけで終わりなんですよね?」
「ああ、国語、算数、理科、社会の四教科だからな。それが終われば今日は帰れる。テストの返却は来週の月曜日だ」
視線は三人に向けたままユーリの質問に答える。
「でもレヴィがあそこまでテスト勉強に励むなんて思ってもみませんでした」
「そうだな。部屋で黙々と勉強してる姿を見た時は『幻影を見てるのか!?』と信じられなかったぐらいだからな」
今日までレヴィはテレビ番組やゲームには目もくれず、晩御飯を食べて風呂から上がるとすぐに自室に籠もり教科書を開いていた。
もっとも、家では勉強していても学校の授業中は相変わらず寝ているのでノートに関しては綺麗な白紙のままだった。だから俺のノートを貸してやったけど。
「レヴィは勉強中に眼鏡をかけてましたけどレヴィの視力って悪かったでしょうか?」
「んな訳無い。あの眼鏡は伊達眼鏡だし、眼鏡をかけてたのは『賢い子って眼鏡かけてる子が多いよね。だったら僕も眼鏡をかけて勉強すれば賢くなれる筈だよ』という理由らしい」
俺がレヴィが眼鏡をかけていた理由を教えてやるとユーリは呆れた様な表情になる。そんな表情になるのも理解できるぞユーリ。俺だってレヴィ本人から理由を聞いた時は同じ表情をしていたからな。
世の中そんなに甘くありません。眼鏡かけたぐらいで賢くなれるなら苦労は無いぞレヴィ。
「そもそも眼鏡は何処から調達したんでしょうか?」
「『クラスメイトから予備の眼鏡を借りた』って言ってたぞ」
確かに我がクラスに眼鏡をかけている女子が一人いるけど彼女がかけてる眼鏡も伊達眼鏡なんだろうか?眼鏡かける意味あんのか?
…まあいいか。彼女にも事情があるかもしれないし。
「まあ、眼鏡はともかくあれだけ勉強したんだ。少なくとも多少は結果を出せるだろ」
「そうですね」
「シュテルとディアーチェに関しては問題無いだろうし」
あの二人は普段からちゃんと授業受けてるから大丈夫だろう。
「ユーリも大丈夫だよな?」
「多分大丈夫だと思います。ユウキはどうなんですか?」
「自信はあるぞ」
何たって二度目の小学生生活なんだ。授業の内容だって復習してる様なもんだし。
「それにアリサと点数で競うという(一方的な)約束もあるしな」
俺がそう言うとユーリの表情は一瞬で不機嫌なものへと変わる。
「約束…そういえばユウキにご褒美を貰えるのが三人程増えたのでしたね?」
「はやてとすずか、それにアリシアの三人だ」
あの日、家に帰ってから三人が参戦すると言った時、シュテル、レヴィ、ディアーチェの表情も今のユーリみたいになったっけな。
うちの家族は身内以外の参戦にご不満が有るようで…。
「そういえば聖祥の方はもうテスト終わってるんですよね?」
「ああ。けど結果発表するのは俺達のテストが返ってきてからって事らしくてな」
アリサがそう言ってきたからな。別にこっちの結果を待つ必要なんて無いのに。
「そういう訳だから月曜日は翠屋に行く事になってる」
最近は翠屋によく行く羽目になってる。
もう完全に店の売り上げに貢献してる常連客の仲間入りだな。
父さんと母さんが振り込んでくれる生活費と小遣いが多いのでお金には余裕あるけど、だからといって調子に乗って使い過ぎるのも駄目だから今後は行く頻度減らした方がいいかもな。
「ユーリはどうする?着いて来るか?」
今回のテストの点数争いに参加していないユーリは翠屋に来る意味があまり無い。
「勿論行きます。皆のテストの結果には少し興味がありますし」
『ついでにシュークリームも食べたいです』ともユーリは言ってた。そして食べている姿を想像しているのか味を思い出しているのかは分からないが頬が緩み切っている。完全に翠屋のシュークリームの虜になっているなユーリの奴。……『ついで』じゃなくてそっちが本命じゃないのか?
