神次元の外れ者(15) |
「未完の羽、トラウマスイッチ狂化版」
デバッカ視点・ラステイション・洞窟
クラトス
「フン!フン!フゥゥンッ!」
ドォンッ!ボゴォンッ!ドグァッ!
クラトスの突きが、蹴りが、俺の足場となる壁を、天井を、デコボコにして且つ、走っている俺を精確に補足してる。
ドゴォンッッ!!!
デバッカ
「痛ッッ・・・・!」
かすった・・・・ってかすって残り2割弱!?笑えないな・・・・かする前は約4割位あったぞ?
足場もルートも限られてきたし、このままじゃ直撃・・・・・
クラトス
「そこッ!!!」
ドゴォッッ!!
デバッカ
「ゴフ・・・・ッ!」
って直撃今かよ・・・・ッ!マズッ・・・身体が重い。ロクに動かない・・・・・
クラトス
「続けてゆくぞ・・・・・」
ゴォォォォォォォォォォォォォォォ・・・・・・・
あれは・・・・波動拳か?それともかめはめ波?
膝を曲げ、足を一定の間隔で開け、両手は何かを込めるようにしている。
というか、あの構えをしてる時から何か風が・・・・・風?
ゴォォォォォォォ・・・・・・
まさか、空気を溜めこんでるのか?暴風でも放つつもりなのか?というかあの両手の間は真空か?
ただ分かる事がある・・・・このままでは死ぬ。
死ぬ?・・・このまま・・・・・?
自分が何者かも分からずに・・・・?やっと手掛かりが見つかったのに・・・?
死ねない・・・・まだ・・・【死んだまま】終わるわけにはいかない!
【生きてさえもいない】のに、ここで終わりなんて嫌だ!!!
クラトス
「喰らえ!!【((風神|ふうじん))・((激哮|げきこう))!!!」
瞬間、背中に何か生えたような感覚があった。そのまま、敵の背後に飛べるような・・・・
ブゥオォォォォォォォォォォォォォォンッッ・・・・・・
そう思った瞬間、俺は・・・・・・
クラトス
「何ッ!?」
思い描いた通りに敵の背後にいた。飛びながら、というか浮きながら・・・・・
デバッカ
「これは・・・・人神の・・・・・?」
気が付いたら、俺の背中で変身した人神特有の光の羽が・・・・
クラトス
「面白い・・・・記憶無きまま目覚めたか!」
真っ赤に輝いて、広がっていた。
???視点・超次元・プラネテューヌ近く
パープルシスター
「ウアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ドゥゥゥゥゥゥゥンッッ・・・・・
???
「おー派手にビームをぶっぱなしてますなー」
って違うだろ。感心してる暇ないだろ。まずは情報収集だ。
ネットワークチャンネルをプラネテューヌ教会に繋げて・・・・・
回線(教会)
「ガガッ・・・」
????
「イストワール様!!これは一体・・・・」
???
