真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #???
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〜第60話 †予言† 〜

 

 

 

厳白虎(げんはくこ)が司馬懿(しばい)を仲間にして

行方が分からなくなって数年の時が経つ

大陸の腐敗は留まる所を知らなかった

この年大飢饉により民は飢えていた

それでも中央の政治は己の私利私欲にしか走らない

民たちは我慢の限界であった

そんな時一つの予言が大陸中に駆け巡った

 

 

〜 空から流星が闇夜を切り裂く時 〜

 

 

〜 天よりの御使いが光臨す 〜

 

    

〜 その者白き輝く衣を身に纏い 〜

       

 

〜 大陸を平和へと導くであろう 〜

 

 

そう・・・厳白虎が待っていたモノが

この日占い師管輅(かんらく)による予言が大陸に流れた

ほとんどの市民が知る予言はここまでだが

もう一つ実は予言があった

ただ・・・その予言を詳しく知る者は誰もいない

分かっている事は一つだけ

 

 

〜 白き牙が災厄を食い破るであろう 〜

 

 

という予言のみ記録が残っている

この記録も実は正確ではないことだけここに記しておく

この予言の正確な内容はただ一人にのみ伝えられてる

 

 

さぁ・・・外史の扉よ今こそ我等が天の御使いを導きたまえ

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†とある都市での話†

 

 

「春蘭(しゅんらん)秋蘭(しゅうらん)」

 

「華琳(かりん)様何用ですか!?」

 

「落ち着け姉者、華琳様呼ばれましたか?」

 

「今大陸中に駆け巡ってる予言は聞いたかしら?」

 

「はぁ・・・天の蜜は甘いとかなんとかでしたっけ?」

 

「姉者・・・天の御使いが光臨するって話だよ

 (ああ・・・ぼける姉者可愛いなぁ・・・)」

 

「春蘭、少し静かにしてなさい

 秋蘭それに裏の予言があるというのは知っているかしら?」

 

「ううう・・・華琳様ぁ・・・」

 

「いえ・・・私は聞いた事がありません」

 

「白刃(はくじん)が災厄を切り開き、大陸に真の平和をもたらさん

 というものよ・・・天の御使いは神輿程度にしか思っていないわ

 もし本当に天の知識というのがあれば有効に使いたいけれどね

 あの人の噂がここ数年で全くもっていいほど無くなった

 生存すら確認されていないのが歯がゆくて仕方無いのよ

 白刃・・・あの人の事じゃないかなと思ってるのだけれどどうかしら?」

 

「師匠の事ですか華琳様!?」

 

「姉者・・・師匠が気になるのは私も同じだから落ち着け

 華琳様、確かに白と聞くとあの人ですが・・・

 いえ、あの人が死ぬとは思いませんきっとその予言もあの人の事かと」

 

「そうよね・・・ふふふ、あの人が表舞台に

 私の前に立つというのなら必ず手に入れたい

 いえ、またあの人と一緒に歩みたいわね」

 

 

それは【あの人】に出会い、覇道を行く者と覇道を支える者の会話

 

 

†とある平原にて†

 

 

「ね〜ね〜愛紗(あいしゃ)ちゃん鈴々(りんりん)ちゃん

 天の御使い様ってどんな人なんだろうね〜優しい人だといいよね!」

 

「桃香(とうか)様、落ち着いて下さい

 前向いてちゃんと歩いて下さい危ないです」

 

「にゃはは〜おね〜ちゃんはそそっかしいのだ」

 

「う〜だって〜・・・

 皆が今困ってるのにそれを助けちゃう人なんだよ?!」

 

「確かにそうですが・・・得体の知れぬ者は信用なりませぬ」

 

「愛紗は固いのだ、一緒にご飯食べたらきっと分かり合えるのだ」

 

「鈴々・・・それはお前が腹が減ってるだけじゃないのか?」

 

「にゃはは〜ばれたのだ〜」

 

「それじゃ邑を見つけて早くご飯食べないといけないね」

 

「桃香様はいつも鈴々を甘やかすのですから・・・」

 

「おね〜ちゃん大好きなのだ!」

 

「ね、ねぇ・・・二人ともあの光なにかしら?」

 

「少し先の所に落ちましたね」

 

「落ちたのだ」

 

「い、いってみよう!もしかしたら天の御使い様かも!?」

 

「お待ちください危険です!!」

 

「強い奴だったらウズウズするのだ!!」

 

 

