魔法少女リリカルなのはA's ダメ人間の覚悟
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ハルカ Side

 

何てことなの・・・・私がちょっと目を離した隙に、透が取り込まれたなんて・・・・・・・何やってんのよ私は!!!

 

・・・・・後悔してる場合じゃないわ、はやてだけじゃなく透も助けないと!まずは闇の書の意志から距離を取らないと。

 

ハルカ「・・・・ちょっとそこのオッサン!早く距離を取りなさい!」

 

アリア「な!?お前!お父様に向かってタメ口とは!?」

 

グレアム「分かっている」

 

ロッテ「お父様?!何故協力するようなことを?我々には計画が・・・・!」

 

グレアム「・・・・・お前達にはすまないが、計画は中止する・・・・・・あの少年の言う通りだ、私のやろうとしていることはクライドの死を理由にした、ただの自己満足なのだからな」

 

アリア「お父様・・・・分かりました。お父様がそう仰るなら私達はどこまでもついていくまでです!」

 

ロッテ「あぁ!!」

 

ハルカ「話が纏まったところ悪いんだけど、協力しなさいよね!」

 

早く戻って来なさい、はやて・・・・それに透・・・・・・・・・。

 

 

Side Out

 

 

・・・・・ここは・・・・・・・・いったい。

 

???「透!!何やってるの?!」

 

透「は?」

 

母親「透!!早くしなさい!?もぉなのはちゃん達が来てるわよ!」

 

透「え・・・・母さん?・・・・・・・・何で?・・・」

 

母親「??・・・・何訳分からない事言ってんの、いいから早くしなさい!!」

 

透「え?あぁ・・・・うん・・・」

 

俺は気付いたらパジャマ姿じゃったから、一応着替えた。

 

父親「おはよう透、今日は遅いじゃないか」

 

透「あ・・・・・うんおはよう、別に何でもないんじゃけど」

 

リビングには父が居た、台所には母が料理をしている。

 

あぁ・・・そーか、ここは闇の書が見せてる幻の世界・・・・・本人が望んだ世界・・・・・ってことなんじゃの。

 

母親「さっ、早く食べちゃいなさい!なのはちゃん達を待たせるわけにはいかないわよ?」

 

透「・・・・・・・・・・・・」

 

父親「ん?どーした透、どこか具合でも悪いのか?」

 

透「ううん、そーじゃない・・・・・・・いや、ある意味そーかもしれん」

 

母親「何言ってるの?具合悪いんだったら、学校休まないと」

 

透「いや、悪いのは俺の心じゃけぇそんなことせんでええよ・・・・って変な事言っとるの俺」

 

母親「な・・・・・本当にどーしたのよ透」

 

父親「・・・・・・・・」

 

透「確かに俺さぁ、あの日母さん達が死んだ時・・・・一度だけさぁ夢を見たんじゃ」

 

父親「・・・・・・夢と、いうのは?」

 

透「まさにこの状況じゃって・・・・・父さんと母さんがおって一緒に暮らして更にはなのは達もおって・・・・・・確かに幸せじゃね、幸せじゃけど・・・・・所詮それは『夢』に過ぎんじゃろ」

 

母親「透・・・・」

 

透「じゃけど俺はこの『夢』に感謝しとるんよ?だってまた父さんと母さんに会えたんじゃけぇ、じゃけど俺は『現実』(今)を生きとるんよ!それに俺にはちゃんと目的・・・・いややる事があるんよ」

 

父親「その、やる事っていうのは一体?」

 

透「また言うのはちょい恥ずいんじゃけど、『護る』ことなんよ」

 

母親「護る?」

 

透「そ、俺の周りの・・・・・大切な人を『護る』こと!・・・・なんじゃけど、残念ながら二人を護る事は出来んかった・・・・小さかったから仕方がないなんぞ言い訳にしかならん!ほいじゃぁどーするか?・・・・今の大切な人を・・・・いや、人達を必死になって『護る』んじゃって」

 

父親「・・・・・いるのか?そんな人が」

 

透「おるよ、ちゃんと・・・・じゃけぇ俺は帰らんにゃぁいけんわ・・・・・ここは居心地いいのは確かなんじゃけどね・・・・じゃけど」

 

