秋月級駆逐艦変体
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説明
 駆逐艦に大きな大砲載せたいな。と思い
 ドイツの駆逐艦は15cm砲5基を積んで排水量も2600t級なので、フランスは13.8cm連装砲4基で2900t級なので・・・秋月級に15.5cm砲を積んでみました。(もっとも、ソ連には排水量が1200t程度で30cm無反動砲を載せた駆逐艦が居ましたが・・・)
 てっとり早く主砲塔を三年式十四糎単装砲に変える方法もあったのですが、さすがに芸が無いと思い、十五糎五三連装砲塔を弄って、連装・三連装の配置にしました。
 存在理由としては、エロ爆弾・ケ号爆弾対策として高高度・遠距離で発射母機を迎撃する為としました。
 三年式六〇口径十五糎五三連装砲は重量が175tと重たいんですが、25mmの装甲厚を3.2mmの波除程度に落とせば積めるんじゃないかと判断しました。

基準排水量 2750t
速力 33ノット
兵装 15.5cm三連装砲×1
   15.5cm連装砲×1
   25mm三連装機関砲×5
   爆雷投射器×2

 同盟国軍において大量に建造された秋月級駆逐艦は、比較的大型であり多くの派生艦が生み出された。
 その内の一隻が本艦である。
 1940年に日本海軍が、九四式水偵の無線操縦実験を成功させたことにより新たな兵器『無線操縦誘導弾』の研究・計画が日本国内で提唱される事になった。自分たちが作っている以上、敵も開発しているだろう。との発想から安全距離から放たれる誘導弾に対しての防御方法の研究が始まる事になった。
 取りあえず、誘導弾発射母機を早期に撃退する為に長射程・大射高の砲を用いることになり、三年式六十口径十五糎五砲がそれに選ばれた。
 また、砲の搭載艦は大型のそれなりに余裕のあった秋月級駆逐艦が選ばれた。
 配置は艦首側に連装砲1基、艦尾側に三連装砲1基の5門として、それぞれの砲塔が、個別の目標を捕捉できるよう高射装置を2基搭載していた。
 また、雷装は重心位置の対策から見送られ秋月級の計画時の直衛艦に近い印象の艦となった。
 砲塔は、最上級巡洋艦の主砲塔と酷似しているが砲塔外板厚は3.2mmの波除程度のものであった、また、高高度を飛来する航空機を意識して最大仰角は70度と大幅に増えている。
 結局、砲よりも誘導弾による迎撃の有用性が認識され、対空誘導噴進弾「奮龍」の開発の成功・配備が進むと大口径高角砲による直衛任務自体が陳腐化し同型艦が建造されることは無かった。
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