魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ー魔界へ…ー |
なのは達が激闘を繰り広げているその頃。
バルダとギルバーは休憩を終え、いよいよ魔界へ行こうとしていた。
「…覚悟はいいな?」
「ああ」
「よし、いくぞ」
互いの調子を確認し、二人は魔界へと入っていった…………
「ここが魔界か…案外神秘的な所だな」
魔界は地獄のようなものだと思っていたらしく、驚くバルダ。
「ここは[不浄なる地獄の門]と呼ばれている。なに、ちゃんと魔界らしい所もあるから心配するな」
「何に心配するんだよ…」
コント染みた話をしながら進んでいくバルダとギルバー。
「なあ、敵の悪魔はいないのか?」
悪魔が出てこない事に疑問を抱くバルダ。
「恐らく地上を攻めるのにほとんど行ったのだろうな。故に、簡単にムンドゥスの下へ行けるだろう」
すると上から、天使のような悪魔…[フォールン]が現れた。
「まあ、そう簡単にはいかないか…」
「だな」
二人はため息を吐きながら、フォールンを殲滅せんと動いた。
「Bang!!」
ソル&ルナをフォールンにぶっ放すバルダ。
だが撃った魔力弾はフォールンの硬い殻(?)に守られ、ダメージはなかった。
「ちっ…兄さん!」
「ああ、デモリッシュ!」
〈了解。ファイティングモード〉
ギルバーは光に包まれて、両手両足に白銀の籠手と具足が現れた。
「せいやぁ!」
そして光を纏った拳や蹴りをフォールンに叩きつける。
――パリィィィン!――
その威力は絶大で、バルダの攻撃では割れなかった フォールンの硬い殻を瞬く間に砕いた。
「オラアアア!!」
その瞬間にバルダがアベンジャーでフォールンを真っ二つに切り裂いた。
「よし。この調子で残りの奴等も殲滅するぞ!」
「了解!!」
その後はこのコンビネーションで残りのフォールンを一掃した。
「ふう、時間を浪費した。先を急ぐぞ」
「OK、行こうぜ兄さん!」
そうして二人はまた走り始めた。
――――地上―――――
「ガハハハ!どうした!?そんな攻撃じゃあ儂に傷一つつかぬぞ!!グリフォンの時のように、派手にいこうや!!」
なのは達は魔力を温存しながらファントムと戦っていた。
「くそ、強い。…それにたとえ奴を倒しても、他の悪魔がいる…これではジリ貧だな」
珍しくシグナムが苛立つ。
「うん…それにティアナ達も苦戦してるみたい」
フェイトがティアナ達を見ながら言った。
そこへクロノからの念話が来た。
『みんな、不味いことになった…援軍の次元艦が悪魔に足止めを食らって到着まで数十分遅れるそうだ』
「そんな!!」
「不味いことになったな」
「絶体絶命だね…」
「洒落にならねえな」
絶望的な状況に打ちのめされるなのは達。
動揺したためか、僅かばかりだが隙が生じてしまった。そこをファントムが見逃すはずもなく…
「はあっ!!」
口からかなりの魔力を帯びた火炎弾を撃ってきた。
「「!!」」
隙を突かれたので当然反応が遅れる。全員が当たるとそう思った時……
――ズガアアアン!!――
どこからともなく巨大な魔力弾が飛んできて、ファントムの火炎弾を掻き消した。
「グワアアアアア!!」
それどころか、魔力弾は火炎弾を打ち消しても威力は衰えず、そのままファントムに着弾した。
「ぐおお…何者だ!儂に傷を負わせた奴は!!」
激昂するファントムをよそに、遠くにある崖から声がした。
「しばらく見ねぇ間にまた頭悪くなったんじゃねえか?ああ、筋肉だけだったな……そうか、そいつは悪かったな」
その声の主を見た瞬間、ファントムは更に激昂した。
「ダァァンテェェェェェ!!」
その男…ダンテは不敵に笑っていた。
説明 | ||
三十七話目です。 | ||
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