魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟
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はやて「せやけど、透君とハルカちゃんが元が2,30歳の大人の生まれ変わりやったんは驚きやで」

 

透「突拍子も無い話やけど、よう信じとるな」

 

はやてとヴォルケンリッターにハルカが俺とハルカが転生者である事を説明した・・・・・あと今だ埋まっとるあの馬鹿共も。

 

シグナム「確かに信じ難い話ではあるが、お前達の目は嘘を言ってはおらん・・・・それに仲間は信じ合うものだろう?」

 

透「・・・そりゃそやなぁ」

 

ハルカ「でも流石は『烈火の将 剣の騎士シグナム』ってだけあるわね、透とあそこまでやりあうなんて」

 

シグナム「しかし後半はただ遊ばれていただけだが・・・・・そんなに透は凄いのか?」

 

ハルカ「だってアイツ本気出したらもう1つ強くなるだけじゃなくこっちの攻撃見抜かれるし、近付くどころか弾かれるし、魔術的攻撃だと吸収されるんだもの・・・・言ってみればこの世の最強よ、管理局にもいないね」

 

はやて「透君が最強なんか!」

 

ヴィータ「しかも、何だよそれ!見抜かれ、弾かれ、吸収って!」

 

ザフィーラ「もはや無敵だな」

 

アルフ「アタシらも最初はそんな反応だったよ」

 

シャマル「ほんとに敵じゃなくて助かったかも」

 

シグナム「全くだ・・・・だが逆にその状態の透とも戦ってみたい」

 

ハルカ「それはまた今度にしてもらえる?じゃぁそろそろ説明するわよ?」

 

皆はやての家のリビングに集合して自由にくつろいでハルカの説明を聞く、もちろん俺もちょいちょい入れる予定、必要なかったら入れんけど。

 

ハルカ「これから説明する事はさっきはやて達に話した事よりも遥かに重い話よ」

 

アリサ「何よ突然」

 

なのは「どういうことなの?ハルカちゃん」

 

ハルカ「単刀直入で言うわよ・・・・・・・このままだと、はやては助からないわ」

 

はやて「え?」

 

フェイト「それっ本当?!ハルカ!」

 

アリシア「冗談だよね?!」

 

透「残念じゃが、ハルカの言っとる事はマジじゃぞ」

 

ハルカ「それもこのままだと、もって今年いっぱいってとこよ」

 

はやて「・・・・・・」

 

はやては静かに俺らを見た。

 

はやて「・・・ホンマなんやね」

 

透「原因は『闇の書』じゃ」

 

俺がはやての家に来て許可を得て持って来た闇の書をテーブルの上に置いた。

 

ハルカ「正しくは『夜天の書』、これは一定期間蒐集が無いと、主の魔力や資質を侵食する。はやての足が悪いのも、それが原因のはずよ」

 

はやてはハルカの言葉に自分の足を見つめた。

 

シグナム「それならば、闇の書を完成させれば問題ないのではないか?」

 

ハルカ「覚えてる?」

 

シグナム「何?」

 

ハルカ「だから、今まで闇の書を完成させてどうなったのか覚えてるかってきいてるの」

 

ヴィータ「それは・・・・・大いなる力を手に入れて・・・・・・・それから」

 

シグナム達は思い出そうとしとるけど、思い出せないといった顔じゃった。代わりに俺が答えた。

 

透「無差別破壊・・・・もしくは大量破壊じゃろ?」

 

シグナム「・・・・・・」

 

ヴィータ「・・・・・・」

 

シャマル「・・・・・・」

 

ザフィーラ「・・・・・・」

 

俺の言葉にシグナム達は言葉を失っとる、なのは達も同様じゃ。

 

ハルカ「・・・・・説明を続けるわよ?本来の目的は、各地の偉大な魔導師の技術を蒐集し研究するために作られて、主と共に旅するだけの資料本みたいなもの。だけど、歴代の持ち主の誰かがプログラムの改変を繰り返し、その機能に障害が起こったの。その代表的なものが、転生機能と無限再生。前者は旅をする機能、後者が破損したデータを自動修復する機能が暴走した結果よ。さっき言った一定期間蒐集が無いと持ち主自身の魔力や資質を侵食し始める事と、完成後持ち主が闇の書の意志(管制人格)と融合することで、『闇の書』に蓄えられた膨大な魔力データの魔力を行使できる。 当然蒐集した対象の魔法も使え、莫大な魔力がある分オリジナルを上回る威力を生み出す可能性もあるわ、おまけにサポートも闇の書の意志が行ってくれるってわけ」