俺は右手を振り上げて怪我をしとる脇腹に一撃入れた。

 

透「づぅぅっ!!!!」

 

自分で思いっ切り打ったことにより、血が広がり打った箇所から激痛が走った。

 

母親「ちょっと何してるの!!止めなさい透!!」

 

透「〜〜〜っ!!じゃけどさぁ、俺はちゃんと『痛み』のある向こうに帰らんにゃぁ、ここじゃぁこの傷も痛みも無いんじゃけぇね」

 

父親「自分から辛い世界に戻るのか?お前は」

 

透「何も辛いだけじゃねぇもん、仲のいい友達がおればええんじゃけぇ・・・前世じゃぁあんまおらんかったけぇねぇ」

 

父親「・・・・・・そーか、なら行ってこい!」

 

母親「自分の信じた道を進みなさい!」

 

透「わかっちょる・・・・・と言いたいんじゃけど、まだやり残したことがあるんよ」

 

俺は玄関に向かいながらはやての事を考えてた。扉の前に立つと俺の格好は普段着から死覇装に変わっとった。

 

透「寝坊助と一人ぼっちな奴を迎えに行かんにゃぁいけんけぇ」

 

父親「その子も大切な人か・・・・」

 

母親「あ〜ぁ、透の好きな人の事聞いとけばよかったわ」

 

透「残念じゃけどまだ「ホントに?」・・・・・答えはまだ出てねぇんよ」

 

母親「・・・・・そぉ、あんまり待たせたらダメよ?」

 

透「わかっちょるよ・・・・・・・・ほいじゃぁ、行って来ます!!」

 

父親 母親「「行ってらっしゃい」」

 

俺は玄関の扉を開いた、目の前には光しかなかった。さぁてとあいつ等の所に行って連れ戻すかねぇ。

 

 

 

 

はやて Side

 

 

あぁ・・・・・・ここ・・・・・・どこや?・・・・・しかも・・・・・・・・・何か眠い。

 

???「あなたの望みは、すべて私がかなえます」

 

望み?・・・・・私にそんなん・・・あるかいな?

 

???「健康な体と、騎士たちと友人とのずっと続いてゆく暮らしです」

 

あぁ・・・・ええなぁ・・・・・・・そんな世界やったらずっとここにいてもええかもなぁ・・・。

 

???「では・・・「せやけどなぁ」え?」

 

はやて「せやけど、それはただの夢なんや!現実とちゃう!」

 

私の目の前に銀髪の綺麗な女の人がおった、たぶんこの人がハルカちゃんが言うとった管理人格なんやろか?

 

???「・・・何故そこまでして・・・・・・」

 

はやて「え?」

 

???「守護騎士の精神とリンクしている私は、騎士たちと同じように主を愛しく思っています。ですが自らの意志で制御できない暴走に私は悔しい、あなたを殺してしまう私が憎いのです。暴走して主の心と体を壊し、食らいつくしてしまうことが何より辛いのです!」

 

はやて「・・・・・あんた、名前は?」

 

???「私に・・・・・名等ありません」

 

はやて「じゃぁ私が付けたげる!「闇の書」ではなく、「呪われた魔導書」でもなく!」

 

???「主が・・・・私に・・・・・・名を?」

 

はやて「せや!・・・ん〜そやなぁ・・・・リイン・・・・フォース・・・!!祝福のエール、リインフォースでどや!?」

 

リインフォース「リイン・・・・フォース・・・・・・それが、私の名」

 

はやて「そぉや、あんたの名前はリインフォースや!」

 

リインフォース「主が私に名を下さるのですか?」

 

はやて「当たり前やろ?あんたも私の『家族』なんやから!」

 

リインフォース「ありが・・・・とう、ございます・・・・主」

 

はやて「えへへ〜♪」

 

リインフォース「では、私も自分の運命に逆らってみましょう!」

 

はやて「あ!じゃぁ守護騎士プログラムぅやったっけ?それを切り離してくれへん?」

 

リインフォース「それはもう切り離し済みです、ですが・・・」

 

はやて「え、どしたんや?リイ「いや大丈夫やぜ」え?・・・透君!!」

 

突然私の後ろから透君が出てきた、どーやってここに来たん?

