真・恋姫†無双 〜鬼が支えし者〜 |
‥‥‥和弘は呂岱と陳到の前に付くと二人の手を取り立たした、
和弘「さて二人共、怪我はないですか?」
「「ハァ、」」
二人気の抜けた返事を聞くと和弘は話を始めた、
和弘「さて御二人共、先程の言葉の意味は分かりましたか?」
和弘の言葉に呂岱は思う所があった、そして、陳到はまだ余り分かっていなかった、
和弘「まず御二人にお聞きします‥‥御二人は誰彼に殺気の込められた武器を向けられた事はありますか?」
その言葉に二人は「ない」と答えた、
それを聞くと和弘は呂岱に向けて質問を始めた、
和弘「分かりました‥では呂岱さん貴女は最後の私の一撃をどのように感じました?」
その言葉に呂岱は背中に寒気を感じた、そうそれは「死」を感じたからだ、そしてポツリポツリと喋り出した、
呂岱「‥‥‥正直、もう駄目と感じました‥でも‥‥それが何か関係あるのですか?」
和弘は呂岱の言葉に少し苛立ちを感じながらむも話を続けた、
和弘「ハァ‥貴女は本気で言ってるんですか?」
和弘苛立ちをさらに募らせながら言葉を続けようとした瞬間、後ろに居た桂花が言葉をはさんだ、
桂花「ハァ、ヒロ、少し落ち着きなさい‥‥この話は私が‥続けていいかしら、」
その言葉に和弘は驚いたが桂花の言いたい事がなんとなく分かったのか、
和弘「‥桂花もしかして‥‥‥大丈夫か、」
桂花「ええ‥‥大丈夫よ、」
和弘は桂花の顔を見て何かを感じ取ったのか、先程までの苛立ちが収まりそして少し穏やかな顔で、
和弘「分かった‥でもきつくなったら‥‥分かってるな、」
桂花「ええ、分かったわ、」
和弘は桂花の言葉を聞くと桂花の頭を優しく撫でると少し後ろに下がった、
それを確認すると桂花は話出した、
桂花「呂岱、アンタはさっきヒロの一撃を受ける寸前にもう駄目と感じた、間違いはないのね、」
桂花の言葉に呂岱は「ええ」と答える、桂花はそれを確認すると話を続けた、
桂花「そう、ならいいわ‥その『駄目だ』と言う気持ちは私も感じた事があるわ、」
呂岱「ええ!どう言う事ですか?」
呂岱は分からなかった、どうしてこんなこんな娘が、ましてや荀家の御息女がなぜ、
だからこそさっきの言葉が出たのである、
そう聞くと目を閉じて語り出した、
桂花が山賊に襲われた事、その時ヒロに助けて貰った事、言葉が詰まりながらだが語ったのだ、
桂花は喋り出し少しすると震え出した、そう、和弘に会うほんの少し前、山賊から逃げていた事を思い出したのだ、確かにそんな嫌な記
憶は思い出したくはない、でも桂花はあえてそれを人に喋った、
桂花「呂岱、陳到、よく聞きなさい、私やヒロは『もう駄目だ』と感じる者を少しでも少なくする為に義勇軍を立ち上げるのよ、「武器
を持ちその武器で人を‥殺す」そして守る為に」
和弘「俺は小さい頃から師匠である自分の祖父に聞かされていたんだ、‥‥‥‥
祖父「和弘、覚えておけ、武器とは凶器、その凶器を人に向けたり向けられたりする事は
殺し殺されると言う事だ、まぁそんな事はないと思うが‥もし!そんな事になった時は‥‥
その相手に手加減をするな、手加減をし相手に殺されても文句も言えん、
そして、もし自分から凶器を向ける時は‥己を、大事な何かを守る為に向ける事を
儂は節に願わん、良いな。」
と、和弘は祖父の教えを話した。
話を終えると辺りは静まりかえっていた、そこに和弘は、
和弘「皆、聞いてくれ!今の話は俺の信念だ!それを皆に押し付ける気はない!
もしこの義勇軍に入るつもりなら自分なりの信念や誇りを持って入って貰いたい!
そして後1つ!もし、義勇軍にさんかした場合は‥
最低でも4年は自分の住んでいる街、村、家には帰れないと思ってくれ!!」
和弘の言葉に辺りは騒然とした、それでも和弘は喋る、
和弘「皆には義勇軍に参加するかしないか明日の昼まで考えて欲しい!
皆の中には家族、恋人が居る者もいるだろう!その人達を残して行けないと言う者もいるだろう!
その事も踏まえてよく考えて欲しい!以上!」
和弘はそう言うと頭を下げてその場を後にした、そして桂花や荀コン達も後にした‥‥‥
説明 | ||
こんばんは♪ この作品は作者の妄想なので あまり深く考えて読まないで下さい! そして、幼稚な考えかもしれませんが無視して下さい! さて、今回も駄文劇場の始まりですよ! |
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コメント | ||
kenさん、コメントありがとうございます!(義弘) 「人を殺す事」では無く、「武器を持つ事」に対する覚悟を問う、というのはとても面白いです!これからも応援しています!(ken) 東文若さん、コメントありがとうございます、至らない所がありましたらドシドシ言って下さい!(義弘) やっぱり物事には、覚悟と責任を持たないといけませんね。 自分も気をつけないとな〜って、思いました。 次回も期待しています。(東文若) |
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