IS 世界を守る者 EP59 因・縁・決・着
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「ジンヤァァァァァァァァ!!」

 

「織斑千冬ぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

2人が激突しようとすると、2人の間に上空から銃撃を受けた。

 

「っ!誰だ!!」

 

「あれは…」

 

IS学園上空には大統領専用機、エアフォースワンが飛んでいた。

 

すると、エアフォースワンの後部ハッチが開き始めた。

 

一方、エアフォースワン内部では…

 

『久しぶりのパーティーだな…ジョディ、今からBSAAやジンヤの援護に行ってくる』

 

『大統領、今回の作戦名はアイルビーバック!帰ってきたメタルウルフ大作戦です!』

 

『OK!Let's party!!yeahhhhhh!!』

 

その叫びと共にエアフォースワンから何かが降下してきた。

 

それが地面に着陸すると、更に赤いパワードスーツを着た鉄の男が居た。

 

「だ、誰だ!貴様!!」

 

千冬がそう叫ぶと、周りに居た警備部隊がアサルトライフルを構えた。

 

すると、ジンヤは思わず呟いた。

 

「何で、大統領とトニーがここに?」

 

『諸君、私はアメリカ合衆国47代目大統領、マイケル・ウィルソン・Jrだ』

 

『私はトニー・スターク。今はアイアンマンだがね…』

 

その言葉に警備部隊員達は戦慄した。

 

マイケル・ウィルソン・Jrは男女平等を貫き通すアメリカ合衆国大統領。

 

また、2年前に副大統領のクーデターに参加した女尊男卑賛成派や選民思想家の国家代表や代表候補生達を倒した大統領伝説がある。

 

アイアンマンことトニー・スタークはアメリカのスーパーヒーローの1人で束以上と言われるほどに天才である。

 

また、アイアンマンとして紛争やテロの鎮圧やISに虐げられている人々を助けている。

 

すると、日本代表の天上院が叫んだ。

 

「千冬様!そいつ等は偽者に決まっています!アメリカの大統領や天才発明家がこんな所に来るわけがありません!」

 

「そうだな…こいつ等は偽者だ!全員、出撃せよ!!」

 

「「「了解!!」」」

 

そして、警備部隊員達が武器を構え、天上院は小型のレーザー銃を取り出そうとすると…

 

『フッ!』

 

アイアンマンは手のひらから光線、リパルサー・レイを天上院に向けて撃った。

 

「ぐわぁ?!」

 

リパルサー・レイをくらった天上院は吹き飛ばされた。

 

『パーティーのクラッカー代わりだ!レディ!!』

 

メタルウルフは背中のコンテナからグレネードランチャーを二挺拳銃みたいに持つと、警備部隊員達に撃ち出していた。

 

すると、上空にはDNN社のピーター・マグドナルドが乗ったヘリが居た。

 

「合言葉はアイラブ、メタルウルフとノーモアホワイトデビルこと白騎士のピーター・マグドナルドがお送りします!」

 

ピーターは現在、IS学園での戦闘を見てカメラに向かってマシンガントークを連発した。

 

「何をトチ狂ったのかブリュンヒルデ、日本代表、警備部隊が我等が親愛なるメタルウルフに攻撃していますがそこは我等が大統領!逆にバッタバッタとなぎ払っています!親愛なるアイアンマンも凄まじい活躍です!」

 

ピーターの言葉通りにアイアンマン、メタルウルフが警備部隊達をなぎ払っていた。

 

一方、体育館では箒がジンヤと千冬を止めようとするが仮面ライダー部の面々に止められていた。

 

「離してくれ!ジンヤと千冬さんを止めないと…」

 

「ダメだよ?巻き込まれるよ?」

 

すると、楯無はある事に気付いた。

 

「ちょっと待って!セシリアちゃんとラウラちゃんが居ないわ!」

 

一方、ジンヤは村正ブレードを千冬は自身の愛機、暮桜を身に纏い、刀剣型ブレードの雪片を使い戦っていた。

 

