超次元ゲイムネプテューヌmk2〜ガンダムの力を有する革新者〜
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ロックオンside

 

 

「ルウィーで事件?」

俺達がプラネテューヌを出て数日後、ラステイションの教会で神宮寺ケイから直接聞いた話はゲイムギョウ界にある雪国「ルウィー」で起きた事件の事だ。なんでも、モンスターが1グループに数百束になってかかっても倒せないとされるルウィーのギャング「ホワイト・サーカス(以下、W.S.)」を一人でメンバーの約七割程を戦闘不能(殺してはいないらしい)にしたらしい。残りの三割は降参をしたという。

W.S.のメンバーは常にバラバラで行動しているため1グループは10,20ぐらいに見えるが、その日は月一の行動報告をする日だったため総勢約400人ものメンバーを屈伏させた事になる。

「それで、そのW.S.を一人で屈伏させた奴…ニューヘッドは懸賞金を掛けられているのか?」

ギャングは名が知れば知られる程危険視されていく。なので、そこのギャングのメンバーの頭(ヘッド)を撃てば多額の懸賞金を手に入れることが出来る。

…ただし、国が認める程の単体戦力を保持している事と表社会で公にされない事が条件だ。単体であることが条件にある理由はギャングを撃つとなれば犠牲者は出るのが前提だ。それならば個人で行って勝手に死んでくれれば犠牲は少なくて済む。逆を言えば成功した場合、報酬も独り占めできる。

そして表社会で公にされないというのは、単体でそれだけの戦力を持つとなれば国からも危険視され、うまく利用されてしまえば国家戦力となり、戦争に発展してしまう可能性が高いというのが理由になる。

この情報を知っている者は各国の教祖だけだ。無論、女神及び女神候補生はこの事を知らない。なのでその仕事をもらうには教祖直属の許可が必要なのだ。

「ああ、2億クレジットほどね」

「おおう、随分と大層な金額で」

そしてケイが、緊迫した表情で口を開いた。

「そこで君達にこの依頼を受けてもらいたい」

「おいおい、いつもは『あまり大事になると此方の処理が困る』とか『その為だけに資金を回す余裕は無い』とかで受けさせてくれないのに今になって受けくれって…良いご身分だなぁ」

「僕は教祖だからね。…もちろん報酬はさらに多くするよ」

「マジかよ…ラステイションはそんなに景気が良いのかい?」

まぁケイそんなに必死になる奴だ。とんでもねぇ奴なんだろうな。

「…一昨日、ルウィーの女神専属特殊部隊…それもその中のトップメンバーで構成されたエリート部隊と「国に認められた者」1人がW.S.に奇襲を仕掛けた。向こうの戦力は分断されていたので、奇襲するのに最適なタイミングだったんだ。…でもW.S.の頭たった一人にエリート部隊と認められた者の1人…合わせて31人皆が殺された」

「おいおい、マジかよ…その仕事を俺達に受けさせるつもりか?流石にきついぜ」

「承知の上での頼み事だ…彼を、アリー・アル・サーシェスを野放しにしておくわけにはいかない…!」

 

刹那side

 

 

アリー・アル・サーシェスだと!?奴はライルに撃たれたはずだ…何故奴が…

「神宮寺ケイ、今アリー・アル・サーシェスと言ったな。その名に間違えは無いな」

「無いね。僕の情報網をなめてもらっては困るよ」

間違えではないらしい。奴は生きている…ロックオンや俺と同じようにこの世界で。

「ケイ、その依頼を惜しみ無く受けさせてもらうぜ」

「ロックオン」

「わかってるぜ、刹那。戦いを生み出す権化は潰さねぇとな」

ロックオンは幼いときに奴の束ねていた組織のテロに合い弟以外の家族を失った。ライルが撃ったと聞いたときは一息ついていたが、奴の名を聞いたときのロックオンの目はただ撃つ事のみを考えている…復讐の目だ。

「なんの因縁があるのか知らないけど、受けてもらうには有り難い。けれど…刹那・F・セイエイ、君にこの依頼を受けてもらうわけにはいかない。まだ君の実力は不明な上…ロックオンの足を引っ張るような真似をしてもらっては困るからね」

国が認める程の単体戦力があるかどうかは不明だから仕方はない…だが

「断る。俺もロックオンと共に行動させてもらう」

「君は何を言っているのか分かって…」

「生憎だがケイ、俺も刹那の意見に賛成だ。こいつは俺のパートナー…それに接近戦のエキスパート。俺には無い戦力を持っている」

ケイの言葉を斬るかのようにロックオンは口を挟んだ。

「…君がそこまで言うなら信じよう。長い付き合いだからね…この制度を知っているのは各国の教祖とその依頼を受ける者達だけだ。僕が許可する」

ロックオンはどれだけこの世界に居たんだ?まあいい。

「ありがとう」

「それと報酬の話なんだけど、2億クレジットと…君達が知りたがっていたゲイムキャラの情報だ」

 

説明
ネプテューヌってどんなゲームだっけ?
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コメント
トマトさん>ケイ「サーシェスを放置していたら女神候補生しかいない、女神のいない世界なんかあっという間さ。大袈裟な話だけど世界を救うためなら二億クレジットなんて惜しくないね。」(駆蘭)
ユウ(SH)「まぁ二億くらいならある程度動かすよね。国家予算とかで。」 サーシェス相手ならそれ位出さないとやっぱ厳しいですね。(トマト畑)
Zさん>ケイ「あれだけ大物な敵を放置していたら国民が全滅するのも時間の問題だからね。聞いた話によると彼は戦争中毒者らしいからこれぐらい出さないと誰も請け負ってくれないと思うしね」(駆蘭)
byZ 2億クレジット・・・どんだけ強くて危ないのか、恐ろしい・・・。( Z ハデス)
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