転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「はぁぁぁぁ!!!」

 

「おらぁぁ!!」

 

とある山頂……二本の木刀を持ち俺は稽古?訓練?を行っている。

 

「斬!!」

 

「っ!……らぁ!」

 

俺は恭也さんの斬撃を避け右足で上段蹴りを放つ。

 

「当たらん!」

 

「まだです…よぉ!!」

 

恭也さんは難なく蹴りを避けるが俺は軸足の左足一本で飛び、身体を捻り左足で回し蹴りを放つ。

 

「ぐっ!!」

 

しかし恭也さんはギリギリで回避した。

 

「何だ?……今のは」

 

「旋って技です」

 

「そんな技が使えるなんて聞いてないぞ」

 

「俺は剣術は覚えてないって言いましたが……武術を覚えてない何て言ってません」

 

「ふっ、それも……そうだな!!射抜!」

 

「虎切!!」

 

会話の後に恭也さんは高速の突きを放ち、俺は恭也さんの突きを高速の抜刀術で弾く。

 

「「…………はぁぁぁぁぁ!!!!」」

 

一度互いに距離を取ってもう一度ぶつかり合う。

 

〜美由希視点〜

 

「龍君は凄いね〜恭ちゃんとまともに稽古してる」

 

「そうだな、だが龍君はまだ余裕が有るな」

 

「お父さんホント?!」

 

「あぁ…全盛期の俺以上…もしかしたら、あの静馬以上の逸材かもな」

 

私とお父さんは恭ちゃんと龍君の稽古……というよりも、軽い実戦を見て感想を言い合うけど…お父さんに、ここまで言わせるなんて……

 

「ふへぇ〜〜流石なのはが惚れただけ有るね〜」

 

「むぅ!それとこれとは話が別だぞ、美由希!」

 

「え〜〜!!でも龍君が義弟だったら私は嬉しいよ〜彩羽も居るし、お父さんだって満更でも無いんでしょ」

 

「まだ先の話だ!……まぁその時に成ったら前向きに考えるがな…」

 

お父さんも素直じゃないな〜恭ちゃんもだけど

 

「はっ、はっ、はっ!到着〜〜!!」

 

「おっ!!彩羽、速かったね〜〜!」

 

山頂に付いて数十分後、彩羽が漸く登って来ました…最初着いてくるって言った時はどうなるかと思ったけど…

 

〜回想〜

 

「いろはも行く!」

 

「でも山頂迄は結構距離有るよ?」

 

「美由希さん大丈夫ですよ」

 

「良いの?龍君」

 

「彩羽は結構根性有りますよ」

 

〜回想終了〜

 

龍君の言った通りだねぇ…途中で置いて行っちゃったけど…まぁベスターが居るから安心って龍君が言って、確かにその通りだったかな?

 

「彩羽、水飲むかい?」

 

「飲む〜〜!」

 

お父さんから水を貰って彩羽はコクコクと水を飲む。

 

「ベスターもお疲れ様……よしよし♪」

 

「いつ…もの事な…ので…大丈…むぐ!」

 

彩羽と一緒に山頂に来たベスターを私は抱き付いて撫でる…毛がふさふさして気持ち良い〜!

 

「お兄ちゃと恭也さん、また剣道してる〜」

 

「あはは……そうだね〜」

 

そして彩羽が恭ちゃんと龍君の稽古を見て感想を言う…初めて見られた時に咄嗟に【剣道だよ!】って言ったら直ぐに彩羽は納得してくれて、それは良かったんだけど……何か騙してるみたいで心が痛い、龍君は彩羽も恭ちゃんと仲良く成ってるから本当の事言っても大丈夫って言ってたけど、恭ちゃんが駄目って言ったから、まだ内緒何だよね〜……彩羽を泣かせた事かなりトラウマに成ってるみたいだし

 

「美由希さん!いろはも!いろはもやる!!」

 

「良し!じゃあ構えから!」

 

目を輝かせて、彩羽は自分もやりたいと言ってくる…これも最初は悩んだけど龍君は【護身術程度に教えてやって下さい、世の中物騒ですから】と言ってきたので私は彩羽に少し剣を教えてます。

 

「えい!とぉ!!……やぁーー!!」

 

子供用の木刀を二本持ち構えから型を行う彩羽、龍君程じゃないけどかなり覚えが早い……やっぱり兄妹なんだね〜

 

「彩羽もう少し脇を締めて、それから…」

 

「お父さん!!私が教えるんだから邪魔しないで!」

 

全く油断も隙も無いんだから。

 

「良し!龍、やってみろ!」

 

「……スゥ…………ハァ〜〜……神速!!」

 

あれ?!!いつの間にか奥義の伝授に入ってる!!

