なんか神の不手際で転生するらしい
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「あーあ、思った通りだ。」

 

 

 

 

闇の書事件から5日経ったある日、星天の書を開いてみたら案の定あの男は局の人間・・・・それもただの局員ではなく暗部の中でも異質な評議会とやらによって作られた人造魔導師だった。

 

 

 

 

「しっかしここまでやるか?普通・・・・」

 

 

『それをするのが管理局だろ?』

 

 

「だな・・・闇の書についても壮大ではた迷惑な自作自演だったし・・・」

 

 

 

 

この5日間のことを言うと高町達が魔導師だということを伝えられた。そして局に勧誘ということで本人たちは了承していたが俺が何気なく「9歳児の子供を何のためらいもなく死地に逝かせる(誤字に非ず)ってすごいな・・・・」って言いその後、刃が「しかもこれから相手するの犯罪者だろ?なのは達・・・ナニされるかわからないよね。女の子だから・・・昔、奴隷商売とかあったから他の世界でもないとは言い切れないし」って言ったらバニングス、月村、高町なのはを除く高町家全員が猛反対した。その時のハラオウン一家のこちらに向ける表情はとても印象的だったね。とりあえず、最低中学生を卒業するまで嘱託魔導師で収めるという結果(それでも高町達と壮絶な議論という名の熱意に大分譲歩した)になった。

 

そして、地球で二つの大きな事件が起きたため、リンディたちはしばらくの間。そこに住むことになった。テスタロッサ達と一緒に学校に通えると知った高町たちは当然大喜びしたのは言うまでもない

 

あと、刃がリインフォースを失ってどことなく元気がない八神を見て夜天の書もどきの八神専用本型ストレージデバイスを開発し修練の門(一日一年)の中で自らのリンカーコアをコピーして人格型ユニゾンデバイス『リインフォースU』を創った。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今はというと・・・・

 

 

 

 

 

「うーん・・・・」

 

 

『どうした?マスター?』

 

 

「・・・・い」

 

 

『ん?』

 

 

「バイトしたい!」

 

 

『いきなりどうした?』

 

 

「だって、前世真仕事人間だったからさ〜ちょっと働きたいんだよ〜」

 

 

『でも金は困ってないだろ』

 

 

「なんか、一生遊んで暮らせる金があるのにこの性格だけは譲れない。てか、退屈だ。」

 

 

『じゃあどこで働くんだよ』

 

 

「近所のスーパーか翠屋」

 

 

『翠屋なら確実じゃね?』

 

 

「取りあえず連絡してみるか」

 

 

 

 

 

 

 

日曜日・・・・・

 

 

 

 

「おお、似合ってるじゃないか」

 

 

「どうもっす」

 

 

 

 

結論から言おう。連絡したらハイの二文字で了承してくれた。うーん、いや〜懐かしいね〜こういうバイトもしたことあるから。なんか感動。

 

 

 

 

「本当、初めて着たとは思えないくらいよく着こなしているわね。」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

 

ところがどっこい美由希さん・・・・この系統のバイト自体はもう(前世で)何百回とやっているんで初めてじゃないんですよ

 

と、ここで今まで黙っていた桃子さんが動いた。

 

 

 

 

「ねえ?伸君・・・ちょ〜っといいかしら?」

 

 

「ハイ?」

 

 

 

 

 

 

Side:なのは

 

 

 

 

今日はフェイトちゃん、アリシアちゃん、すずかちゃんにアリサはやてちゃんと皆と一緒に翠屋でお茶会するの。伸君と刃君も呼びたかったけれどどうしても外せない用事があったみたいで今日はいません。そしてお兄ちゃんも用事があるようです。

 

 

 

 

「いや〜翠屋か・・・・うち、一度行ってみたかったんやよね〜偶に雑誌とかに乗って有名だったりするから・・・・」

 

 

「にゃはは・・・あんまり期待しないでね」

 

 

「私も翠屋久しぶりだぁ〜フェイトもだよね?」

 

 

「う、うんそうだね。姉さん」

 

 

 

 

アリシアちゃんもうれしそうです。

 

そして翠屋につきました。それにしても今日はやけに混んでいます。普通この時間ならピークは過ぎているはずなのに

 

 

 

 

「あ、い、いらっしゃいませ。な、何名様でしょうか?」

 

 

「あ、えっと6人」

 

 

「かしこまりました」

 

 

 

 

出迎えたのは黒い長髪の私達と同い年くらいの女の子でした。

 

だれだろう?新しく来た子なのかな?・・・・・でも

 

 

 

 

((((((か、かわいい))))))

 

 

 

 

もうとってもかわいいの!!もじもじしていてそれでいてちょっと緊張している仕草がとっても!顔も私よりとっても整っているし!!

