転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
[全2ページ]
-1ページ-

「それじゃあ母さん買い物行ってくるね」

 

「お願いね……あら?フェイト、傘は?」

 

「今は雨止んでるし、直ぐに帰って来るから大丈夫だよ」

 

6月も終わる今日、学校から帰って来た私は母さんから買い物を頼まれたので制服のまま買い物に出掛けました…でもこの時母さんの言う事をちゃんと聞いてれば良かったと後悔することに……

 

ザァーーーーー!!!

ザァーーーーー!!!

ザァーーーーー!!!!

 

「ふぅ……もぉびしょ濡れ」

 

買い物も無事に終わって帰る途中に今日一番の大雨が降り私は公園で雨宿りをしてる。

 

「ど……どうしよう」

 

周りには誰も居ないけど…

 

「服透けてる…」

 

今日は黒のブラを着けているので学校の制服…今の時期は半袖の白シャツなのでブラが丸見えです。

 

(こんな所、誰かに見られたら……あれ?ここ確か)

 

私はどうしようか悩んで周りを見てたら、ふと思い出した…この公園は…

 

「龍が私となのはを助けてくれた時の公園……」

 

私の今居る公園は、私が初めて龍に助けて貰った公園だった…もう随分前の事な気がするなぁ、あの日…きっとあの日が有ったから私は龍の事を好きに成れたのかな?…それだけじゃないだろうけど、私にとっては大事な出来事だったなぁ

 

「………………龍……」

 

「呼んだか?」

 

「えっ?………!!りゅ!龍!!」

 

私が自然に龍の名前を呟いた途端、目の前に傘をさした龍が居た。

 

「どどど!どうして龍が!!」

 

「近くに魔力を感じたから気になって見に来たんだよ……雨宿りか?」

 

「あ!う…ぅん」

 

私は龍に背中を向けて小さく返事をする…どうしよう、こんな時に

 

バサッ

「…えっ?」

 

「はぁ……さっさと着ろ」

 

すると龍は手で顔を隠しながら着ていたジャージの上着を私に投げて、私は龍のジャージを頭から被る。

 

「あ……ありがとう」

 

私は直ぐにジャージを着る…大きいジャージ……胸の所は丁度良いけど、袖が余っちゃう。

 

「来い」

 

「えっ?」

 

「風邪引きたくなかったら、さっさと中に入れ」

 

「う……うん」

 

私は龍の傘の中に入り一緒に公園を後にする。

 

「龍…何処に行くの?」

 

「は?俺の家に決まってんだろ」

 

「ちょっと待って!聞いてないよ!!」

 

「あのな…お前の家に行くには、かなりの数信号有るんだぞ?ここからなら俺の家の方が近いだろ」

 

「…それはそうだけど」

 

私は龍に何処に向かっているか聞くと自分の家と答える。

 

「後、雨が降る前に彩羽の奴が遊びに行ったから直ぐに帰って来るかも知れねぇ…だからお前を送る時間も無い」

 

「そ…そうなんだ」

 

理由を聞いて、取り敢えず納得する……けど

 

「あらあら、若いって良いわね〜」

「今時相合い傘だと……」

「彼氏の方恐い顔だけどカッコイイね」

「彼女の方はまさに美少女だね」

 

すれ違う人達が色んな事を言う…そう言えば私、龍と同じ傘に…相合い傘……なんだよね、それに今の私達って周りから見たら……カ!カップルに…

 

ススッ

「…」

 

「ん?どうした」

 

「えっと……ちょっと濡れそうだったから」

 

「あっそ」

 

私は勇気を出して傘の中央に寄って龍に密着する…頑張れ私!!話……何か話題を…そうだ!

 

「龍、ささ!さっき…ままま!周りの人達が!言ってた……か!!……彼氏とか彼…ゴニョゴニョ」

 

最後まで言い切れなかったけど、内容は解る筈!だって私に聞こえて龍が聞こえて無いなんて絶対に無いよ。

 

「…別に知り合いに勘違いされた訳じゃないんだ、ほっとけ……それにしても雨止まねぇな」

 

「……ソウダネ」

 

まさかの無反応に私は思わず棒読みで返事をする…って!!ここで終わったら今までと同じだよ!夏休み前に少しはアプローチしとかなきゃ

 

「龍はもし……つ!…つつつ!付き!付き!!」

 

「月がどうした?まだ出てねぇし、曇りだから月は見れねぇぞ」

 

「そうじゃなくて!……その「着いたぞ」えっ?」

 

そして気が付くと龍の家に着いていた…結局言えなかった、付き合うならどんな女の子が良いかって…

 

「おい、ぼーっとすんな」

 

「うん」

 

龍に声を掛けられて一緒に家の中に入る…まだ!まだチャンスは有る、今日の私はいつもとは違うよ!

