いきなりパチュンした俺は傷だらけの獅子に転生した |
第八十三話番外。雛祭りの夜空に浮かんだ男は二人。
ひな祭りイベントが終了した後、俺はカウンター席でまったりしていると恭也さんに話しかけられた。
「なあ、高志君」
「っ。…なんですか恭也さん」
「…いや、そんなに身構えなくても」
「…すいません。分かってはいるんですけど、どうにも慣れなくて」
恭也さんは肩を落としながらなのは達がガールズトークをしている所に一度目線を配らせながら再度話しかける。
「そんなにアサキムとかいう奴に似ているのか、俺の声は?」
「ええ、まあ…」
「…だから、か。年末辺りからなのはが俺の声を聴くたんびにビクビクしていてな…。俺と話す時も視線を合わせようとしないんだ」
「えーと、御愁傷様です」
シスコンで有名らしいイケメン剣士高町恭也。
彼が妹と自然に話せる日はまだ遠いらしい。
「…話は変わるんだが、高志君」
「はい」
「君には感謝はしているがなのははやらんぞ」
急に真顔になったと思ったらアンタ…。
シスコンは本物だな。
「いや、なのはには((ユーノ|先約))がいるからいいですよ」
「先約とは誰の事だ!」
「え?ユーノですけど…」
「ちょっと彼と話してくる」
「恭也さん。めっちゃ殺気が出てます」
素人の俺にもわかる程高ぶらせたらいかんよ、アンタ。
しかし、止めない。止められない。
恭也さんがカウンター席から離れてしばらくすると、「うわぁああああああっ!」とユーノの悲鳴が聞こえた。
ふむ。あれが名高いO・HA・NA・SHIか。怖い怖い。
俺の一言で犠牲になったユーノに一分間の黙祷!
と、俺が黙とうをしていると同じ方向からまた人の声が聞こえてきた。
「ユーノ君に何するのお兄ちゃん!」「な、なのは。これはお前の為に…」「ディバインバスター!」「うわぁあああああっ!」
暗くなった星空に浮かんだ恭也さんの笑顔に敬礼!
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第八十三話番外。雛祭りの夜空に浮かんだ男は二人。 | ||
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コメント | ||
作者にとって『恭也』さんは鬼門です。誤字修正しました。申請ありがとうございます。(たかB) あ、やっぱりあったんだなのはとのギクシャクした関係…ってか高志ってもしかして、高町家のO☆HA☆NA☆SIを一度見てみる為に嗾けたのか?…黒いな…。(神薙) 中の人ネタなら二刀流で最新の「バニティリッパー」が・・・(緋詩) また恭也が恭弥になってますよ−。 しかし、中の人ネタになると彼は酷い人が多いな(笑)(たけぼう) 兄貴は犠牲になったのだ・・・ 中の人の犠牲にな・・・(ウルトラスパーク) 兄貴、ご愁傷様wwww やっぱり中の人ネタってやっぱり楽しいですよね!(孝(たか)) |
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