B-52D Stratofortress/TAMIYA
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説明
なんとか11月以内に仕上がりました……。
というわけで、タミヤミニジェット(現コンバットプレーン?)シリーズより、地上最後の戦略爆撃機とも目されるB-52Dストラトフォートレスです。
1/100と手のひらサイズのかわいいスケールに、数百円のお手軽な価格設定で70年代の子供たちのハートを鷲掴みにしたと伝え聞く同シリーズですが、一体何人がこの巨人機のリリースを予測できたのでしょうか。若造の僕にもこのキットの迫力が手に取ることで伝わるのは何とも幸運なことです。

キットは再販で、39年前の金型ではありますが、その合いの良さ、巨躯を感じさせない親切丁寧な接着ガイドラインととても年期の入ったキットとは思えない、タミヤらしいユーザーへの配慮がうかがえます。リベットは概ね凸であるものの、雰囲気はばっちり。フラップの裏面も大迫力です。迷彩はベトナム戦争時のものと、通常の銀色の二択。四方50cmと持て余し気味なスケールのためか、天井にぶら下げることの出来る飛行態勢とアウトリガーを展開した駐在態勢が選べます。

色彩が妙に鮮やかですが、タミヤアクリルが苦手なので目視でMr.カラーに走った結果です……。またフラップ裏面は本来機体色(イエローグリーン)ですが銀色にしています。可能な限りキットの年期に負けないように、と思い制作したつもりですが、はて何処まで太刀打できたのやら。

1/100と特殊なスケールのため他の機体とのサイズ比較ができませんから、ミニジェット通でないと一発ものになってしまいますが、それでもこの機体が完成した迫力、満足感は他に代えがたいものでした。さてここまで作っておいてなんですが、どうしよう。まだ置き場所確保してないんですよ……

緊迫した空気が世界を二分した冷戦の終結からかれこれ20年。敵国の上空まで侵入し核攻撃を行うという運用目的から生まれた本機体も、生まれた当初はその使い勝手や航続距離などの融通性からB-36やB-58などの同僚や先輩にとって代わり、後輩のB-1、B-2たちにはペイロードやユニットコストで勝るなど、初飛行から半世紀が経ちICBMが発達し世界が戦略爆撃機をそれほど必要としなくなって久しい今もこの空を飛び続けています。米軍の計画では順次退役しつつあと30年も使われ続けるらしい、航空機としては異例の長寿機でもあります。

禍々しい爬虫類のような機首と、死の鳥と渾名される戦略爆撃機としての運用経歴を持つB-52ですが、彼らから見た世界はどれほど目まぐるしく変遷していったのでしょうか、そう思うと僕にはこの機体が何処か、戦いに疲れなおも飛ぶことを忘れられない穏かな老兵のように見えてなりません。
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コメント
>RIBON-Yさん 実は主翼は中で大きな芯が二本通るようになっていて、ずれもへたりの心配も殆どない構造になっているのです。一見スケール相応の大作業が必要そうに見えて、実際は恐らく皆さんが思っている以上に作りやすい好キットであると思います。(LayeU)
>ogashuさん そうですねー、意外とサイズも相まって完成までこぎつける方は少ないと思います。 ただ、キット自体はとてもシンプルな作りなので、このサイズでは驚くほど素早く形ができてくれるのが幸いでした。(LayeU)
でか!ベトナムで爆撃したヤツですな。ミンキーモモにも登場した凶悪爆撃機。翼とか歪んだりしなかったのでしょうかね?造るもの難しそうですな。(RIBON-Y)
このキットの完成品は初めて見ました。超大物ゆえに製作は大変だったのではないでしょうか。(ogashu)
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1/100 タミヤ 飛行機 爆撃機 B-52 B-52D ストラトフォートレス ベトナム戦争 

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