魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ーファントム襲来ー |
ファントムは今、魔界門の前にいた。そして後ろには数匹のギガビートを従えている。
「久し振りだなぁ、人間界はよ。久し振りに腕が鳴るぜ」
そう言ってファントムは魔界門を通っていった…
「くそっ!あいつ等一体どれだけいるんだよ!!」
悪魔達のあまりの多さに苛立つヴィータ。
「やはり、元を叩かなければどうにもならないらしいな…」
冷静に状況分析をするシグナム。
「みんな!なるべく魔力を多く使う魔法は控えるんや!!」
はやては皆に指示を出していた。
「援軍が来るまで後五分…みんな、頑張ろう!!」
「「「はい!!」」」
そんな中、天は残酷にも
[あちら]に味方する…
〈〈警告…テメンニグルより、巨大な魔力反応を察知。こちらに落下してきます〉〉
「「「え?」」」
いきなりな事に困惑するなのは達。
すると…
――ズドオオオン…――
何かが地面に落下してきた。
「グハハハハ!なかなか骨のありそうな奴らじゃねえか!儂が相手してやろう!!」
それはファントムだった…そして更に上から
――キシャアアア!!――
数匹のギガビートが飛来してきた。
「不味い…あっちの援軍か」
「これは不味い状況だね…」
「それにあの悪魔…かなり強いよ!」
「確かあれはファントムだったな。これは不味いぞ……」
「その上、ギガビートもいます!それもたくさん!」
「援軍はまだなの!?」
焦るなのは達。
そんななのは達を余所に、ファントムは戦闘体制に入る。
「さあ、始めようぜ!どちらかが壊れるまでよぅ!!」
ファントムが雄叫びをあげる。
――ジュウウゥゥ…――
その際に周りの大地が焼けた。
「くっ!フォワードはギガビートの殲滅を!隊長達はファントムを相手するんや!私は雑魚共を一掃する!!」
「! はやて、無茶だ!あんな数の悪魔を相手にするなんて!!」
「いくらはやてちゃんでも無茶だよ!!私もやる!」
はやての指示に反対するなのは達。だがはやては退かない。
「これは部隊長命令や!!ええか!私達は人々を守る使命がある!誰一人として死なせたらあかん!!今あいつ等をここで止めとかんと大変な事になるんや!…だから指示に従ってえな!!」
はやての決意に言葉を失うなのは達。
「そろそろいいか!?」
するとファントムが待ちきれないと言わんばかりに叫ぶ。そしてまた、周りの大地が燃える…というよりもう溶けてきている。
「う…わかった。はやて!死なないでよ!!」
仕方無く指示に従うなのは達。
「うん!ありがとうなみんな!」
はやては皆に感謝しながら、下級悪魔達を殲滅するため詠唱を始めた。 なのは達も行動を開始する。
「みんな、はやて部隊長が頑張ってくれている内に…私達は私達でやるべき事をやろう!!」
「「「了解!!」」」
「グハハハハ!数が減ったがまあいい。さあ、いくぞ!!人間共!!」
こうして、はやてを抜いた隊長達はファントムと、フォワードはギガビートの軍勢との戦いが始まった。
説明 | ||
三十六話目です。 | ||
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