C83新刊「.hack//黄昏の腕輪伝説」-フェイツ・パペットショウ-サンプル
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フェイツ・パペットショウ

 

 

   yromem.5

 

 壊れかけの世界。

 その場所を一言で表現するなら、きっとそんな言葉が相応しい。ひび割れた地面に、朽ち果てた建物。そこに住まう住人は誰も彼もが壊れていて、まるでこの世のすべてから見捨てられたような、そんな印象さえ受ける。

 黄昏色の空。朝や夜が存在するのかも分からない空の下を、一つの人影が彷徨っていた。薄汚れた赤茶けたぼろ切れを頭の上から被り、裾からはみ出した生白い足が、かろうじて人であることを教えてくれる。

 奇妙なほど、存在感が希薄だ。

 そこにいるのに、そこにいない。いるはずなのにいると思えない。不思議な感覚を、身に纏っている。

 ぼろ切れの行く手に、一輪の花が落ちていた。

 赤い、血のように赤い花。ぼろ切れは生白い手でそれを拾うと、大切なものでも扱うかのように胸の中へとしまい込んだ。

「…………」

 しばらく、ぼろ切れは何かを探すかのように辺りを見回していた。けれど、そこに彼の追い求める者は存在しない。

 どこかため息を浮くかのような仕草を取ったぼろ切れの前に、一人の少女が現れた。

「アナタはオワリを探すヒト?」

 白いワンピースに、背中から天使の羽を生やした少女。

「オワリってドコ?」

 可愛い顔に張り付いた笑顔はどこか歪んでいて、

「オワリってナニ?」

 引きずるような足はジジジと音を立て、歩く度にボロボロと崩れ落ちていた。

「…………」

 ぼろ切れはその場にかがみ込むと、天使の少女の足に触れた。

「えっ―」

 壊れている少女が驚きの声を上げる中、少女の足はみるみると再生を初めて行く。

「僕は、オワリが何であるかなんて興味がない」

 ぼろ切れは立ち上がると、辺り一面に視線を配る。

 いつの間にか、彼と天使の少女を取り囲むかのように、多くの壊れた人々が集まっていた。

「だから、僕は君たちに問おう。君たちは、こんなところでオワリたいのか?」

 答えない。長くゴミ溜めのような場所で生活してきた彼らは、考えると言うことを忘れてしまったかのように喋らなかった。

 しかし、ぼろ切れはその沈黙を肯定の証と受け取った。

「抗いたいのなら、僕に協力するが良い。僕が君たちに、本当のはじまりを与えてやる」

 そしてぼろ切れの中から無数の糸が飛び出した。

 四方八方、辺りの人々を絡め取っていく。

「アナタは……」

 先程より明瞭な口調で、天使の少女が目の前のぼろ切れを見ている。

「僕に名乗る名前はない。だが、敢えて呼びたいならこう呼べば良い」

 ぼろ切れはその身に纏うぼろを脱ぎ捨て、天使の少女に自分の姿を見せた。

「僕は人形遣い。この世界の本当の神だ」

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第一章「旅立つ少年」

 

 

     T

 

「さて、と。こんなもんで良いかな」

 粗方の物を片付けて、ガラリとなった部屋を見渡しながら、国崎秀悟は軽く息を吐いた。ここは日本のどこかにある国崎家の、長男である秀悟の部屋。先日までは彼の家財で溢れかえり、散らかっていたはずの部屋が、今ではそれらを詰め込んだ段ボールと、小型のノートパソコンが置かれた机以外は、何もない、綺麗さっぱりとした状態にまでなっていた。まるで引っ越しのようだが、確かにこれは引っ越しとも言えた。ただし、国崎家が、ではなく、息子の秀悟だけがこの家を出て行くのだ。

