転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「行け!!ぶっ殺せ!」

 

「オラァ!舐めてんじゃねぇぞ!!」

 

「意気がってられんのも今の内だ!!」

 

手に金属バットや角材、木刀を持った数十人の学生が工場跡地で激しく喧嘩をしている…今更、こんな昔の……夢を見るなんてな

 

「おい!居たぞ沢原だ!」

 

「アイツを殺れば勝ったも当然だ!」

 

「行くぞ!!」

 

バキッ!

 

「ぐぇ!」

 

ゴキッ!

 

「がぁぁぁ!う、腕が!腕」グシャ!「……」

ピクピク……

 

「……チッ」

 

「うひょ〜〜!相変わらず沢原先輩恐ぇ〜」

 

「バカ、止めろ……今相当イラついてるぞ」

 

「沢原!トップどうしの勝負で決着を着けてやる!」

 

「……」

 

「シカトしてんじゃねぇぞ!!!」

 

ブゥン

ガシッ!!

 

「?!」

 

「相手が弱すぎたら沢原は……」

 

「決着なんか着かねぇぞ……お前等全員を始末するまでな…」

 

「二度と立ち直れない位痛め付けるっつう癖有るからな」

 

ゴキッ!バキッ!バキッ!グシャ!

 

「あ……はへ、ふぁって、くへ」

 

「……」

 

ドゴォォォォン!!

 

結局、生まれ変わってからも更生しようとしたが無駄だな…俺は何一つ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

変わっていない

 

 

 

 

 

ピピピピピ♪

 

「……朝か」

 

目覚まし時計が鳴り俺は目を覚ます。

 

「はぁ……朝飯作るか」

 

俺は時計を止めて、制服に着替えて台所に行き朝飯を作る。

 

「龍」

 

「よぉベスター、起きたか」

 

「険しい表情だが、どうした?」

 

「昔の夢を見ただけだ……転生前のな」

 

「そうか…そう言えば転生前のお前はどういう人間だったんだ?」

 

「日本一の不良高校って言われてた所の頭……」

 

朝飯を作ってるとベスターが来て、俺の顔を見て質問してくるので答える。

 

「それは…予想外だな、勉学も出来るから頭の良い学校に行ってたと思ったのだがな」

 

「勉強は確かにそうだ、周りからは優秀って言われてたが喧嘩ばっかやってたからな……小学校の頃初めて人を殴って殴られた時、何をやっても充実出来なかった俺は初めて充実した気持ちに成った…それからずっと喧嘩喧嘩の毎日だった」

 

俺はベスターに昔の自分に付いて話す。

 

「喧嘩だけなら可愛いものだろ?殺した訳では無いんだ」

 

「違う……殺そうと思えば簡単に殺せた……けど昔の俺は、それじゃあ詰まらないって思ったんだ」

 

「詰まらない?」

 

「痛め付けた相手と次に会った時…相手が足を震わせて逃げ出すか、復讐の為に向かって来るか……前者なら放置、後者なら…………また痛め付ける事が出来る」

 

「……」

 

「基本的に一回は全員復讐に来たが、ツレや後輩が復讐に来た奴の事を覚えていた時は復讐の回数に応じて最後に指をへし折った……確か最高で七本折ったな」

 

「だが昔のお前と今のお前は…違うだろ」

 

「俺もそう思ってた…けど違う、この間あのバカの蹴りを喰らった時………解ったんだよ、俺はあの頃と変わってねぇ…殴って殴られて……他人を傷付ける事が何よりも楽し「龍」……何だ」

 

話を続けていると途中でベスターに呼ばれ俺は話を止めた。

 

「それ以上は言葉にするな……それは昔だ、只の昔では無く転生前の事だ…忘れろとは言わないが今のお前には転生前のお前には無いものが有るだろ」

 

「関係ねぇよ…「……」はぁ…解った取り敢えずこの話は止めだ…良いな」

 

「解った……それより花見ではよく腕にヒビだけですんだな、相手は魔力強化状態だったのだろ?」

 

そして取り敢えず話を一区切りさせるとベスターは花見の時の事を聞いてきた。

 

