北郷一刀異聞録“天命伝”2 |
一刀視点。
夢を見ていた気がする・・・・・。
ごくありふれた日常の風景で、ビックリするほど平和で幸せな一日の。
【あったかもしれない夢を】
三国が統一されて今まで敵だった人達が一つになって。
大事な会議の時は華琳を筆頭に劉備さんの蜀の人達と孫策さんの呉の人達と皆で話し合って、それが終わったら孫策さんが酒を飲もうって言いだして、そんな孫策さんに周瑜さんが怒って、他の人達はまた始まったと溜息混じりに眺めていてそしてそれを俺は華琳と“一緒”に微笑みながら眺めていたんだ・・・・・・。
蜀と呉の人達が魏に来た時、俺たちは盛大に歓迎してそれまで殺し合いをしていたのが嘘なくらい皆で騒いで、出会った瞬間に春蘭が関羽さんに勝負を挑んで関羽さんも快くそれを受け入れて、二人が試合してるのを魏、呉、蜀のみんなで見ててさ。
隣では沙和が馬岱ちゃんや呂蒙ちゃんに“可愛い洋服”についてあれこれと語っていて、その向こうでは桂花が華琳をどれだけ愛しているかとかすごいとかを演説しだして、それに負けじと魏延さんが劉備さんのことについて語ちゃったりして。
霞が酒を飲んでいたら趙雲さんが参加してきてそれを見つけた孫策さんと三人で飲み会が始まちゃったんだよ。
周瑜さんと風と諸葛亮ちゃんと鳳統ちゃんは試合を見ながら今後の体制について話し合っていて、孫尚香ちゃんが“魅力的な女”になる秘訣を黄忠さんや厳顔さんから聞いてそれを聞いていた稟が鼻血を出して倒れて馬超さんが顔を赤くして。
お酒を飲まされた劉備さんがすっげぇ俺に抱きついてきてその隣で華琳は額に青筋を浮かべながら絶を振り下ろしてきて俺は理不尽だと言いながら何度も華琳に頭を下げてさ。
そんなことをしていたらいつの間にか試合が終わっていて春蘭は華琳の元に駆け寄ってき秋蘭はそれを後ろで眺めていて俺は華琳の“隣”で【お疲れ様】って春蘭に声をかけたんだ。
他にもすごい夢を見たんだぜ?
なんとあの黄蓋さんが生きてたんだよ。なぁやっぱりビックリするだろ?
話を聞いたらさ黄蓋さんは赤壁の後、偶然通りかかった名医の華佗に助けてもらったらしくかったんだよ。秋蘭は胸を一突きにしたのを見たって言ってたんだけどさあの大きな胸のおかげで難を逃れたんだって。俺はその後黄蓋さんにあってさ【生きていてくれてありがとうございました。】って言いながら頭を下げたんだ。事実上彼女を殺したのは俺だと思ってたから彼女には俺に仕返しする義務があったと今でも思ってる。
でもさそのことを言ったら黄蓋さん俺の頭に拳骨入れてさなんて言ったと思う?【男がヘコヘコ頭を下げる出ない!!】って言ったんだ。
それから俺を恨んでないことやこれからの三国に力を尽くそうって言ってくれて、俺、人目も構わず泣いちゃったよ。
さっき言われたこともあるのに俺はありがとうございます、って言いながら泣き明かしたよ。
今考えたらすげー恥ずかしいことなんだよな。
まぁ俺が見た夢の話はこのくらいにしとくよ、他にもいっぱいあったんだすばらしい事が。それはくだらなくて、どうしようもなくて、いつもと変わらない一日なんだけど、俺が求めた確かな幸せだったんだ。
でもさ・・・・・
どんなに願ったって俺が見ているこの幸せ<リアル>はあったかも知れない。
【夢】に過ぎないんだよ・・・・・・・。
じゃあ。
なんで俺がこんな夢の話をしているかというと。
今、現在進行形で夢を見ているからなんだ。
だって・・・・・・・・そうだろ・・・っ?