 季節は三月。春と言って差し支えがないこの時期、秀悟はそれまで通っていた中学校を卒業し、進学を控える身になっていた。彼が進学先として選んだのは地元の街から遠く離れた高校で、スポーツ推薦の入学だった。距離的に自宅から通うのは困難であり、かといって折角の推薦をふいにしたくないという考えから、彼は親元を離れ、一人暮らしする道を選んだ。学校に寮でもあれば良かったのだが、都合が付かず、親が借りてくれたアパート暮らしと相成った。学生向けで、さして広い部屋ではないが一応備え付けの風呂とトイレがあり、ネット環境も完備されていたのが決め手だったという。

 家賃は親持ちだから完全な自立とは言い難いが、入学後はアルバイトなども考えている秀悟である。やがては親に頼らず、自分だけで生活できるほどになれば良いと思うが、そこまで安定するには、今しばらくの時間が掛かるだろう。大体、殊更親を頼りたくない理由があるわけでもない。将来的にはともかく、これから高校一年になろうとする少年が、親の援助を受けたところで問題はないはずだ。

 もっとも、両親にしたところで、こんなにも早く秀悟が一人暮らしを始めることになるとは思っていなかっただろう。推薦で行く学校は知名度もあり、名門とは呼べないまでも立派なところだ。そのことに不満などあるはずもないが、やはり我が子を一人暮らしさせるともなれば、各種不安は尽きない。しかし、それでも最終的に息子の気持ちを汲んだのは、子供がいつか親元を離れるものだという自覚があったからなのかも知れない。反対したのはむしろ、両親ではなかった。秀悟が推薦入学を決めたとき、一番驚き、且つ反対したのは……

「お兄ちゃん、片付けは終わったの?」

 部屋の扉が開き、秀悟と同じ髪色を持った少女が入ってきた。

「あぁ、れなか」

 秀悟よりも多少背が低いも、顔立ちなどに似た雰囲気を持つ少女は、彼の双子の妹である国崎れなだった。スポーツが得意な兄と違い、勉強が得意な秀才タイプではあったが、明るい性格と利発さから男女共に人気が高い、所謂自慢の妹≠ニいう奴だった。

「ご覧の通り、すっかり片付いたよ。俺だってやるときは……」

「嘘ばっかり。昨日までお母さんに手伝って貰ってたのに」

「うっ、あれは母さんが勝手に」

 れなは地元の高校に進学を決めており、そこはごく普通の共学校だった。てっきり、れなは秀悟もそこに通うものと思い、教師に勧められた、より学力の高い進学校を辞退したほどなのだが、秀悟の方がスポーツ推薦を決めてしまったことから、当てが外れた結果となった。その際、れなは自分に相談がなかったことに対して、かなり拗ねたのだが、そうした事情もあってか、秀悟の進学先や一人暮らしについては、当初物凄く反対をしていたのだ。

 お兄ちゃんに一人暮らしなんて出来るわけがない、というのは実の兄に対して何とも失礼な物言いであったが、兄だからこそ、双子だからこそよく知っていることもある。体を動かす以外はこれと言って取り柄がないというのは、本人だって認めていることだ。掃除や洗濯どころか、簡単な料理すら作れない秀悟のどこに、一人暮らしが出来る要素などあるというのか。

 れなの主張や反対理由は尤もであり、その点は両親が抱く心配や不安と同種のものだった。息子に対する信頼感はあるが、それは本人の生活力に対してのものではない。特に母親などは、秀悟の家事もちゃんと出来るなどと言う法螺を、これっぽっちも信用などしていなかった。

 とはいえ、それも便利な現代社会にとっては些細な悩みでしかなかった。洗濯は昔ながらのコインランドリーがあるし、掃除は安価な掃除ロボットが一台あれば十分だ。食事については栄養の心配はあるものの、自炊より安く済む外食や弁当なども盛んになっており、これらを上手く扱えば、高校生活の三年間程度、何とかなるだろう。同じような生活を営んでいる学生はごまんといるし、心配事があるとすれば、便利な生活に溺れ、親の目がないことから羽目を外しすぎることだが、そのことに関してならば、両親は息子を信用していたし、秀悟自身、悪い遊びや引きこもりなど、自分には無縁だと思っていた。

