リリカルなのは〜〜転生後の人生〜〜第9話 |
するといきなり犬?の化け物が突っ込んできた。まぁ、四足歩行じゃそれしかないよな…
俺は空に飛んでかわしたが高町がおろおろしていた。
「何やってんだ!早くよけろ!」
と言ったが犬(今後はこの表記)の突進をくらってしまった。それにより砂煙をあげながら数メートル飛ばされる。
あの犬…止まらなかったな…
突進を食らったといったが、正確には高町を巻き込みそのまま数メートル進んだのである(砂煙をあげながら)
砂煙がはれると高町は座り込んでいるが特に外傷が見られなかった。強くね?
『どうやら直前にプロテクションで防いだようですね』
てことはあの犬はプロテクション?を張った高町を数メートル押したのか?
あの黒まりもは逆に跳ね返されたのにな…
犬はまた高町に襲いかかろうとしたが虚空瞬動+火竜の鉤爪(炎を纏った蹴り)で蹴り飛ばす。
「大丈夫か高町?」
「え?う、うん、なんとか」
どうやら高町自身今の出来事に戸惑っているようだ…てことはレイジングハートが自分でプロテクションを使ったのか?
「それより高町」
「なに?」
「あれは俺が何とかするからお前はいつでも封印できるようにしときな」
「わかった」
そう言って高町は立ち上がった。
犬は立ち上がり、再び突進?をしてくる…ある意味四足歩行はやりやすいな。だったらこっちはカウンターで行くか…
「土遁・土流壁!」
土流壁で壁を作り犬の突進を止めた。
破られたらどうしようかと思ったよ…
おれは土流壁の壁を踏み台にして犬の上へと飛び上がる。
「螺旋丸!」
上から押さえつけるように螺旋丸を決めたことにより犬は地面に這いつくばったような姿勢になる。
おれはすかさず共鳴破壊により土流壁の壁を壊し高町が封印をできるようにする。
俺は一旦離れ詠唱に入る。
「風の精霊11柱、縛鎖となりて敵を捕らえよ…魔法の射手、戒めの風矢!」
俺の放った戒めの風矢により犬を拘束する…この間約4秒ちょうどあの犬が立ち上がったところであった。
「今だ高町!」
高町は頷きレイジングハートを構える。(すでに封印の準備はできている)
「リリカルマジカル、ジュエルシード、シリアル]Y封印!」
『sealing』
「これで終わったな…」
終わってみると取り込まれていたのは子犬だった。あれがあんなのになるんだから大したものだよな…
ちなみに取り込まれていた時の犬は体はグレーで目は3つあり、さらに角が2本生えているような化け物だった。
「これで3つ目か…まだまだ先は長いな…」
『でも、マスターは楽しんでるでしょ?』
「まぁな」
何度も言うようだが俺はこんな生活を待っていたんだからな…
「お〜い、リンドウ君」
高町が走りながら近づいてきた。
「お疲れ様だね…」
「そうだな…さて、終わったし帰るか」
「うん、あ、それと…」
「何だ?」
「私の事はなのはって呼んでほしいの」
「名前で?…まぁ、べつにいいけど…なら、改めてよろしくな、なのは」
「うん!」
ちなみに、帰るといってもなにも同じ家に帰るわけではない。俺となのはの家は案外近いことが分かったのである(徒歩5分くらい)
なので帰る方向は必然的に同じになるのである。
――場所は変わって――
Side なし
時はほんの少し巻き戻ってある場所からリンドウとなのはを見ている人がいた。
「これで良かったんですか?」
声の主はアルテミス…雨宮を転生させた人物がそこにいた。
「えぇ、ありがと、美咲ちゃん…あら、もう神様なんだからちゃんはよくないわね」
「いえいえ、いいんですよ、神様になる前に和子さんにはお世話になりましたから」
和子と呼ばれた人の名前は伊藤和子、生前雨宮(斉藤宗司)の面倒をみていた女性である。
つまるところ雨宮がいた孤児院の院長である。
実は雨宮をこの世界に転生させるように頼んだのはこの伊藤和子である。
「でも、なんでこんなことを?」
「宗司君には幸せになってもらいたいから」
「よくわかりませんが何か理由があるようですね」
「ええ」
なぜアルテミスと伊藤和子が知り合いかというと神様は全て死者の霊から選ばれる。そして生前いいことをしていると神様候補とされるのである。
伊藤は孤児院を開きどんな子供でも受け入れ孤児院がなくなった後も子供の為に頑張ったことから候補に選ばれ、アルテミスは命がけで数多くの命を救ったことから選ばれた。
アルテミスとは神様が引き継ぐ名前で現神様であるアルテミスの本名は石田美咲である。
伊藤和子は石田の前の神様である。神様は仕事の1つに神様候補の指導がある。そして石田を見込んで伊藤は神様を引退し、石田に引き継いだ。(期限が来たのも理由の一つ)
そしてその際、雨宮をリリカルなのはの世界に転生させるように頼んだのである。
「今後も好きな時に見に来てください」
「ええ、ありがとう、美咲ちゃん」
そして伊藤はその場を去って行った。
ちなみに転生がリリカルなのはの世界しかできないというのは嘘である。(雨宮をリリカルなのはの世界に転生させるためについた)神様が男となる場合はアルテミスではなくゼウスとなる。
「神様にここまで愛されるなんて幸せ者ですね…宗司さん」
伊藤が去った後アルテミスはそんなことを呟いていた。
――場所は戻ってリンドウ家――
リンドウside
「いつ出てくるかな」
『ジュエルシードを狙ってる人ですか?』
「あぁ、俺の考えが正しければ必ずいる…」
『それは私も同感です…』
まぁ、考えてもしかたないからいつ出てきてもいいように準備しとかねえとな…今度はしっかり護るために…
「は?」
『どうしました?』
「・・・なんでもない」
何だよ護るって…なにを護るってんだよ?
いや、そんなの分かりきってる…でもなんで急にこんなことを思ってんだ俺は?訳わかんねえな…寝るか…
俺は強引に考えを打ち切りベッドに入った。
その後数日は何もなくただの日常を送り訓練をしていた。そしてある日学校も終わりよるとなった時ジュエルシードが覚醒した気配を感じた。
『この方角は学校ですね…』
また面倒なところで…てか何で気づかなかった?まぁいいか…
俺は考えるのをやめて学校へ向かった。
「これは…まじかよ…」
学校に着くとグラウンドにでかいミミズのようなものが居た
でかい…というか長すぎるだろ!
その長さは20メートルを超えていた。
「ふぇ〜〜、何あれ!?」
「何って…ミミズのような化け物だろ…」
とりあえず俺たちはデバイスを起動させて構えをとった…が
「どうしたものかな?」
今回出てきた技の説明をしたいと思います。
土遁・土流壁…土の壁を発生させる。相手も攻撃可能。 原作 NARUTO
螺旋丸…魔力を高速回転させ、球状に留める。攻撃力は高い。 原作 NARUTO
共鳴破壊<ノイズ・クラッシュ>…音を使い共鳴を起こし物体を破壊する。 原作 コードブレイカ―
さてさて今回の第9話どうだったでしょうか?今回から一応技の説明を入れていこうと思います。
今日はいけたらもう1話いこうと思います。
説明 | ||
今回は2回目の戦闘となっています。前回よりはいいのではないかと思いますのでよければ見ていってください。 | ||
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