魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟 |
はてさて、もうA's編が始まる時期に入っとるわけじゃけども・・・・・ハルカの奴策があるみたいなこと言っとったけど、大丈夫なんかいの?
俺は学校の昼休みの時間、いつも通り皆で(あの馬鹿共は除外の)飯食った後ハルカにコッソリ聞いてみた。
透「(ちょいちょい、もうA'sが始まる頃じゃろ?大丈夫なん?)」
ハルカ「(大丈夫よ、これでいけるはずだから)」
透「(??何のことか分からんけど、いけるんならええわ)」
ハルカ「(問題はどうやってはやてに会うかっていうのとグレアムに付いてるアリアとロッテをどうにかしないと)」
透「はやての方なら大丈夫やで」
ハルカ以外「「「「「!!!!」」」」」ピクッ!!
ハルカ「は?それってどー「「「「「透君!!(透!!)」」」」」うわぁぁ!!」
透「ど、どしたんや?」
なのは「その子誰なの?!」
アリシア「いったいどこで知り合ったの?!」
透「ちょ、ちょい待ちーや」
ハルカ「ちょっ皆とりあえず落ち着きなさいよ」
フェイト「落ち着いてるよ!!」
アリサ「大丈夫よ!!」
透「全然落ち着いてないがな「ガシッ!」・・・・んあ?」
すずか「透君・・・・・その子の事私達ちょっと聞きたいな・・・・・」
ヤバくね?!これ、かなりヤベェよ。すずか版O☆HA☆NA☆SHIじゃんか、どーしよっかぁ・・・・・そーじゃ!この際・・・・
透「あーじゃぁアレ!皆放課後ちょい俺に付き合ってくれんか?寄るとこあるけぇ」
アリシア「寄るとこ?」
透「まぁ、図書館じゃけど」
アリサ「何で図書館なんかに寄るのよ」
透「俺が言っとった子がそこにおっての、ちょうどええけぇ皆に紹介しようかのぉ?ってゆーのをさっきハルカと相談しとったんよ」チラッ
ハルカ「!そ、そーなのよ。だから皆放課後集合ね?」
なのは「分かったの」
アリサ「分かったわよ」
ハルカの強制援護射撃のお陰で何とか切り抜けられたわぁ。前世からこーゆー嘘は得意でね・・・・・得意でも困るんじゃけどな。
ハルカ「(ちょっと!いきなりこっちに振らないでよ!)」
透「(ええやんけぇ、ちょうどよくはやてに会う口実も出来たんやけぇ)」
ハルカ「(そ、それはそーだけど・・・・何か納得出来ない)」
透「(いや、そこはせーよ・・・・・!)」
???「「・・・・・・・」」
なーんか嫌ーな予感がスッゲーするんじゃけど、当たりませんように・・・ってコレ所謂フラグっつーやつ?
そんでこーゆー話のお約束でグルっと時間が経過して、放課後。
アリサ「さ!さっさと行くわよ透」
アリシア「どんな子か確認しとかないと!」
フェイト「うん!姉さん!」
アリサを先頭に皆でぞろぞろと図書館へ向かう、てゆーかさぁ、フェイト何か熱血っぽくなってない?気のせい?よね?
まぁそんで皆で図書館にレッツゴー・・・・っと思ったら、
榊「何だお前らこれからどっか行くのか?奇遇だな」ニコッ
緋村「俺も一緒に行ってやろうか?」ニコッ
この馬鹿2人だよ・・・・ここまでウザく付きまとうって軽くストーカー屋じゃね?
ハァっと俺含め皆溜め息をついた。前世だと俺即行キレとったけど、こーまで落ち着いとると少しは大人になったんかの?それとも転生してくる時の仕様かいのぉ?