 

ほう、相当調べとるようじゃのぉ。前世で見とっただけのことはある・・・・・そんなにリィンフォースを助けたいんか。

 

ハルカ「ここまで言ったけど、もちろん証拠があるわけじゃぁ無いの・・・・これも転生前の知識って事としか言えないわ」

 

シグナム「・・・・・そーなのか?透」

 

透「おう、つっても俺はハルカ程の知識はないんじゃけどの・・・・概ね当っとるで」

 

シグナム「そうか・・・」

 

ヴィータ「おい!こいつ等の言う事を信じるとか言うんじゃねぇだろうな?シグナム!」

 

シグナム「確かにハルカの言った事は信じ難い話ではあるが、少なくとも透は嘘を簡単に言う人間では無い、それは先程の戦闘で理解できるだろう?」

 

ヴィータ「・・・・そ、それは・・・・・そーだが」

 

透「これはいくら高度な知識を持った研究者でも直す事はできんじゃろぉな」

 

シャマル「そんな・・・・・」

 

ハルカ「手が無いわけじゃぁないわ」

 

ヴィータ「ほ!本当か?!」

 

ハルカ「簡単な話よ、『闇の書』を完成させればいいの」

 

透「なっ!ちょい待て!!そんなことしたら最悪はやてまで」

 

すずか「透君!落ち着いて!」

 

なのは「ど、どういう事?」

 

透「・・・『闇の書』を完成させたらはやては『闇の書』に取り込まれるんじゃ」

 

フェイト「なっ・・・・」

 

はやて「・・・・・」

 

ハルカ「そう、完成させたらはやては闇の書に取り込まれる・・・・そこではやてにやってもらいたいんだけど」

 

はやて「わ、私に?」

 

ハルカ「はやてには何とかして暴走部分である防衛プログラムの分離してほしいの」

 

はやて「どうやって?」

 

ハルカ「・・・・ごめん、それは私にも分からないの・・・はやてに任せるしかないの」

 

はやて「そっか、もし失敗したら?」

 

ハルカ「・・・・・はやて自身死んで、シグナム達も消える・・・・しかも世界は崩壊する」

 

その時全員の顔が引き攣った、いきなり世界規模の話になるなんぞジュエルシード以来の話じゃけぇな。

 

はやて「・・・・そんな」

 

透「仮に成功したら、防衛プログラムは俺らで何とかするとして後は?」

 

ハルカ「それは私に任せて」

 

透「となると後ははやて自身かい・・・・・うっし!」

 

俺ははやての目の前に立った。

 

はやて「な、何?透君」

 

透「・・・・・やってみぃや、はやて」

 

シグナム「な?!」

 

ヴィータ「お前!」

 

なのは「透君?!」

 

シャマル「そんな無責任な」

 

透「じゃってこのまま何もせんかったらはやてが死んじまうんじゃろ?ほいじゃったら、やれる事やったらいいんじゃねぇん?」

 

アリサ「でも失敗したら・・・」

 

透「失敗した時の事考えてもしゃーないじゃろぉ!じゃったら成功する事を賭けた方がええに決まっとる!・・・それに」

 

すずか「それに?」

 

透「俺が失敗させん!絶対に護っちゃる!約束する!!」

 

俺ははやての目を真っ直ぐ見つめて言った。そして拳を目の前に出した。

 

はやて「・・・・・・・」

 

透「お前がもし取り込まれても俺が助けちゃる!絶対に!」

 

はやては不安そうな顔をしていた。じゃけどすぐに決心した目で俺を見つめ返してこう言った。

 

はやて「私やってみる・・・・透君を信じてみる!」

 

はやては答えながら俺が出した拳に自分の拳を合わせた。

 

透「おぅ信じろや!お前を信じとる!その、俺を信じろや!」

 

はやて「うん!」

 

俺は某ドリルアニメに出てくる熱血アニキの言ったことを真似してはやてを元気づけた。

 

なのは「はやてちゃん!私も約束するよ!絶対に助けるって!」

 

フェイト「私もだよはやて!」

 

アリシア「友達だからね!」

 

シグナム「主はやて!我々もお約束します!」

 

シャマル「絶対に助けて見せるわ!」

 

ヴィータ「当ったり前だ!」

 

ザフィーラ「・・・・約束を果たす!」

 

