魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟
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ヴィータ「テメェ、シグナムはどーした?!まさか逃げて来たんじゃ・・・」

 

透「馬鹿言うでねぇ、ちゃーんと倒したに決まってんよ」

 

ヴィータ「そんなわけねぇ!!」

 

透「ま、信じる信じんはオメェさんの勝手じゃけど、こっちは問答無用で行かせてもらうけんのぉ」

 

ヴィータ「チィッ!」

 

透「こっちは大事な奴を傷付けられた借りがあるけん、手加減はせんでぇ!」

 

ヴィータ「っせぇ!!それはこっちのセリフだぁー!!」

 

 

ハルカ Side

 

時は少し遡り・・・・・

 

 

私達は透とシグナムとの戦闘を見ることを再開しようと目を向けると、シグナムが地面に膝をつけていた・・・・・透の奴作戦通り即行でケリを着ける気ね。

 

見るとあのシグナムを翻弄している姿が映っていた。

 

はやて「どーゆーことなん?!シグナムが弱ってるやんか!」

 

恭也「あの剣士は4人の中では一番強いはずではないのか?」

 

ハルカ「そーよ、シグナムはあの中のリーダー格だし接近戦のスペシャリストとして非常に高い戦闘能力を持ってるわ。だけど透の方がかなり上ってことよ」

 

するとシグナムは原作でも他2つに比べあまり使わない遠距離用の『シュツルムファルケン』を透に向けて撃った。すでに形状もボーゲンフォルムにしてある。

 

しかし、透に向けて撃ったのに当の本人はそこにおらずシグナムの背後に回っていた。

 

プレシア リニス「「!!」」

 

フェイト すずか「「えぇーーー!」」

 

アリサ「ちょ、透の奴いつの間に後ろに回り込んだの?!」

 

恭也「あ、アレは!!」

 

忍「アレってまさか!」

 

美由希「恭ちゃんの『神速』?!」

 

皆透の高速移動に驚いている、それもそーかこの中じゃスピードで言えば恭也兄さんとフェイトくらいだもんね。

 

ハルカ「残念だけど美由姉さん、アレは『神速』じゃなくて『瞬歩』って歩法なの」

 

美由希「しゅ、『瞬歩』?」

 

ハルカ「『神速』とあまり変わらないかな、けどアレは極めれば眼にも映らない程の高速移動瞬歩が可能になるの。原作ではこの『瞬歩』を得意とする人の異名が『瞬神』って呼ばれてるの」

 

はやて「『瞬神』・・・・」

 

ハルカ「『神速』と違うのはね、応用が結構あることくらいだけどそう大差はないわ・・・・けどアレを習得しているのとしていないのとでは戦いに大きく影響するわ」

 

リニス「フェイト、よく見ておいてくださいね。もしかすると透はあなたにこれを見せたかったのかもしれませんから」

 

フェイト「・・・・・・うん!」

 

美由希「それにしても凄いね透君は」

 

忍「ええ、向かって行こうにもあの蛇尾丸だっけ?の猛攻があるし、移動もしくは遠距離からの攻撃でも『瞬歩』で避けられるし」

 

アリサ「その上あの写輪眼もあるし、輪廻眼って眼もるしね」

 

すずか「もう反則だね・・・・」

 

アリサは呆れた目をしていて、すずかは遠い目をしているわね。確かにここまで来ると反則よね

 

恭也「・・・・やはり透とはもう一度戦ってみたいな、今度は本気の戦いを「止めといた方がいいわよ恭也兄さん」・・・何故だ?」

 

ハルカ「あーだって、非常に言い難いんだけど・・・・・」

 

恭也「何だ?」

 

ハルカ「透が本気になったらアレの5倍から10倍の強さになっちゃうから」

 

忍「もはや何でもアリね」

 

そんな話をしていると、透の放った一撃をシグナムは防ぐももう腕は上がらないようで事実上透の勝ちとなった。

 

ハルカ「まずは1勝ね、さて次は・・・・」

 

他を見るとなのはとヴィータの方がヤバくなのはが押されていた。

 

すずか「なのはちゃん苦しそうだよ」

 

ハルカ「でも以前のなのはならもうとっくにやられてたわよ」

 

アリサ「どーゆーことよ?」

 

ハルカ「昨日1日だけだったけど、私となのはは透の家に行ってね、あいつの訓練施設で特訓したから」

 

恭也「何!!」

 

すずか「透君の家って!」

 

アリサ「説明しなさいよ!!」

 

ハルカ「だから特訓だって、あいつの家に行ったって言ってもすぐ訓練施設に行ったからよく覚えてないし、あいつの所しか出来る所は無かったのよ」

 

忍「恭也、落ち着きなさい」

 

ハルカ「でも、そのかいあってなのは今もなんとか耐えてるわね」

 

フェイト「そーだね、なのは飲み込み早いからね」

 

ハルカ「ええ・・・けどいつまでもつかしら」

 

