真恋姫無双 呉を見守る最凶の忍
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袁紹「なぜ貴方様がここに・・・」

オオ、ソナタハ・・・袁本初デハナイカ

一刀「来たのか・・・こっちに来てくれ、そこは何かと目立つ」

袁紹「ええ・・・」

一刀「ここならいいだろう・・・それで?質問とかはあるのか?」

袁紹「もちろんですわ!・・・なぜ洛陽に居るはずのお人がいるのですか!?」

一刀「簡単なことだ、攫ってきた・・・ただそれだけだ」

袁紹「攫って・・・でっですが、洛陽に草を送っても誰一人帰ってきては・・・」

一刀「それは董卓軍に関してだろ?協に関しては何も隠されてはなかったぞ」

袁紹「そんな・・・」

一刀「さて、助けるはずの協がここに居るとなると・・・この連合の意味はなくなるな」

袁紹「ええ、わかってますわ」

一刀「なら、お前はどうする?」

袁紹「どうしましょう・・・予想外のことだらけで今にも倒れそうですわ」

一刀「倒れるなら自軍に行ってからにしてくれ」

袁紹「ええ、それくらいはがんばりますわよ・・・北郷さん」

一刀「何だ?」

袁紹「・・・ありがとうございます」

一刀「お前のためじゃない」

袁紹「ええ、わかってますわ・・・すべては美羽さんのためですわね?」

一刀「・・・」

袁紹「・・・それでは・・・またどこかで」

連合の中では一番晴れやかな顔をして袁紹は天幕から出て行った

一刀「また・・・どこかで・・・っか」

無いな・・・あるとすれば・・・敵同士だろうな

一刀の呟きは誰にもきかれることなく霧散した

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翌日

袁紹「皆さん、朝早く集まってもらってすみませんわね」

らしくない袁紹からの発言

その言葉に頭をかしげる曹操

袁紹「さて・・・今日こそはあの忌々しい虎狼関を・・とおもってましたのにね」

そこでハァ〜と深い深いため息を吐く

孫策「何かあったのかしら?」

いち早く異変に気がついた孫策が探りを入れる

袁紹「いえ・・・何でもありませんわよ・・・ただ」

後味の悪い言葉ばかりの袁紹に曹操が噛み付いた

曹操「麗羽!いい加減にして!一体何があったというの!?」

袁紹「たいしたことではありませんことよ・・・私の『城』が落とされた程度なんて」

ああ、確かにたいしたことじゃないな・・・城を落とされる程度のことなんて

一刀は軽く頷きながら袁紹の言葉に耳を傾ける

袁紹「昨夜遅くに伝令がきましたわ。私の自領で反乱が起きたらしく・・・あっという間に私の城が落ちたみたいですの」

驚いた様子もなくさらさらと事実を告げていく

その言葉に驚愕の諸侯たち

名門袁家といえど、長期の遠征で内乱が起きるまでわからぬ自領の現状

袁紹「まぁ、そんなことがあったので、私は・・・これ以上戦を続けていけなくなりましたわ」

曹操「それじゃぁ誰が総大将を勤めるのかしら?」

孫策「そうよ!せっかくここまで来たのよ!」

野心に燃える二人は一刀が笑っているのが見えない

功をとられると思い他の弱小諸侯も声を荒げる

袁紹「ええ、わかってますわ・・・ですから、華琳さん。お願いできますでしょうか?」

袁紹が曹操にお願いするのは、総大将として軍を率いてくれと

その言葉に曹操は嫌な顔をしていたが、少しでも皆から見えなくなると口元を歪め、笑っていた

曹操「・・・仕方が無いわね」

だるそうに言っているが・・・本心は舞い上がっているのだろうな

袁紹「では・・・私は退場することにしますわ」

表舞台から・・・ね

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曹操「では、これより軍議を始めるわよ」

曹操「まずは先鋒をどうするかね・・・誰かやりたい人はいるかしら?」

誰も手が上がらない、それは仕方が無いことかも知れないな

相手が飛将軍呂布に軍神関羽、神速の張遼

はっきり言って、相手が悪すぎる

曹操「なら、推薦ならどうかしら?」

妥協案として推薦としたら孫策の手が上がった

孫策「・・・北郷がいいんじゃないかしら」

曹操「北郷ね・・・この連合の中じゃ一番少ないけど・・・」

孫策「そうね・・・でも前の戦でも後方にいたりしたし・・・戦力は余ってるわ」

一体何をみて断言してるんだ?と問い詰めたくなるほど孫策は自信にあふれていた

曹操「そう・・・なら、北郷を先鋒に・・・右軍を孫策、左軍を馬超、中軍を公孫賛でいいかしら」

「「「御意」」」

あれ?一刀から反応がない・・・ってまた寝てるし

曹操が一刀を見ると・・・相変わらず、『起こすな』と書かれた紙をたらしながら寝ていた

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一体あれからどれだけ時間が流れただろう・・・・と思えるくらい長い時間二人っきりで居たように感じる

立ったまま寝てる一刀以外、皆戦の準備に天幕を出て行った

華琳「かわいい顔して寝てるわね」

一刀を起こさないようにそっと自分の元に引き寄せ・・・膝枕をしてみる

華琳「・・・」

微笑みながら、優しく髪をなでる

一度だけ「うぅぅ」と苦しそうな声が聞こえたが・・・今は安らいだ顔をしてスゥスゥと子供のように寝ている

華琳「・・・お兄ちゃん」

本当に・・・一刀が兄ならよかった・・・あ、でもそうすると・・・

華琳「兄妹で・・・結婚ってできたかしら」

知るか

説明
かなり久しいですが
続きですよ〜
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コメント
たぶん、華琳の呟きの一言じゃないか?(ゼノン)
アサシンさん 何見てお茶吹いたのかなかな?(護衛)
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?(飲んでいたお茶)(アサシン)
お久しぶりッス♪ 続き楽しみにしてるッス〜。(鬼神)
何このデレ華淋www(アルヤ)
お久しぶりです!?(劉邦柾棟)
華琳がデレデレだ(VVV計画の被験者)
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北郷一刀 恋姫†無双 

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