魔法少女リリカルなのはAfter ダメ人間の覚悟 |
なのは Side
うぅ〜〜ん、どうやったらいいのかなぁ・・・・・。
アリサ「・・・・・ふぅ、こんなとこかしら」
フェイト「うん、出来た」
アリシア「私も出ー来た」
ハルカ「どうしたのよなのは?そんな難しい顔して」
なのは「うん、出来たんだけど渡すのってどうしたらいいのかなって思っちゃって」
今私達はハルカちゃん達を家に呼び一緒にある物を作ってました。それは・・・・・・チョコレートです!!!渡す相手はハルカちゃん達と・・・・・・もちろん透君にです!!//////////
でもでも、いつ渡すかが分からなくて非常に困ってます。
ハルカ「うぅ〜ん、そうねぇ・・・・学校で渡そうとしたら、どーせあの馬鹿共が邪魔してくるし・・・・・邪魔って言うか自分達のと勘違いして横取りしかねないわね」
アリサ「屋上とかじゃ・・・・・駄目ね、アイツ等嗅ぎ付けてきそうだし」
すずか「あ、じゃぁ私の家で皆で渡そうよ!」
アリシア「すすかの家で?」
すずか「うん、皆自分達に渡すチョコも作ってるでしょ?それでお茶会しない?その時に透君にチョコを渡そうよ」
ハルカ「それいいわね、それでいきましょ」
フェイト「じゃぁ次の休みの日にすずかの家でってことでいいね?」
アリサ「アリシアとフェイトは透と来るんでしょ、その日は私が迎えに行くから」
あぁーあ、早く次の休みの日にならないかなぁ。
すずか(やったぁ!これで透君を堂々と家に呼べるよぉ)/////////////
Side Out
バレンタインデー当日
朝ぁも早からおっふぁよう〜ってね、まぁ2月にもなってからに寒い続きじゃんかぁ。
何かなのは達は登校中こっちをチラチラしとるんじゃけど、用があるんなら言ゃぁええやんけぇ。それに俺が下駄箱を開けるとなんかなのは達が俺の下駄箱の中を確認するように見てきよるし、何なんかいの・・・・。
透「チィ〜ッス」
ギロッ!!!
俺は教室に入るとクラス中の男子共にメッチャ睨まれたし、なーんか今日は浮ついとるってのと殺伐としとるんよなぁ。
なのは「おはよう!」
フェイト「おはよう」
砂糖君「あ!高町さん、テスタロッサさん、バニングスさん、月村さん、中村さん、おはよう!」
男子A「おはようございます!」
砂糖君(確かそんな名前じゃったんじゃけど・・・)が言い始めると、他の男子がなのは達にメッチャ挨拶をしに近付いてきた。
榊 緋村「「テメェらは引っ込んでろ!!俺のなのは達に手ェ出すんじゃねぇよぉ!!」」
案の定アホ二人が朝から元気良く叫んでらっしゃるわ、若いねぇ〜〜。
榊「はぁ、全くクソモブ共が・・・・・・大丈夫だ皆、俺に渡したいのは分かってるからな」ニコッ
緋村「何言ってやがる榊、皆は俺に渡したいに決まってんだよ・・・皆、渡すんだったら今だぜ」ニコッ
てゆーか君等は、仮にもクラスメイトに向かってクソとかモブとか言っちゃんなや・・・・・・まぁ俺も砂糖君以外知らんけど。あと女子では伊藤さんくらい。
全員「渡す物は何一つ無いよ」
おぉぉ、寸分違わず、息ピッタリでハモりおった・・・・・・流石伊達に厳しい戦いを共に挑んでないのぉ・・・・・・ってね。
榊 緋村「「何だよぉ〜、相変わらずのツンデレだなぁ」」
キーンコーンカーンコーン♪
ガラッ!