榊 緋村「「何でテメェみてーなモブ野郎が俺のなのは達といるんだ!!すっこんでろ!!」」
透「いや何でって俺とハルカとで誘ったけぇ」
榊「テメェ馴れ馴れしくハルカを呼び捨てにすんじゃねェ!!」
緋村「ハルカが嫌がってんだろうが!!」
ハルカ「いや別に」シレッ
おぉぉ、間髪入れずに返しよったよこの人・・・・・スゲェ。
榊「・・・テメェハルカに何て吹き込んだんだゴラァ!!」
緋村「これ以上なのは達に手ぇ出したらぶっ殺すからな!!」
なのは「榊君!!緋村君!!」
透「・・・・・・・・・・・」
フェイト「?透?」
榊「ハッ!何だよ?やっと自分のしてることがわかったのかよ?」
緋村「俺にビビって何も言えねぇようだな?」
透「いやぁ、そーじゃのぉてさぁ・・・・お前らホンマに仲ええよな?」
榊「ハァ?!何バカな事言ってやがる!」
緋村「テメェみてぇなモブと一緒にすんじゃねぇ!!」
榊「何だと緋村!!さっきから聞いてりゃぁテメェ、なのは達は俺のものだ!!」
緋村「テメェこそ何言ってやがる、待ってろよお前らこんなキモい奴ぶっ飛ばしてそんでそこのクソモブ野郎潰してやるからな!」
榊「あぁ?!!」
緋村「んだよ!!」
俺だけモブキャラ扱いでしかも潰すって言いやがったよ、あの緋村の野郎・・・・・。
榊 緋村「「オラァ!!!」
と思いきや予想通りこいつら喧嘩し始めやがった。ま、こいつらに互いの事を意識させれば後は勝手に消えるっつー予想はズバリ的中したわな。お陰でこっちの事はガン無視じゃわ。
じゃぁ、ここからさっさと消えますかねぇ。
透「ほいじゃぁ、俺らはちゃっちゃと行くかねぇ?」
なのは「でも普通に行くとバレないかな?」
透「じゃーかーらー、これを発動するんじゃろ?」
なのは「??これって?」
ハルカ「まさか・・・」
ハルカはある程度予想はついとるようじゃねぇ、いやなのは以外の皆が予想しとるね。
透「フォーメーションN・H・H!!」
俺がフォーメーションを口にするとなのは以外がなのはを中心にして配置につき、俺とすずかがなのはの手を握り全員で一斉に走り出した。
なのは「にゃーーーーーーーーー!!!!!」
なのはだけの悲鳴が聞こえてあとは何も残らなかった。ちなみにフォーメーションN・H・HっつーのはN=なのはの手を、H=引っ張って、H=走るっつー意味ね。
先頭はハルカ、まぁ図書館の位置把握としっかり先導してくれるけぇ、次にアリシア→なのは(左右に俺とすずか)→アリサの順になって全員で図書館に向かった。
そんなこんなでやっと図書館に着いた・・・・・長かったような気ぃするわぁ。
透「ほい到着」
アリサ「分かってるわよそれくらい」
すずか「ごめんねなのはちゃん、いきなり手を引いて」
なのは「う、うん別にいいよ」//////////////
ハルカ「この中じゃぁなのはが一番運動神経無いから運動神経がいいすずかと透が手を引けばなんとかなると思ったのよ」
なのは「うん、分かってるよ」//////////////
アリシア「あいつ等も追ってこないね?」
アリサ「ま、どーせ今も喧嘩してんじゃないの?」
そーいやぁ、途中サーチャーがあったけどどーせあの馬鹿共じゃろぉの・・・・・ま、消しといたけどね。
フェイト「・・・・・・透、いつまでなのはの手を握ってるの?」
なのは「・・・・・えへへ」///////////////
透「ん?おっとそーやった」
なのは「あっ・・・・・」シュン
俺が手を放したのが残念なのか、なのはが明らかにテンションが落ちとった。
透「そんな落ち込むなや、手ならいつでも繋いじゃるけぇ」
なのは「本当!?」
フェイト「いいの!?」
透「おう」
アリサ「それで?その子はここにいるの?」
透「おぉ、まぁいい奴じゃけぇすぐ友達になれるで・・・・ただそいつ訳ありでの」
アリサ「訳ありって「透君?」・・・え?」
俺達が図書館の前で会話をしとるとそこに噂のはやてが来た。
はやて「もしかして・・・・透君か?」
透「ウィっす、久しぶり」
なのは「もしかしてあの子が?」
透「おう紹介するわ、こいつは八神はやて・・・はやてこっちの奴らは俺の友達で高町なのは、中村 ハルカ、アリサ・バニングス、月村すずか、アリシア・テスタロッサ、フェイト・テスタロッサ」
はやて「よ、よろしゅう」
ハルカ「さっき透が言ってくれたけど私が中村 ハルカよ、ハルカって呼んでね」
はやて「あ、じゃぁ私のことははやてって呼んでや」
ハルカ「えぇ、分かったわはやて」
ハルカとはやてが互いに握手をすると皆が一斉にはやてに駆け寄り、
なのは「私なのはっていうの、よろしくねはやてちゃん」
フェイト「私はフェイト、よろしくはやて」
アリシア「フェイトのお姉ちゃんのアリシアだよー、はやて」
アリサ「アリサよ、よろしくねはやて」
すずか「すずかって呼んで、よろしくねはやてちゃん」
はやて「よ、よろしゅう」
流石のはやてもこんなに一気に友達が出来たことに戸惑いを感じているが、すぐに慣れるじゃろ。
透「おーい、いつまでも外におったら迷惑になるけぇ中入ろうや」
ハルカ「そーね入りましょ」
俺達ははやてと一緒に図書館の中に入ろうとすると、アリシアが俺の左手を握ってきた。
透「・・・・・何しとんアリシア」
アリシア「えーだってさっきいつでも繋いでくれるって言ったじゃん、だから手をつないでるの」
フェイト「ね、姉さんずるい」
はやて「??何のこと?」
ハルカ「実はね・・・・・・」
ハルカがさっき俺が言ったことをはやてに説明すると、
はやて「へぇー、じゃぁ私ともええの?」
透「あ?あぁそりゃ別にええけど」
俺ははやてとも繋ぐことになってしまった。今の構図はアリシア・俺・はやてってゆー絵になっちょる、ちなみにはやてはハルカに車椅子を押してもらってる。俺らの後ろでなのは達俺を睨んどった。何でぃーーやねん。
中に入った俺らは各々本を手に取って集まって本を読むことにした。皆年相応の本を手に取っちょるわ・・・・・ハルカ以外は、ハルカの奴は料理本と占いに関する本を読んじょる。まぁ年相応ッちゃー相応なんじゃろうけど、手相とかタロットってマニアックじゃね?ちなみに俺はコーヒーの事が載っとる本と針治療の本ちょいと興味あったんよねぇ。
ハルカ「ねぇ、透の誕生日っていつ?」
ハルカの言葉に皆一斉に俺の方を向いてきた。
透「えーっと、10月24日じゃけど」
アリサ「まだ先じゃない?」
透「まぁの」
っておいアリサ、何気にメモってんじゃねぇよ・・・・・ってそこも!なのはもすずかも姉妹も、はやてもかい!!
