魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟 |
双子との戦闘を終えた俺は飛雷神の術ではやての家の玄関に飛んだ。成程、ハルカの奴が玄関に飛雷神の術のマーキングされた札をおいたんじゃな。
まぁ、いきなり室内に俺が現れたら何も知らんはやてはビックリするじゃろうけぇのぉ。当然の判断かね?っと、まずは来たことを伝えにゃ。
透「うぃーっす、おじゃましやーっす」
俺は適当に来たことを言うと、奥から皆が出てきた。って来すぎじゃろ。
はやて「いらっしゃい、透君」
なのは「遅かったね?」
透「おぉ、持っとった物と間違えとっての。それを取りに帰っとったんじゃ」
アリサ「ちょっと、しっかりしなさいよ」
すずか「まぁまぁアリサちゃん」
フェイト「で、あったの?」
透「おう、ちゃんとの」
俺は遅れて来た理由をそれらしいことを適当に言っておいた。すると、アルフが俺の足元に来て匂いを嗅いでいる。何か匂うかいの?
アルフ「ウゥーーーーーー!!」『知らない雌の匂いがするけど、何でだい?!』
透「ちょ、ちょい落ち着きぃや」
ハルカ「もしかして、アルフは知らない動物の匂いがするから警戒してんじゃないの?」
ハルカの言葉で俺はあの双子の事じゃろうと思ったんじゃけど、さてどー言ったものかねぇ。
透「あぁ、たぶん近所の飼われとる猫じゃろうね」
フェイト「それって近所に住んでるあの女の人の所の?」
透「そーそー」
アルフ(あいつ等か!!)
すずか「誰?」
アリシア「家の近所に住んでる女の人で、大学生って言ってた。・・・・あと透の事変な目で見てた人だよ」
アリサ「何よそれ!!」
変な目って・・・・まぁ確かに前に初めて会って猫と遊んだ時に俺の頭とかを撫でてきたけど、何か触り方がね・・・・ねっとりとしとんよね・・・・」
なのは(うぅ〜、まさか近所の・・・・しかも年上の人かぁ・・・・)
はやて(はぁ・・・・ここにおる皆きっと透君の事好きなんやろうなぁ・・・・そのうえ近所に住んどる大学生かぁ、ライバル多いなぁ)
アリシア(あの人透の事絶対狙ってるよ・・・・・透は渡さないよ!!)
ハルカ「はいはい!いつまでもこんな所で話してないで中に入りましょ?」
はやて「そ、そやね。透君上がってや」
透「うぃ」
俺達ははやての案内でリビングに移動した。移動中に俺はハルカに念話でさっきの事を報告した。
ハルカ『で?どーだった?やっぱりあの双子だった?』
透『Yes』
ハルカ『やっぱりかぁ、で、追っ払ったの?』
透『なんとかの』
つっても写輪眼がないときつかったけど、これからはもうちょっと本格的に、きつめの修行をせにゃぁいかんかのぉ・・・・・・後で白一護たちに相談しよ。
透『んで?これからどーするんか、まだ聞いちょらんのんじゃけど』
ハルカ『それはあの守護騎士たちが出てきてからね』
透『あいつ等が出てきてからって、あいつ等にも説明するんか?』
ハルカ『えぇ、そーよ』
透『・・・・いきなり勝負吹っかけられそぉなんじゃけど』
ハルカ『その時は、その時よ』
わぁーーい、THE 適当 じゃん!
リビングに着き俺が来たことにより誕生日パーティーを始めることになった。。
透「お〜、スゲェ料理の数じゃのぉ」
ハルカ「これ全部はやてが作ったんだって」
透「マジで!今日祝ってもらう奴が何しよん?」
はやて「アハハ、皆が家に来ると思って張り切ってしもうたんや」
なのは「でもでも私も作って来たんだよ?」
なのははカバンからタッパーを取り出した。中は肉じゃがじゃった。
ハルカ「へぇー、あのなのはがねぇ」
透「これは肉じゃがか」
なのは「食べてみて!」
皆なのはが作った肉じゃがをつまんだ。
なのは「・・・・どうかな?」
アリシア「すっごい美味しい!!」
すずか「うん!美味しいよ!」
フェイト「凄いよなのは!」
アリサ「う〜、なのはこんな美味しいのを作ってくるなんて」
ハルカ「・・・・・・うん、いけるわね」
なのは「本当?!」
透「・・・・・・」
はやて「・・・・・・・」
アリシア達はなのはの作った肉じゃがは好評じゃったようじゃけど、俺とはやては違うようじゃ・・・・・あとハルカも気付いとるけどなのはを傷付けたくないけぇってことで何も言わんのんじゃろうのぉ。
なのは「えっと、どーかな?透君、はやてちゃん」
透「・・・・・ちょい聞いてええか?」
なのは「う、うん」
透「これ真剣に作ったんか?」
なのは「え?」
アリサ「ちょっと何聞いてんの?」
透「大事な事じゃけぇ・・・・どーなんじゃ?」
なのは「真面目に作ったよ」
透「そーかぁ」
俺は箸をテーブルに置いた、はやても俺に続いて箸を置いた。
透「じゃぁ正直に言えばのぉ」
なのは「うん」
透「甘過ぎる」
なのは「え・・・?」
透「それに人参とかじゃがいもの大きさがバラバラじゃ、これじゃぁ味が均等にならんで」
はやて「それにたぶんみりんを入れ過ぎたんやろなぁ、その所為か味が甘ぉなってしもうとるわ」
なのは「・・・・・・」
アリサ「ちょっとせっかくなのはが真剣に作って来てくれたんじゃない!」