先生「はぁい!みなさーん席に着きましょう!」
ほいじゃぁ今週も学生にとっての長いお勤め、頑張りますかねぇ。
〜それから4日後〜
キーンコーンカーンコーン♪
さって、やっと金曜じゃわぁ、長かったのぉ・・・・・・そーでもなかったかいなぁ。
すずか「あ、あの透君」
透「んあ?」
帰ろうとしたらすずかがコッソリ近づいてきて声の音量を若干落として話かけてきた。
すずか「あのね、このお休みの日に私ん家で皆でお茶会をしようと思うんだけど・・・・・透君も来ない?」
あぁ〜すずかん家でお茶会ねぇ、お茶ってガラじゃぁないんじゃけど・・・・・・・・あ、そーいやぁ。
透「ん、ええでぇ俺も行かせてもらおうかねぇ」
すずか「本当!?きっとだよ!」
透「おう、行くっちゃ」
すずか「・・・・じゃぁね!!」
おーおー元気よく教室を出て・・・・・ないか、出た瞬間あの2人がすずかに近寄った・・・・と思ったら、すずかがあの2人を躱して帰りおった!
あ・・・・・・アレは、伝説の・・・・・・『デビルバットゴースト』!・・・・・・小学生があんな大技を使うかね!まぁ吸血鬼であるすずかの身体能力を考えたら出来ん事も無いけど・・・・・無意識に出せるとか、すずか!恐ろしい子!
まぁなにはともあれ、休みの日のすずかの家でのお茶会が超楽しみぃーーーー!!
〜休みの日〜
アリサ「さ、着いたわよ」
アリサの自家用車(ドライバー・鮫島さん)に連れられた所は、中々趣のあるデカい屋敷じゃった・・・・まぁ原作通りじゃねぇ
???「ようこそ、いらっしゃいませアリサ様」
アリサ「久しぶりねノエル・・・・・・・今日は友人を連れて来たわ」
ノエル「どうも初めまして、私は月村家に仕えさせていただいております、ノエルと申します。いつもすずか様と仲良くしてくださって誠にありがとうございます、これからもどうかよろしくお願いします・・・・アリシア様、フェイト様、透様」
アリシア「あれ?私達まだ名前言ってないよね?」
フェイト「どうして知ってるんですか?」
ノエル「以前よりすずか様には皆様のことをよく聞かされておりましたので」
あぁ・・・・・・じゃけぇって、俺にまで様付けるなんぞ・・・・・・すっごい恥ずいわぁ。
ノエル「特に透様の事をよく「ノエル!!」あら、すずか様」
すずかがもう一人のメイドさんと一緒に物凄いスピードで走ってきた。
すずか「皆いらっしゃい!ノエル!余計な事言わないで!」///////////
ノエル「フフッ・・・・分かりました、ではファリン、皆様をご案内して差し上げなさい」
ファリン「は、はい!わかりました!」
俺等はファリンさんとすずかに続いて行くと大広間に到着した。
なのは「あ!アリシアちゃん、フェイトちゃん、それに透君も!」
はやて「やっと来たんやな、皆」
大広間にはなのはやハルカ、そんではやて一家が勢揃いで来とった・・・・・・んなことより、俺は・・・・。
アリシア「あれ?シグナムは何してんの?」
ヴィータ「あぁ、何か猫と戯れてるよ」
シグナム「はぁぁぁぁ」///////////
アルフ「へっ!猫なんかどこがいいんだよ、なぁ?透」
透「・・・・・・・・・・・・・」
アルフ「?・・・・・透?」
すると1匹の猫が俺の足元に近寄ってきた、俺はその猫を抱き上げた。
透「あぁぁぁぁ、超かわいいぃぃぃーー!」
全員「!!!!!!!!!!!!」
透「はぁぁぁぁ、スゲェ可愛いなぁクソぉぉ」
皆俺の豹変っぷりに皆驚いちょる、だって可愛いもんは可愛いんじゃけぇしょうがねぇじゃんか。
なのは「と、透君?」
透「ん?何じゃ?」
フェイト「透って猫が好きなの?」
透「おぉ、好きやで」
アルフ「そ、そんなぁ・・・・アタシだって、アタシだって」
するとアルフは子犬バージョンになり、俺の近くに寄ってきた。
アルフ「アタシだって可愛いだろ?!」
透「スッゲェ可愛いし、好きやぜ」
アルフ「へ?」
シャマル「で、でも透君さっき猫が好きって」
透「正確には猫と犬が好きなんよ、普段はアルフを見慣れとる分ここまで起きんけど、ここに来たらさぁなんつーの?自分で言うのも何なんじゃけど、大はしゃぎしちまうんよなぁ!」
アルフ「じ、じゃぁアタシのことは嫌いに・・・・」
透「なるわけねぇやんけぇ」
アルフ「〜〜〜〜〜ッ!!透ぅ〜〜〜〜!」