「食べるのはいいけど程々にな」
「分かってます。私はレヴィみたいに食いしん坊さんじゃありませんから」
ならまず口元の涎を拭こうぜユーリさん。ぶっちゃけ、レヴィの次に翠屋のシュークリーム一杯食べてるのアンタだよ。
「むう〜、さっきから二人共楽しそう」
いつからこっちを見ていたのかレヴィが頬を膨らましながら声を発する。シュテルとディアーチェもこっちをジト目で見ている。
「ユウキは最近ユーリにも甘い様な気がしますがどうなんです?」
「そんな事は無いだろ」
俺はシュテルの言葉を否定する。
「いや、お前とユーリが二人で一緒にいるのが多い様な気がするぞ。体育の時といい今も肩を並べて歩いてる事といい……羨ましい」(ボソッ)
ディアーチェの最後の方の言葉は小さくて聞き取れなかったがユーリと二人で…ねえ。
「体育はしょうがないだろ。ユーリ泳げないんだし」
「そうです!私は泳げないんですからユウキに教えてもらうのは当然なんです!」
『エッヘン!』と言わんばかりに胸を張ってユーリが答えるが自慢出来るような事でも自信持って言う事でも無いからなユーリ。
「だったら教えるのユウ以外でもいいじゃん!」
「それなんだけどな…」
他の男子達は誰もユーリに教えようとしない。理由を聞いた所、『女神』と称される一人である彼女に声を掛け、泳ぎ方を教えようとしたら授業終了後に連行され断罪されるらしい。どおりで体育の後に俺は追いかけられる羽目になる訳だ。でも俺から声を掛けている訳ではなくユーリから『教えてほしい』と言ってくるのだ。
だから『ユーリから声を掛けてきた場合は?』と聞いたら『羨ましいので断罪する』との事。
理不尽過ぎる。俺にどないせえというのだろうか。
亮太は他の女子に教えたりのんびり泳いでたりしている。他の女子と楽しくしている時点で男子達からは恨まれてるらしいがそれだけで俺みたいに追い掛けられたりはしない。
そして((担任|ロリコン))だが…。授業にならない理由が良く分かった。
毎回鼻血を出して授業終了時まで倒れている。あれだけの量は人間として致死量を超えていると思うのだが、ちゃんと生きているし体育の授業が終わると何事も無かったように立ち上がり顔色も良くなっている。
…あの人もう人間止めてないか?回復能力半端ねえよ。
今度スカリエッティに((担任|ロリコン))の身体構造調べてもらうか?と思った事もあるぐらいだ。
授業中に((担任|ロリコン))と鬼ごっこしない分まだ楽といえば楽なのだが…。
「『それなんだけど』…何ですか?」
シュテルが言葉の続きを促してくる。
「男子達は声を掛けるのが恥ずかしいらしくてな」
「それでユウキが面倒をみてると言う訳ですか?」
「まあな」
「そういう事なら仕方ありませんね。恥ずかしいなら無理にお願いする訳にもいきませんから(むしろ私にとっては好都合ですね)//」
「「「む〜〜〜」」」
「…そんな事よりもう学校に着くぞ」
喋りながら歩いていると学校が見えてきた。
「とりあえず今はテストを乗り切る事だけ考えろって」
「…そうですね。泳ぎを教えるという一件についてはテストが終わってから対策を考えるとしましょう」
「そうだね」
「うむ。シュテルの案に賛成だ」
「待って下さい!対策なんて必要無いです!!現状維持を私は望みます!!」
「「「却下!!」」」
ユーリの抗議を三人揃って一蹴し先に学校へ入っていく。
「うう〜〜」
そんな三人の背中を恨めしそうに睨みながら唸るユーリ。
別に俺が教えようが他の人が教えようが結局ユーリが泳げるようになるなら良い事だと思うんだけどなあ。
俺はユーリの横顔を見ながらそんな事を考えていた………。
チッ…チッ…チッ…
教室にある時計の秒針が規則正しく音を鳴らす。
普段なら聞こえる筈の教師の声も聞こえず代わりに聞こえてくるのは秒針が刻む音と
カリカリ……ゴシゴシ……
といった音だけである。
前の音は鉛筆(又はシャ−プペン)で何かを書く音、後の音は消しゴムで何かを消す音である。
皆机に顔を向け黙々と作業をこなしている。
……現在テストの真っ最中です。
クラスの連中が真剣に取り組んでいる中、俺は既に答案用紙に答えを全て埋め暇を持て余している。
テストが始まってまだ15分程しか経っていない。
ていうか小学生のテストなので苦戦なんてする筈も無い。一度勉強した事のある内容だし。俺以外にテストを終えたらしいクラスメイトは二人、亮太と謙介だ。
亮太も俺同様にボーっと時間が過ぎるのを待っている。
俺の目の前の席である謙介は安らかな寝息を立て眠っている。ホント、する事無いなーと思っていると
「《ねえねえユウ》」
突然レヴィから念話が飛んできた。
「《どうしたんだ?》」
「《うん、あのね…》」
レヴィは一呼吸置き
