なんか神の不手際で転生するらしい
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授業も無事?終わり、帰ることになったのだが。

 

 

 

(何か忘れているような・・・・・・)

 

(今日はスーパーの特売日じゃなかったか?)

 

(あ・・・完璧に忘れていた)

 

 

 

というわけでこのまま直接スーパーへ

 

 

 

 

 

 

「おう、危なかった・・・・もう少しで豚バラの塊がなくなるところだった。あと鳥も。」

 

 

 

だがこれで一ヵ月は持つだろう。

 

 

 

「あれ?そこに居るん・・・・伸君?」

 

 

 

声をしたほうを見ると、相変わらず車椅子の八神と金髪ショートの女性がいた。

 

「おう、八神か」

 

「はやてちゃん、お友達?」

 

「せや、図書館仲間の麻井伸君や」

 

「そう、私はシャマルよろしくね。伸君」

 

 

 

知っているけどな。

 

 

 

「どうも・・・・八神たちは晩飯の調達か?」

 

「はい、今日はお鍋にしようかと・・・・伸君は?」

 

「豚と茸と野菜のホイル焼き。あと付け合せにあさりの味噌汁とたくわんと魚があれば何か」

 

「疑って悪いけどそんな本格的なもん作れるんか?」

 

「甘く見るな。これでも料理歴4年だ。」

 

 

 

実際はもっとだけどな

 

 

 

「もう、主夫やん。それ」

 

「自覚している。言っておくが刃の奴も俺くらいは料理出来るぞ。アイツも親がほとんど海外行ってて一人だからな」

 

「へえ〜アイツも主夫やったんか。」

 

「そうだぞ。」

 

「あの、はやてちゃん、そろそろ・・・・」

 

「おっと次は魚コーナーだ。」

 

「せやった。うちもまだ買わないかん物があるんや。」

 

「じゃあ、話はここまで。」

 

「ほなな〜」

 

「さようなら〜」

 

「じゃあな。・・・・・」

 

 

 

とりあえず肉コーナーに引き続き、魚コーナーでの激戦を制した俺は悠々自適に帰路につくはずだった。

 

 

 

「おい待てよてめぇ・・・」

 

「ん?」

 

 

 

声をした方を振り返ると、いきなり結界が張られた

 

 

 

「やれやれ、さっきから誰か俺の後をつけてくるだけかと思っていたから放っておいておいたが・・・・何の用だ?ストーカー転校生?」

 

 

 

俺がそう言い放つと、なんかいきなり二本の刀剣がすさまじい速度で飛んできた。

 

 

 

「・・・・ゼイオン」

 

『プロテクション』

 

 

 

防御魔法を張ってその二本の刀剣を弾き返す。

 

 

 

「ちっ、仕留め損なったか…まあ良いか、どのみち俺様に席を明け渡さずにしかもモブの分際で俺のはやてとシャマルを困らせたこいつはここで殺すんだし、デバイスを持ってるって事は転生者に間違いないだろうからな」

 

 

 

声をしたほうを見るとそこには、黄金の鎧のBJを纏った転校生がいた。しかし、その薄気味悪い・・・気持ち悪い笑みのせいで黄金の鎧の荘厳さが全くない。

 

 

 

「・・・・困らせた?」

 

「そうだ!テメエ俺のはやてとシャマルに付きまとってはやて達を困らせてたじゃねーか。どっちがストーカーだこの野郎!どうせ俺のなのは達にもそういうことしてんだろ!!」

 

 

 

またこういう輩か・・・・話し掛けてきたのは向こうだというのに・・てか、今日ここに来たお前がアイツ等と面識ないだろ・・・・・・そして前々から思っていたのだが言わせてもらう。

 

 

 

「・・・・本当に困っていると思ったのか?」

 

「当たり前だろ!なんだ?今更命乞いか?そんなことしても許さねえぜ」

 

「ならなんで八神達を助けなかった?」

 

「あ?」

 

「本当に俺がストーキング行為をしているように見え俺と話すことに八神達が不快感を出していたり困っていたりしていると思ったのなら、なぜそこに割って入って手を引っ張るなりして俺から遠ざけることをしなかった?そんなことしても八神たちは困っていたのだから批難されることはないし、むしろ感謝されるはずだ。なぜそうしなかった?あの会話を知っているということは見ていたんだろ?」

