貴方と人生を共に・月夜と鐘の音クロス 外史破壊編 魏、呉 終端編
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牽制、制圧組

 

 

王座の間

 

リタ「ああ〜王になった気分〜」

 

リタは王座に座りながら少し感激していた。」

 

ユーリ「それより、呉が着くのは早くても明日なんだよな?」

 

星「斥候の話では、そうなるな。」

 

秋蘭「なら、篭城しますか?」

 

リタ「それがいいけど、迎え撃つわよ」

 

ユーリ「ここは、篭城じゃないか?」

 

リタ「民にも被害がでないでしょ」

 

ユーリ「・・・なるほどな。」

 

星「なら、直ぐに準備をするぞ。」

 

 

 

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翌日

 

 

リタ「誰が舌戦行くの?」

 

ユーリ「俺は口下手だからな。」

 

星「秋蘭でいいのでは?」

 

秋蘭「無理です」

 

星「・・・大将軍様!よろしくお願いします!」( ̄ー ̄)ニヤリ

 

ユーリ「・・・はぁ〜」

 

ユーリは前に出た。

 

ユーリ「何の用だ?」

 

孫権「言われた通り、力を付けて宛をもらいに来ただけだが」

 

ユーリ「ああ〜そういや、そんな事言ってたっけな。」

 

孫権「クッ愚弄するか!」

 

ユーリ「まあ、一方的に攻めて来て説得力ないな。」

 

孫権「おのれ!孫仲謀が命ずる!奴らを血祭りにあげ、

 

この地を虎の物にする!虎の牙で相手の喉を食い契れ!

 

それまで死ぬな!相手を虎の爪で切り刻んでやれ!」

 

呉兵『おお!』

 

 

ユーリ「ま、やるしかないわな。

 

後はリタに任せるわ。」

 

リタ「私!・・・まあ、いいわ。あんた達!

 

アイツらを叩き潰しなさい!長蛇の陣で行くわよ!」

 

月音兵達『おおお!』

 

ユーリ「なら、行くか・・・ユーリ隊は本陣を取りに行くぞ!」

 

ユーリ隊『おお!』

 

星「趙雲隊は右翼の甘寧隊を倒す!」

 

趙雲隊『おお!』

 

秋蘭「秋蘭隊は左翼を担当する!」

 

秋蘭隊『おお!』

 

リタ「〜〜〜〜ロックブレイク!」

 

ボコッボコッボコッ

 

呉兵「なっなんだ!ぐわっ」

 

リタ「まだ行くわよ!〜〜〜〜ヴァイオレットペイン!」

 

ススススッ

 

シュシュシュシュシュ

 

黒い槍が無数に降り注ぎ、円上に闇の重力を作っていく。

 

呉兵「ぐはっ」

 

孫権「妖術か何かか!」

 

陸遜「分かりませんけど、やはり、どんなに力を付けても

 

勝てるとは思えません。はるかに人間を超えています。

 

この時代の人間ではない事は確かですね。」

 

孫権「天の御使いって事か?」

 

陸遜「可能性はあります。」

 

孫権「なら、あの北郷軍はなんだ?」

 

陸遜「先程も言いましたけど、別の者つまり、

 

別の天の御使いって事です。それも、

 

はるかに強い・・・何処の勢力も勝てないでしょうね〜」

 

孫権「最初から無理だったと言う事か・・・」

 

 

 

 

 

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右翼

 

星「貴様が甘寧か?」

 

甘寧「裏切り者の趙雲か」

 

星「ふははははっ私はただの客将だったのだ。

 

いつ抜けようが抜けまいが私の勝手では?」

 

甘寧「ふっなるほどな・・・来い!」

 

星「そっくり返そう・・・お主じゃあ私には勝てぬだろうがな」

 

甘寧「戯言を!」

 

シュシュシュッ

 

カキンカキンカキンッ

 

星「定山の昇龍・・・いや、北郷星!参る!はぁぁぁ!」

 

シュシュシュシュッ

 

甘寧「ぬるいっ」

 

星「はいはいはいはいっ!」

 