「《問三の答えって何?》」
念話で堂々と答えを聞いてきやがった。
「《お前…ストレートに聞き過ぎだ》」
「《でもそれが僕の良い所だと自分でも思うんだ》」
「《…そうだな。何事にも正面からぶつかる姿勢はレヴィの良い所だな》」
「《えへへ、そうでしょ?》」
「《でも答えは教えないぞ》」
「《何で!?》」
何でも何も…
「《自分で勉強してただろ?》」
「《したよ。この問題ソックリなやつも勉強したけど解き方を忘れちゃったんだ♪》」
『♪』じゃねーよ。
「《忘れた自分が悪いんだろ》」
「《ぶう〜、家族の危機だよ。助けるべきだよ》」
「《何と言おうが今回は手を貸さんからな》」
俺はレヴィとの念話を強制的に切る。
隣の席から鋭い視線を感じるが無視しておく。
やがて俺を睨んでも無意味と悟ったのか視線を感じなくなった。
「(はあ〜)」
何のためのテスト勉強だったんだと思い、俺は心の中で溜め息を吐いていた………。
「「終わったな」」
「「終わりましたね」」
「……………………」
俺とディアーチェ、シュテルとユーリの声が重なる。レヴィは顔を机に突っ伏させ、その頭上からは煙が噴き出している様に見える。
「後は結果を待つのみですね」
「だな。我は結構自信があるぞ」
「私もあります。……ご褒美はもらえませんけど」
「……………………」
ふむ。会話に入ってこない一人を除いて皆それぞれに手応えはあったみたいで何よりだ。
「とりあえず家に帰りませんか?学校に残っていても仕方ないですし」
教室に残っているクラスメイトは皆帰る準備をしており、((担任|ロリコン))も答案用紙を持って職員室に向かっていった。
「だな。ほれレヴィ、とっとと起きろ」
レヴィの背中を軽く揺するが起き上がろうとする気配は無い。ただ『う〜〜』と低い声で唸るのみ。
筆記のテストだけでそこまで疲れるものなのか?
「レヴィ、帰りますよ」
シュテルの言葉にも反応せず唸るだけ。
「ええい!起きんか!!」
ディアーチェは起き上がろうとしないレヴィに対し拳骨を振り下ろすが、ガバッと跳ね起きたレヴィは拳骨を躱し距離をとる。
振り下ろされた拳は勢いが止まる事無く机の表面にぶつかり
ゴンッ!!
という鈍い音が教室に鳴り響いた。
「ッッ!!〜〜〜〜〜〜っ!!!」
涙目になりながら蹲り必死に痛みと声を我慢しているディアーチェ。教室の皆は『うわあ〜』といった表情で気の毒そうにディアーチェを見る。
「ふう〜、危なかった。後ろを見ないで攻撃を躱せるだなんて流石は僕だね!」
そして拳骨のターゲットになっていたレヴィは回避に成功した自分を自分で褒めている。
「おいディアーチェ、大丈夫か?」
俺は蹲っているディアーチェに駆け寄る。
「し…心配するなユウキよ。わ…我がこの程度の事で痛がると思っておるのか?」
そう言うけど声は震えてるしメッチャ涙目だし。痛みを我慢しているのは明白だ。
「ちょっと見せてもらうぞ」
俺はディアーチェの手を取る。若干赤くなっているが骨に異常は無さそうだ。
が、念のため俺はディアーチェの手を包み込むように両手で優しく握り回復魔法を使用する。
魔法陣と魔力光を発さない様に魔力をしっかりと制御して使用しているので傍から見たら俺がディアーチェの手を握っている様にしか見えない。
今この教室で俺が魔法を使っていると認識出来るのはシュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ、ちょうどランドセルを背負って帰ろうとしていた亮太の五人だけ。
「とりあえず立てるか?」
「う、うむ///」
蹲っていたディアーチェは静かに立ち上がる。
「すまんな。魔法陣と魔力光を発さない様に魔力を極力抑えて使用してるから回復させるのにも時間がかかる。それに直接こうやって触れてないと回復もさせられないから」(ボソボソ)
「き、気にするな。我は一向に構わぬ(完治するまではユウキと手を握っておれるのだ。むしろ回復に時間がかかる方が有り難い)///」(ボソボソ)
ディアーチェも小声で答えてくれる。
やっぱ人目のある所で手を握ってまで魔法を使ったのは失敗だったか?何か恥ずかしがって顔を赤らめている。
早く家にでも連れ帰ってやるか。家の中なら魔法関係者以外の人目も無く、魔力を抑えず普通に治療出来る。
後、教室に残っている男子共の殺意の籠もった視線が鬱陶しい事この上無い。
「早く帰るか」
「そ、そうだな///」
片手を離し、手を繋いだ状態で俺はディアーチェの手を引いて教室を出ようとする。
「む〜、ディアーチェはズルい!手をケガしたのは『じごーじとく』なのに」
「「全くです」」
ぷく〜っと頬が膨らんでいるレヴィ…とシュテルにユーリ。何がズルいと言うんだ?