 

 

 

そう、コイツ等は口で言うだけでそういった行動に移らないのだ。恭也さんのように(アレは度が過ぎるが)本気で大切に思っているのなら口だけでなく行動を先に起こしていなければならないはずだ。なのに、コイツ等はいつも口先だけでしか言わない。そんなことで好きな子に振り向いてもらえるはずがないだろう。

 

 

 

「テメエ・・・・」

 

「本当は羨ましくて嫉妬していただけなんだろう?あの場所に居なければならないのは自分じゃなきゃいけないとかそんなくだらない事でも考えていたんだろ?自分の思い通りにならないから気に入らないだけなんだろ?わざわざ神に親からもらった・・・いや、もしくはもらうはずだったというべきか・・・・その容姿を捨ててイケメン顔と能力を得たのにも拘らず、うまくいかないから・・・・・・・いや、そもそも顔を自分の意のままに変えてもらっておきながら貴様は未だに自信が持てないのだろう?もし本当にその容姿に自信があるのなら、『ニコポナデポ』なんていう能力を欲しがるわけがない。結局のところ貴様は・・・・・」

 

「屁理屈ぶっこいていんじゃねえ!!」

 

「図星突かれて逆ギレか?それからもう一つ・・・・・この世界は模型やジオラマじゃないんだ。誰かに好意を抱くのも人を邪魔者扱いするのも勝手だが人を物のように扱うな。この世界は最初から物語が定められているアニメの世界じゃないんだ。自分中心に世界が回っていると思うなよ?たとえこの世界がアニメの世界に限りなく近い世界であったとしても世の中壁が立ちはだかって当然なんだ。転生者がお前以外にいるように・・・・それがない現実は現実じゃなくてただの妄想だ」

 

「テメエ・・・・初めてだぜ・・・・・・・俺をここまでイラつかせた奴は!!」

 

 

 

そう言って、後ろの空間が割れそこから大量の武具が俺に向かってくる。がすべてそれを難なくかわす。

 

 

 

「どうした?当たってないぞ?壁に立ち向かうことすら恐れた臆病者で小心者のオリ主君?」

 

「キッサマー!!ゲートオブバビロン!!」

 

 

 

そう言って再び大量の刀剣を放つが意味をなさない。この程度の弾幕・・・・・オリジナルのソレと比べれば天と地ほどの差がある。スピードも全くと言っていいほどない。

 

 

 

「畜生!いい加減当たりやがれ!!このモブ!」

 

「数に頼った隙だらけの戦い方だな・・・・鎖条鎖縛」

 

 

 

俺の周囲に魔方陣が出現し、通常のバインドの太さの三倍はあろうかという鎖が野郎に巻きつく。

 

 

 

「っ!?この・・・・放しやがれ!!」

 

「そう言って放すやつがいるわけがないだろう・・・・・さて」

 

 

 

俺は前にできたもので一つ試してみたかったものがある。そう以前言ったあの報復手段・・・・もっと言えばテスタロッサに久しぶりに会った日にできたアレだ。実際やったことが無いからどれだけの効力があるのかをここで試してみたい。

 

 

 

「・・・・双天帰盾」

 

 

 

それと同時に縛られている奴を中心に結界が張られる。

 

 

 

「はぁ?何のつもりだ?こんなんやっても俺は倒せねえぜ。馬鹿か?」

 

「少し寝てろ・・・・」

 

「が・・・・」

 

 

 

とりあえず野郎を眠らせ作業を続ける。この、盾舜六花・・・・と言っても双天帰盾しかないのだがこの能力は事象の拒絶。何事も起こる前の状態に回帰させる能力だ。ただし、範囲は狭く死者を蘇らせる力やその逆・・・・存在を無かったことにすることもできない。が、この力は一部の転生者に大きな影響を与える転生者キラーな技なのだ。

何故か?さっきも言ったが条件はあれど・・・あらゆる事象を起きる((前|・))の状態に還す。つまりその結果・・・・・

 

 

 

Side:三人称

 