「浮身と金剛を合わせて使ったからな」

 

「あの常識外れの武術か?」

 

「常識外れって言うな」

 

俺が質問に答えるとベスターは俺が転生前に後輩が持っていた漫画の技を常識外れと言ってくる…別にそこまで常識外れでは無いぞ?関節技とかは普通に出来るし……まぁ奥義とか普通じゃ不可能な技も結構有るけどな

 

「魔力強化を使われなければ無傷で済んだだろうが……あのバカ、ビルでも折るつもりだったのか?」

 

「そんな蹴りを素の状態で喰らって無事なお前もどうかしてるがな」

 

「…この身体が異常なんだよ」

 

そりゃあサイヤ人みたいに傷付いて復活する度に強くなる様にしてくれって言ったのは俺だが

 

「何にしても、もう高町達とも話さなく成ったし面倒な事は起きねぇだろ…」

 

「はぁ……龍、それで良いのか?…」

 

俺の言葉を聞いたベスターが質問してきたが、その答えは……

 

「あぁ…(この世界の主人公…ヒロインって言ったら良いのか?そんな奴等の隣に…この俺がいつまでも一緒に居て良い筈が無い)良いんだよ…………これで」

 

今はこれで良い、暫くはアイツ等も話し掛けて来るだろうが、それもその内止まる…ヒロインには必ずヒロインに相応しい男が居るもんだ、その男が現れれば……高町とハラオウンも俺なんかと関わる事を止めるだろ

 

「朝飯食うぞ、彩羽を起こしてこい」

 

「……解った」

 

そしてベスターが彩羽を起こし、朝飯を食べ終え彩羽を幼稚園へ送る。

 

「じゃあ彩羽、兄ちゃんは学校に行くからな」

 

「お兄ちゃ…」

 

「どうした?」

 

「……エヘヘ…何でもない、行ってらっしゃい」

 

彩羽を幼稚園に送り届け、俺は学校に向かう…会いたいって言わないのは俺に気を使ってるのかもな

 

〜なのは視点〜

 

チラッ

「はぁ…」

 

イライラ

「…」

 

チラッ

「はぁ〜…」

 

イライライラ

「……」

 

「……龍君…」

 

プッ……ツ〜〜ン

「なのは!アンタはいつまで落ち込んでるのよ!!」

 

「ふぇ!!お、落ち込んで何か……」

 

「毎日毎日、溜め息を吐いては龍君龍君……話したいならアイツにハッキリ話したいって言えば良いでしょ!!」

 

私は学校に着いてから龍君の席を見ては溜め息、見ては溜め息を繰り返していて我慢の限界が来たアリサちゃんに怒鳴られました。

 

「アリサちゃん、声大きいよ」

 

「だってすずか、花見の後からずっとよ!龍に何が有ったか聞いても、無視か【別に…】とか【話し掛けて来んな】で、ちっとも訳を話さないし!!」

 

そうアリサちゃんの言う通り、あの日から龍君は私達と一緒に居てくれなくなった、話が出来たとしても一言二言、顔を見ずに言葉を発するだけ

 

「なのはちゃんもやけど、フェイトちゃんもホンマ大丈夫?」

 

「な!何言ってるの、はやて?!私はもう平気だよ、それと私一時間目の国語の予習してるから少し静かにしてて」

 

はやてちゃんの言葉にフェイトちゃんは平然と答えて教科書を再び読み始めるけど……

 

「……いや、フェイトちゃん?」

 

ジーッ

「何?邪魔しないで、はやて」

 

「邪魔する気は無いんやけど…………教科書また逆さまやで?」

 

「へ?…………!!はわわ!」

 

教科書が逆さまな事に全く気付かないフェイトちゃん、ほぼ毎日フェイトちゃんはこういう小さなミスをする…これも龍君が変わってしまってからです

 

「うぅ〜…どうしてこんな事に成っちゃったんだろ〜」

 

「フェイトちゃん、落ち込んだアカン!!」

 

「はぁ〜〜……龍君」

 