だがレヴィは何か思いついたのか突然表情が変わる。
身体を壁に向けて両手を壁に付け
「せ〜〜〜〜のぉ……」
という掛け声と共に大きく頭を振り被る。
「(まさかアイツ)」
俺はレヴィが何をするのか大体予想がついた。そしてレヴィはその予想通りの行動に出る。
「やあ〜〜〜〜!!」
「止めんかアホがあ〜〜〜!!!」
ディアーチェの手を握っていた片手を離し、壁に頭突きをかまそうとしたレヴィを後ろから思いきり羽交い絞めにして壁から引き離す。
「お前はいきなり何しとんじゃあ〜〜〜!!」
思わずレヴィの耳元で大声を出し叫んでしまったがレヴィは
「皆が見てるのに後ろから抱きしめるなんてユウは大胆だなあ〜♪////」
身をくねらせ、緩み切った表情でそう言った。
コ、コイツ…。
俺は突然奇行に走った((馬鹿|レヴィ))の頭を一発シバいてやろうと羽交い絞めからレヴィを解放し、両手を赤くなった頬に当て未だに身をくねらせているレヴィにチョップをかました。
ビシイッ!!
「みぎゃっ!」
レヴィの頭に一撃を入れた俺。そんな俺をレヴィは恨みがましい目で見てくる。頬に当てていた両手は頭を擦っている。
「酷い!酷いよユウ!!」
「お前がいきなり壁に頭突きかまそうとしたから止めたんだよ。感謝しろ」
「ケガしないとユウに治療してもらえないじゃん!!」
「怪我なんてしないのが一番だ」
そもそもワザと怪我しようとするな。
「う〜〜!!今の一撃は痛かったよ。でもこれでユウに治療してもらうという『きせーじじつ』が出来たよ。この痛みを止めるために僕はユウの治療を希望するよ」
『既成事実』じゃなくて『口実』だろうに。
「…一応聞くがどんな治療をご希望だ?」
「そりゃ〜痛みが無くなる様に僕の頭を優しく撫でてよ//」
俺の方に自分の頭を差し出してくるレヴィ。とりあえずデコピンでもかまして反省させようと手を伸ばすが俺とレヴィの間に((二人の人物|シュテルとユーリ))が割り込んできた。((片方の人物|シュテル))はレヴィの顔面に手を伸ばし力を込めて掴む。
「み゛ゃっ!?痛い!痛いよシュテるん!!」
「さっきから馬鹿やってる貴方へのお仕置きですよレヴィ」
レヴィの顔にシュテルの爪が少しずつ食い込んでいく。ギチギチと頭蓋骨が軋みを上げている音が聞こえる様な気がするが気のせいだと思いたい。
「ここで騒いだら迷惑になりますから早く帰りましょうか?心配はいりませんよレヴィ。家で私がユウキの代わりに治療してあげますから」
「私もお手伝いしますから安心して下さいレヴィ」
笑顔だが目が笑ってないシュテルとユーリ。シュテルはレヴィの顔を掴んだまま持ち上げてそのまま教室を出て行き、ユーリはその後を追いかける。
教室の外からは『み゛ゃあああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!』という断末魔が聞こえ、その声が段々遠ざかっていく。やがて声が聞こえなくなってから俺は口を開く。
「…ディアーチェ、俺達も帰るか」
「…そうだな」
俺達は教室を出た。それから下駄箱で上履きを運動靴に履き替えて歩き始めるとすぐにディアーチェが手を繋いできた。
「???どうした?」
「ま、まだ手が痛むのでな…その…//」
「ああ、さっきの続きか」
俺はまた微弱に魔力を解放し、俺の手を伝って回復魔法をディアーチェに注ぎ込んでいく。
「ん……」
「どうだ?」
「う、うむ。多少はマシになった(本当はもう痛くはないのだが)//」
「そっか。なら良かった」
「世話をかけるな。それで、出来れば家に着くまでこのままでも良いか?(シュテルもレヴィもユーリも先に帰り、我の邪魔をする者は誰もおらん。折角手を繋げるチャンスなのだから無駄には出来ん)///」
そんなに痛いのか?本当なら早く帰って治療してやった方がいいな。
「じゃあ早く帰るぞ」
「い、いや!そこまで急がずともよい」
「でも痛いんだろ?」
「痛いけど大丈夫だ。だからゆっくり帰るぞ!」
痛いのに大丈夫なのか。なんか矛盾してるっぽいんだけど…まあいいか。
結局ディアーチェがいつもより遅いペースで歩くので家に着くまで普段の倍近く時間がかかってしまった………。
そして土日と休日を挟んで月曜日。
テストが返ってきた俺達は放課後そのまま翠屋に直行した。『行く頻度を減らさないと』って思った矢先にも関わらず来てしまった。
…まあ、今日はしょうがないか。
今の所、俺達は誰も自分の点数を公表していない。約束破るとアリサ五月蠅そうだし。
翠屋に来ると聖祥組の六人は既にいつもの席に揃っていた。
「遅いわよ!!さっさと出す物出しなさい!!」
「開口一番がそれか?普通に聞いたら脅しや恐喝以外の何物でもないぞアリサ」
「男が細かい事気にしない!!」
細かい事なのか?