「ギアちゃんに一体何があったんですかぁ〜?」
イストワール
「落ち着いて下さい。それは現在調査中です。すぐに分かるでしょう。」
回線
「プツッ・・・・」
回線を切った。あの調査はこの騒ぎが解決しない限り分からないだろう。
とりあえず、人用プロセッサユニットを介して女神達のプロセッサユニットの方から話を聞いてみるか。
回線(女神)
「ガガッ・・・・」
パープルハート
「クッ・・・ネプギア・・・ここまで強いなんて・・・・」
ブラックシスター
「しっかりしなさい!あんた、自分が何やってるか分かってんの!?」
ホワイトハート
「全然話聞いてねーな・・・・お前、自分の妹に何させたんだよ・・・・」
グリーンハート
「あの暴れっぷり・・・・相当なものですわよ?」
グリーンハート2
「ネプギアちゃん・・・待ってて。今、お姉ちゃんが助けますわ。」
ブラックハート
「こら!そこの3人!話してないで手伝いなさい!」
パープルハート
「ネプギア・・・あの時からおかしかったわ。『一緒に寝て』って言うようになってた・・・・」
ホワイトハート2
「それって元々じゃねーのか?何せおまえ、それで帰れなかったようなもんじゃねーか。」
パープルハート
「それだけじゃなかったわ・・・・寝ている時に、うなされてたの。ぷるるんの名前を何度も口に出してたわ・・・・」
ホワイトハート2
「プルルート?何でアイツの名前が出て来るんだよ?3年前から会ってねーだろ。怖い言ってて。」
ブラックハート
「・・・・・・ねぇ。3年前、何があったっけ・・・・・?」
グリーンハート2
「確か、プルルートさんがお昼寝を邪魔されて暴れまわりましたわね?」
ホワイトハート2
「それで、3人じゃ手に負えないから全員で止める事になって・・・・」
ホワイトシスター(ROM)
「それでも・・・・・私達は全員、女神化解除まで追い込まれて・・・・・」
ホワイトハート2
「つーかアイツ、何やってんだ?連絡しても来ねーのアイツとプルルートだけだったな。」
ブラックハート
「いいから!いいから!それで・・・・・最終手段に・・・・・何か使ったような・・・・」
ホワイトシスター(RAM)
「それでピタっと止まったんだよね?何でか分かんないけど・・・・」
全員
「ウーーーーン・・・・・・」
???????
「ぷるるとに、ねぷぎあを放り投げたー!!」
女神×10
「あっ!」
回線
「プツッッ」
回線を切った・・・・・全ての謎が解けたからだ・・・・・・
同一の女神が複数いる、プルルートという存在、幼そうな喋りかたな女神らしき人物、3年前・・・・
ここではない、別の次元が関係するなら、答えはすぐに浮かび上がった。
まさか本当にあるとは思わなかった。別の次元の世界なんて・・・・
今聞いた話をおさらいすると・・・・・
3年前、別次元でプルルートという女神が昼寝の邪魔をされて怒り、暴れまわった。
3人の女神が止めようとしたが、歯が立たなかった。
仕方が無いので、こちらの次元の女神に手伝ってもらう事に。
それでも歯が立たなかった。
最後の手段として、餌やりの如くネプギアを投入したら自体は終息した。
そのトラウマが何かの拍子で今、ネプギアことパープルシスターが暴れている。
全部・・・・・全部((女神共|アイツら))の仕業か・・・・・・
可笑しいよね?世界を、国民を守る女神が今、その女神達が植え付けたトラウマで世界を壊しているんだよ?
これを可笑しいと言わずして何と言う。
さてさて、装備確認をするか・・・・
投剣・・・20本
製品版人用プロセッサユニット・・・一式
うはっ・・・・これで止められるのかよ。
そりゃ直刺し方陣っていう手もあるよ?けどアレ結構難しいんだよ?
けどなぁ・・・・
ドォウンッッ・・・・・
このままだと、ホントに世界が滅びかねない・・・・
あいつらは無責任だしなぁ・・・・・・(かなり雑談してたし)
さて・・・行きますか・・・・・
???
「プロセッサユニット、スタンバイ。」
俺は、収納していたプロセッサユニットを呼び出した。
頭部にヘルメット、背部にブースター、腰に銃剣、が装着された。
腕部と脚部は変化し、戦闘態勢は整った。
そして、俺は女神達の元に向かった。暴走する女神候補生を止めるために・・・・・
説明 | ||
緊張する・・・・・ | ||
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コメント | ||
コメント、ありがとうございます!デバッカ「あの時は凄かった・・・・まるで、時がスローになったような、先が読めるような・・・・そんな感覚。」(ヒノ) byZ 頑張れ!主人公の役目を果たせ!!とんでもないことが起きて頭が混乱するがとりあえずやっちゃえーー!!(あれ?なんかオカシイ・・・)( Z ハデス) |
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