 こうなってくると、れなも積極的な反対をし辛くなってしまう。秀悟だって無計画に一人暮らしを決めたわけではないのだ。兄には兄なりの考えがあり、彼自身の道があることも、れなは理解してるつもりだった。けれど、理解以上に納得出来ないことというのは、何事にも存在するのである。

「本当に……ガランとなっちゃったね」

 段ボールや机が残っているとは言え、秀悟の部屋は、もはやれなの知っているものではなくなっていた。ベッドを始めとした家具は消え、足の踏み場もないと母親から怒られていた床は、少し傷んだフローリングがすべて見える状態だった。かつて、子供部屋として小学校まではれなもこの部屋で寝起きしていた。中学からは秀悟の一人部屋となり、それでも仲の良い兄妹である。れなは気軽に兄の部屋を訪れていたのだが……

「こうしてみると、俺の部屋って結構広かったんだな」

 何でもないことのように言う秀悟であったが、れなの心境は複雑だった。割り切ったこととは言え、結局のところれなが秀悟の進学や一人暮らしに反対していたのは、お兄ちゃんと離れたくないという、酷く個人的な理由が根底としてあったからだ。れな自身は否定しがちだが、彼女は俗に言うお兄ちゃん子であり、あくまで兄妹としてではあるが、秀悟を慕う気持ちは誰よりも強い。その兄と、少なくとも高校三年間は離ればなれに暮らすことになるなど、れなは想像さえしていなかったのだ。

「…………」

 勿論、学生には夏休みや冬休みといった長期休暇があるから、その度に秀悟が帰ってくることは可能だし、本人もそのつもりではある。けれど、普段の生活から、れなの日常から秀悟がいなくなるというのは、初めての経験だった。

「たまに帰ってくるなら、部屋はそのままにしといても良かったのに」

 やや投げやりな口調で呟くれなだが、新しく家具を買うのはお金も掛かるし、使えるものは使い回したいという秀悟の希望により、寝具などは引っ越し先に運ばれることとなっている。勿論、片付ける過程で処分してしまったものも多くあるが、れなにはなんだか、このガランとした部屋が、秀悟がこの家からいなくなることの象徴に見えてしまう。

「お兄ちゃん……!」

 ふいに、れなは秀悟の胸元へと抱きついてきた。

「れ、れな?」

 突然の行動に戸惑う秀悟だが、れなは胸元に顔を埋めたまま動こうとしない。れなだって分かってはいたのだ。双子の兄妹とは言っても、いつまでも一緒にいられるわけじゃないと。やがては互いに独立し、離れる日が来ると。だけど、それがこんなにも早いとは思ってもみなかった。

「お兄ちゃん……」

 行かないで、とは言えなかった。今更の話であるし、大好きな兄を困らせるだけでしかないことをれなは知っていた。

「れな、何て言うかその、俺のことなら心配しなくても大丈夫だから」

 あくまで妹が自分のことを心配しているのだと考えている秀悟は、抱きつく妹の頭を優しく撫でる。

「ごめんなさい、急にこんな」

 気恥ずかしさもあって秀悟から離れるれなだが、これで心のモヤモヤが晴れたわけでもなかった。

「パソコン、まだ入れてないんだ」

「え、あぁ、小さいものだし、最後でも良いかなって。それに、もしかしたらメールの返信が来るかも知れないだろ?」

「返信って、CC社からの?」

 CC社とは、二人が会員登録をしているオンラインゲーム〈ザ・ワールド〉を運営する会社のことだ。全世界に二千万人のユーザーがいるとされる〈ザ・ワールド〉であるが、秀悟とれなは先日、ゲーム内で起こったとある事件≠ノ関わったことから、運営側、つまり管理者と知り合う機会があった。そして、様々な事情から二人は管理者サイドに一つの提案を書いたメールを送っていたのだが……今のところ、返信は来ていない。