「いいから出しなさい」
「はいはい」
俺達も聖祥組の近くの席に座りランドセルの中から答案用紙を出す。
そして聖祥組と一緒に点数を晒す。結果は…
国語 算数 理科 社会 合計
長谷川 勇紀 100点 100点 100点 100点 400点
国語 算数 理科 社会 合計
シュテル・長谷川 91点 94点 88点 82点 355点
国語 算数 理科 社会 合計
レヴィ・長谷川 11点 43点 15点 20点 89点
国語 算数 理科 社会 合計
ディアーチェ・長谷川 81点 96点 100点 87点 364点
国語 算数 理科 社会 合計
ユーリ・長谷川 83点 84点 81点 90点 338点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
高町 なのは 48点 100点 100点 52点 54点 354点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
フェイト・テスタロッサ 83点 100点 100点 80点 83点 446点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
アリシア・テスタロッサ 100点 69点 85点 88点 100点 442点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
八神 はやて 81点 88点 87点 88点 84点 428点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
アリサ・バニングス 100点 100点 100点 100点 100点 500点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
月村 すずか 98点 95点 100点 93点 97点 483点
…との事だ。
俺は転生者だし、小学生が受けるテストだからこれはまあ当然の結果としてアリサは流石としか言い様がない。
それにすずかも平均点96.6点と高得点をたたき出している。
しかしフェイトとアリシアの点数は予想以上に高かった。
以前翠屋で聞いた時はorz状態になる程だったから良くて50〜60点ぐらいだと思ってたんだが…。
シュテル、ディアーチェ、はやては俺が提示した『全教科80点以上』の条件を達成している。
なのはは…確かに国語、社会、英語はこの面子の中では低い方に入るが数学と物理で満点を取ってるし平均点では70を超えているんだから悪いとは言い難いだろう。ていうか聖祥では50点前後でorzになる程周りの生徒達の学力レベルが高いのだろうか?
私立だからかな?俺のクラスは平均で55点ぐらいだからなあ。落ち込む程じゃない。
そしてレヴィ…。唯一合計得点が3桁に届いていないが…
「へっへ〜ん♪」(ニコニコ)
……まあ俺の出した条件である『1つの教科で40点以上』はクリアしてるし、次回はもう少し良い点を取れるように頑張ってもらうとしよう。
結果、今回の褒美を希望した面子、シュテル・レヴィ・ディアーチェ・はやて・すずか・アリシアの中で唯一、条件を達成できなかったのはアリシアだけだった。
「ではユウキ、約束を守って下さいね」
シュテルの言葉に俺は頷く。
「…で、誰から撫でればいいんだ?」
そう言うや否や一気に手を上げて『自分から』とアピールする六人。全員の目からは火花がバチバチと飛び散っている様に見える。
…誰も他人に譲ろうとしないまま時間が過ぎて行く。
そんな状況を破ったのはアリサだった。
「もう!結局全員撫でられるから順番なんて先でも後でも一緒でしょうが!!何ならテストの合計点数が高い順に撫でて貰いなさいよ!!」
「アリサ、それは良いアイデアだ。そう言う事なんで合計点数の高い奴からな」
合計点数が低い(後の方になる)奴からは文句が出たがそれらは全て無視し、最終的にすずか→ディアーチェ→シュテル→はやて→レヴィの順に撫でる事になった(海小では英語が無いので聖祥組に関しては英語の点数を引いた合計点数で算出した結果こうなった)。
「じゃ、じゃあお願いします…///」
すずかがこちらに頭を寄せてきたので、俺はすずかの頭を優しく撫でる。
「ん…んん……///」
気持ち良さそうに目を閉じる。頬も緩々になっている。
そういや久遠も俺に撫でられるのが気持ち良いとか以前言ってたがそんなに良いものなのかねえ?自分で自分を撫でる事なんて無いのでよく分からん。
そんな事を考えながらすずかの頭から手を離すとすずかはフラフラしながら自分の座っていた席に戻る。その表情からは満足し切っているのが窺える。
「つ、次は我だな…///」
「はいはい」
既に俺の前に立っていたディアーチェ。すずかに続いて早速撫で始める。
「……………………///」
俺に頭を預けたまま撫でられるのを静かに堪能しているディアーチェ。さっきのすずかと同じぐらいの時間を撫でてから手を離すとディアーチェも自分の席に戻る。