シュシュシュシュッ

 

カキンカキンカキンカキンッ

 

甘寧「なかなか・・・だが!」

 

シュシュッシュ

 

星「ふむっならば・・・北郷流!時限斬!」

 

甘寧「ぬるいと言ってるだろ!」

 

カキンカキンカキンッ

 

星「ふふっお主の負けだ。」

 

甘寧「何!・・・ぶはっ」

 

甘寧は口から血を吐いた。

 

星「それはな、主に教えてもらった技でな。

 

気を敵に斬撃と同時に当てると言う技だ。

 

気が多いやつほど、時間は長いが効き目も大きい。

 

まあ、一種の気の毒とでも言えばいいですかな?

 

お主の体は自分の気でやがて死ぬだろう。

 

これも、戦乱だ・・・許せ」

 

甘寧「そうか・・・がはっ」

 

バタンッ

 

星「甘寧は趙子龍が討ち取った!」

 

 

秋蘭「ユーリ隊を援護する!てーーー!」

 

シュシュシュシュッ・・・・

 

ユーリ「どけ!」

 

ドゴーンッ

 

シュッ

 

カキンッ

 

ユーリ「なんだ?」

 

陸遜「ここは通しません〜えいえいえい!」

 

ぽよんっぽよんっぽよん

 

ユーリ「なんつーか・・・目のやり場に困るわな・・・」

 

ボコッ

 

陸遜「きゅ〜」

 

ユーリ「あそこか!」

 

タタタタタッ

 

周瑜「てーーーー!」

 

シュシュシュシュシュシュシュッ・・・

 

リタ「うざいのよ!タイダルウェーブ!」

 

ザバーンッ

 

周瑜「水だと!」

 

リタ「以下略!サンダーブレード!」

 

ズドーンッビリビリビリッ

 

リタ「アンタに良い物を見せてやるわ!

 

万象を為しえる根源たる力、

 

太古に刻まれしその記憶、

 

我が呼び声に答え、

 

今ここに蘇れ。

 

エンシェントカタストロフィ!」

 

ドーーーーンッ

 

周瑜「かはっ・・・しぇ・・・れ・・・ん」

 

バタンッ

 

リタ「・・・安らかに眠りなさい。」

 

 

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呉本陣

 

孫権「終わりね。」

 

ユーリ「ああ。悪いが・・・終わらせてもらう。」

 

孫権「ただでは死なん!」

 

チャキッ

 

ユーリ「悪いが、速攻終わらせてもらう・・・ぞ!」

 

強い光を放つ。

 

孫権「なんだ!眩しい!」

 

ユーリ「王に敬意を評して俺の得意技、閃け」

 

シュッ

 

孫権「しまっ・・・かはっ」

 

ユーリ

 

「鮮烈なる刃。

 

 シュシュッ

 

 無辺の闇を鋭く切り裂き、

 

 シュシュッ

 

 仇なすものを微塵に砕く。

 

 シュシュッ

 

 漸毅狼影陣。!」

 

シュシュシュシュッ

 

孫権「姉様・・・ごめんなさ・・・い・・・」

 

バタンッ

 

ユーリ「ああ。・・・呉の兵は投降しな。!」

 

呉は全滅した。これにより、呉は投降し、呉の豪族や、

 

近くの邑は次々に下ることに。

 

孫尚香は行方不明になっていたが、北郷軍に居ると言う情報が入った。

 

ユーリ「とりあえず、負傷者の手当だな。」

 

星「なら、新野も直ぐに落ちるだろ。私が行こう。」

 

ユーリ「分かった。頼む。」

 

星の読み通り、直ぐに落ちた。新野に運び、手当をした。

 

ユーリ「これで、終わりだな。」

 

 

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洛陽

 

王座の間

 

ブゥーンッ

 

ミーナ「溜まったわ。」

 

于吉「物語も終端に近づいてますね。」

 

月「じゃあ・・・」

 

詠「全軍をぶつけてくるでしょうね。

 

幸い、呉が壊滅したし、魏も勝敗は見えてるわね。」

 

于吉「残りは、北郷軍ですね。」

 

詠「ええ。各隊に通達!月音達とユーリ達を招集するわ!

