ガンダム仮面ライダーディケイド in 真・恋姫†無双 篠崎柾棟伝 プロローグ2 |
外史の狭間side
柾棟「はぁ〜、一体何処なんだよ此処は?」
何も無い真っ白な空間に・・・・・・・
俺、「篠崎柾棟」は一人『ポツン』っと立ち尽くしていた。
少し前に、眠りから覚めた柾棟は周囲を見渡して此処が自分の部屋では無い事に気が付き困り果てていた。
柾棟「確か、自分の部屋で届いた荷物を調べて、いつもの様にパソコンを使って「恋姫二次小説」を読んでから寝たんだよな?」
寝る前の事を順番に思い出して行く柾棟。
柾棟「なのに、次に目が覚めて見れば自分の部屋じゃなくて、何故か服が寝た時に着ていた「白の半袖」や「黒の半ズボン」じゃなくて、「恋姫†無双」の一刀君と同じ「聖フランチェスカ学園」の制服に変わっている上にどういう訳か、俺が趣味の写真撮影で使っているデジカメの『IXY 3』と『“ウォークマン”Aシリーズ』があったしな〜」
柾棟は、寝る前の自分の格好と今の自分の格好の変化、目が覚めた時に傍にあった愛用の「Canon」のデジタルカメラ『IXY 3』(ブルー)を首にぶら下げ、バイトの給料で買った『“ウォークマン”Aシリーズ』』(ストア限定色のラッシュバイオレット)を手に持って見ながら驚くばかりだった。
すると、その時・・・・・・
――――カツン、カツン、カツン。
柾棟「ん?」
そんな柾棟の耳に後ろの方から、こっちに近づいて来る足音が聞こえて来た。
足音がする方に柾棟が顔を向けて見ると・・・・・
??「お待ちしておりました。 貴方が「劉邦柾棟」さん……いえ、『篠崎柾棟』さんですね?」
其処には、茶色いローブを着てフードを深く被り顔を隠している人物が柾棟に向かって歩いて来ていた。
どうやら、声の感じからして女性であるようだ。
柾棟「ッ! アンタ、何者だ! なんで俺の名前と俺が「TINAMI」で使っているユーザー名を知っている!?」
柾棟は自分の名前と「TINAMI」で使っているユーザー名を言った事で驚きの声を上げると同時に警戒する。
??「失礼しました、自己紹介がまだでしたね。 いきなりのご無礼をお許し下さい、篠崎さん。 私は「外史の管理者」で「上級管理者」をしている者で、名は管路 真名を『唯香』と申します。 以後、お見知り置きを」
柾棟の前に現れた人物は自らを「管路」、真名を「唯香」と名乗り「外史の管理者」で「上級管理者」だと告げ、事情を知らない柾棟に対して謝罪の言葉を述べた。
柾棟「何? 「管路」って確か「恋姫†無双」シリーズで「占い師」として名前だけ出て来た。 あの「管路」か?」
柾棟は相手が口にした名前の事で多少驚きはしたものの、本当に「管路」なのかと『唯香』に聞き返していた。
唯香「はい、その通りです。 但し、正確には「管路」という名は私が担当する外史での名前になります。 篠崎さんも色々と驚かれているとは思いますが、その事を含めて今から詳しくご説明をさせて頂くに辺り少々お時間が掛かりますが、よろしいでしょうか?」
柾棟「……分かった。 俺も、何であんな周り口説いやり方で「銅鏡」を送って来たのか詳しく知りたいからな。 話を聞かせてくれ」
唯香「ありがとうございます。 では、まず初めに篠崎さん。 貴方を此処にお呼びさせて頂いた理由を説明させて頂きます」
柾棟「ああ」
唯香「この度、篠崎さんを此処にお呼びした理由は……篠崎さん、貴方にある「外史」に行って天下を統一して頂きたい「外史」があるのです」
柾棟「俺に行って貰いたい「外史」……ねぇ〜。 でも、そういうのって「恋姫†無双」の主人公である『北郷一刀』君が行くもんじゃないのか?」
柾棟は唯香にそう言った。
唯香「ええ、確かに篠崎さんの仰る通り、本来なら「天の御遣い」である『北郷一刀』が行くべきなのですが……ある「外史」で起きた出来事が原因で、その「外史」に多大な影響が出まして「特殊な外史」に変わってしまい「天の御遣い」である『北郷一刀』は行く事が出来無くなってしまいました。 そこで、その「特殊な外史」に行く事の出来る人間を探していた時に見つけたのが・・・・・」