「ではユウキ、ど…どうぞ//」
ディアーチェが戻るのと同時にやってきたシュテル。
「テストお疲れ様」
「あ、あれぐらいの結果…当然ですから///」
撫で始めるとシュテルは答えながらも目を細め心地良さそうな表情を浮かべる。
しばらく撫で、手を離す。シュテルも自分の席に戻って余韻に浸っている。
「わたしも頑張ったで!褒めたってや勇紀君」
「良く頑張りました」
労いの言葉を掛けて撫でてやると徐々に表情が緩み始める。
「はふう〜〜…これ気持ちええなあ〜〜……///」
満足そうに呟くはやて。ディアーチェとは僅かに髪の固さが違う様に感じるけど撫でやすい。
撫で終えてはやてが席に戻ったと同時に最後の一人が目を輝かせながらやってくる。
「最後は僕だね!さあ!僕の頭を存分にご堪能あれ!」
「次回はもう少し頑張って今回より良い点取れよ」
ズイっと突き出す頭を撫でる。
「こ…これだよ。これの為に僕は頑張ったんだあ〜〜〜///」
思いきり俺の手を堪能しちゃってるレヴィ。時折くすぐったそうに身をよじらせる。
そしてレヴィも撫で終え、全員が自分の席に戻ったが
「「「「「ふにゃあ〜〜〜////」」」」」
完全に緩み切っていた。
「ユルユルね」
「にゃはは。まさかシュテルもこんな表情を浮かべるなんて思わなかったの」
「……………………」
「む〜〜〜」
呆れた表情のアリサ、苦笑いするなのは、そして緩んでいる六人を見つめるフェイトに頬を膨らませ若干不機嫌気味なユーリ。
「ははは。モテモテじゃないか勇紀君」
士郎さんが俺達長谷川家の分の水を持ってきてくれる。まさか今の一連の出来事が終わるまで待っててくれたのかな?
「士郎さん。お邪魔してます」
「うん。ようこそ翠屋へ。今日もいつものセットを注文するのかい?」
「えーっと…」
俺は立ち上がってショーケースの前に行き、何を注文するか考える。
むー…士郎さんが言ういつものセット、チーズケーキとカルピスを頼むのもいいんだがたまには違う物を食べるのも悪くない。
今日は…
「…モンブランとシュークリームを一つずつ、飲み物はカルピスで。シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリにも同じやつお願いします」
「分かった。少し待っててくれるかな?」
「はい。後…」
「ん?何だい?」
「向こうにいる恭也さんは何故に俺を睨んでるんでしょうか?」
今日は店員として恭也さんも居た。何かこっちに軽く殺気を放ってるんですが俺、何かしましたか?
「恭也、何をしているんだ?勇紀君はお客様だぞ」
「…いや、何でも無いんだ父さん。済まないな勇紀君(あのシュテルという子がなのはと違うというのは理解しているんだが、あそこまで容姿が似ているからなのはとして意識してしまうな)」
「ああ、いえ。俺は気にしてませんから」
「本当に済まなかった(なのはにも彼氏が出来て頭を撫でられるとあの様な表情をするのだろうか?いかん!いかんぞ!!なのはに彼氏なんてまだ早過ぎる!!)」
頭を下げて謝る恭也さん。しかし何か険しい表情で恭也さんもカウンターの奥に入って行く。ホント何なんだ一体?
首を傾げ『?』マークを浮かべていた俺だがとりあえず自分の席に戻ろうと振り返った瞬間
ギュムッ!
突然抱き着かれた。
「…突然何をするんだ?アリシア」
「ん〜?…勇紀成分を補充〜//」
俺に抱き着きながら答える。
「はう〜…勇紀は抱き心地がいいよね〜//」
「…それは喜んでいいのか?」
「当然だね!むしろこのまま勇紀を連れ帰って私の抱き枕にしたいぐらいだよ//」
「そうか…」
「そうだよー…スリスリ//」
「…頬を擦り合わせるな」
「はむ…//」
「耳たぶを噛むなー!!」
俺の頬に自分の頬を擦り合わせたかと思うと唐突に耳たぶを甘噛みしてくる。そんなアリシアを俺は強引に引き剥がす。
「わっ…とと。いきなり酷いよ勇紀」
「酷いも何もあるか!!こっちはビックリしたわ!!」
「えー…別にいいじゃん。勇紀からしたら役得だよ?」
「俺は得したと思ってねえよ!!」
「むー、勇紀はツンデレだなあ。もっとアリシアさんにデレてくれてもいいじゃん」
…コイツマジで殴ったろか。
「まあいいや。第二ラウーーーン………っっ!!?」
突然こっちに飛び掛かろうとしたアリシアがその動きを止める。というかそれを迎撃するため構えようとした俺の動きも止まる。
とある方向から物凄い殺気が放たれているからだ。しかも一つだけではなく複数の殺気が。
アリシアはブリキみたいに『ギギギ』と擬音が似合う様な動きで首を曲げていく。
その方向にはさっきまで緩んでいた面子+ユーリの姿があった。
皆いつの間にか無表情で瞳から光を消したままこちらを見て立っている。側に居るなのは、アリサ、フェイトはもう涙目でガタガタと震えている。
六人がゆっくりとアリシアに近付く中、俺とアリシアは金縛りに合った様に動けない。
何故こんなに殺気を放ってんの!?超怖いんですけど!!?