「もう怒るのも面倒ね」

 

「アリサちゃん、そんな事言わずに!…なのはちゃん、きっと大丈夫だよ」

 

はやてちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんが励ましてくれるけど、私とフェイトちゃんは落ち込んだままです。

 

「高町さん!」

 

「……何?」

 

「これ!読んでください!」

 

「ハラオウンさん!受け取って下さい!」

 

「へ?………うん…ありがとう……」

 

「アンタ達!!今はそれ所じゃ無いのよ!」

 

そして龍君と余り話が出来なくなってから1週間程経った日から、私とフェイトちゃんは男の子からラブレターを渡されて、アリサちゃんがそれを突き返す……という事が毎日起こっています。

 

「良いんだよアリサちゃん、お手紙位……」

 

「そうだよ、アリサ」

 

「高町さん返事待ってます!」

 

「それじゃあハラオウンさん、昼休みに!!」

 

私とフェイトちゃんに手紙を渡した男の子は教室から出ていきました。

 

「フェイトちゃん手紙に何て書いてあった?」

 

「お昼休みに屋上で話したい事が有りますって……なのはは?」

 

「私は放課後3-Eで待ってますって……」

 

「「はぁ……」」

 

手紙を見て、私とフェイトちゃんは溜め息を付きます。

 

「毎日毎日大変やな、ま!好きな女の子が弱ってる時に告白するのは解るけど……アリサちゃん、あの男子誰?」

 

「私が知ってる筈無いでしょ」

 

「なんや、またなのフェイ☆ファンクラブの会員か…」

 

はやてちゃんとアリサちゃんが何か話してるけど…きっと私には関係無い事なの

 

「あはは……あ!龍君が来たよ」

 

「「!!」」

 

すずかちゃんが窓の外を見て龍君が来た事を教えてくれると私とフェイトちゃんは窓の外を見る。

 

「授業開始まで後三分ね」

 

「いつも通りの登校時間やな」

 

「「龍(君)……」」

 

 

〜三分後〜

 

チャイムが鳴り、国語の先生が教室に入ってくると同時に龍君も教室に入ってきた…先ずは【おはよう】……大丈夫、今日こそ

 

「龍君!お「授業始まってんだから、黙れ」……ごめんね」

 

「……」

 

私は席に付いた龍君に挨拶をしようとしたら、途中で言葉を遮られた…せめて顔位見て欲しいな……

 

その後も龍君は授業中ずっと窓の外を見ていて、会話用のノートも三年に成ってから余り使っていない…明日からゴールデンウィークなのに、今日中に何とかしなきゃ

 

〜はやて視点〜

〜昼休み〜

 

「で?結局昼休みに成っても進展無しって訳ね」

 

「予想はしとったけどな」

 

ショボーン

「……」

 

「アリサちゃん!はやてちゃん!そんな事言って無いで、なのはちゃんとフェイトちゃんの為にも何とかしなきゃ!」

 

昼休みに成っても龍君とは全然話が出来てない状態で私達は屋上で御昼を食べながら話をする…なのはちゃんは落ち込んどる

 

「皆、お待たせ…」

 

私等と数十分遅れでフェイトちゃんが屋上に来た。

 

「フェイトちゃん、どうやった?」

 

「小学校の時からずっと好きです、付き合って下さい…って言われたよ」

 

「ふ〜ん…で、フェイト返事は?」

 

「断ったよ、ごめんなさいって…」

 

フェイトちゃんは朝方貰った手紙に書いてあった昼休みに別の校舎の屋上に行ってて、私とアリサちゃんは戻って来たフェイトちゃんに質問すると返ってきた答えは、この数週間で何十回と聞いた答えやった。

 

「まぁ…そうでしょうね」

 

「なのはちゃんは放課後に呼び出されてるんだよね?」

 

「うん……でも付き合って下さいって話なら断るよ…」

 

納得するアリサちゃん、そしてすずかちゃんの質問になのはちゃんは静かに答える。

 

「あーーもう!取り敢えず何でこんな事に成ったか、もう一度考えるわよ!」

 