アリサ「何の特訓したのよ?」

 

ハルカ「作戦に必要なことでひたすら『回避』の特訓をしてたの」

 

すずか「『回避』」

 

ハルカ「ええそうよ、今回の要は何と言っても透よ。あいつが早く戦闘を終わらせて他の子達の所に援軍としていくこと、その為に皆には時間を稼ぐという作戦を出したの」

 

はやて「じゃぁ何でヴィータになのはちゃんを当たらせたん?あれじゃぁあんまりやで」

 

ハルカ「なのはには敢えてヴィータに当たってもらったの。フェイトも言ったけどなのは飲み込みが早いの、ヴィータのような自分より強いやつと当たった方が強くなりやすいの」

 

すずか「そ、そーなんだ・・・・」

 

ハルカ「と、言ってもこれを言いだしたのは透の奴なんだけどね」

 

アリサ「はぁ?どーゆーことよそれ」

 

恭也「・・・・・・・」プルプルッ

 

ハルカ「恭也兄さん、落ち着いて。透はなのはの事を気にかけてやったことなの、なのはは生まれつき魔力の高い子、でもまだ訓練が足りないせいで基礎的な事しか出来ていない・・・・だったら実践の中で学ばせることにしたの、もちろんあの子に危険が無いようにね・・・ほら」

 

見るとなのはは何気に大ピンチ、原作同様レイジングハートが罅入って碌な防御も出来ておらずヴィータに止めを刺されそうになった所で、透がなのはを救出してくれた。まったくヒヤヒヤものよ。

 

ハルカ「見て分かるように、今回のなのはは事実上の負けになった。でもこれは悪い意味での敗北にはならないはずよ」

 

透もこのことは予想できてそうだしね、何か他にも意図があったのかしら・・・・ま、よく分からないけど。

 

恭也「・・・・なのはの為というのは本当のようだな」

 

ハルカ「でしょ?」

 

美由希「うんうん、あのなのはがあそこまで攻撃を避けるなんてね」

 

恭也「以前のなのはからでは想像出来なかったな」

 

 

Side Out

 

 

そこからはトントン拍子で勝ち進んでいった、ヴィータはただ攻めて来るだけじゃったけぇカウンターを狙えば簡単に倒せた。シャマルは『瞬歩』で一気に近付いて即行で撃破、ザフィーラはアルフと協力して同時攻撃を仕掛けた。

 

そーいやぁ、アルフと協力して攻撃した時はツープラトンもやったっけぇ、まぁ滅多にやらんからなぁ・・・・・『クロスボンバー』なんぞ。

 

シグナム「・・・・・」

 

ヴィータ「・・・んだよ、実質そこの透って奴が戦ったようなもんじゃねぇか!」

 

シャマル「そーねぇ」

 

ザフィーラ「・・・・不覚」

 

負け犬の遠吠え・・・・とは誰も言えない、俺らは彼女らを利用してたんじゃけぇ。

 

シグナム「止めろヴィータ、我らが敗れたことに変わりはない」

 

ヴィータ「だけどよ・・・・」

 

シグナム「しかし、透よ」

 

透「ん?」

 

シグナム「お前・・・・・まだ力を隠しているな?」

 

シャマル「え?・・・・」

 

ヴィータ「な、マジかよ!」

 

ザフィーラ「!」

 

透「・・・・・・正解」

 

シグナム「我らを侮辱するのか?」

 

シグナムは俺が本気を出さなかったことに不満で自分たちを侮辱したと思っとるようで。

 

透「いや、侮辱したいとは思っとらん・・・・けど、侮辱したと思ったんなら謝るわ・・・ホンマすまん、じゃけど俺が力を出さんかったのはな、出したらいくら非殺傷とはいえお前らを傷付けかねんのんよ」

 

シャマル「・・・・あれよりまだ強くなるの」

 

ザフィーラ「?・・・・何故そうしない?我らは勝負をしていたのだぞ」

 

透「そう、俺はお前らに俺らの事を信用してもらう為の”勝負”で、お前らを傷付ける為の”勝負”はしたいんじゃないんよ・・・だってそーやろ?仲間を傷付けたい奴なんぞおらんやろ?」

 

シグナム「・・・・まだ我らは答えていないが?」

 

透「じゃぁ、答えてくれんか?一緒にはやてを助けようや」スッ

 

俺はヴォルケンリッターのリーダーであるシグナムに握手を要求した。

 

シグナム「・・・元々負けたら協力する約束だ、それにこんなことをしなくてもお前なら信用できる・・・・こちらからよろしく頼む」

 

シグナムは俺との握手に答えてくれた。

 

ヴィータ「せーぜー足手まといになんなよ」

 

シャマル「一緒に頑張りましょ!」

 

ザフィーラ「・・・・・よろしく」

 

これでヴォルケンリッターは俺等の仲間となってくれた・・・・・っとその前に。

 