 

リインフォース「な!何故お前がここに!!」

 

透「お前等が来るのが遅いけぇ、俺がこうやって訪問しとんよ・・・・お前が言っとるのは基礎プログラムのことじゃろ?」

 

リインフォース「!!何故それを知ってる?」

 

透「俺じゃのぉて別の奴が知っとるんよ、じゃけど大丈夫・・・・お前さんは助かるよ・・・リインフォース」

 

リインフォース「何だと?」

 

透「その別の奴はお前を助ける策があるらしいんじゃけど、俺は知らん・・・・けど、俺はお前が助かると思っちょる」

 

リインフォース「・・・何を根拠にそんな事を」

 

透「根拠はねぇわ・・・・・じゃけど、信じろ!お前は助かる!!」

 

リインフォース「何を・・・信じろと「うん!信じよ?」え?主」

 

はやて「信じよ?リインフォース、大丈夫やって透君が言うんやし・・・信じよ?透君を」

 

リインフォース「何故主はこの少年の事を信じれるのですか?」

 

はやて「だって透君が私のこと信じとったから、私は諦めずにアンタに会えた!・・・・・それにな?リインフォース、信じるんは何も自分だけやない」

 

リインフォース「え?」

 

私は前に透君が私に言ってくれたあの言葉を思い出して、リインフォースに言いました。

 

はやて「透君が言っとったんや「お前を信じとる!その、俺を信じろや!」って、言ってることは無茶苦茶に聞こえるけど最初に聞いた時ホンマに嬉しかった、どんな気休めの言葉より心強かった」

 

リインフォース「・・・・・・」

 

はやて「せやから大丈夫!信じぃや私を!」

 

透「そーじゃ、信じろや」

 

透 はやて「「お前(アンタ)を信じとる!その、俺(私)を信じろや!」」

 

リインフォース「・・・・・フフフッ」

 

透 はやて「「??」」

 

リインフォース「確かに無茶苦茶ですね・・・・・ですが、本当に嬉しいです」

 

はやて「せやろ?」

 

リインフォース「はい!」

 

透「ほいじゃぁ!決まったところで早出ようやぁ・・・・いって!!」

 

いきなり透君が脇腹を抑え込んだ、どないしたんやろか・・・・・って!!

 

はやて「どないしたん透君!その傷は」

 

見ると脇腹から血が出ていた、着物を着てるからわからんけど傷は酷そうや。

 

透「ここに来る途中、ちょっちヘマしてのぉ・・・じゃけぇ早戻るでぇ」

 

はやて「うん!!」

 

はよぉ外に出て透君の治療をせな!!

 

 

 

Side Out

 

 

 

 

ハルカ Side

 

 

透が取り込まれてから数分、私達は未だに闇の書の意志の攻撃を防いでいた。まったくいちいち強力過ぎるのよこいつの魔法は!!

 

??いきなり攻撃が止んだ・・・・・まさか!!

 

すると闇の書の意志の体が光り出した、光が戻った瞬間背が縮んで私達と同じくらいになった。あれってもしかしてはやて!成功したのね!!

 

そのはやての傍には透も一緒に・・・・って、あいつの様子が変なんだけど・・・・・何か脇腹を押さえてるけど。

 

はやて「ちょっと!!ハルカちゃん助けて!?透君怪我してんねん!」

 

ハルカ「何ですって!?」

 

はやての近くに行って確認したら、脇腹のあたりが血に染まっていた。

 

ハルカ「ちょ!!どーしたのよこれ!」

 

グレアム「すまない、それは私がやったことだ」

 

ハルカ「・・・・何ですって?」

 

ロッテ「違う!!私なんだ!こいつがお父様に危害を加えると思って私が刺したんだ!」

 

ハルカ「・・・その話は後よ、それより今は「ハルカちゃーん!」なのは!皆!!」

 

上を見上げると、さっきまで互いに戦ってたなのは達が戻ってきた。

 

なのは「どーしたの?ハルカ・・・透君!!どーしたの!?」

 

シグナム「一体何が?!」

 

ヴィータ「ひでぇ・・・」

 

アリサ「ちょっと・・・・・何がどーなってんのよ!」

 