「そうやな、事の発端は………皆ご存知あのバカ共が龍君に喧嘩を仕掛けた……で良いんやな?なのはちゃん、フェイトちゃん」

 

「「うん」」

 

そして私達は何回目に成るか解らへん、龍君が変わってしもた理由に付いて話し合う。

〜数分後〜

 

「やっぱり解らないわね」

 

「同感や」

 

私等は意見を出し合うけど、決定的な答えが出えへん。

 

「やっぱり面倒な事に関わりたく無いからじゃない?」

 

「そうだね……なのはちゃん、フェイトちゃん、はやてちゃん」

 

「「「何?」」」

 

「私やっぱり納得出来ない…あの二人は一般人に手を出して、どうして普通に学校に来てるの?」

 

アリサちゃんが龍君に有りがちな理由を言った後にすずかちゃんが、あの二人の処遇に付いて聞いてきた。

 

「すずか、前にも話したけど普通管理局の人間が一般人に手を出せば良くて謹慎処分、普通は管理局から追放…何だけど」

 

「今回はそう簡単な話や無いんよ、先ず一番ややこしいのが地球が管理外世界って所や、そして龍君が魔導師って事は内緒に成っとる…つまり簡単に今回の事を言うと管理外世界で起こった子供の喧嘩……って、管理局の上層部が判断したんや」

 

そう、地球が管理世界ならバカ二人にはキツイ処罰……いや管理局から追放出来た、けど管理外世界の地球で起こった事と問題を起こしたバカ二人が地球出身の学生、巻き込まれた龍君は同じ学校に通う学生…これが今回の事をややこしくしてる

 

「王神君の処罰は暫くの間、管理局からサーチャーに依る監視、聖君は流石に魔法を使った事を見過ごす訳には行かないから、任務以外ではデバイスをアースラに保管、そして無闇に龍君に関わらない…これが今回の事で二人が受ける罰なんだよ」

 

「納得は出来ないけど……子供の喧嘩って言われたら確かにそうよね」

 

なのはちゃんがバカ二人の処罰の内容を話すとアリサちゃんは少し機嫌が悪い顔で自分の意見を言う。

 

「…それに龍君が変わったの、多分あの二人は余り関係無いと思う」

 

「なのはちゃん、何か思い当たる事有るん?」

 

「色々と考えたけど……多分コレしか思い付かない」

 

「早く話なさいよ!」

 

「なのはちゃん教えて」

 

そしてなのはちゃんが何かに気付いたみたいや

「あの時…聖君の魔力強化状態の蹴りを受けた後に立ち上がった龍君……凄く恐かったの」

 

「「「恐かった?」」」

 

なのはちゃんが言った言葉に私とアリサちゃん、すずかちゃんは首を傾げる。

 

「私もなのはと同じだよ……あの時の龍はいつもと違った」

 

「でもアイツが恐いのって、いつもの事じゃない」

 

「私もそう思うんやけど」

 

「二人共、そんな事無いよ……多分」

 

龍君が恐いのって今に始まった訳や無い、恐いんは元からやしなぁ

 

「何て言ったら良いか解らないけど、多分私はあの時龍君から恐怖を感じたの」

 

「「「恐怖?!!」」」

 

私とアリサちゃん、すずかちゃんは驚いた、あのなのはちゃんが龍君に対して【恐怖】という言葉を使うやなんて。

 

「私も……悪寒が走って…あんなに背筋が凍り付きそうに成ったの、初めてかも知れない」

 

「フェイトちゃんまで……」

 

なのはちゃんに続きフェイトちゃんも龍君に恐怖したみたいで、すずかちゃんがそれに驚く…私とアリサちゃんも驚いとるけど

 

「多分だけど、あの時に龍君の何かが変わったんだと思うの……確証は無いけど」

 

「話せば何か解るかも知れないけど……龍はあの調子だし」

 

「何か策を考えなアカンな」

 

「今日中には無理ね」

 

「ゴールデンウィーク中に何とか出来るかな?」

 

結局、龍君に直接聞かな解らん。

 

「「絶対!!何とかお話して見せるよ!」」

 