はやて「皆・・・・・ホンマありがとう!」

 

はやては皆に囲まれ励まされていた。その顔はさっきまでとは違って元気のある顔になっとった。

 

ハルカ「さっきのセリフってさぁ、あのドリルアニメの熱い人のセリフでしょ?」

 

ハルカは俺がさっき言ったセリフに気付いとって俺に聞いてきた。

 

透「正解。いい言葉じゃったけぇな、それにさっきのはあー言わにゃぁいけん気ぃしたけんな」

 

ハルカ「確かにね、まぁ私も好きだしね・・・・でも、アンタも無理すんじゃないわよ?皆だっているんだし」

 

透「分っとる、十分皆に頼らせてもらうで」

 

ハルカ「そ、はーいはいそれじゃぁ今度はこれからの事を言うわよぉ!」

 

ハルカは手を叩きながら皆に注目するように言った。

 

ハルカ「『闇の書』を完成させるためにまずは魔力の蒐集をしなきゃいけないのは、分かったわね?」

 

ハルカの問い掛けに皆うんっと首を縦に振った。

 

ハルカ「私の考えを言うと、まずこの地球以外の管理外世界・・・・無人世界での生物の魔力を蒐集すること」

 

シグナム「何故だ?魔導師から蒐集した方が効率はいいだろう?」

 

ハルカ「そんなことしたら管理局に即目を付けられるわよ?んでもってこの作戦はパーになる・・・・それでもいいの?」

 

シグナム「むぅ・・・」

 

透「多少効率は悪いけど、確実性を優先した方がいいじゃろ?」

 

シグナム「・・・・そうだな、すまない」

 

ハルカ「気にしないで、続けるわよ?まず透以外の私たちから魔力を少しだけあげるわ」

 

シャマル「そ、そんなことしていいの?」

 

シャマルが驚きながらハルカに聞いた、そりゃそうじゃ、なのはとフェイトとアリシアとハルカは時空管理局嘱託魔導師としてリンディさんやクロノの手伝いをしとるからな。

 

ハルカ「流石に全部は無理だけど、少しなら明日行った時に「訓練したから」とか適当な理由つけられるから・・・・そーね、私の魔力8割くらいなら大丈夫よ」

 

なのは「は、ハルカちゃん!そんなことしたら」

 

ハルカ「だから明日、学校と手伝いは休むは1人だったら怪しまれることはないでしょ?」

 

フェイト「そ、それは・・・・そーだけど」

 

アリシア「でも、何で透の魔力はダメなの?」

 

ハルカ「透には無人世界でシグナム達の手伝いをして欲しいの、それに透の魔力と蒐集したら・・・・」

 

ハルカは今たぶん想像しとるんじゃろうな、俺の魔力を蒐集した『闇の書』が使う技を。

 

ハルカ「さっき言ったでしょ?蒐集した対象の魔法を使うことが出来るって、透の魔力を蒐集したら透のあの魔法とか能力を相手にしなきゃいけないのよ?」

 

なのは「!!」

 

フェイト「!!」

 

皆もさっきの戦闘で俺の強さを理解したのか、一気に青ざめていく。

 

シグナム「・・・・確かに、透の能力を持った相手と戦うのは骨が折れる」

 

ヴィータ「あんなのは透で十分だぜ」

 

シャマル「でも、いいの?ハルカちゃん」

 

ハルカ「ええ大丈夫よ、私回復早いもの」

 

ザフィーラ「・・・すまない」

 

ハルカ「あと、ユーノはどこかで『闇の書』又は『夜天の書』について調べてくれない?」

 

ユーノ「分かったよ」

 

とりあえず今後の方針としては決まった。あとは出来るだけ早く蒐集を完了しないとまた邪魔が入りかねんけぇな。

 

この後シャマルに皆の魔力を蒐集した、ハルカは流石に苦しそうにしとったけど周りに心配をかけまいとすぐ平常心な顔を皆に見せた。

 

俺は念の為なのはとハルカを家に送って行った。俺はハルカをおんぶしながら、

 

透「お前が無理すんなや」

 

と言ったら、あいつ何て言ったと思うよ?

 

ハルカ「ごめんね」

 

ってよ・・・・チィッ!不覚にも弱っとるこいつに、ちょいときめいちまったぜぃ。////////////

説明
第7話 説明と策
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コメント
アニキーーー!!(渡部一刀)
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魔法少女リリカルなのは 転生 恋愛 チート 

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