すずか「透君!しっかり!!」

 

いつの間にかプレシアさん達がアリサとすずかを連れて来ていた、余程心配だったんでしょうね。

 

ハルカ「それより今は・・・・・!!」

 

突然私達の後ろから黒い物体が出現した、これは原作通りの暴走プログラムだ。ここまではいいわ・・・・・だけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何で大虚(メノスグランデ)3体とグランドフィッシャー(破面もどき)までいるのよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「メンドーな奴等が出てきおったのぉ、いつつ・・・・」

 

なのは「透君!」

 

透は傷が痛みながらメノスとグランドフィッシャーを見ていた。

 

透がこの状態じゃぁ卍解は使えない・・・・ったく、一体どーしたらいいのよ!?

 

 

 

 

 

Side Out

 

 

 

いってぇ刺された箇所が痛んできたわぁ、このまま撃たれたらひとたまりもないで。

 

と思ったら、メノスの奴等いきなり虚閃を撃とうと口を開き霊力・・・もとい魔力を溜めとる、ヤベェ防ぎきれんわ。

 

榊 緋村「「こんな雑魚共!オリ主の力でブッ飛ばしてやるぜぇ!!!!」」

 

いきなりあの馬鹿二人がメノス達に向かって突っ込みだした。バカだろマジで・・・・。

 

榊「舐めんなァ!!!雑魚がァァァァ!!」

 

じゃけどこいつ等はメノスの虚閃をご自慢の魔力砲で防いだ、意外にやるやんけぇ・・・・・・じゃけど油断しとると・・・・。

 

緋村「ハッ!!所詮雑魚は雑魚なんだよ!!」

 

やられるんやぞ?

 

案の定メノスの後ろからグランドフィッシャーが巨大な刀を横に振りぬいた。

 

緋村「舐めんな!ゲート・オブ・バビロン!!」

 

榊「喰らえ!!ビッグバン・アタァック!!」

 

シグナム「な!何だアレは!!」

 

ユーノ「出鱈目な魔力だよ!?」

 

緋村は分かるけど、榊はその赤ローブと無関係な技を披露しやがった。それって戦闘民族の王子が使っとった技やんけぇ。こいつも緋村同様口説きだけの能力じゃぁなかったっちゅーことかいのぉ。

 

ともあれ緋村と榊がそれぞれの能力をグランドフィッシャーにぶつけたが、当の奴は全然ビクともしとらんわぁ。やっぱ見た目だけかい・・・・ってこの後の流れってヤバくね?

 

榊「へへへ、どーだ雑魚が・・・・何」

 

緋村「効いてねぇ・・・・・・・だと」

 

グランドフィッシャーは緋村と榊を再度刀で二人を斬りつけた、二人は防ぐことが出来ず思いっ切り地面に激突した・・・・・・うわぁ超痛そぉ。

 

なのは「榊君!緋村君!」

 

クロノ「艦長!榊と緋村の救護をお願いします!」

 

クロノがリンディさんに救護班を出すことを要請したおかげであいつらの命に別状がないことは保障された。まぁこんなとこで死なれても困るしの。

 

そーこーしとるうちにグランドフィッシャーは俺等に狙いを定めて来た・・・・・メノスも一緒に、全部が俺等に向かって虚閃を放とうとしていた。

 

ヴィータ「ちょ、おい!あいつ等またあの馬鹿デケェ魔力砲を撃ってくるぞ!?」

 

フェイト「急いで防御を!!」

 

プレシア「止めなさいフェイト!アレを防ぐことは難しいわ」

 

アリシア「じゃぁどーしたらいいの?!」

 

なのは「皆バラバラに逃げた方が」

 

シャマル「あんなデカいのだったら乱れ撃ちされたらアウトになるわね」

 

皆が相談してるうちにグランドフィッシャーとメノス達が虚閃を撃ってきた・・・・チィ!防御の呪文を・・・!!