アルフは俺がアルフの事を見捨ててない的な事を言ったら、突然俺の膝の上に乗っかってきた。
透「おいおい、そんなにはしゃぐなって俺が言うことじゃないかいのぉ」
俺は一通り猫とアルフで遊んだら皆の所に行き、今回のお茶会をすることにした。
透「そーいやぁ、すずかにまだ礼を言ってなかったんよのぉ」
すずか「え、お礼?」
透「この度はお招きいただきありがとうございます・・・・・みたいな」
すずか「あぁ、今回呼んだのはそれだけじゃなくてね・・・・・・そのぉ」////////////
ハルカ「今日は皆でアンタにチョコを渡そうと思ってんのよ」
透「あぁ?チョコって?」
ハルカ「アンタ気付いてないの?この間バレンタインだったでしょ?」
・・・・・・あ、確かに?そーいやぁそーじゃったわ。
透「すまん、全っ然気付かんかったわ」
アリサ「アンタ・・・どんだけ鈍感なのよ」
透「いやぁ、そーじゃのぉて・・・・俺前世じゃ死ぬまで親以外から貰ったことが無くての、じゃけぇ無意識に頭の中からバレンタインのチョコの事を忘れとったんよ」
なのは「え?透君、今まで一度もチョコとか貰ったこと無いの?」
はやて「好きな子もいてへんかったんか?」
透「無いねぇ〜、あと好きじゃった子なら死ぬまでに2人くらいおったかのぉ」
全員「それは本当??!!!」
透「じゃけどそれはガキの頃の話じゃけぇ、しかもどれも玉砕かコクることなく転校したって話じゃけぇなぁ」
フェイト「そ、そうなんだ」
透「じゃけぇかなぁ、この時期になっても焦らんのは」
アリシア「でもでも、私達がいるじゃん!」
透「あ〜、そーいやぁ俺にくれるんじゃったっけぇ?・・・・あぁ、そのぉ・・・・・何じゃぁ・・・・・・ありがとな」///////////
なのは「ううん、いいよこれくらい」
フェイト「だって、私達透にはいつもお世話になってるし」
アリシア「それに皆透の事大好きだし!」
アリサ「ちょっとアリシア!何言ってるの!」///////////
すずか「アリシアちゃん・・・大胆だね」///////////
ハルカ「でも間違ってないでしょ?」
はやて「まぁそらそーやな」///////////
シグナム「まぁ・・・・そーだな」///////////
ヴィータ「・・・・そーゆーことにしとくか」////////////
リインフォース「本当に世話になったからな」/////////////
シャマル「私も思いっ切り作ったから!」////////////
透「え?!!!!!」
はやて「だ、大丈夫や透君!!ウチ等がちゃんとついて監督したから」
シグナム「み、妙なものは入ってなかった・・・・はず」
シャマル「妙な物って何なのよ〜」
じゃって、前にシャマルの飯を食おうとしたら・・・・・何かダークマター的な奴が出てきたし、食ったら食ったで白一護が出て来そうな感じになったし・・・・・白一護はこんなんで出て来るの拒否っとったし。
透「ま、まぁでも・・・・俺に作ってきてくれたってだけで、ムッチャ嬉しいわ・・・・それが義理でもの」
なのは「義理なんかじゃ無いよ!!!」
フェイト「そーだよ!!ちゃんと!!」
透「え、ちゃんとって・・・・・え?もしかして」
ハルカ「ちゃんとアンタにあげる分は皆本命よ」
透「マジか・・・・・・・前世から生涯で初めて女の子からチョコを貰えて、しかも本命とまできた・・・・・ちょ・・・・マジ嬉しいわぁ」
アリサ「ちょっと、泣くことないでしょ」
透「いや泣いてねぇけど・・・・・いんや、泣くほど嬉しいけどな」
アリサ「そこまでなの?・・・・・」
なのは「はい!透君、コレあげるね!」/////////////
フェイト「はい、透」////////////
アリシア「お母さん達に教わりながら作ったから、きっと美味しい筈だよ」////////////////
アルフ「あの・・・・アタシも作ってみたんだけどさぁ」////////////
アリサ「はい・・・・・ま、まぁ感謝してたべなさいよね!」//////////////
すずか「はい透君、いつもありがとね」///////////
はやて「うちもや、去年はありがと・・・そんでこれからもよろしゅうな!」///////////////
シグナム「こ、こーゆーのは慣れて無いからよくわからないんだが・・・・んん!!その・・・・受け取ってくれ」//////////////