 

 

 

 

「あ、こちらで・・・・」

 

 

 

 

そう言ってメニューを渡してすぐにカウンター席の方に向かってしまいました。

 

 

 

 

「なのはちゃん!誰なん?アレ」

 

 

「わ、わからないよ。多分今日から来た子じゃないかな?」

 

 

「ホンマか?いや〜でもかわいかったわ〜足が無事ならすぐに抱きしめてたで!!」

 

 

「はやて・・・・気持ちはわかるけど自重しなさい。」

 

 

「でもあの子何処の子かな?」

 

 

「分からないよ・・・・すずかちゃん」

 

 

「お母さんに聞いてみたら?」

 

 

「そうしてみるよ。アリシアちゃん!」

 

 

「あ、あの〜ご注文は?」

 

 

「あ・・・・えっと・・・じゃあこの限定ハヤシライスで」

 

 

「あれ?フェイトちゃん。そんなのあるの?」

 

 

「うん、ほら・・・・」

 

 

「気になるわね・・・じゃあ、私もそれ」

 

 

「「「私も(や)」」」

 

 

「じゃあ全員でお願いします」

 

 

「か、かしこまりました」

 

 

 

 

そう言ってまた厨房があるカウンター席の方へ向かっていきました。

 

 

 

 

「あ〜もう、かわいすぎ!この動かへん足が憎いわ〜」

 

 

「まあまあ、はやてちゃん」

 

 

 

 

すずかちゃんが慰めています

 

 

 

 

「でもこれでわかったね。なんで今日の翠屋がここまで人が多いのか」

 

 

「絶対あの子の仕業だね。」

 

 

「間違いないの」

 

 

「「「「「「あのウェイトレスの仕業だね!!」」」」」」

 

 

「ふぇ?あ、あの・・・・どうかいたしましたか?」

 

 

「あ、嫌・・なんでもあらへん(今メッチャかわいい声出した〜)」

 

 

「そうですか、あのハヤシライスお持ちいたしました。」

 

 

「お、来たで〜・・・・どれどれ・・・・・・うまい」

 

 

「ほ、ほんとね・・・・」

 

 

 

 

私も一口食べてみたけどとってもおいしいの。

 

 

 

 

「なあ、これ誰が作ったん?」

 

 

「え・・・あ、あの・・・その・・」

 

 

「ええから、言ってみ」

 

 

「・・・・・・です。」

 

 

「え?」

 

 

「私が作ったんです。」

 

 

 

 

一瞬私たちの中で時間が止まりました。・・・・・そして・・・

 

 

 

「「「「「「えええええええええ!?」」」」」」

 

 

「はわ!?」

 

 

 

 

え?いやだっておかしいの!なんで私達と同い年の女の子がこんなにも料理上手いの?ありえないの!

 

 

 

 

「本当にアンタが作ったの?」

 

 

「は、はい・・・・あの・・もしかして・・・・御口に合いませんでしたか?」

 

 

「そ、そんなことないよ!むしろ逆!!美味しすぎて逆に驚いただけだよ。」

 

 

「そ、そうですか〜、よかったです。」

 

 

「ねえ、名前は?」

 

 

「茜雫(せんな)です」

 

 

「茜雫ちゃんか〜歳は?」

 

 

「9歳です・・・・」

 

 

 

 

同い年でここまで料理に差があるなんて・・・・・みんなも軽くショックを受けているみたいなの・・・・今度お母さんに料理習おうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「茜雫ちゃん♪」

 

 

「あ、は、はい。なんですか?桃子さん」

 

 

「ちょっと休憩していいわよ〜」

 

 

「分かりました。」

 

 

「あ、そうだ。ついでになのはのところに行ってくれない?」

 

 

「え・・・・でも・・」

 

 

「バレないから大丈夫よ♪」

 

 

「は、はいぃ・・・」トタトタ

 

 

「あ、あの・・・・」

 

 

「ん?」

 

 

「桃子さんから休憩をもらって・・・・その入って行きなさいって言われまして・・・・その・・」

 

 

「うん、いいよ!」

 

 

 

 

そう言って私の隣に座ってきました

 

 

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

 

「いいよ、それよりなんであんなに料理上手なの?」

 

 