「いつまでそこにいるつもり?速くこっちに着なさいよ」
今俺の目の前にはさ
「あれ?気づいてたの?」
背中を向けて座ってる
「当たり前でしょう。貴方が後ろにいるかいないかくらい簡単にわかるわよ。この私を誰だと思ってるの?」
「大陸一の覇王様・・・かな?」
「そうよ♪それでいいのよ・・・・・・久し振りね“一刀”」
一刀「あぁ久し振りだね・・・“華琳”」
俺がこの世で最も愛した華琳<夢>が目の前にいるんだから・・・・・・・・・。
だから俺は言うんだ。
「華琳これって・・・・・」
言いたくないのに聞きたくないのに、聞いてしまう・・・。
「“夢”なのかな」
「そうね・・・たぶん夢ね・・」
華琳の口から直接・・・。
「そっかぁ・・じゃあ俺にとっては最高で最悪の夢だな」
「何よそれ!?私に会えたのだから最高どころか褒美級の夢でしょう?」
「そうだな・・・夢でも華琳に会えたのは俺にとっては褒美だな」
だからこそなんだ・・・・・・・だからこそ・・・・・・・俺は・・・・・・・
これが夢なんだって思わされるから・・・現実じゃないって思い知らされるから・・・・・・・・・・・
この夢からさめたくないって思わされるこの“夢”が最悪なんだ。
「全く・・・そんなのどうでもいい事じゃない・・」
「え?」
「これが夢であって現実じゃなくとも・・・貴方はまた・・・・・私に会いに来てくれたのだから・・・・っ!!」
「!!華琳!!」
「!!一刀!!」
「「ただいま<おかえりなさい>」」
気がつくと俺は華琳を抱き寄せていた。
そうだ・・・・夢か現実かなんて関係ない・・・・・・・
俺はまたこうして・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・【君に会えたのだから】・・・・・・・・
幸せな夢を見た。
これは本当に幸せな夢で最悪の現実だった。
でもこの先、夢からさめ、君がいなくなっていたとしても。
今、俺は君の側にいる・・・・・・・。
だからやっぱりこれは・・・・・俺の中で・・・・・・・・・・・
【最高に幸せな夢だ】
二人は木陰に座り込み唯それぞれ、お互いの体温を確かめ合っていた。
ここは前に一刀が来た事がある場所。あの日はちょうど満月だった。闇を照らす月の光。
それは幻想的な空間を作り出す。
そうこの場所はちょうど・・・・・・・・・・
一刀が消えたあの小川がある場所。
あの日、一刀はまるで幻だったように、日の光で見える陽炎のように静かにこの世から消えた。
二人は今そんな因縁の場所にいる。
一方にとっては大切なものを置き去りにしてしまった場所。
一方にいとっては大切なものを失った場所。
「ここに来るのも久し振りだな」
「そうね・・・確かあの日は満月だったかしら」
「あぁ」
「今とは正反対ね」
「そうだな・・・あの日と違って今度は太陽がまぶしいよ」
そしてまあた二人は黙りお互いの肩を寄せ合った。華琳は一刀の肩の上に頭を乗せ、華琳より背の高い一刀は体制的に華琳の頭に自分の頭をかぶせるようになった。
そしてまた長い沈黙が続いた。
先にそれを破ったのは一刀だった。
「なぁ・・・華琳・・・俺、君に言いたい事があるんだ。」
「それは奇遇ね。私も貴方に言いたい事があるの」
「じゃあ俺から言わせてくれ」
「あら、以外ねてっきり私からって思っていたのだけれど」
「悪いけど今回のは俺からじゃなきゃ駄目なんだ」
そういうと一刀は立ち上がりまっすぐ華琳を見た。
「ごめん」
「・・・・・・・それは私を置いて消えていった事に対しての謝罪かしら?それとも私の側を無断で離れるという反逆行為をしたことについの謝罪なのかしら?」
「全部だ・・・」
「・・・・・・・・・」
「華琳の元からいなくなったことも、華琳を悲しませた事も、側にいるって約束を破った事も、・・・・・・・数えられない全ての罪に大してだ」
「そう・・・・」
「償いがしたい。だから俺に罰を与えてくれ。俺はそれがどんな罰も全て受け入れる」
「ならば目を瞑りなさい」
一刀は華琳の言う通りに目を瞑る。目を瞑っていても華琳の気配がわかる。一歩一歩こちらに近づいてくる。そして冷たく鋭い刃が一刀の首の頚動脈を捕らえた。
「・・・・って、華琳さんんんん!!」
「あら誰が目を開けてもいいといったのかしら♪?」
「い、いやそうですけど!!その絶は一体どこから持ってこられたのでせうか?」
「此処においてあったの♪」
「あ、そうなんですか・・・っていやいやいやいや!!さっきまでそこ何もなかったよね?絶のぜの字もなかったよねぇ!!」
更に慌てふためく一刀。まぁいきなり超まぶしい笑みで死神鎌を手にした覇王様がその死神鎌を自分の首に当てていたら誰でもパニくるであろう。
「さっき貴方は言ったわよね?どんな罰でも受け入れるって」
「確かに言いましたが・・・すんません・・本当すんません・・ちょっと格好つけました。命だけはどうかご勘弁を!!」
一刀は綺麗に素早くOTZの形に直り頭をたれた。
「いいから目を瞑りなさい!忘れたの?私は天下を統一した覇王よ!その私を裏切った罰はどれほどの物かわかるでしょう!!」
さっきまでの雰囲気はがらりと変わりそこにいたのは紛れもない覇王の姿だった。
「・・・・私は欲しいものは力ずくで手に入れてきた。どんなものでも力でねじ伏せ自分のものにしてきた!天下だってそうよ。私は手に入れた。でも唯一私は手に入れられなかった・・・・っ・・・いつもそこにいて、私の隣にたって、私を一人の女として見て、私を支えてくれた存在を・・・・っ・・最後まで私の側にいてくれなかった!!」
「・・・・・・・・っ!!」
「貴方に私の気持ちがわかる?皆に貴方が消えた事を伝える私の気持ちが!!覇王として皆納得させる気持ちが!!貴方を・・っ・・・貴方を失った私の悲しみが!!」
「・・・すまない・・華琳」
華琳からは未だ覇王の覇気が絶えない。しかし彼女からは寂しがり屋の一人の女の子の態度もあふれ出ていた。
今彼女は覇王として、一人の女として、曹操として、華琳として一刀に告げているのだ。
「・・・目を閉じなさい一刀・・・」
「・・・・あぁ」
一刀はそっと目を閉じた。
「・・華琳・・・一つだけ訂正させてほしいことがあるんだけどいいかな・・・」
「・・いいわ・・言いなさい・・」
そして一刀は膝まずき華琳をまっすぐ見つめた。
「あの時俺は・・・【愛していたよ】って言ったよな・・・それを訂正する・・」
「・・・!!」
「俺はこれまでも・・・そして・・これからも華琳を・・・・・・
・・・【愛しています】・・・・・」
彼は満面の笑みで彼女に継げた。
それは今まで華琳達が見てきた、どんなときでも癒さる、太陽のような彼の微笑み。
もう二度と見る事がないと思っていた。愛する人の笑顔だった。
一刀は告げ終わるともう一度目を瞑リ直した。
首筋に当たる絶が一刀の首筋を捕らえそして、狙いを定めて大きく振り上げられた。
そして・・・・・・・
カラン!!
チュ!!
感じてきたのは鋭い刃物が首をかききる感触ではなく、唇に当たる柔らかな感触。
「・・んん・・・んう・・・・」
「んん!!・・・・・ぷは・・・・か、華琳・・!?」
ガバ!!
言葉を発しようとしたが、一刀は華琳から抱きつかれようにしてさえぎられた。
「・・・これが答えよ////」
「で、でもこれじゃあ!!」
「何も言わずに受け取りなさい!それとも本当に首を刎ねられたいの?」
「いえ、滅相もございます。」
「もう・・馬鹿////・・(そんな事・・する筈がないでしょう!!/////)」
どこまでも素直になれない寂しがり屋な覇王様である。
「次は私の番よね?」
そういって華琳はじっと一刀を見つめた。
そして
「一刀・・私は・・曹孟徳は・・華琳は・・貴方の事を
【愛しています】」
チュ!!
そして二度目のキス。
「言っておくけど勘違いしないでよ///。これで貴方を許したわけじゃないんだからね/////!!とりあえず私の気が住むまで私を抱きしめなさい」
「はぁ〜了解・・」
ギュウ!!
