魔法戦記リリカルなのはmemories 最終章 新たなる聖王の歴史(メモリー) 序幕【決戦前日】 第八十五話 |
ついに最終章に突入!!
閑章が長かった…… あそこまで長くなるとは予想もしてなかったw
当初閑章はさっさと終わらせて最終章に入ろうと思ったのですけど、なかなか終わらなかったもので^^;
ようやく最終章に取り掛かることができたぐらいです。
それでこの最終章なのですが、序幕、本幕、終幕の三幕形式で行いたいと思います。
想定では序幕が五話〜十話、本幕が十五話〜三十話、終幕が五話〜十話くらいになると思います。
早ければ十二月中には書き終わるかな? いやさすがに無理かww
とりま、最終章に入った第八十五話をどうぞ!!
フィルノが管理局との戦争を仕掛ける予定を明後日と決めた翌日、管理局が管理している管理世界全域で衝撃が走る。
『みなさん、こんにちわ〜』
突然の宣戦布告、そのニュースが一気に管理局世界に発信されたのである。
テレビ番組や映像が突然変わり、画面に映ったのはツュッヒティゲンのメンバー全員だった。
画面から見ていちばん左側に立っており、メンバーの中で唯一の研究員、ラスティル・エメリア。
画面から見ていちばん右側に立っており、シルヴェルンの子孫である、デュナの妹でもあるリィナ・シルフィア。
画面から見てリィナの左側に立っており、リィナ同様、シルヴェルンの子孫である女性、リィナの姉でもあるデュナ・シルフィア。
画面から見てエメリアの右側に立っており、フェイト・T・ハラオウンに似てるが少し若い女性、フェイトの遺伝子の元となったアリシア・テスタロッサ。
画面から見てデュナの左側に立っており、元エースオブエースと言われていた誰もが見覚えのある女性、聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトの末裔でもあるナノハ・ゼーゲブレヒトこと高町なのは。
そして、中央に堂々と座っており、この組織、ツュッヒティゲンのリーダーであるフィルノ・オルデルタ。
ツュッヒティゲンのメンバー全員が顔をだし、管理局員ではなかろうと驚きを隠せない。
ツュッヒティゲンの事は一般市民も知れ渡っており、その原因はエースオブエースと呼ばれた高町なのはが管理局を裏切った事が原因だった。
だけど画面が移り変わってフィルノが言った第一声が場違いな空気だったために、どう反応し得て良いのか大半の人が分からなかった。
『あれ? 元気がないな……。まぁ、俺がこんな事を突然言ったら驚くか』
まるでどこかで見ているかのような言い方に、ほとんどの人間が不穏な空気となる。
どうして宣戦布告なんていう事をしたのかは意味が分からないでいた、そんな礼儀は別に必要ないと思うし、いつ襲ってきてもおかしくないと管理局側は思っていたくらいだ。
だから管理局員――特に管理局の裏に関わっている管理局員はこの宣戦布告内で何かを言うつもりだ折ると思っていた。そうでなければフィルノ側に利益がないのだから――
それからフィルノは反応が面白くなかったからなのか、いつも通りの口調に戻すのだった。
『俺たちが全ての画面をハッキングしたのにはわけがある。一つはある事を宣言し、もう一つはある事を伝えたいからだ。まず俺はある事を宣言しておく』
一体フィルノはこれから何を話すのか、管理局員だけでなく、被害が及ぶかもしれない一般人も画面に見入っていた。
一般人が見入るのはツュッヒティゲンの事を知っているからだけではなく、彼らがたくさんの人間を殺めている事を知っているからでもあった。研究員が殺されたという事を公に伝えられていない為に、次は自分が殺されるのではないかと思っていたのである。
研究員が殺されたと言えばその研究所には何かあり、管理局が関わっているのではないかと推測する人も現れるだろうから情報公開を避けていたのだが、それが今仇となっていた。伝えなかったおかげで一般市民はツュッヒティゲンを恐れていたのだから――
そして、フィルノは管理世界の歴史に残るだろう言葉を発するのだった!!