「アリシア…貴女は一体何をしてるのですか?」
シュテルがアリシアに聞く。
「えっと…シュテル、それに皆。これには深い((理由|ワケ))があるんだ」
「それはそうであろう。何の理由も無くあの様な事が出来る筈もあるまい」
「それこそ海よりも深い…深あ〜〜〜〜〜〜〜い理由があるんだよね?」
「だからね、アリシア…」
「その理由っちゅうヤツを…」
「教えてくれませんか?」
アリシアの言い訳にディアーチェ、すずか、レヴィ、はやて、ユーリの順に口を開きアリシアを問い詰める。
「ここではお店の経営の邪魔になりますから外でオハナシしましょうか?」
シュテルがアリシアの肩を掴み引っ張っていく。
「ちょ!?シュテル!!?外だと通行人の皆さんに迷惑が…」
「心配いりませんよ。ちゃんと結界の中で聞いてあげますカラ」
「語尾がカタカナに!?やだ勇紀、助けて……っていない!!?」
アリシアが絡まれている間に俺は((拒絶観測|キャットボックス))を使い存在を消しておいた。
「「「「「「じゃあ…逝きましょうか(逝こうか)(逝くか)」」」」」」
「字が違うよね!?なのは!アリサ!フェイト!誰か助け……」
ガチャッ……バタン
六人に連行されたアリシアの言葉を最後まで聞き終える事は無かった。
俺は((拒絶観測|キャットボックス))を解除し、席に戻る。
「ね、ねえ。アリシア無事に済むと思う?」
恐る恐る聞いてくるアリサ。
「…外に出たと同時に結界が張られた。無事かどうかは……アイツ等の加減次第だな」
俺はアイツが無事に生還出来るのを祈る事しか出来ない。生きて帰って来いよアリシア。
「そ、そう…。まあアリシアの事は置いておきましょう。それより…」
アリサは机の上に置いてある俺の答案用紙を手に取り
「アンタの学校、まだこんなとこまでしか授業進んでないの?」
そう言った。答案用紙に書かれている答えから大体の授業範囲を把握したようだ。
「((聖祥|ソッチ))と一緒にすんな。((海小|ウチ))は普通の学校で進学校とかじゃないし。そもそも小学校から英語なんて習わないし、『算数』や『理科』を『数学』『物理』なんて言わねえよ」
前世でも俺が小学生の時は『算数』『理科』だった。中学生になって英語を習い始め『算数』が『数学』になった。『理科』が『物理』になったのだって高校生からだぞ。
アリサの答案用紙の答えを見る。どうみても1年以上先に習う内容の答えだ。聖祥の学力半端ねえ。
「そう。でもアンタ満点取れるなんてことは今の授業は余裕って事?」
「ちゃんと授業聞いてれば難しい内容じゃないからな」
「ふ〜ん…」
それから興味が無くなったのか会話は終了し、アリサは自分が注文したのであろうシュークリームにかぶりつく。
すると横から服の裾が引っ張られる。
いつに間にかフェイトが隣に座っていた。俺がアリサと会話してる内に移動したのか?
「???どうしたんだフェイト?」
「えっと…私も今回頑張ったんだ」
「そうだな。文系が苦手って言ってたのに高得点取ってるし」
「うん。それでね…その…」
体をモジモジさせているフェイト。その目は俺の手を見つめ、それから何かを期待するかの様な目で俺の顔を見る。
「???」
「う〜〜……///」
頬を赤らめ可愛く唸っているが何なんだ?
「ひょっとしてフェイトも撫でてほしいんじゃないの?」
フェイトの心情を察した様子のアリサが横から口を出す。
「そうなのか?」
「ふえっ!?…えっと…その………うん///」(コクリ)
小さく頷くフェイト。俺は考え込む。
さてどうしよう?フェイトとは約束してないから撫でてやる義理は無いし…。それに外に出た六人がこの事知ったら俺もアリシアと同じ運命を辿る事になりそうな気がする。だけど…
チラリ
「……………………」(ウルウル)
メッチャクチャ期待と不安の籠もった瞳で見つめていらっしゃいますよ!?