(奴は勘を取り戻しつつ有るな…一気にケリをつけるか)

 

「ジンヤさん!」

 

「教官!」

 

「ッ!」

 

2人の間にセシリアとラウラが現れた。

 

「2人共!止めてください!命を賭けて戦うなんて!!」

 

「ジンヤも教官も落ち着いてください!」

 

2人の言葉にジンヤはため息をすると言った。

 

「やめだ!やめやめやめ!もう、やめだ!」

 

ジンヤがそう言うと、千冬も無言で雪片を…

 

「…ッ!」

 

いや、ジンヤは千冬の口元に微かな笑みを浮かんだのを見た。

 

「逃げろ!ラウラ、セシリア!!」

 

ジンヤは2人を庇うように前に出た。

 

すると、千冬は瞬時加速でジンヤとの距離を詰め、雪片をジンヤの左肩に切りつけた。

 

「くっ…!」

 

「もう一歩踏み込めば、腕を切り落とせたんだがな…」

 

「悪いが、アンタなんかに切り落とされて良い腕は無いんでね…」

 

ジンヤはバンダナを取り出すと、それを包帯代わりにした。

 

「織斑先生!なんで攻撃するのですか!!」

 

「教官!嫁は戦うのを放棄したのにどうしてですか?!」

 

セシリアとラウラがそう言うと、千冬は雪片を指でなぞると言った。

 

「そいつは委員会の命令に背いた、そして私たちが正義。ただそれだけだ」

 

千冬の言葉にラウラ、セシリア、更には観客達は絶句した。

 

「ふざけるな!」

 

千冬の言葉にジンヤは激怒した。

 

「子供を悪党に引き渡す事が正義だと?!モンド・グロッソで一夏を見捨てただけじゃなくアンタは人を自分の踏み台にしか見ていないのか!!貴様のは正義なんかじゃない!只の偽善だ!!」

 

「黙れ!警備部隊、戦闘準備!」

 

千冬の後ろから警備部隊員数名が武器を構えた。

 

ジンヤはセシリアとラウラを庇うように村正ブレードを構えた。

 

すると、上空から砲撃が降ってきて警備部隊員に直撃した。

 

「なんだぁ!?」

 

一方、一夏と鈴はBSAAと共に警備部隊員を倒していた。

 

そして、上空を見た。

 

「一夏、アレって臨海学校で見た…」

 

「ああ、銀の福音だ…」

 

上空には臨海学校で暴走したIS、銀の福音が居た。

 

「ナターシャさん!」

 

「ハァイ♪ジンヤ、久し振りね♪」

 

ジンヤの姉的存在、ナターシャ・ファイルスが銀の福音と共にIS学園に駆け付けた。

 

「銀の福音は直ったのですか?」

 

「ええ、本物の篠ノ之博士、小沢警視正がウィルスを削除してくれて、この子と一緒にまた飛べるわ♪」

 

『また、お会いできましたね。ジンヤ』

 

銀の福音がジンヤにそう言うと、警備部隊員の1人が投げ飛ばされて、別の警備部隊員に麻酔銃の弾が着弾した。

 

そこにはシェリルがスタンガンと麻酔銃を持って、首絞めジュードーことCQCで警備部隊を無効にしていた。

 

「シェリル?!」

 

「お姉様と呼びなさい、ジンヤ♪」

 

「貴様ぁぁぁぁ!!」

 

「男風情が!!」

 

ジンヤがナターシャ、シェリルと話をしていると警備部隊員の2人が近接用ブレードで襲い掛かってきたが…

 

「ぎぃあ!」

 

「ぽらぁ!」

 

その警備部隊員2人が狙撃された。

 

そこにはスターライトmkVを構えたセシリアとレールカノンを部分展開したラウラが居た。

 

2人が警備部隊員を狙撃したのだ。

 

「バカな…」

 

千冬は警備部隊が全滅したのを確認すると、セシリアとラウラに命令した。

 

