インターセンター(上) |
レポート1
ゲイムギョウ界、そこには四つの国があった。
プラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、リーンボックス、その四つだ。
四つの国にはそれぞれの女神が治めていた。
パープル、ブラック、ホワイト、グリーン、その四人だ。
四大国の女神たちはシェアの獲得を競いあっていた。シェアは女神の生命維持に必要だからだ。
そんな女神たちでも、ひとたび世界の危機が訪れれば、力を合わせてそれを打破した。
犯罪組織、犯罪神、そして市民団体・・・
それらの危機にさらされるも、これを打ち倒した。
しかし、ここまで世界の危機が訪れれば、このままでいいのかと思う人たちもでてくるものだ。
今まで女神たちに甘えてきた我々は、このままだと何も出来なくなってしまうのではないのか。
そもそもこの世界のシステムが、それに身をゆだねた我々が原因ではないのか。
私はそう思えてきた。
レポート2
このままではいけないという事で、私は行動を開始した。
人々が自分の力で国を守る、そんな女神に頼らない国にする為に。
ある時はネット掲示板で書き込みをしたり、ある時は本を出版したり、
またある時は、街中にて演説をした。(こっぴどく注意をされたが、めげずに行った)
その甲斐あって、私の考えに賛同するものが増えてきた。
が、その分国からの規制、抑制が強まった。
そのせいで私の仲間の中には諦めの声をつぶやく者もいた。
私は彼らを励ましながら、あきらめずに活動した。
妨害は日々強くなっていった。
警備員、教祖、ついには女神が介入してきた。
とうとう公に活動する事も難しくなってきたようだ。
レポート3
ある日、とある掲示板を見つけた。
そこには、不満の声と、あきらめの声があった。
ゲームはそこまで安くならない。マジェコンあったほうがよかった
主婦
最近いたずらが増えている。しかも犯人は女神候補生。迂闊に手が出せない
アイテム屋
俺たちの決死の行動。出てきたのは教祖のみ。一方女神はネトゲの真っ最中
国外の工場職員
仕事をしている女神を見たが、いやいやかつ数年遊んでいたようだった
通りすがりのサラリーマン
けど仕方ないよね。この世界のシステムに従わなければ、俺たちは生きていけないんだから
元市民団体
組織復活の為に頑張っていたリンダも「もう諦めようかな・・・」とつぶやいてたしな
元犯罪組織
レポート4
これを見て、私もその内の一人になろうかと思った。
打つ手がなくなった今、もう諦めるしかないと思ったのだ。
その時、ある一言が、私を変えた。
だったら、俺たちだけで街を作ればいいんじゃね?
スレビギナー
この書き込みを見た時、これしかないと思った。
不思議とそう思ってしまった。私は諦めようとしていた皆を元気付け、先導した。
我々のように、今に不満を持っている人達がいる。不安を持っている人たちがいる。
ならば気付いた我々が、どうにかしないといけない。その為の街づくりなのだ。
しかし、モンスター、環境、費用等々、問題は山積みであった。
しかし私達は必ず達成して見せる。挫けるわけにはいかないのだ。
ココまできたら言いだしっぺとしての責任がある。
私に賛同してくれた皆の期待に応える義務がある。
そして女神に頼らない人々だけの国づくりという私個人の夢がある。
レポート5
さて、とりあえず名前を決めねば・・・名前があるだけでも力の入り具合は違うと思う。
仲間のほとんどは「まだ早い」と笑いながら街づくりに励んでいた。
しかし、今決めても遅くはないと思う。完成してから名前決めようとするとうやむやになる気がしてならない。あの頑張りでは、思った以上に早くできる気がしてならない。
さて、出来るだけ早く決めねばな・・・
一つだけ街を作るのもあれだし、複数作る予定だが、それぞれ名前を決めねばならないのか・・・
もういっそ○番街と分けてまとめてそう呼ぶ事にしよう。その方が早く決まりそうだ。
さて・・・
名前は何にしようか・・・そう言えば、きっかけとなったネットの書き込み、最近投稿者が減ってきたような・・・ん?ネット?インターネット・・・なお且つ皆が集う中心点のような街・・・
思いついた。複数の中心、それぞれが中心となる街、インターネットのように、繋がってる街・・・
「インターセンター」・・・よし、とりあえずそれにしよう。
駄目ならそれこそ皆で決めよう。(一応候補に入れておこう)
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駄文です。 キャラ設定のキャラが出てくるのはしばらく後になるかと思います |
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