なのはとアリサは俺の行動に興味津々みたいでこっちをジーっと見ている。
「……はあ〜〜」
俺は溜め息を一つ吐き
「あ………//」
撫でてやる事にした。
まあ、フェイトも頑張ったんだし撫でてやるぐらい構わんだろ。
「これはサービス。シュテル達には内緒だからな」
「う、うん。内緒にしておくね(何か凄く気持ち良い。シュテル達があんな表情になるのも分かるなあ)//////」
撫でられて嬉しそうな表情になるフェイト。
「(フェイトちゃん。お顔が真っ赤っ赤なの)」
「(やっぱりさっきのアリシアとフェイトの態度が以前と違うわね。二人共、勇紀に惚れたのかしら?だとしたらあの六人もこれから更に大変ね)」
なのはとアリサの視線がこちらに刺さる中、俺は士郎さんが注文していた品を持ってくるまでフェイトの頭を撫で続けていた………。
余談
これは勇紀の友達と自称オリ主君達のテストの結果だったりする。
勇紀の友達
国語 算数 理科 社会 合計
杉村 謙介 95点 100点 100点 98点 393点
国語 算数 理科 社会 合計
堀田 直博 51点 44点 48点 52点 195点
国語 算数 理科 社会 合計
伊東 誠吾 100点 100点 100点 100点 400点
国語 算数 理科 社会 合計
大槻 亮太 100点 100点 100点 100点 400点
自称・オリ主君達
国語 数学 物理 社会 英語 合計
西条 貴志 11点 14点 13点 20点 3点 61点
国語 数学 物理 社会 英語 合計
吉満 英伸 9点 22点 13点 14点 3点 61点
説明 | ||
神様の手違いで死んでしまい、リリカルなのはの世界に転生した主人公。原作介入をする気は無く、平穏な毎日を過ごしていたがある日、家の前で倒れているマテリアル&ユーリを発見する。彼女達を助けた主人公は家族として四人を迎え入れ一緒に過ごすようになった。それから一年以上が過ぎ小学五年生になった主人公。マテリアル&ユーリも学校に通い始め「これからも家族全員で平和に過ごせますように」と願っていた矢先に原作キャラ達と関わり始め、主人公も望まないのに原作に関わっていく…。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
42112 | 37196 | 29 |
コメント | ||
自称オリ主がひどい!女の尻追いかけるより教科書の中身を追求したほうがいいと思うぞえ!!!(海平?) ひ、ひっでぇぇぇぇぇ!!?俺でも最低50はとれてたぞ!?しかも一桁もあるし……そんな自称オリ主(笑)に一言「おい、勉強しろよ」(アインハルト) いくら聖祥が進学校と言えど、小学校の問題でこの点数は馬鹿すぎるwwww(孝(たか)) というか、小学校の英語ならレベルが高くても疑問文しか出ないんじゃ。(FDP) はやて『何でうちだけ一つも100点が無いんやー!!!』(頭翅(トーマ)) 自称オリ主君たちは同じ点数を取ることがある意味奇跡(笑)。(tenryu) 唯でさえ転生前から勉強をしてないのに進学校に介入するためだけに行くと自称オリ主(仮)(笑)組みたいになるんだろうね(頭翅(トーマ)) でも、銀髪コンビが何歳で転生したかわからないけれど、転生前が小学生とか中学生で転生後にロクに勉強もしなければこんなものなのかも。(chocolate) 勇紀や亮太は聖祥でも満点取れそう。銀髪コンビはいかに聖祥とはいえ小学校でこの成績は……。転生前からこうだったのか、転生してから悪くなったのか、馬鹿魔力の所為で脳がやられたのか……。(chocolate) 銀髪達はよくサーチャーでカンニングしなかったな(妖精の尻尾) なんだこのオリ主(笑)の点数 というかよくこんな点数とれたな(Hydrogen) 仮に銀髪達が勉強しても頭のなかはハーレムのことでいっぱいだからダメだと思う(妖精の尻尾) 流石オリ主(笑)www格が違うwww(博) ↓きっとニート生活でも送ってたんでしょうね。(最高総司令官) 自称オリ主ども英語できないとミッドで暮らせないんじゃないか(saiga) これはひどいwww オリ主(笑)’s、転生前は何やってたんだ。(青髭U世) ノートとって教科書読めば合計点三桁は絶対行くと思う(俺がそうだし)(頭翅(トーマ)) 自称オリ主マジパネェッッスwww(ゼロっち) オリ主悪!ぶっちゃけ俺でも英語一桁無いぞ!?(kaito) |
||
タグ | ||
魔法少女リリカルなのは 多重クロス ハーレム 原作ブレイク オリ主 転生者 恋愛 | ||
カルピスウォーターさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |