真・恋姫†無双 〜鬼が支えし者〜 |
‥‥さて、此処は街の中央広場
集まった義勇兵100人、街の守備兵200人、合計300人だ。
対する山賊は、500人、中規模の山賊だ。
荀コン「さて、桂花、今回の守備はどうすればいいか分かるかしら。」
桂花「ハッ!我等には、援軍はありませんので、門の外での迎撃が好ましいです。さらに伏兵を配置して挟撃がよいかと。」
荀コン「良いところね、今回は、「宜しいですか、」あら、和弘君、どうしたの?」
突如、和弘が喋りだした。
和弘「私の考えを述べても宜しいですか、「いいわよ」2つほど付け加えたいのですが、まずは門の出入口に2つの柵を置いて入口を狭
くします、門の外は広く街の方は狭くします、その柵の内側は槍兵を配備、そして‥私を門の外に一人置いて下さい。伏兵が到着するま
ででいいのです。」
和弘の意見を聞き荀コンは理由を聞きだした。
荀コン「門の柵はかなり有効なので良いでしょう、でも何故貴を門の外に一人配備するのですか。」
桂花「そうよ!なんで貴方が出るのよ!」
二人の言葉に少し困った顔をし答えた。
和弘「‥今回は、この野太刀を使います、この野太刀は一対多の武器なんです、下手をしたら味方を巻き込んでしまいます、そして‥出
来れば伏兵の指示を桂‥荀イクにして貰いたのです。」
荀コン「‥‥‥分かりました、しかし危険になれば引いてもらいます、伏兵の指示は桂花にする積もりでしたので問題ありません、いい
わね、桂花ちゃん、」
桂花「御意、伏兵の任、承りました。」
そして各々、自分の配備に急いだ、伏兵の桂花は全ての騎兵50をつれて門を出ようとした所に和弘が柵の準備をしていた。
桂花「ヒロ、本当に大丈夫なの。」
和弘「ありがとう桂花、街の中には絶対に山賊を通さないから、」
と言うと和弘から殺気が漏れていた、その殺気に騎兵は肩を震わし、桂花はゴクリと息を飲んだ。
桂花「そ、そう、なら任したわよ!全軍行くわよ!」
和弘「ああ、桂花も気をつけて!」
と桂花は、伏兵の為街を出て行った‥‥
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山賊頭「へへ、野郎共!あの街はかなり溜め込んでいるぞ!そして、かなり良い女が居るらしい!行くぞ !!」
山賊「「「「オオオーーーー!!!!」」」」
街から山賊の砂塵が見えた時、荀コンが叫んだ!
荀コン「皆さん聞きなさい!!これより山賊の迎撃戦を致します!これを迎撃しなければ我等に明日はありません!だから‥我等の為!
家族の為!明日を生きる為に!力を貸して下さい!!」
全兵「「「「「オオーーー!!」」」」」
和弘(なかなか良い激だな‥なら俺も力を出そうかな、)
と一人門の外で呟いた瞬間、突撃して来る山賊達に殺気と覇気を浴びせ始めた!
それを防壁の上から見ていた荀コンは、
荀コン(アラアラ、なかなか面白い事をするわね♪後は戦闘技術ね♪)
と一人呟いたら、山賊が弓の射程距離内に入った。
荀コン「弓隊構え!‥‥‥‥放て!!」
ヒュン.ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュンと一斉に弓が放たれた!
そして、突撃してきた数十人に刺さった、さらに第二射、第三射と続けて放たれた!
それは、山賊の出鼻を挫くには持って来いだった、それを見て弓隊の射撃を止めた荀コンは、防壁の上から門にいる槍兵に指示を叫ん
だ、
荀コン「槍兵!もし柵に近寄る賊が来たら串刺しにしなさい!」
荀コンが槍兵に指示を出してる時、門の外では戦闘が開始されていた。
まずは、凪ぎ払いの一閃それだけで賊は軽く十数人は叩き斬られていた、そのまま斜め上に切り上げその反動を利用して上にジャンプし
野太刀で叩き斬る!
それを馬上で見ていた山賊の頭は、直ぐ様和弘を囲んで槍で串刺しにする指示を出した。頭は直ぐに分かったのだ、和弘を倒さなければ
絶対に街には入れない事が。
和弘「お、なかなか馬鹿ではないな、だがまだまだだな‥‥速歩!」
和弘は消えた瞬間山賊の一角がどんどん斬り殺されていた、そして和弘を囲もうとしていた槍を持った山賊100人近くが斬り殺された時、
和弘がまた表れたのだ、そしてまた山賊の動きを止まった瞬間!!後方に悲鳴が上がった!
そう、桂花の伏兵が突撃したのだった、それを防壁の上で確認した荀コンは門内にいる槍兵に指示を出した。
荀コン「今が好機!!槍兵、突撃しなさい!防壁にいる弓隊は剣を持ち槍兵に続きなさい!山賊を殲滅しなさい!」
荀コンが指示を出した瞬間、槍兵は突撃した、そして弓隊は剣兵になり山賊の殲滅に向かった。
少し時間を遡り‥‥
桂花は街の近くにある林に騎馬隊を隠したのだ。
騎馬兵「荀イク様、街の門付近で戦闘が開始されたようです。」
桂花「分かったわ、アンタは位置に着きなさい。」
騎馬兵「ハッ!しかし、大丈夫なのでしょうか、あの者を信じても、」
桂花「アイツならやるわ‥‥」
と言い、騎兵を下がらせ、賊の動きの報告をまった。そして暫くすると、一回目の報告が来た、
騎馬兵「賊に動きあり!何かを囲むように移動します!」
桂花「分かったわ、(多分、ヒロを囲むように移動したんでしょう、もう一度動きがあるわね。)」
桂花には核心があった、あの日ヒロに助けられた時、賊を殲滅した、それも僅かな時間で、だから核心が持てたのだ、賊相手に失敗はし
ない、ヒロなら大丈夫と、
などと考えていると、二度目の報告が来た、
騎馬兵「賊の動きが止まりました!」
桂花「今が好機!直ぐに突撃をしなさい!」
と直ぐに騎兵に指示を出し突撃させた!
時は戻り‥‥
暫くすると、荀コンが和弘の側に来た、
荀コン「和弘君、「荀コン様!」君は桂花の側に行って下さい。「え!」只、この戦が終わるまで護衛をして欲しいのよ、戦はなにがあ
るか分からないわ、だから、お願い、」
と頭を下げてお願いしてきた、それに対して和弘は、
和弘「分かりました、直ぐに行きます!」
と行こうとした和弘を一度呼び止めた、
荀コン「この馬を使って下さい。」
と渡された馬、それは、真っ黒な馬体、そして首上部分から額にかけて白い炎を想わせる白い模様、その馬を見た瞬間、何故か懐かしい
感じがした、和弘は何時の間にか馬を撫でていた、馬も満更ではないようだった、
荀コン「この馬は涼洲から来た馬商人から買ったのだけど、商人いわく今まで誰もこの馬にのれなかったらしいのよ、なんとか私は触る
までは出来るのだけど、乗る事は出来なかったわ、でもさっきの貴方の戦闘をを見たらこの馬が貴方の助けになると感じたわ、」
と荀コンが言うと和弘は馬の耳付近で何か呟いた、そしたら馬が「乗れ」と言わんばかりに前足を曲げて和弘が乗るのを待つ、それに答
えるように和弘も馬に乗る。それを見て荀コンが、
荀コン「さぁー!和弘君、行って下さい!」
そう言うと和弘と馬は戦場に消えていった。それを見た荀コンは只、「速い」と呟いた。
桂花は少し困っていた、
桂花「(あそこに賊の大将がいるのに、後一歩なのに!後、後一手があれば!)「桂花!!」え!」
桂花は呼ばれた方向を向くと其処には馬に乗った和弘がいた!和弘を見た瞬間、
桂花「ヒロ!!あそこに敵大将がいるわ!撃ち取りなさい!!」
と桂花の言葉を聞いた和弘は合流する間もなく賊大将に向かって突撃きした、
和弘「そこに居る大将!貴様の首!この俺が頂く!!」
と和弘の叫びが山賊大将の耳に届く。
山賊頭「ヒィ!!お、お前ら!!俺をまも『グシュ!‥‥』なっ!『ザシュン‥』・・・・」
と最初に変な音がして叫んだ次の瞬間、山賊大将の首が飛んでいた。
周りにいた山賊達は何があったのかわからない、そう、それは‥‥‥
和弘が山賊頭に向けて突撃したとき馬に向かって叫んだ!「翔べ!!」と。その叫びに反応し馬は後足に力をいれて高く前方に翔んだの
だ!それと同時に和弘は野太刀を賊大将に投げつけた、それが賊大将の腹に刺さった、それに気付いた賊大将は叫んだ瞬間!もう一本の
刀『村正』で首を斬った!
その姿を見た桂花は一言「綺麗」と呟いた。
和弘「山賊大将!!島津和弘が!討ち取ったり!!」
その瞬間、
味方全兵「「「「ウ、ウォー!!!!」」」」
と勝鬨が上がった!それと同時に山賊は「大将がやられた!」「化け物だ!」など、和弘の陣羽織の後ろの一文字『鬼』を見た賊から
は、「鬼が出た!」など、騒ぎながら逃げ出した。
そして荀コンは直ぐ様全兵に山賊の殲滅を指示を出した。
その一刻後、山賊は全滅した‥‥‥‥‥‥
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こんばんは♪ 今日も駄文です! お付き合い下さい。 途中までの作品でお勧め作品は、ヤッパリ 愉快な殺し屋です! |
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