 

「さて・・・・終わったな。・・・・起きろ・・・」

 

「う、うーん・・・・・は!て、てめえ・・・・・・・?」

 

 

 

そこで彼は自身の体に違和感があった。

 

 

声が野太い・・・・・視線が高くなったように感じた。いや、実際に高くなったのだろう。彼は自分の手を見る。

見るとそこには白い美しい手ではなく毛塗れの汗だくの大きな手、さらに明らかに肥満だと言えるほどに腹が突き出ている。服が小さいということもあってかさらに顕著できつそうだ。そしてそれを見た彼の表情は驚きよりもどこかで見たことのあるという感じだ。

そして、伸は不意に手鏡を取出し今の状況を教えた。

 

 

 

「???!!!!????!!!」

 

 

 

その顔は信じられないという表情をしていた。だってその姿は彼が一番よく知っている―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前世の自分だったのだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あ、あ・・・・ああアアアアァァァァアァァァアァアァァァァぁぁああアアァァッァア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

状況を察知した瞬間、彼は一目散に何処へと走り去ってしまった。

 

 

 

 

Side:伸

 

 

「まさかここまでの威力とはな・・・・・・」

 

 

 

そう、双天帰盾を転生者に行うとその転生者の前世の姿に変わるのだ。試しにあの転生者にやってみたが案の定・・・・いやそれ以上の効果があった。双天帰盾・・・・恐ろしい子

 

 

 

『凄まじいな・・・・』

 

「これをあの正規転生者にもやってやりたいところだが、それをして自殺でもしてもらっても困るからな。まだ器出来てないだろうし」

 

『そうだな』

 

 

 

しかしアイツ、デバイス放り投げて何処へ行くのだろうか・・・・あの姿じゃ家には帰れないだろうし・・・・それに容姿を変えたからって能力は消してないのだが・・・・いや正確には((消せない|・・・・))のだが、理由は単純、神の能力で直接与えている・・・・・・平たく言うと加護がかかっているからだ。しかし、姿容姿は能力で与えられているわけではないため、「姿を前世の時の生きている頃まで回帰」と定義すれば・・・・ああなる。無論元に戻すことも可能だ。だって『双天帰盾を使う前の状態まで回帰』と定義すれば良いだけだから。

 

 

 

「ま、知ったことじゃねーか。さっさと帰らないとミネルがお腹を空かせて待っているだろうし。」

 

 

 

そう思い帰路についた。しかしアイツ臭かったな・・・・前世ちゃんと風呂入っていたのか?

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おまけ

 

 

 

 

その頃の神々パート2

 

 

 

神兄「だぁークソ!また負けた」

 

神「貧弱!貧弱ぅ!!」

 

神兄「畜生!麻雀はもう飽きた!次は遊戯神だ!」

 

神「よかろう!かかってきなさい〜」

 

父神「おーい、娘や〜」

 

神「お父さん!どうしたの?」

 

父神「なんかお前のお気に入りがすごい物開発したぞ〜」

 

神「どんなのです〜?」

 

父神「何でも転生者を前世の姿に戻すらしいのじゃ〜」

 

神「本当ですか〜!?いや〜さすが今一番神界を燃え上がらせてる男ですね〜それ相当応えるんじゃないですか〜刃みたいなタイプならダメージないだろうけど〜(それにしてもあの人はいつになったらあのお姿になってくれるのでしょうか・・・・・あの姿を想像しただけで・・・・グフフヘヘヘヘヘ)」

 

神兄「そんな((不転|ふせてん))ことより、デュエルだデュエル!」

 

神「良かろう!」

 

 

 

 

「「\( `д´)ゝデュエ!! 」」

 

 

 

 

神兄(俺の手札には封印されしパーツカードが四枚とク〇ッター・・・これで俺の勝ちは・・・・「あ!パーツカード全部そろった!」・・・ゑ?)

 

 

 

 

説明
第二十一話:転生者諸君。私をあまり怒らせないほうがいい・・・
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コメント
神様一家いつもは楽しそうですね。そして神様が「グヘヘヘヘ」と言ってしまうほどの伸の「あの姿」ってのが気になりますね(hall)
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