 

直ぐに攻め落とすわよ。」

 

 

 

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濮陽 外門近く

 

今、まさに・・・曹孟徳VS曹孟徳の戦いが幕を開ける。

 

華琳「曹孟徳よ!言った通り、お前の領地を貰いに来た!

 

貴方が覇道を歩みたければ、我が軍を打ち破って見せよ!

 

そうでないなら、即刻!投降せよ!(まあ、投降しないでしょうね。)」

 

 

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濮陽 城壁上

 

夏侯惇「華琳様!奴らなど、打ち破って見せます!」

 

曹操「ふふっ頼もしいわね。秋蘭!討って出るわよ!

 

民にも被害が及ぶわ。」

 

夏侯淵「それは、危険すぎます!篭城しましょう。」

 

桂花「それが、上策だと思います。華琳様」

 

曹操「いえ、そうじゃないの・・・出なければ行けない

 

・・・そんな気がするのよ。」

 

夏侯淵「・・・分かりました。」

 

夏侯惇「我らがお守りすればいいだけだ!」

 

季衣「そうですよ〜」

 

曹操「ふふっありがとう。」

 

 

 

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濮陽 門前

 

ギィー

 

ガタンッ

 

 

曹操「貴様らを打ち破り、覇道の道を行く!

 

魏の将兵よ!ここに大号令を発す!奴らを血祭りにあげろ!

 

魏の強さを天下に知らしめよ!無駄死には許さん!

 

奴らを道連れにして死ね!屍を越えてゆけ!」

 

魏兵達『おおお!』

 

 

 

 

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月音軍陣営

 

華琳「月音の兵士達よ!魏の将兵に月音軍の恐怖を味あわせてやれ!

 

死を恐るな!友や、家族が居る!誰かを守りたいと願う思いが何より強い!

 

連合軍の時の恐怖をもう一度焼き付けさせろ!死を恐る者は!今すぐ死ね!」

 

月音軍『おおお!』

 

曹操・華琳『突撃!』

 

華琳「張遼隊は夏侯淵隊の居る左翼へ突撃の振りを

 

仕掛けなさい。一当てくらいしたら直ぐに、本陣を奇襲

 

するかに見せかけて、夏侯淵隊に突っ込みなさい!

 

霞ならできるでしょ?」

 

霞「お安い御用や。」

 

華琳「華月は右翼に居る夏侯惇を打ち破って見せなさい!」

 

華月「まかせろっ!」

 

華琳「サーシャには荷が重いけど、許?を抑えれる?」

 

サーシャ「何を言うにゃ!もちろんにゃ!」

 

華琳「危なくなったら直ぐに撤退しなさい。」

 

サーシャ「にゃ!」

 

 

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右翼

 

夏侯惇「はーはっはっはー!月音軍はそんな物か!」

 

シュッ

 

月音兵「クッ」

 

カキンッ

 

夏侯惇「何っ!」

 

華月「お前が、夏侯惇だな?我が名は華雄!

 

お手合せ願おう!」

 

夏侯惇「元董卓軍の猛将か、いいだろう!」

 

華月「行くぞ!はぁぁぁぁぁぁ!」

 

カキンカキンッ

 

夏侯惇「ふんっ!ぬるいわ!」

 

ブォンブォンッ

 

カキンカキンッ

 

華月「クッ!・・・まあ、昔の私なら、

 

頭に血が上がっていただろうな。だが!

