魔法少女リリカルなのはA’s〜記憶を失くした魔導師〜第十九話
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何故か、最近シグナムが模擬線を申し込んでくる。それが週に三回だから疲れる。何故申し込んでくるんだろうか?

 

まあ、それは追々わかると思うから今は、シグナムとヴィータとシャマルで蒐集してるからそれに集中するかね。

 

つってもこの状況をどうにかするかだ。

 

『そうですね。さっきから大きな魔力反応が多数接近中してるしね〜』

 

アイリが言った通り、週に三回というペースで蒐集をしていたら、今日になって何かが動き出したようだ。アイリが言うには時空管理局というのが最近動いているようで、どうやら感づかれたようだ。

 

「シャマル。そっちの方で魔力反応感じるか?」

 

「?何か反応があるんですか春兎君?」

 

そうか。まだ、シャマルのデバイス、クラールヴィントの感知内に入ってないようだ。どこまでアイリは凄いんだろうか。持っている自分でもたまに思うよ。

 

『シャマル先生。もう少ししたらクラールヴィントでも魔力反応を感知すると思いますけど注意していてください』

 

アイリがそう言うとシャマルの顔は遠くを見た。どうやらクラールヴィントにも引っ掛かったようだ。

 

「気をつけて!もの凄い数の魔力を感じるわ!」

 

そろそろ来るか……

 

俺がそう思った瞬間俺たちを囲むように大きな結界が張られた。俺たちをこの中で捕まえるきか。

 

「そこまでだ!時空管理局だ!管理外世界での蒐集行動の容疑で逮捕する!」

 

黒い服を着た俺よりも若い少年がそう言った。

 

そして、その少年を中心として他の管理局の人と思える方々が出て来た。数が多い。

 

「おとなしくこちらについて……君は!?」

 

少年は俺の方を見てそう言った。

 

何故驚く。俺の事を知っているのか。

 

俺は、恐る恐る少年に聞いた。すべてが壊れるかもと思いながらも……。

 

「君は俺の事を知っているのか」

 

「何を言っているんだ!君は、水奈月春兎だろ!」

 

彼は、俺の苗字と俺の名前を言った。だが、俺は自分の名前しか知らない。だから、俺は彼に何を言えばいいのか迷った。

 

だが、俺は聞かなければならない。自分が何者なのかを。

 

「なあ、聞かせてくれ。俺は一体何者なんだ」

 

俺がそう言った瞬間、空気が重くなった。いや、少年が驚いたようだった。

 

「ま、まさか……」

 

『お困りのところごめんね〜。執務官。マスターは、記憶を失くしてるんだよ〜』

 

「それは本当なのか!アイリ!」

 

アイリと少年が話していると、新たに二人の少女が来た。まるで魔法少女のようだった。いや、魔法を使っている時点で魔法少女か。

 

「ごめんねクロノ君!遅れ……うそっ!?」

 

「な!春兎!?」

 

現れた少女二人も俺の事を知っていた。

 

俺は、一体何者なんだ!

 

俺は、どんどんこみ上げてくる恐ろしさと、自分を知りたいという思いが俺をめちゃくちゃにする。それは、俺をだんだんと一人にするようだった。

 

周りに誰も居なく。

 

俺は、みんなに見捨てられて俺は、一人ぼっちに……

 

「あぁあああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

そう叫んで俺は、意識を手放した。

 

SIDE OUT

 

三人称SIDE

 

「あぁあああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

突然春兎は頭を抱え込んで倒れた。

 

それは、周りに大きな驚きを残していた。

 

誰もが突然の事に驚いていたが、シグナムは冷静に対処した。

 

「大丈夫か!春兎!」

 

シグナムはすぐに春兎の元に向かい、春兎に問いかけた。だが、春兎は気絶してその問いに答えなかった。

 

「くっ!ヴィータ!シャマル!」

 

シグナムの声に二人は我に返り、春兎を抱えるシグナムを守るように前に立った。

 

「このままここを突破するぞ!ヴィータ!結界を破壊しろ!」

 

そうシグナムが言ってヴィータがアイゼンで結界を破壊しようとしたときに管理局のクロノ、なのは、フェイトも我に返った。

 

「そうは行かない!バインド!」

 

クロノがバインドをヴィータに向けて出したが、バインドされなかった。

 

クロノも疑問に思っていたが、すぐに気づいた。春兎のデバイス、アイリの仕業だということに。

 

クロノがヴィータにバインドをかける前に、アイリがバインドブレイカーを発動していた。

 

『ごめん。執務官。ここで四人を捕まえさせるわけには行かないの!』

 

アイリがそう言うと辺りいっぺんに眩しい光が輝いた。

 

アイリが出した閃光だった。

 

それを機会としたヴィータは急いで結界を破壊した。

 