フェイト「二人とも酷いよ」
すずか「ちょっと言い過ぎかなって思うんだけど」
なのはが真剣に作って来たっつーの俺もよーわかっちょるわ、なのはのあの傷だらけの指を見りゃぁの。
透「じゃけぇじゃ、真剣に作って来たんならちゃんと指摘しちゃるのがなのはの為じゃろぉが」
はやて「私も料理の事では嘘は言いたないから」
アリシア「そ、それでも」
フェイト「それでもやっぱり「じゃけど!!」!」
なのは「・・・?」
透「じゃけど、何か・・・・その・・・優しい味がするの」////////////
なのは「え?」
はやて「うん、ちゃんと私らに美味しく食べて欲しいってゆーのが伝わってくるわ」
は、恥ずかしいぃーーーー!!思ったこと言っただけじゃけど、正直に言った後は恥ずかしさしかこねぇ。
なのは「本当?」
はやて「うん」
なのは「本当?透君」
透「こんな恥ずかしい事もう一回言えるかぃ・・・・・まぁ次が楽しみじゃの」
なのは「え、また食べてくれるの?」
透「まぁ、言ってくれりゃぁ」
なのは「じ、じゃぁまた食べてね!!今のよりもっと美味しいのを作ってくるから!!」
透「あ、はい」
なのはは俺とはやての意見を素直に受け入れたようじゃ、背後に何か炎のオーラが見えるのは気のせいかいのぉ・・・。
ハルカ「ありがとね、正直に言ってくれて」
透「それが、あいつの為じゃって思ったけぇ」
ハルカ「そぉ」
料理を一通り食べ終えたところでプレゼント渡しに移る、皆それぞれ用意しており(当たり前じゃけど)ハルカは狸のアクセサリー・・・・狸って、なのははさっきの肉じゃがと熊のヌイグルミ、フェイトは世界のお菓子の本、アリシアは子犬の写真集、アリサはティーセットと色んな種類の紅茶、すずかは花の図鑑となんとか俺のとかぶらずに済んだ。
はやて「皆・・・・ありがと」
はやては喜んでくれとった・・・・まだ俺の渡してねぇけど、
ハルカ「あとは透のだけよね?」
すると皆一斉に俺の方を向きだした。やめてぇや一気にハードルを上げんなや。
透「えっと、俺はこれ・・・・なんじゃけど」
俺は先日店で買った物を渡した。ちなみに包装とリボンはサービスらしい。
はやて「・・・・・開けてもええ?」
透「ん」
はやては俺の許可を得ると箱を開けて中を確認した。中に入っていたのは
はやて「・・・・・ヘアピン?」
そぉヘアピン、しかも花が付いた・・・・・・芸が無いとか言うなや!!これでも俺は一生懸命悩んだんじゃけぇ!!
ハルカ「あら?この花って」
ハルカはヘアピンに付いとる花に気付き、さっきすずかがプレゼントとして渡した図鑑を調べだした。
ハルカ「え〜っと、確か・・・・・・あぁあったあった、えぇとその花は?胡蝶蘭かしら・・・・えー花言葉は『貴女を愛します』ねぇ・・・・・すごいのチョイスしたわね」
・・・・あり?俺そんなん選んだん?って選んで来たのあの店員さんじゃったんじゃけど、そーいやぁあの店員選んで来たときの顔がスゲェドヤ顔じゃったねぇ・・・・・こーゆー事じゃったんか・・・・・・って何か空気変わってね?気のせい?
はやて「そ、そんな透君、私はうれしいんやけど・・・・そんないきなりやなんて・・・・」
あぁはやてさん、恥ずかしがったり嬉しがったりするんはいいんじゃけどさぁ、この後の事は考えちょる?
なのは「・・・・・・ねぇ・・・・透君」
透「・・・・何じゃい?」
アリサ「どーゆーこと?」
透「いや、俺が聞きてぇよ」
フェイト「でも持って来たのは透だよ?」
透「あれはこの間お店に行った時に店員と一緒に探した時に店員に勧められたけぇ、買っただけじゃって」
アリシア「言い訳するの?」
透「理由聞いてきたのはそっちっしょ?っちゅーか驚いとるのは俺も一緒なんじゃって」
やーばい、皆の目から光が消えてきおる。何とかこの場を脱さにゃぁいけ「ガシッ!」・・・・誰かに腕、掴まれた、見たら、いい笑顔のすずかがおった、笑ってるけど笑ってないんじゃけど。
すずか「トオルクン、ドウユウコトカO☆HA☆NA☆SHI シヨウカ」
・・・・すずか様のO☆HA☆NA☆SHIモードですかい、こりゃぁ逃げられんなぁ・・・・・・・誰かぁーーーーー!!たーすけてー!!!
俺はすずかに引きずられ、あとから来たなのは達とタノシクO☆HA☆NA☆SHIシマシタ。トテモタノシカタヨ?
はやて「へへぇ〜・・・・えへへぇ〜〜」
ハルカ「ハァ・・・報われないわね・・・・頑張んなさい、そして強く生きなさい!透!」
ハルカは俺が連れてかれた方にそれはそれはとても綺麗な敬礼をしたとか、してないとか。
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第3話 プレゼントと花言葉 | ||
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O☆HA☆NA☆SHI、テラホラーだぜ (渡部一刀) | ||
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