 

北郷から貰いし力!ここで使わせてもらおう。」

 

華月は防具を脱ぎ捨てると、いつものスタイルに

 

戻る。(キャストOFF)

 

ドスンッ

 

ガントレットを投げつけると・・・地面にめり込んだ。

 

夏侯惇「なっ何だ?」

 

華月「じゃあ、行くぞ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

カキンカキンッ

 

夏侯惇「クッ」

 

華月「まだだ!」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

夏侯惇「しまっ!」

 

華月「もらったー!」

 

ザクッ

 

夏侯惇「クッ・・・華琳・・・様」

 

バタンッ

 

華月「安らかに眠れ。」

 

 

 

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左翼

 

夏侯淵「っち!ちょこまかと!」

 

斥候「しっ失礼します!・・・夏侯惇様が

 

、華雄に敗れ・・・そのまま・・・息を引き取られました。」

 

夏侯淵「・・・分かった。下がれ」

 

斥候「はっ!」

 

夏侯淵「(姉者・・・必ず敵を取ってやるぞ・・・

 

安らかに・・・)夏侯淵隊はそのまま張遼隊を追い詰めろ!

 

なんとしても、本陣に近づけるな!」

 

淵兵「はっ!」

 

 

 

霞「そろそろやな〜・・・反転や!夏侯淵隊をやるで!」

 

張遼隊『おおお!』

 

 

淵兵「夏侯淵様!敵が、反転してこちらに向かってきます!:

 

夏侯淵「また、ハッタリだろう。」

 

淵兵「いえ!そのまま突撃してきております。」

 

夏侯淵「何!・・・始めから私か!直ぐに防衛に」

 

淵兵「ダメです!早すぎます!うわっ!」

 

ザクッ

 

バタンッ

 

霞「夏侯淵やな!その首もろたで!」

 

夏侯淵「簡単に取れると思うな・・・よ!」

 

シュシュシュシュシュッ

 

霞「お見通しや!」

 

スッスッスッスッ

 

霞「鉛弾より遅いで!」

 

夏侯淵「何!・・・全部避けた・・・」

 

ブォンッ

 

ザクッ

 

夏侯淵「姉者・・・かり・・・んさ・・・ま」

 

バタンッ

 

霞「悪いな・・・これも、娘の為や・・・

 

このまま、曹操の首を取りにいくで!」

 

 

 

 

 

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曹操本陣

 

斥候「失礼します!右翼、左翼共に全滅です!

 

夏侯惇様は華雄と一騎打ちで戦死し、夏侯淵様も

 

張遼隊の奇襲で・・・さきほど、息を引き取りました。」

 

曹操「そう。・・・天罰なのかしらね・・・」

 

華琳「ええ、そうよ。貴方の負けよ。首をいただくわよ

 

・・・思い残す事はある?」

 

曹操「そうね・・・貴方は何故戦うの?」

 

華琳「貴方が一番分かってると思うけど?

 

まあ、覇王としての私の考えね。今の私は、

 

北郷グループ社長権、北郷一刀の妻、北郷華琳よ。

 

それと、貴方は私、私の分身に過ぎないのよ。

 

私が本物ってわけよ。貴方は私が作り出した想念の

 

固まりよ・・・楽になりなさい。」

 

曹操「そう・・・道理でおかしいと思ったけど、

 

これで理解できたわ・・・ブ男が夫なんてね。」

 

華琳「まあ、貴方には分からないでしょうね。

 

妻としての幸せをね。」

 

曹操「それと、一つだけ答えて頂戴。」

 

華琳「何かしら?」

 

曹操「今は、幸せ?」

 

華琳「ええ。すごく幸せよ。愛する夫が居て、

 

子供も居る・・・充実してるわ。ここで言う天界で

 

だけどね。」

 

曹操「そう・・・なら、ちゃっちゃとやって頂戴。」

 

華琳「ええ。」

 

曹操「桂花!貴方は生きなさい。こに世界の末路を

 

私の変わりに見届けて。」

 

桂花「私もお供します!」

 

曹操「だめよ。・・・私の最後の願いよ。

 

私は紛い物よ・・・これからは、本物の方に従いなさい。」

 

桂花「御意」

 

華琳「いいかしら?」

 

曹操「ええ。ありがとう・・・私も貴方の一部になるのね。」

 

華琳「・・・そうね。」

 

ザシュッ

 

 

 

 

 

 

魏は壊滅した。これにより、大陸の7割以上は月音軍に従う事となった。

 

そして・・・北郷軍との決戦が迫ってきていた。

 

説明
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リリカルなのは ユーリ 恋姫†無双 北郷一刀 

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