透「あっと、もう一つお前らに謝らんにゃぁいけん事があるんよ」

 

ヴィータ「何だよ?」

 

透「さっきの戦いを少し利用させてもらったんよ、こいつらの成長の為に」

 

シグナム「やはりか」

 

透「気付いとったんか?」

 

ヴィータ「当たり前だろ?回避能力は確かにスゲェけど、戦闘に関しては全くの素人じゃねぇか」

 

なのは「うぅ・・・・」

 

ハルカ「ごめんなさい、今のなのは達には必要な事だったから・・・・」

 

シグナム「気にするな、仲間ならば協力するのは当然だろ?」

 

透「ありがとな」

 

俺はシグナム達にお礼を言うとなのは達の所に行った。

 

透「・・・・・今回の戦いで分かったと思うけど、ハッキリ言ってお前らは弱い」

 

はやて「ホンマにハッキリ言うなぁ」

 

透「今回戦っとらんフェイト達ももし戦っとったら負けとったろ?」

 

なのは「・・・・・」

 

アリシア「うぅ・・・」

 

フェイト「・・・・」

 

アルフ「・・・・・」

 

ハルカ「・・・・そーね」

 

透「じゃけぇ今回は負けたんよ、分かるか?」

 

すずか「と、透君そこまで言うこt「ほいじゃけぇ!!」・・・え?」

 

な アリ フェ ハ アル「「「「「??」」」」」

 

透「ほいじゃけぇ、『敗け』から『学べ』!」

 

全員「「「「「「「!!!」」」」」」」」

 

透「何で敗けたかってことを自分なりに、そんで周りと一緒に考えて強くなれ!・・・・お前らは強くなる!俺が言うんじゃ、決まっとる!」

 

なのは「〜〜ッ!うん!!」

 

ハルカ「全くその自信はどっから来るのよ?」

 

アリシア「フェイト!強くなろ!!」

 

フェイト「うん!姉さん!」

 

アルフ「アタシだって強くなってやる!」

 

シグナム「上手く自信を付けさせたな」

 

透「・・・・・そーならええんじゃけど、何か俺が自信がねぇよ」

 

シグナム「そんなことは無い、彼女たちの顔を見ればわかる」

 

透「シグナム達にも訓練とかの協力頼む時あるかもしれんけぇ、そん時は頼むね?」

 

シグナム「それは我らにとっても丁度いいことだ、断る理由が無い」

 

透「すまんね、ほいじゃぁとりあえずはやての家に行こうか?これからの事を説明せにゃぁいけんけぇ」

 

はやて「分かった」

 

シグナム「・・・・ところで透よ」

 

透「んあ?何?」

 

シグナム「訓練の時はお前もやるのか?」

 

透「まぁやるけど?」

 

シグナム「ならば今回の続きも出来るというわけだな?」

 

透「・・・いいけど、あんまやり過ぎん程度にの」

 

シグナム「善処しよう」

 

俺達はこれからの事の説明と対策などを話すために一旦はやて宅に行くことにした。

 

 

 

 

 

おまけ

 

透 恭也 ユーノ「「「・・・・・・」」」

 

俺と恭也さんとユーノは直視出来なかった。何をってかぃ?それぁオメェさん、

 

シグナム「??どーしたんだ?透?」

 

あなたの格好の事ですよ、俺の所為とはいえ服が所々破れてご自慢の・・・・その・・・・大きいお胸様がね?チラッチラ見えるんですよ。

 

透「と、とりあえずさぁ!シグナムさん?!これ着てや!!」

 

シグナム「ん?・・・何を言っているのかは分からないが、とりあえず了解した」

 

俺は今まで出して無かった隊長羽織をシグナムに渡した。これで少しはマシになるじゃろ。

 

忍「・・・・恭也・・・・見ちゃった?」

 

恭也「な、何を言っている忍!」

 

忍「ちょっとこっちに来ようか?」

 

恭也「や、止めろ忍!止めてくれ!・・・・止めてください!!」

 

あぁ、恭也さんからドナドナが聞こえてきそうじゃわ。ま、今は「ガシッ!」・・・・マジで〜?

 

なのは「透君・・・・」

 

フェイト「透・・・」

 

アリシア「ちょっと・・・・・」

 

アリサ「こっちで・・・・」

 

すずか「O☆HA☆NA☆SHIしようね?」

 

アルフ「ちょっと付き合いなよ・・・・」

 

この6人は目が座ってるちゅーの・・・・何で落ち着いとるかって?んなもん抵抗してもどーせ結果は見えちょるんじゃけぇ。

 

透「・・・・・はい」

 

はやて宅に着いた頃には俺は真っ白になっとったらしい、もぉお婿に行けない。

 

アルフ「・・・・・言ってくれればなぁ・・・・」

 

なの アリサ フェ す アリシ「「「「「??!!」」」」」

説明
第6話 謝罪と協力
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コメント
男の習性だよね\(^.^)/(渡部一刀)
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魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 チート 

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