魔法少女リリカルなのは〜箒と拳の魔法使い〜 |
第4話 全力
前回のあらすじ
魔法の説明
アイと一年暮らす事に
箒とデバイスget
デバイスとアイの仲が悪い
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オレがデバイスの名前を考え、そして決まった。所まではいいんだけど……
『全身包帯巻きの残念な神様にミイラ神と言って何が悪いんですか?』
「人の格好を見て勝手に判断するなど愚の骨頂だな。後、この格好にも意味があるんだ。」
『ええ、聞かせて頂きたいですね。ダメダメの包帯巻きの話を。そして私を納得させてくださいよ。』
などとまだ続いている。……なんで仲が悪いんだ?それに名前が決まったのに
『おっと、そうでした。ダメ神の話を聞く前にマスターが私に名前をつけてくださるんだった。なのでアナタは、黙っていてくださいよ?マスター私の名前を……』
「それじゃあいいかな?」
アイが何やら言っているようだけど……仕方がないか
「キミの名前は、『イヴ』……どうかな?」
オレは、イヴに訊ねてみる。
『マスター、素敵な名前ありがとうございます。これから末永くお付き合いしましょう。』
「うん、此方こそよろしく」
オレは、そう言うとイヴを持ち上げる。
「腹が減った。何か作れ紫苑」
アイが突然そんな事を言い始めた。イヴは、それに食いかかるように
『自分で作ったらいいじゃないですか。後、マスター頼まないでないでください。分かりましたか?駄神さん』
イヴがまた、アイに挑発するが、アイは今までの雰囲気とは違って
「五月蝿い、バカデバイス………静かにしないとお前のマスターを食うぞ……性的に」
アイがとんでもない事をサラッと口に出す
「いやいや、アイ冗談だよな?」
オレは、必死に何かの間違えだと思いアイに質問する。
「冗談ではないぞ。……そこのバカデバイス私もそろそろ……」
「うわぁぁぁ!!」
ドゴッ!!
オレは、アイの冗談ではないという言葉が聞こえた瞬間本当に危機感を覚え、自分でも有り得ないことをしてしまった。
「ぐはっ!?」
アイの腹を全力で殴ってしまっていた……
『justmeet』
イヴの声が聞こえてオレは、我に返った。何故か、罪悪感は、全く感じられなかったのが不思議だったが
『マスター、いい突きでしたよ。お見事でした。』
「えっと、気絶してる?」
オレの問いは、イヴが答えてくれた。
『ええ、見事に伸びてますね。……まあ、しょうがないでしょう。駄神ですから』
「イヴはさ、なんでそこまでアイを嫌うの?」
オレは、アイとイヴの仲の悪さに疑問を持ち、質問した。
『……。………マスター、知りたいですか?』
ゴクリと喉を鳴らし、頷く
『ただ単に馬が合わないだけです。』
「は?」
オレは、イヴの答えに呆れてしまった。
「えっと、それだけ?」
『それ以外には、あの袋です。本人は貴重なものと言ってますがあの中がどんなもの分かってないんです。しかもあんな所に長い間放り込んでおいて……』
「……。……袋ってどんなだったの?」
オレは、恐る恐る聞いた。
『……マスターそれを聞きますか。……そうですね一言で例えるなら……カオスでした。』
イヴの答えを聞き、黙り込む。そして
「大変だったな」
『ええ、大変でした。……マスター、提案ですけどそこに寝ているものを土に埋めませんか?』
「流石にそれは、止めよう。」
そんなやりとりをした。
何やかんやでイヴとは、やっていけるような気がした。が、アイとは、無理そうな気がした。
後、イヴ曰わく殴った時に魔力を拳に纏わせて殴っていたとのことだ。そのせいでイヴは、3日間寝たきりになった
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