そしてなのはちゃんとフェイトちゃんが気合いを入れ……

 

「……って!!昼休み後5分しかあらへん!」

 

気が付くと昼休みが残り僅かに成っていたので私等は急いでお弁当を食べた。

 

〜数時間後〜

 

〜龍視点〜

 

学校が終わり、いつものように彩羽を迎えに行って俺は今家でトレーニングをしている…明日4月29日からゴールデンウィークだ、聖祥中のゴールデンウィークは途中で平日を挟んでも5月5日迄連休だ、理由は知らんが創立記念日の休みをゴールデンウィークに当てているらしい、そして1・2年はかなりの量の宿題が、3年は実力テストで下位50名の補講が有る、まぁ中途半端に1日休みが有るよりは良いがな

 

「ふぅ……さてと次は何するか………!…はぁ」

 

立ち上がって次に何をしようか考えてると机の上に置いといた、今日彩羽の幼稚園の先生から渡された物が目に入る。

〜数十分前〜

 

「あの彩羽ちゃんのお兄さん、ちょっと良いでしょうか?」

 

「?…はい」

 

「彩羽ちゃん最近元気が無くて…ずっとこんな絵ばかり描いてるんです」

 

「!!……すいません、色々有って」

 

「余計なお世話かも知れませんが…先ずは話をしたらどうですか?」

 

「……考えときます」

 

〜〜

 

「…やっぱ、このままじゃ不味いか」

 

彩羽の幼稚園の先生に渡されたのは、クレヨンで描かれた数枚の絵…

 

黒髪の男と少女、茶髪の長い髪の女、黄色い髪の女、茶髪で短髪の女、黄色い髪の短髪の女、紫色の髪の長い女の絵

 

黒髪の少女が黒髪の男と茶髪の長い髪の女と手を繋いでる絵

 

そして満面の笑みの茶髪の長い髪の女の絵だった。

 

「…優柔不断にも程があるな、もう関わらねぇって決めたのに」

 

(俺はまだ……迷ってる)

 

ピーンポーン

 

彩羽の事や高町達の事を一人で考えてると突然チャイムが鳴る…高町やハラオウンなら、今日は取り敢えず帰らすか

 

ガチャ

 

「!!」

 

玄関を開けると、そこには【高町】が居た。

 

「龍、話が有るんだが上がっても良いか?」

 

高町恭也さんが……

 

「どうぞ」

 

「悪いな」

 

俺は恭也さんをリビングに案内してお茶を出す。

 

「恭也さん、こんにちは!」

 

「彩羽、こんにちは」

 

因みに高町家の人は全員春休みの終わり頃から彩羽の事をちゃん付けで呼んでいない。

 

「彩羽、恭也さんと話が有るから部屋に居ってろ」

 

「いや彩羽にも聞いてほしい」

 

「?」

 

俺は早速話を聞くために彩羽を自分の部屋に行かせようとしたら恭也さんは彩羽にも聞いてほしいと言う。

 

「……アイツの事ですか」

 

「いやその話は……不味いだろ、別の話だ…龍、ゴールデンウィークは暇か?」

 

恭也さんの話が…高町に対する事なら彩羽に聞かせたくないがどうやら違うらしい。

 

「まぁ暇ですけど」

 

「そうか、実はなお前に御神の全てを教えようと思ってな」

 

「早すぎないっすか?まだ教えてもらって1ヶ月位ですよ?」

「それ位お前の上達は異常なんだ」

 

「そうですか」

 

どうやら恭也さんはゴールデンウィーク中に、剣術の全てを俺に教えようとしてるらしい。

 

「明日から父さんと美由希も付き添って山籠りをする、そこでお前に全てを教える」

 

「山籠りっすか?」

 

「簡単に言うとキャンプの様なものだ」

 

「キャンプ!!」

 

恭也さんのキャンプという言葉に彩羽が食い付いた…成る程だから恭也さんは一緒に聞いてほしいって

 

「解りました、明日ですね……彩羽、部屋で服とか準備しとけ」

 

