神次元の外れ者(33) |
「世界崩壊へのカウントダウン」
これは・・・とある事件の
始まりは、自らの命の危機を感じて起こした、とある青年のある決死の行動だった・・・・
それがやがて、世界を揺るがす大事態になるとは・・・青年を含め、だれも思わなかった・・・・
AM3:00・チータ視点・プラネテューヌ・教会・プルルートの部屋
俺は、もうこのバイト辞めたいと思っている。何故なら、このままじゃ死にそうだからだ。
ナンパに行こうとすれば電撃が、かといって抜け出そうとすれば雷が、辞めようとすれば雷が襲ってくる。
こんな環境耐えられるかァァァァァァ!!!
俺のライフワーク(ナンパ)が出来ない所か、何度も死にそうになるなんて割にあわんわァァァァ!!!
俺のクララが死んじまう!!息子共々死んじまう!!!
ならば!皆が寝ている今この時に、逃げるしかない!!!
プルルート
「すやすや・・・・」
ピーシェ
「ぐかー・・・・すぴー・・・・」
イストワール
「Zzzzz...(-_-)」
よーし・・・みんな寝てるなー・・・・・
バキッ!
以前はこの音で起きたかと思ったが、後で自分の服を確認した所、発信機が見つかった。
恐らくこれが起きた原因。だから首輪を外す前に、既にそれは取って床に置いた。
さーて・・・後は簡単だ。ってなわけで、気付かれないように部屋から出た。
職員役員共に仕事に追われているから廊下にはいない事は既に予習済みだ。
ここは楽々歩いて通って・・・・・
教会役員
「ふわぁ・・・・・」
バッ!
後ろから人の気配!?予想外だ!やべぇ・・・この足音、こっちに来る!
教会役員
「ほぇ・・・チータさん・・・?おやすみなさ〜い・・・・・・」
ふらふらと、先に帰って行った・・・・アイツ真面目に働かないからなー・・・お疲れ様です。
こうして、俺のミッションは完了した。
このまま組織の酒場にしゃれこむぜ!祝杯だ!あらかじめ辞表は出してあるし、もう安心だろうな・・・
チータ
「自由だァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
酒場近くにて、俺は勝ち取った自由の実感から、大声を出して歓喜を表した。
AM8:20クリエ視点・リーンボックス・教会・ベールの寝室
クリエ
「ベーちゃーん!朝だよー!」
ベール
「うう・・・あと・・・5分・・・・あと・・・5、分・・・・」
クリエ
「そう言ってそのまま寝過ごしちゃうでしょ?朝ごはん出来てるよッ!」
バサァッ!
リーンボックスの朝は、ネトゲ廃人の女神を起こす所から始まった・・・・
ベーちゃんの部屋は、3人で朝食をとるのが日常だ。朝食はデバッカが作ってくれたものだ。
ベール
「デバッカ・・・!また腕を上げましたわね・・・・」
デバッカ
「いえいえ、偶然そちらの好みが合っただけですよ。レシピ通りにしただけですし。」
ベール
「相変わらず謙虚ですわね・・・」
全くだよ。隙が無さ過ぎて女の一人も寄ってこないんだよ?
まあ、以前よりも穏やかになったというか、丸くなったというか、とにかく変わったような気がする。
このまま、こういう時が続けばいいなぁ・・・・
デバッカ
「ん?どうした?」
クリエ
「ハッ!・・・何でもないよ。」
いやいやいや、何考えてんの、私は!コイツは私の護衛!それ以外の何でもない!
ベール
(これは当たりですわね・・・・後は・・・・・)
デバッカ
「やっぱり、濃いめの方が良かったか?でも、濃すぎると、かえって良くないんだぞ。」
クリエ
「そうじゃないって。(汗)」
ベール
(これは難関ですわね・・・・・・)
こうして私達は朝食を終え、いつも通りにそれぞれの仕事に取り掛かるのであった・・・・はずだった・・・・
ゴロゴロゴロ・・・・ドォォォォォォォン・・・・・・・・
突然の雷鳴が響いた。しかし、窓の外は晴れている。
今の音は雷だよね・・・・?けど、外は晴れてるし、気のせいかな?
ベール
「今のは・・・・・まさか・・・!けどどうして今頃になって・・・・」
クリエ
「どうしたの?」
ベーちゃんが何かに感づいている・・・?何か知ってるのかな?
ベール
「もし・・・もし勘違いではないとしたら・・・・・」
デバッカ
「どうしました、ベールさ・・・・ん?」
今までにない怯えよう・・・・まるでこの世の終わりのような顔というのだろうか。そんな顔をしていた。
キュィィィィイン ドォンッ!!
いきなり女神化!?どうしちゃったの!?