「も、もっと強く////」
「・・仰せのままに」
彼等はしばらくそのまま抱きしめあっていた。
どれだけの時間が過ぎたであろう・・・その間二人はいつもの感じに戻り、華琳は自分達の暮らしをそして一刀は事の成り行きを全ての真実を包み隠さず話した。
「俄かに信じられないわね」
「だろうな・・・俺も最初は驚いたよ・・・」
「でも私は信じるわ・・・」
「自分で言っててあれだけどそうとうぶっ飛んだ話なんだぞ?」
「馬鹿にしないでよ、私がどれだけ貴方のことを見てきたと思ってるの?貴方が嘘をついていないことくらい目を見ればわかるわよ//////」
「ははは・・・やっぱり華琳には適わないよ・・信じてくれてありがとな華琳!!」
「(////っ/////////!?!?)」
「ん?どうした?」
「な///なんでもないわよ////(馬鹿////今のは反則よ!!)」
「そうか?ならいいんだけど」
どうやら鈍感なのは変わらないようだ。
と不意に華琳は一刀の腕が光り始めてるのを見た。
「一刀!!」
「ん?」
「貴方・・・体が・・・」
「・・・・・どうやら楽しい夢ももう終わりみたいだな・・・」
「・・・・・・・・」
よっと、と一刀は跳ねお起きして華琳に向き直った。
「さようならだな・・華琳・・・・」
「・・・・・・した・・・からね・・・」
「ん・」
「私はまだ貴方を完全に許したわけじゃないんだかれね!!」
「えぇぇ!!」
「さっき言ったでしょ!これで許したわけじゃないって!!」
「えぇでも流れからしてそういう雰囲気だったじゃんか!」
「あんなもので許されるはずがないでしょ!!・・・本当に罪を償う気なら・・・私のところに帰ってきて償いなさい。こんな夢で終わらせるのではなく、ちゃんと私の前に立ってその罪を償いなさい。」
「・・・・・・あぁ!!約束だ!!必ず華琳のもとへ帰る!!そして現実で華琳に償いをする!!」
「・・・・速く帰ってきなさいよ・・・・っ・・私こう見えても気が・・・短いんだからね・・っ」
「あぁ」
そして一刀の体は次第に光に包まれていった。
「華琳!!今度は・・・・・・・・・・・・・・
【・・・・・・・俺が必ず守る!!・・・】」
ヒュウン!!
華琳は最後その言葉を聞き意識を失った。
「琳様・・・・・華琳様!」
「ん・・・・」
「華琳様・・お目覚めください」
「秋蘭?すまないわね起こしに来てくれて」
「いえ。いくらお呼びしても部屋から出てこられなかったので、及ばずながら起こさせていただきました。」
「そう・・ありがとね秋蘭」
「いえ、・・あの華琳様?」
「何かしら?」
「何か良い事でもございましたか?すっきりしたといいますか、とても清清しいお顔なので」
「・・・・そうね・とてもいい“夢”をみたわ!!」
「夢・・ですか?」
「えぇ、最高に幸せな夢を」
「???」
「さ、それでは玉座に皆を集めてくれるかしら?私も準備が出来しだい行くから」
「はい。ではお待ちしています。」
そういって秋蘭は華琳の部屋から出て行った。
華琳は箪笥を開き服を取り出す。
そして不意に窓の景色を眺めた。
窓からは雲一つない青空が広がっていた。それを見て華琳は胸を高ぶらせた。
そして
「待ってるわよ・・・一刀!!」
空に向かってその一言を呟いた。
蒼空はどこまでも、果てしない向こうに存在する世界までもつないでいるように青く広がっていた。
「うあぁ・・・」
一刀は勢い良く息を吸い上げ飛び起きた。
『お帰り。どうだった夢の旅は?』
「!!」
一刀は声の主に反応して咄嗟に飛びのき構えを取った。
『そう睨むな。別に何もしちゃいない。というより俺は何も出来なかったんだがな』
「何を・・・」
『体の痛み消えてるだろ?』
「え?」
そう言われてみれば痛い箇所がない。それどころかあれだけボロボロだったのに服も元通りになっている。
「あんたが・・・直してくれたのか?」
『さっきも言っただろ。俺は何もしちゃいない。お前は自分でその傷を治したんだ。夢の旅に行っている間にな』
「俺が直した?」
そして一刀は気絶する前自分が何をしたのか思い出した。
今まで軽くあしらわれていたラファエルに一撃をかましたことを。
「あの時・・・そういえば・・妙に力がわいてきた・・・」
『君は自分の力を解放させたんだ。最もまだ無意識だから完全には操れていないがね』
「力を・・解放?」
『そうだ・・本来君が持っている力・・・普通の人間は決して持っていない“聖なる力”君の傷もそれで君が直したんだ』
「俺に・・・そんな力が・・・・」
『はじめから君が持っていた力・・ただ君が解放していなかっただけ・・・』
一刀はそういうと自身の拳を握っては開きを繰り返す。
無意識だったが感触は覚えている。
体中から漲ってくる得体の知れない何かを・・・・。
『さて・・・それでは行くとするか・・・』
「行く?・・・ってどこに・・・」
『君には今から俺と一緒にある旅に出てもらう・・・そこで君の持つ力をコントロールできるようにする』