そして、結界にアイゼンであけた穴から春兎を抱えたシグナム、シャマル、ヴィータの順で結界内からでた。

 

だが、なのはは逃がさない為に、レイジングハートに標準を任せてディバインバスターを三人の元に撃った。

 

だが、とっさに避けたがヴィータが被っていた帽子がその衝撃に飲まれた。

 

「てめぇえええ!!」

 

ヴィータは、怒ってなのはの元に行こうとしたが、アイリがそれを防ぐために、次元の歪を出した。

 

『ふぅ。困ったものですね。まあ、結界の中から出れればこれが使えますから、早く入ってください!!』

 

ヴィータが行こうとした方に次元の歪を発動して、そのままヴィータははいって、そのままシグナム、シャマルも入って、次元の歪は消えた。

 

「逃げられた!」

 

「そんな……」

 

「春兎……」

 

悔しがるクロノ、悲しむなのはとフェイト。

 

三人がそうしている内に、アースラ艦長、リンディ・ハラオウンから通信が入った。

 

『悲しんでいるところごめんなさい。至急戻ってきて』

 

それを聞いて三人と、他の局員たちはアースラに戻った。

 

SIDE OUT

 

春兎 SIDE

 

真っ暗な暗闇……。

誰も居ない……。

見えるものはない……。

ただ、遠ざかる足音だけが響いている……。

 

あああああ…嫌だ……誰か……助けてくれよ…一人に……しな…い……で

 

そして、俺は這い蹲るようにして動き出して、何かに捕まった。

捕まっている感触の方を見ると全身血だらけの人らしきものが俺の脚を掴んでいた。

 

く…来るな!やめろ!嫌だ!来るな!………あぁあああああああああああああああああああああ!!」

 

そして、俺はまるで怖い夢でも見ていたかのように目を覚ました。

 

「ハァハァハァハァハァ…………」

 

俺は、今にも息切れしそうな息をして頭を抱えて俺は泣いた。

 

部屋だと確認して……。

 

声を殺して。ベッドの上で蹲って誰にも居ないかのように一人泣いた。

 

だが、不意に部屋の扉が開いた。

 

そして、俺が泣いているのかを知っているかのように、優しく誰かが俺を包み込んだ。

 

俺は、不意に包み込まれた感触を大事にしながら俺を包み込む人を確認した。

 

見えるのはピンク色の髪、さらさら伸びた髪だった。

 

「し…ぐな…む…?」

 

「ああ。大丈夫だ春兎。私はお前を一人にしない。だから大丈夫だ。大丈夫だから」

 

それはまるで女神のように思えた。

 

そして俺の中からこみ上げてくる安心感と、一人になりたくないという思い。

 

俺は、シグナムの方を向いて、シグナムに抱きついて俺は嗚咽した。

 

シグナムも俺を一人にしないでくれるのかそっと俺の頭を撫でてくれた。

 

俺は、安心したのか、また意識を手放した。いや、寝たんだ……。

 

 

 

 

 

 

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「あとがきコーナー」

 

「まあ、今回は誰も居ないので、今回の事にかんしてちょっと言います」

 

「まずは、[バインドブレイカー]に関してです」

 

「バインドブレイカーは、アイリが独自に誰にも知られないうちに開発して、今回お披露目のようです。効果は、バインドが発動される前から、発動された後で発動するとその対象はアイリの確認の対称になったままの状態中、バインドがまったく効かないというものです」

 

「まあ、チートだと思います。……たぶん」

 

「まあ、今日はここまででそろs「待った!」うわっ!」

 

紅林

「すみません!突然現れて」

 

「いやいいよ。それよりどうしたの?」

 

紅林

「ええ。まあ、何故か神様から手紙が来て何故かここに来るように言われました」

 

「そっか〜。まあ、ありがとう。一人でするのは寂しいからね〜」

 

紅林

「そうですか。まあ、これから一時は自分が一緒にさせてもらいます」

 

「マジで!?」

 

紅林

「はい。神様にもそういわれました」

 

「そっか〜。それじゃさっそくで悪いけど次回予告言って!!」

 

紅林

「はい。突然倒れた先生。そして、優しく包むシグナム。そして、動き出した黒幕。そして、破壊……」

 

紅林

「その状況。一体どうするのか」

 

影&紅林

「「次回、魔法少女リリカルなのはA’s〜記憶を失くした魔導師〜二十話」」

 

影&紅林

「「お楽しみに!!」」

 

今更ですが

*ハーメルンの方でもマルチ始めました。

説明
守護騎士たちが決心してから始めた蒐集活動。だが、それを阻止しようとする管理局。そして会い見える四人。
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水奈月春兎 記憶喪失 魔法少女リリカルなのは ハーレムに? 

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