ヴィータ「はやてやアタシ達も世話になったから・・・・ありがとよ」//////////////
シャマル「これからもよろしくね」//////////////
リインフォース「主を救い私も救ってくれた・・・・これで恩を返せたと思っていないが、受け取ってくれると嬉しい」/////////////
透「・・・・・・すまんね、そんな畏まらんでもええんじゃけどな」/////////////
皆俺に渡した後、今度はお互いにチョコを渡しあっとった。成程所謂友チョコっちゅーやつかいねぇ。
透「ところでさぁ、ユーノ達には渡したんか?」
ユーノ「あぁ、僕は前に渡されたよ・・・・・・味見をさせられながらね」
ザフィーラ「・・・・・我もだ・・・・・半ば悪夢を見た気がした」
透「・・・・・・・・漢じゃな・・・・お前等」
その後皆で貰いあったチョコをお菓子としてお茶会をすることになった、俺は普段は飲まん紅茶を飲むことにした・・・・・猫と子犬になったアルフと戯れながら。
アリサ「にしても、アンタが紅茶を飲むなんて珍しいわね」
アリシア「確かにね、いつも家とかでもコーヒーしか飲んでないのにね」
透「まぁ、偶にはの・・・・それに一人だけコーヒーってのもなんか空気読めちょらんじゃろ?」
すずか「そんなことは無いけど」
そんな他愛の無い会話をしちょる間にファリンさんが皆の分の紅茶を持ってきてくれた・・・・って、確かこの人?ってメッチャドジなじゃなかったっけぇ。
ファリン「皆さぁ〜ん、お待たせしま!わっ!わっ!わっ!!」
やっぱりかぃ!!あぁ、あの態勢じゃぁ本人も紅茶も悲惨な事になるのぉ・・・・しゃーねぇ、この世界に来て初出しがこの場面になるとはのぉ。
ハルカ「危ない!!!」
シグナム「間に合わない!!」
透「『忍法・影縛りの術』!!!」
ファリン「きゃぁぁぁ!!!・・・・・アレ?」
ファリンさんはコける以前にちゃんと両足でバランスを取る形を取っとった、つっても?俺がそうさせとんじゃけど。
フェイト「あれ?今絶対ファリンさんって・・・・」
アリシア「こけてたよね?」
ヴィータ「一体何があったんだ?!」
すずか「何で?・・・・・ん?」
はやて「どしたんや?すずかちゃん」
すずか「うん、何かファリンの『影』が長いなぁって」
シャマル「あら?透君、何でファリンさんと同じポーズしてるの?」
透「あぁ、それは「『影縛りの術』を使ったんでしょ?」・・・・正解」
シグナム「『影縛りの術』?・・・・・影・・・・ッ!!!、成程」
ハルカ「そう、透とファリンさんとの間にある影を見たら分かるけど、透はファリンさんがこける前に自分の影をファリンさんの影に繋げたのよ」
なのは「影を?・・・・・あ!本当だぁ!」
アリサ「・・・・確かに繋がってるわね」
ハルカ「それによってくっつけられた相手を自分と同じ様な動きをさせることができるんだけど・・・・・まさか、アンタそれ目的で」
透「違うわ!!これを貰ったのはただの時間稼ぎ用にと思って貰ったんじゃ!!俺だってまさかここで使う羽目になるとは思わんかったわ!」
俺はハルカに否定をしながら、ファリンさんに近付いた。その際にファリンさんも俺に近付く形になっちょるけど。
ファリン「な、何がどーゆーことかわかりませんが、どうもすみませ〜ん」
透「いやぁまぁ、悲惨なことにならんで済んでよかったんじゃないっすか?、それよかもう一つのトレイ持ちます」
ファリン「い、いえ!お客様にそのようなことをさせるわけには」
ハルカ「いいじゃない、それに助けに行けなかった私達にも落ち度はあるからね」
ファリン「み、皆さぁ〜ん」
何とか無事にお茶会を再開することが出来、その日は若干ドタバタしとったけど俺的にはメッチャ嬉しい日じゃった。
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第5話 バレンタインデーとお茶 | ||
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透は何処まで万能なんだよ!(kikikuya) | ||
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