柾棟「俺って事か?」
唯香「そうです」
なるほどね。
柾棟「なら、幾つか質問させてくれ」
唯香「私に答えられる範囲でなら構いませんよ?」
柾棟「じゃあ、まず……何であんな周り口説いやり方をしたんだ? 俺に用事があるなら他にも知らせるやり方があっただろう? 貂蝉達を送るなり何なりで」
俺は、一番気になっていた事を管路に聞いた。
唯香「出来ればそうしたかったのですが、生憎と彼らも忙しい身で都合がつかなったので今回はこういう方法を取らざるを得なかった次第なのです」
確かに色んな意味で多忙だろうな。 アイツらは
柾棟「なるほどね。 じゃ、次は……その「特殊な外史」に変わる前の「外史」に行く筈だった「北郷一刀」君は結局どうなったんだ? まさか、消滅した何て事は……」
唯香「その事なら心配はありません。 その「外史」に行く筈だった「北郷一刀」には「別の外史」に行って頂きましたので大丈夫です」
柾棟「それなら良かったよ。 でだ、俺の格好が変わっているのもアンタがやったのか?」
唯香「ええ、私ですよ。 「聖フランチェスカ」の服装にしたのは篠崎さんが『TINAMI』というサイトで書いている「恋姫二次小説」に出てくるオリキャラの『劉邦柾棟』と同じにして見ましたが、お気に召しませんでしたか?」
柾棟「まさか! 確かにビックリはしたが、気にいらないなんて事は全然ないぜ? 寧ろ、お礼が言いたかったんだ。 ありがとう、感謝しているぜ」
感謝の言葉を唯香に告げる柾棟。
唯香「そうですか。 それは何よりです」
柾棟「最後に、その少々「特殊」ってどんな風に「特殊」何だ?」
唯香「そうですね。 敷いて言えば、本来ならその人がやっている役を別の人がその役に就いているっと言った所でしょうか」
柾棟の言葉にそう返す唯香。
『う〜ん、何かイマイチ良く分からんな』っと心の中で思う柾棟。
柾棟「一応、聞きたいんだが……もし、仮に俺が断った場合はどうなるんだ?」
流石の俺も簡単に『引き受ける』なんて事は出来ないので唯香さんに俺が断った場合はどうなるのかを聞いてみる。
まあ、どういう返事が来るかは大体予測出来るけどな。
唯香「残念ながら、その場合は外史自体その物を破壊しなければいけなくなります。正史だけでなく、他の外史にまで悪影響が出る「事例」が既に幾つもあるので、そのまま放置しておく訳に行きませんから」
やっぱりか・・・・・。
なら、俺の答えは・・・・・・・・。
柾棟「……わかった。 その依頼、引き受けさせて貰おう」
唯香「ありがとうございます。 それでは、篠崎さん『コレ』を貴方にお渡しますね」
そう言って唯香は両手を差し出し、その手の平に光りが発したかと思うと唯香の手の平に『ある物』が現れ、「ソレ」を柾棟に手渡した。
柾棟「これって……「ディケイドライバー」と「ライドブッカー」が二つ?」
唯香から受け取った物を見て柾棟は驚いた。
唯香が柾棟に最初に手渡したのは「仮面ライダーディケイド」の主人公「門矢 士」が「仮面ライダーディケイド」に変身する際に必要な変身アイテムである「ディケイドライバー」と二つの「ライドブッカー」だった。
唯香「はい、「コレ」は貴方が知っている「仮面ライダーディケイド」の変身アイテムである「ディケイドライバー」です。 ですが、外見は同じでも中身は全くの別物です」
柾棟「別物?」
俺は無意識にそう聞き返していた。
唯香「はい。 この「ディケイドライバー」と、二つの「ライドブッカー」は篠崎さん、貴方が考え生み出した「ガンダム仮面ライダーディケイド」に変身する事が出来る物なんですよ?」
――――はい?
今、何て言った?
確か、俺が考えた「ガンダム仮面ライダーディケイド」に変身出来るって言ったよ……な?
という事は・・・・・・
もしかして!?