ハルカ「アンタすごいわね、ここ数年は結構いい事あるかもってよ」
透「おっマジで?「恋愛運がね」・・・・は?何じゃいそりゃ」
ハルカ「さぁ、そのままの意味なんじゃない?」
透「いきなり適当!!」
なのは「(私とよくならないかなぁ・・・・・にゃーーー!!何言ってるの私!!)」/////////////
フェイト「(もしかして私と・・・・・うぅ、でもなのは達がいるからなぁ)」/////////////
アリシア「(透って恋愛運がいいのかぁ)」////////////
はやて「(透君結構女の子との知り合いが多いんやなぁ、うぅライバルが多いでぇ)」///////////////
アリサ「(まさか、これ以上女の子が増えるってことじゃないでしょうね)」/////////////
すずか「(私とだったら・・・・いいなぁ)」////////////
ハルカ「んじゃぁはやては誕生日いつ?」
・・・・・にゃ〜るほ〜どねぇ。ちょいと読めてきたよ、おめぇさの考えとることば・・・・・あ、いえ特に訛らしたのは理由ないですハイ。
はやて「え?あ、あぁ6月4日やけど何で?」
アリサ「あら、あとちょっとじゃない」
すずか「確かにそーだね」
なのは「じゃーさぁ、皆でお祝いしようよ」
アリシア「それ賛成!」
フェイト「うん!いいと思う」
ハルカ「じゃぁ、その日はやての家で誕生日パーティーね。」
アリサ「いいでしょ?はやて」
はやて「う・・・うんええよ」
透「・・・・・本当に大丈夫なんか?」
はやて「うん、ただいきなりのことでビックリしとるだけやから」
透「そんならええんじゃけど」
ハルカ「透、アンタもちゃんとプレゼント用意しときなさいよ?」
透「へーへー、わかっちょりますよ」
はやて「え、透君も来てくれるんか?」
透「おいおい、俺だけハブにされるんかぃ?」
はやて「あいや、そーやないんやけど・・・・なんてゆーか恥ずかしいな思うて」
ハルカ「大丈夫よ私達もいるんだから」
透「コラ、人聞きの悪い事言うなや」
ハルカ「はいはい」
はやて「アハハハハ」
それから俺達は読書を再開しキリのいいところで帰ることにした。するとハルカが、
ハルカ「あ!言い忘れてたけど・・・・」
アリシア「どーしたの?ハルカ」
ハルカ「当日は絶対にあの馬鹿共と関わらないこと!いい!」
その事を聞いて皆ハッとした。確かにはやての誕生日に行くなんぞ、日常会話の時にトゥルッと言っちまったら絶対についてくるにきまっちょるし、楽しい誕生日パーティーがテンションダダ下がりの葬式みたいなのになってまうかも。
するとはやて以外の皆はそれを理解し、一斉に頷いた。初めからあいつらの眼中にない俺は何もしとらんけど、はやては首を傾げたままじゃった。
おまけ
帰り道の途中ハルカに他愛のないことを聞いてみた
透「そーいやーさぁ、この前自分ら買い物しとったけど何を買っとったん?」
ハルカ「・・・・エッチね」
透「すぃっまっせん!!」
ハルカ「嘘よ、冬物の買い物よ」
透「えぇ?早くね?まだ当分先やぞ」
ハルカ「何言ってんの、今のうちに適当な物2,3枚確保しとかないと冬になって買ったんじゃ無い可能性の方が高いんだから!!」
透「あ・・・・はい、そっすね」
流石女の買い物魂は半端ねぇ。
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第1話 開始と友情 | ||
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突っ込む要素はこの話にはない。つまり普通だった。(Takeru Kumabe) | ||
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