神次元の外れ者(21)
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「((人神No.021|突然変異な失敗作))」トゥエンティー(人神No.020)視点

リーンボックス付近・森林

僕は人神No.020、トゥエンティー。20番目の人神にして、皆のまとめ役でもある。

何故最近の僕がまとめ役か?それは・・・・

ワン(001)

「ハァ〜・・・・二人はようやく覚醒したのに、お祝いも出来んとはネ〜」

トゥー

「お前・・・・ケーキとか食べたいだけだろ。」

ワン

「あ・・・・ばれた・・・?」

スリー(003)

「バレバレだ。貴様は分かりやすい。」

フォー(004)

「我々は慣れてるからな。」

ファイヴ(005)

「まあ良いではないか。祝いたいのは我らと同じで本物だろう。」

シックス(006)

「そいえばチータ、バイトやってるらしいぜ。なんでも、あのプルルート様のお仕事の手伝いとか・・・」

トゥエルヴ(012)

「何ィ!?そんなうらやま・・・けしからん展開が!?」

トゥー

「本音漏れてるぞ・・・・・」

エイト(008)

「それなら・・・・私が代わりにやってあげようかしら?」

トゥエルヴ

「貴様の責めはもう飽きた!!」

エイト

「何ですってぇ!?」

こんな個性的なメンバーの中で、僕は一番まともだから選ばれた・・・・ただそれだけである・・・・

自覚は無いんだが、トゥーにそう言われた・・・・

テン(010)

「お止めなさい。彼は縁があったと言うだけの事ではありませんか・・・・私の恋も、これまでという事・・・」

スェヴン(007)

「悟るな!諦めるな!猛進あれば何とかなる!」

イレヴン(011)

「そうよ!出会いと対話を重ねればチータと同じ条件よ!!」

ナイン(009)

「いや・・・恋はそんなに単純でも無いぞよ?」

シックス

「俺達で力を合わせれば、成就出来るかもだぜ。恋を制するのは力ではないからな。」

いつの間にかトゥエルヴとテンの恋を応援する話題に・・・・任務中なのに・・・・

トゥエンティー

「ッ!!」

何かいる!!人・・・?こんな所に・・・・・

あの色あせたカーキーのワンピース、赤いロングなストレート・・・・まさか・・・!!

トゥエンティー

「総員!!戦闘体勢に入れ!!!」

僕の声に皆が持っている銃剣を構える。目の前の少女は標的だ!!!

サーティーン(013)

「ようやく見つけた・・・・じゃあ大人しく、あっけなく死んでもらうぜ・・・・失敗作・・・・」

 

ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!

 

銃声の直後、その少女の姿はまるで幻のように透けて、消えていった・・・・

やはり、気付かれていたのか・・・・!

???(021)

「うん。ちょうど・・・・君たちが雑談するちょっと前くらいかな?」

声は上空から聞こえたが、そこには誰もいない・・・何かの術か・・・

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フォーティーン

「だったら逃げれば良いのに・・・・なんでそんな無駄な事を?突然変異の失敗作、No.021。」

???

「私にはクリエって名前があるんだけどなー・・・デバッカやチータのように言ってくれてもいいんじゃよ?」

フィフティーン

「堕ちた裏切り者の名なんて呼びたくもないがな。もう一度縛ってやろうか?」

シックスティーン

「それ、いつも避けられていつも俺がそのとばっちりに・・・・」

フィフティーン

「う・・・・うるさいなぁ!!お前が近くにいるから悪いんだよ!!」

クリエ

「うわ・・・何その理不尽・・・・・」

セブンティーン

「何時までも良い気にならない事です。」

エイティーン

「ちなみに・・・・君が僕たちを見てるって事は・・・」

 

ブゥゥン・・・・・チャキッ

 

クリエ

「・・・・・ッ!!」

エイティーン

「ビンゴ♪」

エイティーンの幻術が決まった!!俺たちはそこから50m後ろだ!そして場所も分かった!!

トゥエンティー

「総員!!あそこを撃て!!」

 

ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!ダン!

 

エイティーンが向けていた所を一斉射撃!どうやらあれは幻で、あの上からの声も術による撹乱だ!

本体は、あの草むらにいる!ってあれ?なんか、真上を撃ってるやつが・・・・

トゥエンティー

「何やってるんだ?」

ナインティーン

「身体が・・・・・勝手に・・・・」

憑依!偽神の力か・・・!ってことはコイツに取り憑いてるのは・・・・・

トゥエンティー

「フィフティーン!!」

フィフティーン

「あいよッ!」

 

ガッキィィィィンッ!!

 

フィフティーンの術によって、ナインティーンが縛られた。この術は、憑依中の霊ごと縛る術だ。

ナインティーン

「・・・・・すまない。どうやら間一髪抜けたようだ・・・・・」

フィフティーンが拘束を解こうとした瞬間、ナインティーンの顔がニヤケて・・・・

ハッ!まさか!!

トゥエンティー

「待て!拘束を解くな!!」

フィフティーン

「え?」

 

ボシュゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・

 

ナインティーンから煙が勢いよく出てきて、僕らは視界を奪われた。

クリエ

「相変わらず鋭いなーあとちょっとで連れてかれる所だったよ・・・・じゃねー☆」

・・・・・どうやら失敗したようだ。目標ロスト。視界が晴れた後にはもう遠くに行ってる!!!

クソッ!!ハメられた・・・!既に捕まっていたのに騙された!!!

トゥエンティー

「報告します・・・・任務に失敗しました・・・・・」

とりあえず組織に報告した・・・・これで42回目だ・・・・!悔しさが心の中で渦巻いていた。

幹部

「そうか・・・仕方が無い・・・いくら人神とは言え、奴は異常だ。また尻尾を見せるまで待つしかないだろう・・・

君たちは気にしない事だ。また次がある。奴も元は人間だからな。総員、直ちに帰還しろ。」

トゥエンティー

「了解・・・・・」

失敗作に、ここまで遊ばれるとは・・・・・悔しさをこらえ、僕たちは帰還した・・・・・・

説明
どうやって終わりに持っていこうか考え中・・・・
また修正・・・・(12・16)
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コメント
コメント感謝!トゥエンティ「強いて言うなら偽神がまざってるからかな?」クリエ「造り方は000は知らないけど皆同じなのにねー。なーんでチータや私なんかが出来たんだか。」ト「何でお前が!?」ク「さあね〜。じゃね〜」ト「待てェェェェl!!」(ヒノ)
byZ なぜか成功作よりも失敗作の方が強い?何があってそこまで強いのか知りたい!!( Z ハデス)
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