 

〜龍視点〜

 

「お!もうこんな時間か……じゃあ夕食にするか」

 

士郎さんが腕時計を見た後に夕飯を食べる事を全員に伝え、山を降りる…まぁ降りると言っても山の中間位の場所のロッジに戻るだけなんだが

 

「それにしても龍君、明日には神速を習得しちゃうね」

 

「まだ俺の中でイメージとズレてるんで、そこさえ何とか出来れば」

 

「末恐ろしい弟子だ」

 

「お兄ちゃ、凄いの?」

 

「そうだな、彩羽のお兄さんは凄い男だ」

 

「エヘヘ〜彩羽のお兄ちゃは凄い!」

 

「……はぁ」

 

プルルルルル♪

 

「ん?……忍からか」

 

話ながらロッジに向かっていると恭也さんの携帯が鳴る、電話して来たのは忍さんみたいだ。

 

「解ったよ」

 

ピッ♪

 

「どうしたんすか?」

 

「戻って来る前に川で魚を取ってきて…だそうだ」

 

因みに向かってるロッジを貸してくれているのは忍さんだ…どうやら、この辺の山は月村家のモノらしい…最初に人の気配が無いから質問したんだが、返ってきた答えがまさかの山が私有地……どんだけ金持ちなんだ

 

「じゃあ俺が行ってきます、全員で行っても仕方ないでしょ」

 

「そうだな…じゃあ行くのは俺と龍で良いだ「いろはも行く!!」」

 

俺と恭也さんで魚を取りに行く事にしようとしたら、勢いよく手を上げて彩羽も一緒に行くと言ってくる。

 

「彩羽…」

 

「なぁに?お兄ちゃ」

 

「彩羽には魚を入れる為のバケツを持って来てほしいから、一回戻ってから美由希さんと一緒に川に来い…出来るか?」

 

「!…うん、いろは出来る!!」

 

そして彩羽、美由希さん、士郎さんはロッジに戻り、俺と恭也さんは川に向かった。

「じゃあ……捕りますか」

 

川に付いた俺は先の尖った小石を拾う。

 

「ほぉ……それで捕るのか」

 

「はい…………心…」

 

そして俺は御神流の心を使う…これは相手の気配を読む技で教えてもらってから数日程練習して俺は《心》を無意識で出来るようにした…花見の時にバカ二人を見付けたのもこの技だ

 

(魚の気配を読み取ろうとしてるのか………)

 

俺は神経を集中させて、魚の気配を読む。

 

「………雹」

 

ビュン!!

 

そして小石を投げると同時に魚が水面から跳ねて見事に小石は魚に当たり、魚は水面に浮かぶ。

 

「龍、そのまま続けながらで良いから聞け……何故なのはと距離を取ってるんだ」

 

「……」

 

恭也さんが質問してくるが俺は無言で魚に小石を投げる。

 

「花見で起こった事は聞いた…なのははお前が変わってしまった理由をずっと考えてる…一体何がお前をそこまで変えた」

 

「俺は変わっていません…」

 

「何?」

 

「いえ訂正します、確かに変わりました……正確に言うと戻った…ですが」

 

「戻った?…どういう意味だ」

 

「言葉通り……です」

 

俺は恭也さんの質問に答える、すると恭也さんは【戻った】の意味を聞いてきて、俺は返事をすると同時に今までより強い力で小石を投げると小石が魚を貫き川が魚の血で少し染まる。

 

「……魚かき集めてきます」

 

「龍…」

 

そして俺は裸足に成って、小石が刺さって動かなくなった魚と先程の死んだ魚を捕りに川に入り、直ぐに捕り終え川を出る。

 

「で…戻ったと言うのは」

 

「昔、俺は今より最悪のクズみたいな人間でした…喧嘩ばっかりして、力を暴力にだけ使って、数え切れない程人を傷付けていました」

 

「…」

 

「それから、ちょっとした切っ掛けで二度と昔みたいな事は止めるって自分で決めました…でもやっぱり無理っぽいです、花見の時に今から喧嘩をするって考えた途端…嬉しくて堪りませんでした」

 

戻った俺は恭也さんの質問に答える。

「だから俺なんかがアイツと……アイツ等と一緒に居て良いのか…って思いました」

 

「成る程……龍、俺は沢山の人間を殺してきた、そういう仕事をしている」

 

「何と無く予想してました……それで」

 

「俺も最初は忍に対して距離を取ってた、俺なんかが忍みたいな優しい女の傍に居て良いのか…ってな、だが忍は俺がどれだけ距離を取っても追いかけて来てくれた……そして俺は人を殺す力を……守る為に使おうと思った」

 

「……」

 

「答えは自分で見付けろ、但し一言言っておく……覚悟しておけ、なのははとてつもなく諦めが悪いぞ」

 

「…」

 

そして暫くしてから、彩羽と美由希さんがバケツと……

 

「恭ちゃん!龍君!見てみて!!」

 

「オオクワガタ〜〜!!」

 

何故かクワガタを持ってやって来た…遅いと思ったら、虫を捕まえてたのか

 

〜彩羽視点〜

 

「わぁ〜!綺麗〜〜!」

 

忍さんとノエルさんが作ってくれたカレーと、お兄ちゃが捕ってくれたお魚を食べて、ごちそうさました後にお外に出たら、空に沢山のお星様が光ってた!

 

「ホント凄いね〜〜!」

 

「都会と違って、星の光を遮るものが有りませんから」

 

美由希さんとノエルさんも一緒に外に居ます。

 

「お兄ちゃーー!早く!早く〜〜!」

 

「解った…」

 

「恭也、私達も行きましょう!」

 

「そうだな」

 

いろはがお兄ちゃを呼ぶと、忍さんと恭也さんも一緒に外に出てきてくれました。

 

「あ!!流れ星!」

 

「美由希さん!流れ星、何処!」

 

「もう消えちゃった…」

 

「……うぅ」

 

「彩羽、仕方ねぇだろ流れ星何だから」

 

「もう一回!お星様もう一回!!」

 

「いや……無理だろ」

 

美由希さんが流れ星と言ってくれて、いろは直ぐにお空を見たけど、流れ星もう消えちゃってた…でも……

 

キラーン☆

 

「!!(お星様、なのはお姉ちゃんとお兄ちゃを仲直りさせて下さい!)」

 

…昔お母さんに教えてもらったもん!流れ星にしたお願い事はきっと叶うって!!

〜数日後〜

〜龍視点〜

 

本日5月3日……俺は士郎さんと恭也さんと共に山頂に居る。

 

「ゼアァァ!!斬!徹!」

 

俺は用意された大木を木刀で真っ二つにしてから砕く。

 

「花菱!虎乱!薙旋!雷徹!!」

 

更に大木をそれぞれの技で細切れにする。

 

「虎切!射抜!!」

 

そして俺は御神流の奥義を放つ。

 

「良し最後だ……龍やってみろ」

 

「神……速!!!」

 

最後に神速を使う…それにしても魔法無しで、こんなスピードを出せる何てな

 

「ふぅ……」

 

「龍」

 

「はい」

 

「俺から教える事はもう無いだろう、後は毎日鍛錬すれば」

 

「君は今まで存在した、どの御神の剣士よりも強くなるよ……まぁ既に俺や恭也よりも強いだろうけど」

 

一息付いた後に恭也さんと士郎さんが声を掛けてきてくれた。

 

「恭也さん、士郎さんご指導ありがとうございました…」

 

「気にするな、お前を誘ったのは俺だ……龍、お前も御神流の奥義の極みにいつか辿り着けるだろう」

 

「……俺には」

 

恭也さんの言う、奥義の極みには必ず必要な気持ちが有る…俺には縁のないものだ

 

「龍君、少し話したいんだが良いかい?」

 

「はい、良いですけど…」

 

そして恭也さんが一足先にロッジに戻り俺は士郎さんと二人だけに成り話をした。

 

「……それじゃあ頼んだよ」

 

「俺はまだ承諾してませんよ……」

 

「そうかい?……まぁ取り敢えず戻ろうか」

 

「はい…」

 

話を終えて俺と士郎さんはロッジに戻る……すると

 

「!…………はぁ…来ない筈でしたよね」

 

「多分桃子が話したんだろう」

 

ロッジに戻った俺が見たのは……

 

「……龍君」

 

「龍…話が有るの」

 

高町とハラオウンだった。

〜なのは視点〜

 

ミッドから帰って来た私は、お母さんに教えてもらった月村家の私有地の山にフェイトちゃんとすずかちゃんと一緒に向かって到着したけど、龍君はお父さんとお兄ちゃんと一緒に山頂に居るらしいので暫く待つことにした…私は彩羽にどんな顔をすれば良いか解らなかったけど、彩羽は変わらない笑顔で私に話し掛けてくれた。

 

そしてお兄ちゃんが先に戻ってきて、直ぐに龍君は戻ってくるみたいだったので私とフェイトちゃんはロッジの外で龍君を待っていると、お父さんと一緒に龍君が戻ってきて、私とフェイトちゃんは龍君と一緒に少しロッジを離れる。