「まあ、CC社だってそう簡単に答えが出せる問題じゃないんでしょ? 私たちのPCは、その、特別なんだから」

「そうなんだろうけど、出来れば引っ越し前にケリを付けておきたかったからなぁ」

 秀悟とれなが〈ザ・ワールド〉で使用していたPC、つまりプレイヤーキャラクターは、一般ユーザーが使用している物と大きく異なる。元々はCC社が行った抽選プレゼントキャンペーンの賞品であり、〈ザ・ワールド〉にある伝説の一つ、ドットハッカーズの使っていたものと同じだった。

 ドットハッカーズとは、今から四年ほど前に話題となった勇者の一行≠フ通称で、実際のゲーム内において活躍していた集団のことだ。勇者カイトをリーダーに、〈ザ・ワールド〉のすべてを解き明かした、つまり全クリを成し遂げた唯一のパーティだとされている。オンラインゲームである〈ザ・ワールド〉に明確なクリア目標など無いはずだが、それが実はあったのだと、詳細情報はともかくとして語り継がれるようになった。この辺りはネット詩人として知られるW・Bイェーツの功績も少なくない。

 いずれにせよ、ドットハッカーズが当時の〈ザ・ワールド〉に存在した何らかの問題を解決したのは事実であり、その功労を讃える意味から、CC社はドットハッカーズのPCを限定モデルとして、一般プレイヤーが選択、またはエディット出来ないものにした。それを特別に解禁したのが先の抽選プレゼントキャンペーンであり、伝説の勇者カイトと、そのパートナーだった女剣士ブラックローズのPCが賞品として出されたのだ。

 それを目にしたのが、当時は別キャラで〈ザ・ワールド〉をプレイしていたれなだった。元々れなは懸賞の類いにさほど興味があったわけではないが、何せゲーム内では新規以外は誰でも知っているとされる伝説のキャラクターだ。そのPCが貰えるとなれば関心を示すことだってあるだろうし、参加条件に制限がないことも大きかった。応募は気まぐれだったが、実際に当選したときの喜びは今でも思い出せる。

「まさかそれが、あんなことになるなんてね」

 プレゼントキャンペーンに奇妙なところがあったとすれば、当選者にはカイトとブラックローズ、両方のキャラクターデータが進呈されたことだろう。普通なら、それぞれのPCを別々のプレイヤーに送るものだ。〈ザ・ワールド〉は複数アカウントの所持を認めてはいるものの、折角の限定キャラが誰かのサブキャラになるというのは、何とも勿体ない話だろう。

「オレだって始めた頃は想像もしてなかったよ」

 だが、そうした疑問も結局は杞憂に終わった。当選者であったれなは、これを機に双子の兄である秀悟を〈ザ・ワールド〉へと誘い、彼に伝説の勇者カイトのPCをプレゼントしたからだ。秀悟はゲームよりも外で遊ぶ方が好きというタイプだったが、妹の誘いを断るほど薄情でもなかったから、妹に手を引かれながらではあるが、初めてのオンラインゲームの世界へと足を踏み入れたのだ。

 そして、それから色々なことがあった。

 シューゴとレナ。〈ザ・ワールド〉における二代目勇者≠ニなった兄と、そのパートナーの妹は、そこで出会った新たな友人、仲間達と共に世界を駆け巡り、ほんの少しだけ〈ザ・ワールド〉の秘密や不思議に触れた。かつてのドットハッカーズに比べればきっと微々たるものに過ぎないであろう出来事は、しかし、シューゴとレナを精神的に成長させ、また、仲間達との深い絆を育んだ。

 けれど、その結果としてシューゴとレナが選んだのは、ドットハッカーズが受けたような栄誉でもなければ、何かしらの恩賞ではなかった。一連の流れの中で、仕方なしではあるのだが運営側の管理者と敵対することになった二人は、けじめとしてすべての終結後に自分たちのPC、つまりカイトとブラックローズの限定モデルをCC社へと返却することを決意したのだ。