 

透「!!・・・・つぅ!!」

 

なのは「透君!無理しないで!「そーよ!アンタはそこでジッとしてなさい!」・・・・ハルカちゃん?」

 

ハルカが俺らの前に立ってた、アイツ何するつもりじゃ?傍から見たらただやられに行っとるだけにしか見えんけど・・・。

 

フェイト「ハルカ!危ないよ!」

 

ハルカ「大丈夫よ!皆は私の後ろに!」

 

シグナム「ハルカ!!」

 

ハルカは杖を前にかざして何かを叫んだ・・・・・その言葉を聞いた時俺はハルカの策がどーゆーものなんかを理解することになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルカ「三天結盾!!私は『拒絶』する!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

するとハルカの目の前に逆三角形の盾が出現して虚閃を防いだ・・・・・この術は俺もよく知っちょるので、あまり強い攻撃を受けると破壊されるのに破壊されちょらん・・・・・相当特訓したんかもしれんけど。

 

なのは「ハルカちゃん凄ぉーい!!」

 

クロノ「あんな強力な魔力をあんな薄い壁で防ぐなんて・・・」

 

透「・・・・・成程のぉ、そーゆーことかい」

 

はやて「何のことや?透君」

 

透「それは「話は後よ!」・・・・そーじゃのぉ、ほいじゃぁ治療も頼むわ」

 

ハルカ「分かってるわよ」

 

フェイト「ええ?!ハルカ治療出来たっけ?」

 

ハルカ「ええ出来るわよ、見てなさいよ・・・・・双天帰盾!私は『拒絶』する!」

 

ハルカが術名と掛け声を言うと俺の上に楕円形の盾が出現した。

 

クロノ「?・・・これで何が起こるんだ?」

 

ハルカ「透の傷口を見てみなさい」

 

ハルカがそう指示してクロノと他の皆が俺の傷に注目してきた・・・・ってこれ羞恥プレイなんじゃけど。

 

ちなみに俺の傷口を見ようと死覇装をめくった時女性陣の顔が赤くなっとったのを俺は知らんかった。

 

グレアム「!!!これは・・・・」

 

ユーノ「凄い・・・・透の傷がみるみる消えていく」

 

ハルカ「・・・・この戦いには透の力が必要なのよ、こんな所で怪我なんかして欲しくないわよ」

 

透「・・・・すまんの」

 

ハルカ「いいのよ、これぐらい。好きな人をこうやって介抱するのも悪くないわよ?」

 

透「そーなんじゃ・・・・・・・・・・・・・・え?」

 

 

全員「ええぇぇぇーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

 

 

ハルカ「あら気付かなかった?」

 

透「いや全く気付かんかった・・・・・いつからなん?」

 

ハルカ「ほんの最近なんだけどね・・・・・アンタが私の無茶な策に乗ってくれて、それにあんなかっこいい姿で戦うのを見たら誰だって惚れちゃうんだから♪」

 

透「・・・・・・あぁ、そーなん」////////////

 

なのは「(うぅ、まさかハルカちゃんまで透君の事好きだったなんて)」

 

フェイト「(また増えちゃったよ)」

 

アリシア「(んーーーー!!もう増えすぎだよ!)」

 

はやて「(でもまぁ確かに・・・・)」//////////

 

シグナム「(透の戦っているときの姿は・・・・)」///////////

 

ヴィータ「(かっこいいし・・・・)」////////////

 

シャマル「(凛々しいのよねぇ・・・・)」///////////

 

すずか「(どーゆーことか、あとで透君にはO☆HA☆NA☆SHIしないといけないかな?)」

 

アリサ「(まったくアイツったら、何がしたいのよ!!)」

 

振り向かんでも分かる・・・・・他の女性陣が睨んだり呆れたりしとるのが。

 

透「・・・・お前が俺に惚れたことはわかったけど、お前が俺の力が必要って言っとったのは卍解のことじゃろ?」

 

ハルカ「そーよ、アレがあれば「悪ぃ」・・・・何言ってるのよ」

 

透「俺、今の状態じゃと卍解出来んのんよ」

 

ハルカ「・・・・・・・ハァ!?じゃぁどーすんよ!!」

 

アリサ「ちょっとハルカ、何よそのバンカイって」

 

ハルカ「・・・透の持ってるデバイス・・・・剣が変わるヤツだけど、アレがもう一段階強くなる事よ」

 

シグナム「前にハルカが言っていたやつか?」

 

ハルカ「そぉ、私の策は透が卍解を使ってあいつ等を倒すはずだったんだけど・・・・まさか習得してないなんて」

 

