真・恋姫†無双 〜桃始華のつぼみ〜
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 朝。起きてまず目に入ったものが生い茂る木々だったから昨日のことが夢ということはなくなった。地面にカッパを敷いて寝ていたので体中が痛い。お天道様はもう少しで頂辺にまで来ようとしている、寝すぎたかな?カバンを背負って刀を腰に挿そうと思ったが5本もあるから不可能、仕方なく片方の腕で持つはめになった。

 

 一晩考えた俺の考えはとりあえず人に会おうということだ。考えられる問題は幾つかあるが会わないことには何も始まらない。森を抜けた俺は遠くに見えた小さな村へ足を運んだ。気づくと道中は飲食せずに3時間ぐらい歩き続けていた。その村についてから彼は面倒事に巻き込まれることをまだ知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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女の子「ここは幽州啄郡啄県の小さな村ですよ」

 

 

 こいつなかなかいいキャラしてるな、村についたとたん話しかけてくるとか。というか村人も家もなんか変だな。なんか古い感じがするのにどこか色鮮やかな服着てるし・・・。てか胸でかいな。

 

 

劉備「初めまして旅人さん、私の名前は劉備です」

 

 

 変な格好しながら変なこと言いやがって・・・。コスプレしながらウェブネームでも名乗ってるのか?それとも初対面の相手だから偽名なのか?それなら俺もネットでよく使ってた名前を・・・。

 

 

一刀「俺の名前は甘露。腹が減ってるから何か食べれるところを探してるんだが」

劉備「えっ!?管路ってあの管路(占い師の)さんですか!」

一刀「ああ、(アメの)甘露だよ」

 

 

 名前を名乗っただけで劉備(?)が突然目を光らせて迫ってきた。それに少しイントネーションも違う気がする。

 

 

劉備「じゃあ何か占ってください」

一刀「どうしてそうなる?」

劉備「管路さんって占天師ですよね?あっ、もしかして占天師ってことを隠して旅してましたか?」

 

 

 どうやら甘露って名前の占い師がいるらしい・・・。たまたま同じ名前だっていうことにしてもいいがあえてここは占い師というと偽るか。

 

 

一刀「まあ秘密にしてくれるならいいよ」

劉備「ホントですか!ありがとうごさいます!!」

 

 

 占いなんて全くしたことないから空を見上げて目瞑って少し時間を置いた。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、全くわからん。

 

 

一刀「お前の明日の運勢は凶だ」

劉備「凶?」

一刀「つまり悪いって意味だ。まあ所詮は占いだ気にするな」

劉備「えー」

一刀「そんなことよりどこかで飯が食えるところないか?腹が減って死にそうだ・・・」

劉備「それじゃあうちに来てください。占ってもらったお礼に」

一刀「それは助かるな」

 

 

 腹が減ってるってことは最初に言ったんだけどな、というつぶやきは俺の心の中でツイートされた。

 

 

 

 

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劉弘「初めまして、私は桃香の母の劉弘と申します。ゆっくりしていってくださいね」

 

 

 綺麗な人だな。流石は劉備の母、母娘どっちも胸がでかい!って、え?

 

 

一刀「劉弘さんって・・・偽名じゃないんですか?」

劉弘「本名ですよ」

一刀「劉備も?」

劉備「そうだよ」

一刀「でもさっき違う名前で呼ばれてたけど?」

劉備「あれは真名ですよ」

 

 

 マナ?あの魔法やら超能力やら特別な力の源と言われてるあのマナ?必死に会話の流れから関係性をみつけようと試みたが全く見つからずに悪戦苦闘していたろところに劉弘さんが料理を運んできた。

 

 