 もっと単純に、〈ザ・ワールド〉を退会してキャラデータを削除しなかったのには幾つかの理由があり、一つは秀悟とれながゲームそのものを引退するつもりはなかったことと、二人の使っていたPCは削除したくても出来ない、特殊なプロテクトが掛かっていたからだ。そのことが管理者側と秀悟たちを拗れさせる原因にもなったのだが、削除できない以上は仕方ないと、CC社にPCを返却することで、凍結処置を執って貰うつもりだった。

 その旨を記載したメールを送ったのはしばらく前だが、未だ返信は届いておらず、二人のPCが凍結された形跡もない。秀悟としては、新天地への出発前に済ませておきたい心残りと言うこともあって、ギリギリまでパソコンを開いているのだろう。

「お兄ちゃんが気にするのも分かるけど、向こうにだって都合はあるんだし」

 どうせ、高校入学後は一人暮らしが安定するまで〈ザ・ワールド〉も出来ないのだ。スポーツ推薦で入った秀悟には部活があるし、れなだって高校に入れば新しい出会いや付き合いも増えてくるはずだ。新生活とは、春とはそういう季節なのだから。

 れなにとってはそうした事実さえも内なる寂しさを刺激する一因であるのだが、決して口に出すことはしない。真面目な妹は、寂しさという感情を抱くと同時に、兄の門出を祝わなければいけないという常識的な発想も持ち合わせていた。不器用と言うよりは、損な性格なのかも知れない。

「まあ、メールが届き次第れなにも転送するよ。一応、俺のメールアドレスで送ってるし」

「文章を書いたのは私なのにね」

「そ、それを言うなよ……」

 メール自体は秀悟とれなの連名で送っているが、実際の文章を書いたのはれなである。学校生活においては体を動かす以外におよそ取り柄がないとまで評価されている秀悟と違い、勉学に秀でたれなは国語の成績も抜群だ。文章の専門家というわけではないにしろ、彼女の書いた手紙の文面が、兄の書いたそれよりもまともだったことは否定できない。言ってしまえば、秀才で優等生というのは、れなのアイデンティティーみたいなものだ。

「お兄ちゃんはほんと、私がいないと何も出来ないんだから」

 クスクスと笑うれなだが、別に秀悟を馬鹿にしているわけではない。気恥ずかしいので言葉にこそしないが、行動的でスポーツが得意な兄はれなの自慢でもあったし、秀悟には秀悟の良さがあるのだからと、彼の欠点にあまり目くじらを立てたことはない。秀悟の欠点は妹の自分が補えば良いのだし、今までも、そしてこれからもずっとそうなのだと、れなは本気で信じていた。

 それも、春に終わってしまうことではあるが。

 

 ポーン!

 

「っと、言ったそばからメールが来たぞ」

 ノートパソコンから新着メールを知らせる音が鳴り響き、秀悟は慌てて机へと向かう。れなも横から覗き見るが、それは二人がよく知る人物から届いた物だった。

「バルムンクからだ。良かった、間に合って」

 バルムンクとは、〈ザ・ワールド〉を運営するCC社の社員で、GMの役職に就いているPCの名前だ。かつて、ドットハッカーズに所属していた凄腕の剣士であり、その頃から伝説的なプレイヤーとして知られていたらしい。

 秀悟とれなはゲーム内で彼と知り合い、偉大な〈ザ・ワールド〉の先達として、少なからず交友を深めた。二人が直接揉めた管理者はバルムンクとは違うチームに属する彼の同僚であったのだが、いずれにせよGMとはユーザーサポートが主な業務だ。シューゴとレナのPCを封印する件も、二人はバルムンクを通してCC社へとメールを送っていた。

「れな、これって……」

 しかし、バルムンクからの返信に書かれていた内容は、秀悟とれなの予想を遥に上回るものだった。

説明
サークル・シャリテクロワールが冬コミにて発行する、「.hack//黄昏の腕輪伝説」10周年記念本-フェイツ・パペットショウ-のサンプル。
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