透「おぉ〜い、誰も習得しとらんとは言っとらんじゃろぉが」

 

ハルカ「??でもアンタさっきは・・・」

 

透「『今の状態では』とは言っただけで習得しとらんとは言っとらんわ」

 

ハルカ「・・・じゃぁどーゆーこと?」

 

透「簡単じゃ、『卍解出来る状態』になりゃぁいいんじゃって」

 

ユーノ「どーゆーこと?透」

 

透「リミッターみたいなものを解除するんよ」

 

ハルカ「ちょっと待って、確かアンタ私となのはを助けたあの日に解除してなかった?」

 

透「おぉ、じゃけどあれだけじゃないんよ・・・・俺の魔力量は自慢じゃねぇんじゃけどあの馬鹿二人を軽く超えるくらいのものなんよ」

 

クロノ「あの2人を?!・・・・だと、あいつ等はSSSはあるんだぞ!それを軽く超えるなんて」

 

透「話し続けるで?俺はそんなデカい魔力を普通に制御出来んかったけぇ幾つかに分けて封印することにしたんよ」

 

ハルカ「その始めがアレね?」

 

透「そう・・・・んで今回、もう一つ解除するわ・・・・・・流石に解除せんにゃぁキツイけぇな」

 

俺が説明しとる間に治療が完了しとった。ちなみにメノス達の攻撃はロッテとアリアが攪乱しとってくれたけぇ、こっちに被害はなかった。

 

俺は封印を解除するために死覇装の腹の部分をめくった。

 

なのは「にゃぁ!!!!!」///////////

 

フェイト「とととと透!!!」//////////////

 

アリサ「ちちょちょっと!!何してんのよアンタ!?」////////////

 

透「何って封印解除するためなんじゃけど」

 

すずか(うわぁーー!!!透君の裸!!)////////////

 

はやて(男の子の裸ってあないになっとんやなぁ)////////////

 

ハルカ「アンタねぇ、年頃の女の子が居るんだから、ちょっとは気を付けなさい?」

 

透「へぇへぇ」

 

俺は適当に答えながら5本の指先に魔力を溜めこんで、ヘソを中心に突き刺した。

 

透「五行解印!!」

 

俺の腹にあった術式が消え、しばらくすると内から大量の魔力が膨れ上がってきた。今までがSクラスじゃったけど、今ので大体SSSはいくようになった。

 

ハルカ「・・・・成程ねぇ五行封印かぁ、じゃぁもう卍解は」

 

透「当然使えるで」

 

俺は死覇装を正しながらグレアムさんとはやて(リインフォースも)に向かって言った。

 

透「グレアムさん、俺言いましたよね?俺ははやてを助けるって」

 

グレアム「・・・・あぁ、言ったな」

 

透「はやても・・・・それにリインフォースにも言うたよな?俺を信じろって」

 

はやて「言うたよ」

 

俺は刀を構えてメノス達に向かいながら言葉を続ける。

 

透「俺ははやてを助ける・・・・・・その為に力を付けたし、この力を使う決意もした!覚悟もある!」

 

俺は中腰になりながら魔力を溜めて言葉を放った。

 

透「これがその!!!力と決意の・・・・・・答えじゃ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「卍!!!!・・・解!!!!!」

 

俺の周囲に魔力の竜巻が起こり、俺を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

透「狒狒王・・・・・蛇尾丸」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は狒狒の骨と毛皮を身に纏い、周囲には巨大な蛇の骨がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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あとがき

 

はい!とゆーわけで13話終わりました。makeです。

 

とうとう卍解出ましたね、しかも蛇尾丸ですよ。私の好きな斬魄刀の1つを出しちゃいました。

 

次回もまだまだ他の卍解も出しますので、どうぞお楽しみにしてください。透の最強伝説が出ちゃいますよ。

 

ちなみにA'sの完結は次回かその次にしようかと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第13話 救出と拒絶と卍解
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コメント
キター(( ☆∀☆)!!(渡部一刀)
、キター( ☆∀☆)!! (渡部一刀)
バカ二人のセリフを見て『何…だと…』が思い浮かんだ(日隠 夜行)
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