「オルコット!ボーデヴィッヒ!そいつを撃て!」

 

「教官、それはできません」

 

「決闘の横槍は御法度ですわ」

 

千冬の命令にラウラ、セシリアは拒否した。

 

「ボーデヴィッヒ!貴様、誰のおかげで今の貴様が居ると思っているんだ!それにオルコット!貴様はジンヤを嫌っていただろ!!」

 

「確かに教官、貴女のおかげです。ですが嫁は言いました!私達軍人は政府や誰かの道具じゃないって!だから、言います!私は貴女の人形じゃない!!」

 

「確かに最初は嫌っていましたわ…ですがジンヤさんはわたくしに忘れていた父から貰った愛や大切なことを思い出させてくれましたわ!」

 

2人がそう言うと、千冬に指差して言った。

 

「「戦士らしく戦いなさい!」」

 

その言葉に千冬は怒りを露にした。

 

「もういい!ジンヤ、貴様を殺して、私が正義になる!!」

 

千冬は雪片でジンヤに切りかかった。

 

「ふっ!」

 

ジンヤはギリギリまで雪片の斬撃を引き寄せ、そのまま回避した。

 

「なにぃ!」

 

「はぁ!」

 

僅かな隙をついて、ジンヤは村正ブレードの斬撃を千冬にくらわれた。

 

「ぐわぁぁぁ!」

 

斬撃で吹き飛ばされると千冬の足元には天上院が使おうとしていたレーザー銃が落ちていた。

 

千冬は瞬時に拾ってジンヤに向けた。

 

「アメリカ人め!」

 

千冬はそう叫ぶと、レーザー銃を撃った。

 

「フッ、ハッ!」

 

しかし、ジンヤは村正ブレードでレーザーを弾き返した。

 

そして、ジンヤは村正ブレードに手を置いて言った。

 

「村正ブレード!」

 

すると、村正ブレードの刀身が赤くなった。

 

処刑用BGM:レーザーブレードのテーマ

 

「零落白夜!」

 

対する千冬も単一仕様能力の零落白夜を使用すると雪片の刀身がスライドし、桜色のビームソードとなった。

 

そして、剣による切り合いが始まった。

 

赤対桜色。

 

この2つがぶつかり合う。

 

「てりゃぁぁぁ!」

 

そして、ジンヤが千冬の雪片を弾き飛ばした。

 

そのまま、右肩に村正ブレードを突き刺した。

 

「バカな…この私が……」

 

「あんたのくだらない正義なんかに僕達の絶対正義は負けない!」

 

そして、村正ブレードを引き抜くと、ジンヤは叫んだ。

 

「Z!ダイナミック!!」

 

ジンヤは村正ブレードを降り下ろし、暮桜を一刀両断にした。

 

「バ、バカなぁぁぁぁ!!」

 

その叫びと共に暮桜は爆発した。

 

爆発の後、千冬はそのまま膝をつき、前から倒れた。

 

そして、ジンヤは村正ブレードを仕舞うと右手を拳にして天に掲げた。

 

「これが僕達の絶対正義だ!!」

 

そして、この戦いはBSAA、アメリカヒーロー達の勝ちに終わった…

 

 

説明
決着。

そして、最強の大統領と天才発明家兼プレイボーイな彼が登場!

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コメント
というか米大統領に攻撃したその時点で警備部隊は即クビ、千冬は英雄から犯罪者に転落(yosiaki)
まさかのアイアンマン、IS学園は戦力的にも政治的にもどう頑張っても絶望(グランド)
アイアンマンは、チートだろ〜(東文若)
キタ━(゚∀゚)━!アメリカヒーローの一人アイマンマン!仮面ライダー、BASS、アメリカヒーロー世界を守護する者たちが今集まろうとしている・・・・そしてIS学園終わったな><(yosiaki)
タグ
IS インフィニット・ストラトス 村正ブレード 処刑用BGM 首締めジュードー 戦士らしく戦いなさい! 

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