それは【あの人】に少しだけ相談をした少女とその姉妹の会話

 

 

†とある城の中にて†

 

 

「はぁ〜・・・母様が居なくなって数年か

 ようやく地盤が固まりつつあるって所かしらね」

 

「そうだな雪蓮(しぇれん)長かったな

 しかし、これからが大変だぞ」

 

「冥琳(めいりん)の言うとおりじゃ策(さく)殿

 これからが本番じゃぞ」

 

「はいはい、言われなくても分かってますってば

 そういえば明命(みんめい)からの報告は?」

 

「それがな・・・今回も空振りだったようだ」

 

「なんじゃ、何か頼んでおったのか?」

 

「それがね賊狩りしてる中に母様に良く似た人物が居るって聞いたから

 もしかしたら生きてるんじゃないかって・・・

 いいえ、私の勘が生きてるって告げてるのよね

 でも、私たちの所に帰って来ないってことは何かあるのかなって

 そう思って明命に調べさせてるのよ」

 

「なるほどのぅ〜(白(しろ)の奴、堅殿の手綱しっかりと握っておらぬのか)」

 

「いかがなされた祭(さい)殿」

 

「いや、生きてたら酒抜きにせんといかんのぅと思っておっただけじゃ」

 

「それが嫌で帰ってこないとかね〜」

 

「雪蓮・・・笑えない冗談だからよしてくれ」

 

「「「はぁ〜・・・」」」

 

「まっ今の私たちは孫呉復活よね、頑張りましょう」

 

「「御意」」

 

 

それは【あの人】と過去に交わった絆を持つ3人の会話

 

 

†そして・・・†

 

 

「皆〜私たちの歌で楽しんでる〜?」

「ちょっとぉ〜!そこ!ノリ悪いわよ!!」

「皆、今日も私たちの歌を聞いていってください」

 

 

「今日も3人は絶好調のようだな」

 

「♪〜♪〜」

 

「ここにも一人絶好調な奴がいたわ

 さて・・・これからが忙しくなるな

 人員も増えてきてるしな、どっかで発散させないと

 いい加減爆発しそうだな・・・」

 

「都に行けばいい」

 

「なるほど、一部の熱烈な本当の信者はいいが

 糞ほどの役にも立たない奴らを減らすにはちょうどいいか

 あの3人は俺が守れば問題無いし、今の中央の力見るのもアリか」

 

「うん、大丈夫守れるただ・・・」

 

「ただ・・・どうした?」

 

「一人に殺される」

 

「あ〜そうか、丁原(ていげん)のおっさんが死んで

 今中央にいるんだっけか・・・は出てくるなら俺も腹決めていかないとやばいな」

 

「今は無茶する時じゃないから」

 

「分かってるよ、ほどほどにする」

 

「うん、まだ先は長い・・・よ」

 

「だな・・・まっ今は目の前のこれを楽しもう」

 

「♪〜♪〜」

 

 

それは激動の始まりの歌かもしれない

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あとがきっぽいもの〜

 

 

さてさて、ここでようやく原作になります

原作キャラが一部出てないですし交わってませんね・・・

この辺はなんといいますか自分の力不足で絡ませ方が考え付きませんでした

むしろ、原作から始まって絡ませるのもありかなぁ?

すいません、絡んでくれるのか凄く微妙ですorz

この会話からいくつか察することができると思います

皆の種馬さんがどの勢力にいったとか、現在白ちゃんがどこにいるかとかですね

こっからどんな風になっていくのでしょうか?

 

作者でも先が分からない駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
基本オリ主視点で物語を書いています
他にもご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください

毎回の閲覧・支援・コメント
大変励みになりますありがとうございますっ

この回は原作開始の予告みたいなものです
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コメント
東文若さん>展開読まれても楽しい作品であれるように頑張りますっ(tokkey)
アルヤさん>展開が読まれてもさらに上を行く妄想を・・・稟先生に教えを請うてきますw(tokkey)
↓そうですね。でも、クリスティーだけは全く読めないんですよね(笑)(東文若)
↓本とかを多く読んでるとなんとなくわかるようになりますよね。(アルヤ)
↓予想がついちゃうのって、意外に楽しいですよね♪(東文若)
なんとなく想像はついたが・・・・・・言っちゃっていいのかわかんないから黙っておこう。ここでの予測はよく当たるみたいだし。(アルヤ)
タグ
真・恋姫無双 ご都合主義 原作開始? 

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