グリーンハート
「二人とも!急いでプラネテューヌに行きますわよ!」
デバッカ
「え・・・・・?」
クリエ
「どういう事・・・?」
ベール
「説明は後で!今は一刻を争う時ですわ!このままだと・・・この世界が滅びるかもしれない!」
デバッカ&クリエ
「えええええええええええええええええええ!?」
デバッカ視点・プラネテューヌ付近・海辺
言われるがままプラネテューヌへと直行して、海辺に着いたわけだが・・・・・
プラネテューヌの真上を中心に上空に黒雲が覆い、そこから雷が落ちてきているという光景を見た。
ちなみに、人前では人神化は使えないから、俺はクリエの手に捕まってぶら下がるような形で同行した。
途中で海に落ちそうになった。ってそれどころじゃないか、これは・・・・
デバッカ
「どうなってんだ・・・・・これ、本当に一人でやってるんですか!?」
グリーンハート
「ええ・・・・信じられませんでしょうけど・・・・」
クリエ
「いやいやいや、一人で起こせる規模じゃないでしょこれ・・・・」
信じられなかった。まさか女神一人が、こんな大惨事を!
グリーンハート
「私たちも、その瞬間を間近で見た事がありますわ。・・・・未だに信じられませんが・・・・」
クリエ
「これ、あのプーちゃんが起こしているの?え?ホント?」
ベール
「・・・現場を見た方がよさそうですわね。行きますわよ!」
俺たちは、徐々に範囲を広げる黒雲の中心点、プラネテューヌに向かった・・・・・
プラネテューヌ
ブラックハート
「ヤァァァァァッ!!」
ホワイトハート
「オリャァァァァッ!!」
二人の女神の同時攻撃!
ガッ!
ホワイトハート&ブラックハート
「なッ!?」
それを軽々両手で受け止めた!
ダンッ!
イエローハート
「ぷるると!めっ!」
そこに真正面からのイエローハートの一撃!
ガキィィィンッ!
イエローハート
「ほえ・・・・?」
いとも容易く片足で止めた!
それをやってるのは、たったひとり、アイリスハートだった!
実物を見ても、信じられなかった。
荒れ狂う雷雨、止めようと本気の女神達、そしてそれをいとも容易くあしらう一人の女神。
ドォォォンッ・・・・・・
そして3人共々こっちに落ちてきた。
ブラックハート
「遅いじゃないのよ!」
ホワイトハート
「何やってたんだ!」
グリーンハート
「申し訳ありませんわ!今さっき気付いたばかりでしたの!」
イエローハート
「うう〜〜〜〜っ・・・・ぷるると強い・・・」
クリエ
「ピーちゃん!大丈夫!?」
イエローハート
「あ!くりえだ!」
クリエを見たとたんに笑顔って事は、性格は変わらないのか・・・・
ってそれどころじゃない!一体どうなっているんだ!
クリエ
「そういえば、チータはどこにいるの?」
ブラックハート
「知らないわよ!駆け付けた所にはもういなかったわ。」
ホワイトハート
「アイツの事だ、今頃何処かに逃げてるだろうよ。」
デバッカ
「イストワールさんは!?」
イストワール
「ここにいます・・・(;=o=)」
下を向いたら、そこには砂ぼこりにまみれたイストワールがいた。
デバッカ
「どうしてアイツ、ああなったんだ?そこまでのいきさつを教えてください。」
イストワール
「はい・・・・プルルートさんは起きた後、チータさんを探していました。(;−_−)」
アイツ言ってたな。どこまでもしつこく追ってくるって愚痴ってたな・・・・
イストワール
「その途中で、テーブルに置かれていた辞表を見たんです。(-_-)」
そういや、アイツ、「もう辞めたい。でないと死ぬ・・・死んじまう・・・・」って言ってたな。
イストワール
「その筆跡は、チータさんの物でした。それを見たとたん、プルルートさんは変身して、今のように・・・(-_-)」
なるほどなるほど・・・・って事は・・・・アイツが辞めた事がショックで暴れているって事か。
ってことは・・・・アイツ見つけないと始まらないな・・・・
とりあえず、アイツの事だ、自由になった後は・・・・大体酒場に行くはずだ・・・
そしてその後・・・・・拠点に帰って寝ているはずだ。
デバッカ
「俺・・・・アイツ探してきます!その間に皆は出来るだけ、被害が少ない所に誘導、そこで時間稼ぎをして下さい!」
ダッ!!
イストワール
「あっ!待って下さい!(;°ロ°)」
デバッカ
「クリエ!そっちはまかせた!」
クリエ
「了解!」
俺は拠点に向かって走り出した。急げ俺!急げ俺!世界を護るその為に!
説明 | ||
多分またかと思うだろうなー・・・・ | ||
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コメント | ||
コメ、感謝!かわいい……ですか。当の本人やその周りの人達にとっては大変でしょうけどね。実は書いてる途中に想像して、一回吹きました。あと、現在コメディー落ちを考え中です。(ヒノ) byZ お腹が痛い(笑)もう腹筋が崩壊(大爆笑)チータくんがwwwプルルートwwwくぁうぃぃwwww( Z ハデス) |
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