「待ってくれ!!華琳たちの世界が狙われてるんだろ・・・・だったら速く助けに行かないと!!」
『今の君が行ったところではどうにもならんよ・・・それに君敵がどういう存在か知っているのか?』
「それは・・・・・ん?待てよ・・・あんたは敵なのか・・・ラファエル?」
『はぁ〜〜〜〜〜〜〜・・・敵がわざわざこんなにも情報を与えてくれると思うか?・・・・』
ラファエルはやれやれと溜息を吐く・・今更だが、ラファエルの口調も変わっている・・・今までは私と言っていかにも自分の方が上なのだから敬意を払えと言わんばかりの・・言ってみれば憎まれ体質の口調だったのに対し・・今は、なんと言うか・・・・
『まったく・・・・・俺のことを最初から話してやるよ・・・俺はある“お方”からの命令でお前の力を開放させる育成係兼、サポートを言いつけられている』
「じゃあ・・・今までの行動や言動は・・・・・」
『本当に疲れたよ・・・大体俺のキャラじゃなさすぎなんだよ・・君は君で感情に任せて馬鹿見たいに突っ込んでくるし!』
言われて一刀は恥ずかしさのあまり・・・顔を赤くした。
思えば彼の言動は全て自分に有利になるものばかり、力を解放させるのも自分をわざと怒らせて手助けをしてしていてくれていたのだと・・・・・
「あの・・今更なんだけど・・・いろいろありがとう・・」
『なんだ・・改まって・・気味が悪いから今までどおりに接してくれないか?』
「気味が悪いって・・・まぁいいや改めて自己紹介するよ。俺の名前は一刀。北郷一刀だ。これからいろいろ世話になるよ」
『・・・神仕える大天使の一人・・ラファエルだ。よろしく一刀君』
二人は握手を交わした。
『さて大体のことがわかってもまだ一刀君には疑問が残っている事だろう・・・それは移動しながら進めるとして彼女たちの世界について話そう。心配するなしばらくは直接の干渉は行われない。そうだな・・・大体二年〜三年は大丈夫だ。その間に君にはさっきも言ったように力をコントロールできるようにしてもらう。他にも悪魔や天使、神々との戦い方も学んでもらう』
「そっか、華琳たちは・・あの世界は大丈夫なんだな」
『あぁ・・まぁ少しでも速く会いたいのなら・・力をつけることだな』
「わかった・・よろしくお願いします」
『・・・・・・・・・・さ、行こうか』
「ちょっと待て!なんださっきの間は!!」
『いやぁ・・今ちょっと話しかけないでくれるかな?』
「いきなりキャラ変わりすぎだろ!!」
こうして一刀と大天使?の奇妙な旅が始まった。
「(華琳・・・・約束は絶対に果たすよ・・だから、待っていてくれ)」
ラファ『何してるんだ、速く行くぞ』
「わかってるって」
説明 | ||
頑張って書きました。 今回はあまり進みません。 |
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コメント | ||
続き待ってます!(ポンチキ) たまたま見つけました。スーパーナチュナルにはまってるので、楽しく読めました。ぜひつつきがみたいです。(kasuta) fiftyfifty 様感想ありがとうございます。ブリーチの連載は目星が立ちましたらおって掲載します。(フルーツポンチ侍G) 東文若 様コメントありがとうございます。自分では出したいと思っているのですが、最初に書きました通りこの小説を本腰入れて連載できるか今自分の中で思考中です。ヨッテ短編と言う形でこのまま終わってしまうかもしれませんが、なにとぞご了承ください。(フルーツポンチ侍G) BLEACHの方もたのしみです(fiftyfifty) 漢√の面々は、出るのですか?(東文若) ZERO(ゼロ) 様感想どうもです。今自分が考えてるストーリーでは中国を代表する神や龍達を出そうと思っているのですが・・・・・不快に思ったのならバックでよろしくお願いします。(フルーツポンチ侍G) グリセルブランド 様 のろける華琳様は見てみたいですねぇwwww(フルーツポンチ侍G) 本郷 刃 様感想ありがとうございます。まさにその通りですねwwww(フルーツポンチ侍G) ↓訂正、三皇五帝でした。 ちなみに三皇の“皇”とは神の事、五帝の“帝”とは聖人としての性格を持つ者の事。 後の中国史ではこの二つを省略し、大陸を統べる王のことを“皇帝”と呼びました。(ZERO(ゼロ)) やはり改めて読んで見て作品に実に歪といって良いほどの違和感を感じます、別に大天使じゃなくて中国の神に匹敵する三帝五皇でも良いのでは?(注:三帝五皇・・・伏儀・女?・神農・黄帝・祝融)(ZERO(ゼロ)) 華琳 「愛していますですって〜んもぉ〜(おのろけ)」 秋蘭 「はぁ・・・?(困惑)」(グリセルブランド) 奇妙な旅というより修行という地獄の旅では?www(本郷 刃) |
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