「うん!」

タタタタ

「わ〜い♪キャンプ〜〜!!ベスター、キャンプだよ〜〜!」

 

彩羽は走って自分の部屋に向かう。

 

「……で恭也さん、キャンプには」

 

「なのはにはお前を誘うと話してはいない」

 

「そうですか」

 

先程から一転し重い空気に成る。

 

「正直に言うと、なのはをあんな風にしたのがお前じゃなかったら……今すぐに八つ裂きにしてる」

 

「すいません……」

 

「何が有ったか……明日稽古の途中にでも聞かせてくれ、勿論無理にとは言わん」

 

「考えときます」

 

「そうか……はぁ、じゃあ俺は帰る明日迎えに来るから準備しておけ…この馬鹿弟子」

 

「うっす…」

 

そして恭也さんは帰って行った…山籠りか、良い機会だし色々と考えるか…昔の事も…これからの事も、そして

 

「俺、自身の事もな」

 

-2ページ-

神様の雑談…のコーナーです〜

 

何と?!!前世では不良高校生だったなんて!!えっと……確か、ここに転生者の方の前世の資料が……えっと……えっと……えっと……あれ?

 

 

有ったです〜〜!

 

 

では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜

 

では、早速……

 

沢原 龍

 

身長180cm・体重78kg

 

高校時代……入学と共に学校のトップに成る

 

高校時代の喧嘩の回数666(全員病院行き)

 

山田 健二

 

身長162cm・体重95kg

 

高校時代……ネット、家族、ファミレスとかコンビニの店の人間とかには、めちゃくちゃ態度がデカイ、部屋は魔法少女リリカルなのはグッズで床は勿論、壁すら見えない……寝るときは、なのはキャラの抱き枕を使用

 

 

鈴木 準

 

身長160cm・体重41kg

 

高校時代……何かとブツブツ言ってる、声が小さい、二次幼女萌え、部屋には幼女グッズが沢山、お気に入りは、魔法少女リリカルなのはの全(幼女)キャラである。

 

 

 

ウィーーーン!

ガリガリガリガリガリガリガリガリ!!

 

見なかった事にするです〜

 

説明
第四十一話…ヒロインには必ずヒロインに相応しい男が居るもんだ
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コメント
確か平均体重は身長-100だったはず(頭翅(トーマ))
反省して人生をやり直している分、龍はかなり良し。(mujina)
よかった……身長と体重は平均の自分……いいのかそれ?(カケル)
博さんの言うとおりですねえ。ヒロインとか思ってても意味はないんですよ。ヒロインである前に女性なんですから自分で決めるもんですよ。(ZERO&ファルサ)
資料をシュレッダーにかけたのがバレて上司(お姉さま)に折檻ですねわかりまs(rz(友吉)
自分の過去に囚われる龍。山籠りで新しい自分を見つけられるのか。待て次回。(ohatiyo)
龍よ・・・・ヒロインにふさわしい男を選ぶのはそのヒロインなんだぜ・・・(博)
修行で山籠りするときに進展があるといいんですけどねー それにしても、バカ二人、しぶといな(神余 雛)
バカ二人はともかく、最後のシュレッダーで龍が前世の事に縛られにくくなるとかだといいな。バカ二人はシュレッダーでバラバラになれ(天内)
シュレッダーって…他の二次作での死亡原因の上位じゃないっすか…でも消されたのは前世だし、なんか違う形で発現するのかな?(神薙)
納得としか言えねえ(笑)(Lapis lazuli)
バカ二人はガチのキモオタだった(VVV計画の被験者)
表向きでは「子供の喧嘩」ってことにしてるが、一応馬鹿二人はランクS+だっけ? 管理局にとっては簡単に手放したくないわな。(青髭U世)
バカ二人デブとガリだったんだww それと幼女神、勝手に資料シュレッダーにかけるなww(妖刀終焉)
↓私も見た瞬間そう思った・・・フラグだよね?これ(Hydrogen)
なんかこの幼女神の最後のがフラグな気がするんだけど……気のせいかな?(博)
山田・・・まさに俺らだな・・(古手雅樹)
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