NOVEL大戦 FIRST 訓練 |
IS学園、1年1組ではラウが教卓である事を言った。
「今日から少しの間、一時的な留学生が来るから皆、仲良くしろよ。それじゃあ入ってきてくれ」
ラウがそう言うと、芽衣、ミストライン、シャナ、莉乃が教室に入ってきた。
「天海芽衣、アリス・ミストライン、シャニーニ・リティア、久方莉乃だ。皆、一時的だが仲良くしろよ」
「「「はぁーい!」」」
「後、皆分かっていると思うが…」
そう言うと、ラウはチラリとシャル(芽衣達の世界の)を見ると言った。
「デュノアが予定より早く戻って来たからな、デュノアが欠席した授業の事を後で誰か教えておけよ」
「「「はぁーい」」」
すると、生徒の1人が芽衣に質問した。
「天海君は男の子ですか?!思いっきり女の子みたいですけど…」
「良くそう言われるけど、僕は本当に男だよ」
「確かに俺から見ても本当に女みたいだしな…」
すると、ざわめき始めた。
「天海くんは男の子だって?!」
「本当に女の子に見えたよね…」
「もうセーラームーンみたいに自分で美少年とか付けても問題ないんじゃない?」
騒いでいると、校内放送が流れた。
『月に代わっておしおきよ♪』
『あ、愛ある限り…戦いましょう。い、命、燃え尽きるまで…』
其処から楯無と簪は何やら美を付ける戦士のセリフを言っていた。
「何やっているんだよ、2人は…」
「…それより天海達は席に付いてくれ」
ラウに言われて、芽衣達は席に付いた。
芽衣はシャルの隣でジンヤの近くの空席に付いた。
「よろしくね、ジンヤ」
「ああ、よろしくな」
そう言うと、ジンヤと芽衣は拳を合わせた。
すると、それを見ていたとある3人は叫んだ。
「もう我慢なりませんわ!なんで初対面の筈の天海さんとジンヤさんはそんなに仲がよろしいのですか?!」
「嫁よ!まさかクラリッサが言っていたBL関係なのか?!」
「ジンヤ!天海とはどういう関係なのか?!」
セシリア、ラウラ、箒がジンヤに詰寄った。
ジンヤは少し考えると言った。
「その…なんというか……戦友」
ジンヤの言葉にセシリア、ラウラ、箒は…
「なるほど、そうだったのですか…」
「共に戦場を駆け抜けた友は大切にするのだぞ」
「分かったが、私もちゃんと見てくれ…(小声)」
一応、納得していた。
「それでは、授業を始めるぞ!」
そして、時は一気に流れて放課後〜
学園のとある道場にジンヤ、一夏、鈴、アリス、芽衣、シャル、ミストライン、シャナ、莉乃が居た。
「今回、訓練の担当する神崎ジンヤです。まず、最初に軽く体操を行ないます」
ジンヤはそう言うと、腕を回し始めた。
それにつられて一夏達も体操をしだした。
体操をしながら芽衣はジンヤに聞いた。
「所で何をやるの?」
「最初だから、軽くバーチャル相手の戦闘だね」
そして、体操を終えるとジンヤは芽衣達に言った。
「最初に3つの事を言うから覚えていてね、心は熱くても頭は冷静にハート、ホットアンドブレイン、クールて覚えていてね」
ジンヤは指をチョキにすると言った。
「森とか自然の中での行動において敵が待ち伏せをしているかもしれない、耳や感覚をすまして音を聞く。そこで鳥の羽ばたく音や動物の声を確認しろ。本来、其処に居ない筈の何かが居るかもしれないからな」
そう言うと、指を3つにすると言った。
「敵の施設においての行動する時は敵の司令官になったつもりで考えて行動しろ、その施設を作った大工やマップデザイナーの気持ちを考えて行動すればおのずと道が開けるからな」
そこまで言うと、ジンヤは今回の訓練の内容を伝えた。
「今回の訓練はバーチャル相手による戦闘訓練、アリス!」
「はーい」
アリスがA(アリス)パッドを操作すると、3D状の人型が現れた。
「これによる戦闘を始める、また武器を使用する事も許可する」