 

「お邪魔します」

 

「取り敢えずタオルだな……それともお前風呂入りたいか?」

 

「!!ふぇ?!おおお!お風呂ぉ!!」

 

龍から言われた一言の所為で私の心臓が核爆発しそうに成る…ままままままままま!!まさか!一緒に!

 

「俺は良いとして、お前はずぶ濡れだからな」

 

「あ……ぅん」

 

まぁそんな訳無いよね…でも

 

「それじゃあ御言葉に甘えて」

 

正直濡れたままは嫌だし、半乾きで蒸れてるからお風呂には入りたい。

 

「服は適当に俺の着なくなったジャージ用意してやる」

 

「良いの?」

 

「着なくなったって言ったろ……後、残念だが下着は無いからな」

 

「解ってるよ、もぉ!!!」

 

龍は本当に余計な事を言ってくる。

 

ガチャッ!

「お兄ちゃ!!ただいまぁーーー!!!」

 

「「彩羽……」」

 

「あ!フェイトさん、こんにちわ〜!」

 

そして玄関の扉を勢い良く開けて…

 

「おいハラオウン……」

 

「何かな?」

 

「頼めるか?」

 

「あはは…良いよ、任せて」

 

全身を泥だらけにし満面の笑みの彩羽が帰ってきた。

 

〜入浴〜

 

シャカシャカ

「痒い所は有りませんか〜?」

 

「ありませぇ〜ん♪」

 

私は彩羽と一緒にお風呂に入り、シャンプーハットを被った彩羽の髪を洗う。

 

「それじゃあ次は身体洗おっか」

 

「はーい!」

 

そして次に私は彩羽の身体を洗う。

 

「はい♪次は前洗うから、コッチ向いて」

 

「うん!……」

ジ〜ッ

 

「どうしたの?彩羽」

 

背中を洗い終わって彩羽と向かい合うと彩羽は私をジッと見つめる。

 

ペタペタ

「…」

 

「彩…」ムニュ!「ちょ!!彩羽!」

 

「フェイトさん、おっきい〜!」

 

彩羽は両手で自分の胸を触った後に私の胸を掴んできた。

 

「ほら!身体洗うから離して」

 

「は〜い♪」

 

注意すると彩羽は直ぐに手を離して、ピシッと背筋を伸ばす。

 

「フェイトさんは彩羽が洗ったげるね〜!」

 

「フフ♪ありがとう」

 

「かゆい所は有りませんかぁ〜!」

 

「はい♪有りませ〜ん」

 

今度は彩羽が私の身体を洗ってくれて、髪は流石に自分で洗ってシャワーで泡を流して私と彩羽は御風呂から上がりました。

 

〜龍視点〜

 

「まだ止まねぇな……」

 

ソファーに座って窓から外の様子を見ると相変わらず雨が降っている…まぁさっきよりも弱くは成ってるな

 

「お兄ちゃ!!お風呂上がった〜!」

 

「龍、ありがとうね♪」

 

「……やっぱり少し小さいか?」

 

「チャックが途中迄しか閉まらないけど…他はジャストサイズだから大丈夫だよ」

 

「小6の時のやつだからな」

 

そして彩羽とハラオウンが風呂から出てきた、ハラオウンに渡したのは小6の時に買った白のVネックのシャツと黒のジャージで、丈は大丈夫だが胸が邪魔してチャックが途中で止まっていた。

 

「それでどうする、直ぐに帰るか?」

 

「えっと、もう少し居て良いかな?……ほら!雨も止みそうな感じだから!ね!」

 

「別に良いぞ……」

 

「(やった!)そうだ、母さんに電話しないと…龍、私今バルディッシュも携帯も無くて電話貸してくれない?」

 

「良いぞ」

 

そしてハラオウンはリンディさんに電話を掛ける、何を言われたか知らねぇがハラオウンはかなり慌てていた、多分晩飯の事だろ買い物帰りだったからな。

 

〜数十分後〜

 

「あめあめ、降れ降れ、母さ〜んが〜じゃのめでお迎え嬉しいなぁ〜ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラ〜ン!」

 

歌を歌いながらハラオウンと彩羽はてるてる坊主を作っている。

 

「それじゃあ飾ろっか」

 

「うん!」

 

