回想

あの時、俺は本屋に立ち寄っていた。その近くで小さな女の子を見た。

女の子は本を買おうとしていたけど、どうやら財布を忘れたらしい。

その本は最後の一冊だった。よほどの人気のあるものらしい。

取りに帰ってからだと誰かが買ってしまう。

ピッ

俺とかな。

ブラン

「あ・・・・・」

その女の子は悲しい表情をしていた。何だかいじめたような感じがする・・・・

あげる為に買ったんだけどな。ってなわけで・・・・

デバッカ

「ほら・・・・」

ブラン

「え・・・・・？」

女の子は驚いていた。

デバッカ

「何かさ・・・今日は助けたくなっちゃうんだよな・・・・だから助けた。お礼はいらないよ。じゃっ。」

ブラン

「あっ・・・・・・・」

俺はその場を去った。何かそうした方がいい気がしたから・・・・・

その後どっかで見た事あるようなと考えたら気が付いた。

その時、「あれはホワイトハート様だ、そのまま帰ってよかった。」と思った。

女神様には嫌な思い出があるからだ。（パシリとかパシリとかパシリとか・・・・・）

あれからしばらく、ルウィーに訪れた時には、ホワイトハート様が俺に会う事があった。

その理由は決まってお金を返す為である。俺はそこに裏を感じてしまって、頑なに断った。ついには・・・

ドゴォンッ！！

ホワイトハート

「いい加減に受け取りやがれェェェェェェェェェェェェ！！！！」

デバッカ

「ギィィィィィィィヤァァァァァァァァァァァァ！！！」

キレて俺を襲う事もあった。俺は全力で逃走し、恐怖のあまり、俺はルウィーに来なくなった。

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そして今、あの時を思い出し、「裏なんて無かった、悪い事をした」と後悔した。

そして俺はその手にあるお金を受け取って・・・

デバッカ

「ゴメンな、受け取らなくて。ありがとう。」

お礼を言った。その後、ブランの顔は笑顔だった。

「やっと受け取ってくれた」と思っているような顔だった・・・・・