 

「で……何の用だ」

 

「話がしたいの…」

 

「話す事なんか「どうして!!」…」

 

「何でなの、何で龍君は私達に何も話してくれないの!」

 

「龍、私達いつまでもこのまま何て嫌だよ、だから話して!何で私達と一緒に居てくれなく成ったか!」

 

私とフェイトちゃんは龍君に私達を避け続ける理由を聞く。

 

「前々から言ってたろ、俺に話し掛けてくんなって……だから一緒に居るつもりもない、それが理由だ」

 

「………そんなの……」

 

「あ゛?」

 

「そんなの理由に成ってない!!龍君は今まで一緒に居てくれた!前々から?!だったら何で今なの!私は!私とフェイトちゃんはその理由が聞きたいんだよ!!」

 

「なのは落ち着いて……龍、私達だって何と無く気付いてるんだよ……お花見の時に聖に蹴られた後から私達を避けてるって………」

 

「だから理由を聞かせて!私達に話してよ!!」

 

「話す事なんか………ねぇ」

 

私とフェイトちゃんは想いをぶつけるけど、龍君の口から出てくる言葉はさっきと全く同じ……だったら

 

「解ったよ……だったら勝負しよう」

 

「勝負?」

 

「私達が勝ったら、理由を話して!」

 

「止めとけ、勉強でも運動でもお前等じゃ俺には勝てねぇよ」

 

「模擬戦……魔法を使った模擬戦で勝負だよ!」

 

「……模擬戦か………ルールはあんのか」

 

「次元震を起こされたら困るから龍君は魔法の出力を限定、魔力量は好きにして良いよ」

 

「つまり最大出力がお前等と同じ攻撃力って訳か……」

 

「そうだよ……」

 

「後、こっちのメンバーは私となのは、はやて、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、リインの八人、龍はベス「俺一人で十分だ」……え?」

 

「その勝負受けてやる、お前等が勝ったら一人に付き一つ何でも望みを叶えてやる、だが俺が勝ったら俺の望み通りにして貰う……良いな」

 

「「解った」」

 

「時間と場所は何処だ」

 

「明後日、ゴールデンウィークの最終日迎えに行くよ」

 

「……解った」

 

こうして私達は龍君と模擬戦をする事に成りました。

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

相変わらず頑固者の沢原 龍さんに高町なのはさんとフェイト・T・ハラオウンさんが模擬戦を申し込みましたね〜、でも一人で十分だと言うからには自信が有るのでしょうか?

 

一体どんなバトルが繰り広げられるか、楽しみです〜!

 

では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜

 

 

そういえば、聖 剣さんと王神 帝さんがミッドに行こうとしたけど任務以外で地球から出る事は駄目だと止められてましたね

 

4月29日に何か有ったんでしょうか?

 

まぁ私には関係無い事です〜

 

説明
第四十二話…昔お母さんに教えてもらったもん!流れ星にしたお願い事はきっと叶うって!!
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コメント
運国際ですよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(匿名希望)
管理局は兎も角、なのは達に関しては、ねえ?基本的に対立→戦闘→和解が多かったのが一因ですな…残念なことに(Lapis lazuli)
なのはたちの考え方が、脳筋だ。勝敗で力で言う事聞かせるとか、クズ転生者2人と何ら変わらない。それと、管理局の体制も問題があると思います。魔法使う使わないで、もう子供の喧嘩ではない。ホント管理局も屑だ。なのは達が龍を助けてれば流れが変わったかもね。その辺、すぐ動けないのは素人っぽいよねぇ。(匿名希望)
あのフェイトさん、これ傍から見たらあんたら全員で取り囲んでリンチみたくなってるんですが(汗) しかしそれでも龍が負けるビジョンが浮かばないのは気のせいでしょうかね。神速で思い出したけど龍ってONPIECEの六式とか覚えたりしないかな。(妖刀終焉)
幼女ェ…いらんことすんなよ…(ディアーリーズ)
パチもん幼女神は要らん事しかしませんな(Lapis lazuli)
次回が楽しみだ(VVV計画の被験者)
龍VS魔法少女達。勝つのは果たして・・・・・・・・待て次回(ohatiyo)
龍ッパネェ・・・・(クライシス)
なにやら幼女神が嫌な感じのフラグを建てた気が…これ絶対面倒事が起きる気がするんだが…。(神薙)
あれ?圓明流をガチで使っている!?(mujina)
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魔法少女リリカルなのは

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