つか、改めて思うが…

 

「ハラオウン、お前子供の世話慣れてるな?」

 

「うん、実は私ね小さい子の親代わりをしてるんだよ」

 

「?」

 

話によると、ハラオウンは今彩羽の一つ上の男の子と女の子の保護責任者に成っていて、月に一回位のペースで世話をしているらしい。

 

「お前も大変だな、執務官…だったか?」

 

「でも……ほっとけ無いから♪」

 

「……そうか」

 

笑顔で答えるハラオウン…俺はその笑顔に少し……ほんの少しだけ見とれそうに成った

 

〜フェイト視点〜

 

龍の家に来てから2時間程経って漸く雨が小降りに成る。

 

「それじゃあ私、そろそろ帰るね」

 

「おう、じゃあな」

 

「フェイトさんバイバ〜イ」

 

私は傘を貸してもらい帰る事にした。

 

「服は洗ってから返すね」

 

「いや、もう余り着てねぇから捨ててくれると助かるんだけどな」

 

「えっ!」

 

龍がジャージは捨てろと言ってきたので私は…

 

「そ!それじゃあ!……その…貰っても良いかな?」

 

「?別に良いが……苦しくねぇか?」

 

「そんな事無いよ!」

 

ジャージを貰う事にした。

 

「それじゃあまた学校でね……♪♪」

 

そして私は家に帰る。

 

〜自宅〜

 

「お帰りなさいフェイト……で!どうだったの?!告白した?キスまで行ったの?まさか一線越え」

 

「母さん!そんな訳無いでしょ!!!」

 

家に帰ると母さんが目を輝かせて詰め寄ってくる…今のままじゃ告白してきっとフラれるのがオチだもん……でも

 

「貰っちゃった…」

 

自分の部屋で服を着替えた私は龍から貰ったジャージを抱き締める。

 

「今度からトレーニングの時は、龍のジャージで…………♪」

 

夏休みまで後少し、身体を引き締めとかなきゃ

 

 

-2ページ-

神様の雑談…のコーナーです〜

 

あのお二人がまたやらかしたです〜

 

結婚式の日にクロノ・ハラオウンと言う人が、聖 剣さんと王神 帝さんを結婚式に行かせない為に大量の任務を言い渡したみたいなのですが…………森林に逃げた犯罪者を憂さ晴らしとして森林事ぶっ飛ばしたみたいで私は今書類を書いてるです〜

 

では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜

 

こんな事なら魔力量の増加なんてしなかったら良かったです〜

 

聖 剣…只今の魔力量EX

 

王神 帝…同じくEX

 

魂1「あの神様、私達はいつに成ったら」

 

もう少し待ってて下さいです〜!

 

 

説明
第四十八話…まだ!まだチャンスは有る、今日の私はいつもとは違うよ!
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
20958 18379 30
コメント
私達ということは複数人いるのでしょうか?(ht)
魔力の設定をかえればいいんですよ。上限はEXだが回復量は最低LV.。一日でシューター一発分程度しか回復しないならなにも出来ないですからねw(黄金拍車)
↓いやいや、安心院さん読んできて1京2858兆519億6763万3865個のスキルをふんだんに使って消しましょ?それかBLEACHの砕玉虹霞使って消滅させましょ?(頭翅(トーマ))
↓言彦でも良いかも(Lapis lazuli)
誰か球磨川さん呼んできてくれ。馬鹿二人の存在『なかったこと』にしてくれ。(青髭U世)
二人は退場で魂1の参加で(なゆた)
なるほど、馬鹿二人が来なかった理由はクロノが任務を言い渡したからなのか…… クロノGJ! でも環境破壊とか頭いかれてるな(妖精の尻尾)
おバカ2人はそろそろ存在を消していいころかな? えー、この中にどなたかバニシング使える方はいらっしゃいませんか?(神余 雛)
ダメだ。スカさんの所に行ったら、最高評議会(脳味噌ども)の強化フラグが立つ(ディアーリーズ)
バカ二人はそろそろスカさんの所で生体ポットに入って永遠の眠りに・・・(大雅)
最近更新早くて見ごたえがあるね!(ohatiyo)
スカリさん経由であの二人は脳みそに進呈してしまえと思ってみたり(Lapis lazuli)
↓Eでいいよ。というかリンカーコアが無くていい。(妖刀終焉)
減らせ!あんな糞以下の奴等の魔力なんて多くてもSで十分だ!(頭翅(トーマ))
タグ
魔法少女リリカルなのは

7-11店員さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com