『これより、我が組織ツュッヒティゲンは管理局に対して((断罪|ツュッヒティゲン))を行うここに宣言する!!』
その言葉は管理世界全ての世界にさらなる動揺が走る。
それはもう宣戦布告と同じ意味を持っていた。ツュッヒティゲンという意味は断罪するであり、何を断罪させるのかは分からない者が多かっただろう。
それを見越してなのか、フィルノは続けてこのような事を言うのだった。
『まぁ、何を断罪するのかは分からない者も多いだろう。まずはこれを見てくれ――』
突然画面が変わり、一つの文章が画面に映る。
そこには管理局がある研究所が承認書であり、何故か同じ宛の研究所を二枚画面に映していた。
理由は片方が表面上の実験内容が書かれていた承認書であり、もう片方が本当に行っていた実験内容が書かれていた極秘の内容だった。そこには、堂々と人体実験という言葉が見られ、それを呼んだ大半の人間が驚きを隠せなかった。
『これは、管理局がある研究所に送った承認書だ。管理局が承認する時の印も押されており、これが偽装されない事は管理局員の人間ならば知っているはずだ』
そう、この印は魔法によって偽装が出来ないようにされており、偽装する事は絶対に不可能。魔法で同じような印をしてしまってもすぐに消えてしまうようにされており、印と紙が燃えてしまうように遠隔操作できるのだ。
だからこの紙が偽物ではないと管理局側が証明してしまっており、またしても仇となっていた。
『他にもこんなにたくさんある――』
今度は別の研究所に対する承認書で、そちらでも人体実験を行い、さらには失敗した人間は処分しているとまで書かれてあった。
次々そのような書類が画面に映り、管理局の裏で何が行われているのか知らない人間にっては、管理局がこんな非人道的な事を行っていた事に驚いていた。
これはもう、管理局に対する信頼を失い、何も知らない管理局員もこのようなところに所属していたのだろうかと思う人間も増えるだろう。もはや、管理局では手におえない状況だった。
『さて、以上が管理局が今まで行っていた事だ。ジェイル・スカリエッティ事件やフッケバイン事件などは、管理局が違法な実験をしていないという思わせぶりをさせたかったのだろうな。さて、ここで俺は全員に問いたいことがある』
ようやくフィルノは本題に入る事となり、今までの事は前ぶりにすぎなかった。宣戦布告したのもおまけに近く、フィルノがこのような事をしたのはこれからの内容だった。
そしてフィルノは画面を見ているだろう全員に、問いかけるのだった――
『――こんな管理局に、守れたいと思うのか? もしかしたら、次に人体実験にされるのはお前たちかもしれないぞ。明日俺たちはミッドチルダに攻撃を仕掛ける。管理局を見放したのならば管理局員だろうと今すぐミッドチルダから出ろ。そして俺たちに敵対するのならば容赦なく殺すぞ』
フィルノが『殺すぞ』と言った瞬間に表情を変え、その顔は本気で殺すつもりの顔だった。
管理局が手におえていない状況であったという事もあり、本当にやりかねないと思う人がたくさんいた。
『期限は明日の朝までだ。巻き込まれたくなければ今すぐミッドチルダから逃げるんだな。それでは明日、ミッドチルダで会おう』
そして画面は突然消え、画面は真っ黒になるのだった――
説明 | ||
J・S事件から八年後、高町なのははある青年に会った。 その青年はなのはに関わりがある人物だった。 だがなのはにはその記憶が消されていた。 消されていた記憶とは、なのはと青年の思い出であった。 二人が会ったことにより物語は始まり、そしてその二人によって管理局の歴史を大きく変える事件が起こる事になる。 それは、管理局の実態を知ったなのはと、親の復讐のために動いていた青年の二人が望んだことであった。 魔法戦記リリカルなのはmemories ?幼馴染と聖王の末裔?。始まります。 |
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