俺は慌てながらも、受け取った二つの「ライドブッカー」の内の片方を開いてカードを確認する。
すると、其処に描かれていたのは原作の「仮面ライダーディケイド」や「各仮面ライダー」の絵では無く、『ガンダム化』された「ガンダム仮面ライダー」バージョンの絵になっていた。
それを見た俺は驚きの声を上げた。
柾棟「おいおい! 何で、アンタが俺の考えた『ガンダム仮面ライダー』を知っているんだよ!?」
唯香「失礼ながら今回、篠崎さんにご依頼するに辺り篠崎さんの事を少々、調べさせて頂きました。 その過程で篠崎さんが「恋姫†無双」の世界でも十分に通用出来る実力者である事が分かりました。 ですが、それだけでは限界がありますので何か手立てを講じようとしていた時に篠崎さんが『ガンダム仮面ライダー』という物を考えていた事を知りまして今回の為に私が用意した次第です」
そりゃまた・・・・凄いな。
柾棟はただ驚くばかりだった。
唯香「それでは、説明の続きをさせて頂きますね」
柾棟「ああ、頼む」
改めて、問題の「外史」に関する説明が始まる。
唯香「これから、篠崎さんに行って頂く「外史」は先程も言った通り「特殊な外史」ですので、何が起きるか判りませんから十分にお気を付け下さい」
柾棟「分かった。 それで、俺は具体的に何をすれば良いんだ?」
唯香「これから行く問題の「外史」に篠崎さんを最初に出会うべき人達の近くに送ります。 その後、その方達と共に乱世を制して天下を統一して貰います」
柾棟「了解」
唯香「それから「ディケイドライバー」の説明に関しては篠崎さんが考えた『設定』が反映されていますので私が説明しなくても篠崎さんが一番良く分かっていますから大丈夫でしょう」
柾棟「まあ〜、俺が自分で考えた『設定』だからな」
知ってて当然だ。
唯香「それと貴方が持っている「デジタルカメラ」で撮った写真をプリントする為に必要な機械や道具、その他の物資などは「デンライナー」に置いてありますので、落ち着いてからで構いませんので確認をしておいて下さいね」
柾棟「OK! ちゃんと確認しておくよ」
唯香「それでは、外史への道を開きますね?」
――――パチン!
唯香が指を鳴らすと「仮面ライダーディケイド」の本編でも登場したバイク「マシンディケイダー」と世界を渡る際に出てくる『銀色のオーロラ』が現れた。
柾棟「おおwww! 本物の「マシンディケイダー」だ!?」
柾棟は現れた「マシンディケイダー」に近づいて、『すげぇwwww!』っと言いながらペタペタと触り出す。
唯香「移動手段である「マシンディケイダー」は篠崎さんが「来い!」っと念じれば直ぐに現れます。 それから、この「オーロラ」を通り抜ければ問題となっている外史に行けます」
唯香にそう言われ、「オーロラ」の方に顔を向ける柾棟。
すると、現れたオーロラ越しに見える場所が「北郷一刀」が一番最初に現れる荒野である事に柾棟は気付いた。
唯香「篠崎さんが現れる事は私の方で既に噂を流していますので御心配はありません」
唯香は柾棟の方に顔を向けて告げる。
――――コク。
柾棟は頷き、「マシンディケイダー」に乗る・・・・・・。
すると、唯香が柾棟に近づき・・・・・・
唯香「それから最後に……篠崎さん、死なないで下さいね?」
柾棟に向けて、そう告げた。
柾棟「ッ!……ε- (´ー`*)フッ 御心配、どうも!?」
唯香から「死なないで下さいね」と、言葉を受け取った柾棟は笑いながら唯香に言葉を返した。
柾棟「それじゃ、『真・恋姫†無双』の外史に行きますか!?」
そう言って、柾棟は『銀色オーロラ』に向かって「マシンディケイダー」を走らせ「外史」へと向かって行った。
柾棟が『銀色のオーロラ』に入ったのと同時に『銀色のオーロラ』は消えた。
唯香は柾棟が無事に「外史」に向かったのを見届けた後も、しばらくの間その場に立ち続け柾棟の無事を祈っていた。
This story is to be continued
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どうも、今晩は劉邦柾棟です。 前回の続きとなります。 興味がない方は今すぐバックボタンを押して戻って下さい。 駄文ですが、最後までよろしくお願いします。 次回は、いよいよ「外史」編になります。 |
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