「私のお母さん、料理が上手で昔結構有名なレストランで働いていたらしくて・・・・・それでよく、家でお母さんの料理を手伝ったりしていて」

 

 

「なるほどな〜」

 

 

「じゃあさ!じゃあさ!」

 

 

 

 

 

 

Side:三人称

 

 

 

カランカラン

 

 

 

 

 

「よお、なのは!それにフェイトにはやて達も!」

 

 

 

 

アリシアがさらに質問しようとしたところにいきなり皇魔が店に入ってきた。今回は混み具合のせいでいつもの席ではなく窓席のため気付かれてしまったのだ。そして、その瞬間、なのは達全員、苦い表情になりさっきまでの楽しそうにご飯を食べていた雰囲気が一瞬で冷めて消え去った。よく見るとフェイトやすずかはさらに苦い顔をしていた。おそらく窓越しから見えていたのだろう。

 

 

 

 

「これから昼飯か?だったら俺も混ぜてくれよ」

 

 

「混ざんなくていいからどっかいってくれる?」

 

 

「相変わらずのツンデレだなぁ、アリサは・・・・・」

 

 

 

 

と、ここで茜雫の存在に気づいた。

 

 

 

 

「(誰だコイツ?確か原作でこんな奴いなかったはず・・・・もしかして俺が介入したことによるイレギュラーか?・・だが悪くねえな・・・いや・・・むしろ良い!良いぞ!なんて可愛い幼女だ!(※見た目9歳児の子供が考えていることですそして茜雫も9歳です)……これは今の内から手懐ければ将来・・・へへ・・・よし)・・・・・」

 

 

 

 

そう言って茜雫に近づき

 

 

 

 

「俺は皇魔王鬼だ。よろしくな」ニコ

 

 

 

 

そう言いつつ皇魔はニコポをしつつ、ナデポをしようとするが・・・・

 

 

 

 

「すいませーん」

 

 

「あ、はい。ただいま・・・・あの・・・どいてください」

 

 

 

 

そう言って茜雫は皇魔の腕をどけて注文を受けようと席を立ち、向かおうとした時だった。

 

 

 

 

「なあ、それより俺と一緒にもっとお話ししようぜ!」

 

 

「い、いえ・・・・お客様が呼んでいるので・・・」

 

 

「そんなの放っておいてさ、もっと俺達と雑談して遊ぼうぜ〜」

 

 

 

 

いつの間にか、茜雫の座っていたところに皇魔が座っている。隣にいるなのははすさまじく嫌そうな顔をしている。

 

 

 

 

「い、いえ」

 

 

「そんなに照れなくてもいいだろ〜」

 

 

 

 

そう言って茜雫の手首を握って逃がさないようにする皇魔。

 

 

 

 

「痛っ!!は・・・放してください!痛いです!!」

 

 

「ちょっとアンタいい加減にしなさいよ!」

 

 

「茜雫ちゃん痛がってるやないか!」

 

 

「放してあげなよ!」

 

 

 

 

しかし・・・・・・

 

 

 

 

「そんな嫉妬するなって・・・心配しなくても、お前たちの相手もちゃんとするから・・・・な?」ニコ

 

 

 

 

そう言って聞く耳を持たず・・・いやそもそも耳が無く、手を放そうとしない馬鹿。そこに―――

 

 

 

 

「ねえ皇魔君?」

 

 

 

 

声をかける人物が

 

 

 

 

「も、桃子さん」

 

 

 

 

見るとそこには笑顔のはずなのにまったく笑っていない桃子さん(今はさん付けしないとまずい気がする)と

 

 

 

 

「・・・・・」

 

 

 

 

鬼神か阿修羅のような闘気を纏った士郎さんがいた。

 

 

 

 

「お店の妨害をする気なら出て行ってくれないかしら・・・・」

 

 

「それに君、ちゃんと列の順番は守らないといけないよ。親に言われなかったかい?」

 

 

 

 

半ば死の宣告を受ける皇魔こと馬鹿

 

 

 

 

「いや、俺は「出て行ってKU☆RE☆NA☆I☆KA☆SHI☆RA?」・・・・・わかりましたよ。・・・・チッ」

 

 

 

 

そう言って、皇魔は店を出て行った

 

 

説明
第二十八話:〇〇爆誕(前編)「あの・・・その・・・よろしくお願いします」
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コメント
茜雫って聞いてブリーチが出てきた私は悪く無い(`・ω・´)(更識簪)
↓ 名前の所に、「せんな」と書いていますよ。(チョリス)
茜雫ってなんて読むのですか?(hall)
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