「それじゃあ、頑張るか♪」
そう言うと、シャナは上着を脱ぎ始め…
「な、シャナ!何で全部脱ぐんだ?!」
「ん?ほほう、ジンヤは僕に興奮しているのか?」
シャナは上着だけじゃなく、服まで脱ぎ、オマケに下着をしていなかった。
シャナはISの整備や隠密行動や銃の知識は有るが性知識は全然無く、以前、上半身裸の状態で芽衣を誘惑したことがある。
なお、一夏と芽衣は鈴とシャルに目隠しをされていて、ミストラインはシャナに上着を着せた。
莉乃は顔を真っ赤にしていた。
「まったく…次やったら、デコピン千回だからな…最初は莉乃さん、お願いします」
「あ、はい」
莉乃が構えを取ると、バーチャルがナイフを取り出して攻撃してきた。
しかし、莉乃は確実にナイフの攻撃を避けていた。
「はっ!」
そして、莉乃は嘗打をバーチャルの腹部に叩き込んだ。
嘗打をくらったバーチャルは吹き飛ばされ、壁に激突して消滅した。
そこに楯無が来た。
「あら、面白いことをしているわね♪お姉さんも参加させてもらうわ♪」
楯無は上着を脱ぐと、扇子を取り出した。
そこには『お姉さんと相手をするのは誰?』と描かれていた。
「やれやれ…ちょっと下がっていて、少し片付ける」
そう言うと、ジンヤは上着を脱ぎ、黒いシャツ姿になった。
そして、ジンヤは脱いだ上着を楯無に投げつけた。
楯無は投げられた上着を寸前にかわすと、ジンヤの手刀が迫った。
しかし、楯無は寸前にジンヤの手刀を回避して、ジンヤに反撃の蹴りを入れた。
ジンヤは一旦、距離を取ると、楯無に対して、殴る、蹴る、手刀、裏券、正拳突きの攻撃の嵐を仕掛ける。
だが、ジンヤの攻撃は楯無に華麗にさばかれ、逆にジンヤがダメージを受けていた。
互いに距離を取ると、ジンヤは呟いた。
「システマか…流石はロシア国家代表、軍に一時在籍したのか?」
システマ。
それはロシアの軍隊で使われている格闘術。
力を抜いた構えと、相手の力を利用した攻撃は日本の合気道と共通するものがある。
「少しの間だけど、特殊部隊に居たわ。そっちは?」
「現役のアメリカ軍特殊部隊、SPECPS大佐さ…めんどくさいから次でアンタを倒す」
ジンヤの言葉に楯無は笑みを浮かべて言った。
「できるかしら?できなかったらお姉さんと結婚してね♪」
「ご自由に…」
そして、ジンヤは力を抜いたようなポーズを取って少しすると…
「あ、虚さん。こんにちは」
「え、嘘?!」
楯無はすぐ後ろを振り返ると誰も居なかった。
「ちょっと…誰も」
「オラァ!」
「きゃあ!」
なんとジンヤは楯無に不意打ちの体当たりをくらわした。
そして、楯無は倒れてジンヤは楯無の腕を掴んで…
「それぃ!」
「きゃぁぁぁぁぁギブギブ!」
最強の寝技、腕ひしぎを決めた。
「念の為、アリス、カウント30を頼む」
「は〜い、い〜ち、に〜」
悪意がある様にわざと遅めのカウントが流れた。
それを見た芽衣達は…
「あれって痛そう…」
「ありゃ悪意があるな」
「いくら、僕でもあそこまではしないよ」
莉乃、ミストライン、シャナがそう言って…
「えげつないな」
「いや、あれは泥臭いかもね」
「ジンヤはああ見えて勝つためには手段は選ばないからね…」
「僕、ジンヤと戦う時は注意するよ…」
上から一夏、芽衣、鈴、シャルが言った。
「ギブゥゥゥゥゥゥゥ!!」
そして、学園中に楯無の悲鳴が流れた…
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コラボ編第2話スタートです! |
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なんとムゴい・・・(デーモン赤ペン) | ||
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