劉弘「真名とは真ことなる名、その人の本質を表すもの。本人の許しがなければ呼ぶ事が出来ないしもし勝手に呼んだら殺されても文句言えないものですよ」

一刀「ほえー。じゃあ二人が偽名じゃないってわかったところで、俺の名前は北郷です。甘露はまあ・・・存在を偽るための偽名ってやつかな?」

劉備「私は「劉備玄徳だろ?」どうして知ってるのー!?」

一刀「俺は占い師だからな!」

劉備「占い師ってすごいんだね」

劉弘「まあそんなことより桃香、このあとお手伝い頼めるかしら?」

劉備「いいよー」

劉弘「山まで行って山菜をとってきてほしいんだけど」

一刀「俺も手伝いますよ、こんなに美味しい料理を頂いたのに何かお手伝いしたいので」

 

 

 そんなこんなで劉備の手伝いをして晩御飯もいただいて更に更に宿泊もさせてもらった。いい事づくしの二日目でした。

 

 

 

 

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 はぁ・・・・・三国志か。村に来て劉備の名前を聞いた時から怪しいとは思ってたけどな。これ・・・・ボソンジャンプしてんじゃね?・・・・伝わるか怪しいなこれは。

 村に外灯は一切なく明かりは月光だけとなっている。電気があったら便利だけど無くても結構なんとかなるもんだな。劉備の家の裏にあった木に寄りかかり月を見ているところに劉備がやってきた。

 

 

劉備「眠れないの?それとも何か考え事?」

一刀「考え事っていうか現状確認かな」

 

 

 劉備は俺の横に腰掛け一緒に月を見ていた。

 

 

劉備「北郷さん、私の真名は桃香。受け取って欲しいな」

一刀「いいのか?大切なものなんだろ」

劉備「今日手伝ってくれたお礼に」

一刀「お前がいいならいいが。俺の真名は・・・・一刀だ」

劉備「一刀さんか・・・」

 

 

 二人とも無言になると虫の鳴き声ぐらいしか聞こえなくなる。もう夜遅いから起きてる奴もいないだろうからな。というかコイツはわざわざお礼を言いに起きてきたのか?眠たいのに来たのか・・・無茶しやがって。

 

 

桃香「一刀さん」

一刀「ん?どうした」

桃香「あのね・・・私兄弟いないの。今日一刀さんが来てくれてお兄ちゃんがいるってこんな感じなんだろうなって思って嬉しかったの。それに山菜採りの時はありがとう、優しくしてくれて・・・。だからあのね・・・・・・・・・私のお兄ちゃんになってください//////」

一刀「えっ・・・兄って・・・お前・・・」

桃香「だめ・・・?」

一刀「いいよ俺に任せろ」

桃香「ほんとっ?!ありがとうお兄ちゃん」

 

 

 はっ!桃香の涙目上目遣いに思わず即答してしまった。まあ可愛い妹ができたし衣食住できるようになったからメリットしかないけどな。

 

 

一刀「このことは劉弘さんはしってるのか?」

桃香「もちろん!これから宜しくねお兄ちゃん/////」

一刀「あ、ああよろしくな桃香////」

 

 

 なんだこれ!めっちゃ恥ずかしいぞ。胸でかいし可愛いし胸でかいし!大事なことだから二回言ったんだよ!

 それからまた二人で月を眺めていた。

 

 

 

劉弘「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

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【あとがき】

 

 

 

 クリスマスを孤独に生きるとかそんな悲しい生き方をしてないぜ!

 

 俺はちゃんと女の子と一緒にいたぜ!まあ店長とかほかのアルバイトもいたがな!!

 

 ・・・・・・・べ、別に彼女なんてものいなくたって一人でも生きていけるんだからねっ!別に欲しいってわけじゃないんだから勘違いしないでよね!!

 

 ・・・出来たら欲しいな。

 

 

 

 まあ愚痴るのは置いといて一刀君が最初に出会ったのは劉備こと桃香でした。

 

 あの作品では声優パワーなら賈?か荀ケの2強ですね。ほかにも孫家の姫君達も強いですね。

 

 声優ゲーと言われても間違ってないですね。

 

 

 次の話では一気に2年ほど経っています。そのあいだは別に書くようなことはないんで・・・・・

説明
今回が第3話ですね。

20分制限が毎回怖い・・・
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