運・恋姫†無双 第一話
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「紗羅竿平ですか」

「ええ、とりあえず名は思い出せましたよ」

 

男は、いや紗羅はそう言った。もちろん元の世界の名前を使うという選択もあったが、彼はそうする気にはなれなかった。彼女たちの反応を見るためでもある。が、この世界に馴染むための一歩という事でもある。ここが三国志の世界だとしたら、日本名を使うのは不自然であろう?

 

「他はまだ思い出せませんけどね」

 

そう苦笑した。

 

「焦ることはないですよー。きっとすぐに思い出せるんじゃないでしょうかー?」

「ん、そうだといいな」

「何はともあれ、良かったですね」

「紗羅竿平……ふむ」

「星?どうしたのですか?」

 

趙雲はなにやら思案顔をしていた。ちらりとこちらを見る仕草に内心ドキリとしたが、すぐに平常に戻った。

 

「いや、今はやめておこう。それより紗羅殿、あなたはこれから一体どうするのだ?」

「これから……うーん……」

 

そう言われるとそうだ。ゲーム感覚でこの世界に冒険心を抱いたものの、実際にはどうしたらいいのか、右も左もわからない。ゲームみたいにサバイバルできる知識も腕もないのだ。

 

(盲点だった、いきなり躓いたな)

 

「よければ私たちと一緒に行かぬか?」

「いいんですか!?」

 

その提案はまさに渡りに船だと思った。無論彼女たちにそう頼むという選択肢が出なかったわけでもないが、女性三人に男が泣きつくというのは、この期に及んでだがちょっとレベルが高い。最悪、倒れるまで一人放浪(遭難)しようと思っていたところだ。

 

「ああ、お主らもかまわんよな?」

「無論ですね。とりあえず次の街までということで、身の振り方はそこで落ち着いて考えるといいでしょう」

「風も賛成ですー」

「……ありがとう」

 

紗羅の目は潤んでいた。心細くなっていた心に彼女らの優しさが純粋に響いたのだ。これほどうれしいことは、元の世界ではなかったかもしれない。趙雲らはその姿を見て微笑んでいた。

 

「なに、これも旅の醍醐味というやつさ。では行こうか」

「はい、よろしくお願いします」

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現在彼らは山道を歩いているが、やがて日が暮れ始める前に野宿の準備をしようという事になった。まだ早いのでは?と思ったが、こういう事は日が暮れ始める前に始めた方が良いらしい。そこで役割を分担することになった。戯志才と程立は火を熾すのに使う木などを探しに行っている。女性二人で大丈夫かと心配したが、何かあったら趙雲が駆け付けるので大丈夫だという。趙雲は休んでて良いといったが、自分だけ休むのはいただけないと言い、彼女に着いていくことになった。

 

「なかなか強情なのだな、お主は」

「これくらいはさせてもらえないと、皆さんに顔を合わせ辛いですよ」

 

あんなことがあって疲れてるのはそうだが、気が昂って落ち着けないというのもある。世話になるのだから、少しぐらいは役に立っておきたい。

 

「紗羅殿、敬語はやめぬか?」

「そうですか?」

「無理強いはせんが、まだ街まで日はかかる。お互い楽な方がいいだろう?さん付けなどせんでよい。年も近いのだから」

「そうですか。よかった、敬語は苦手だ」

「ふふっ、では紗羅でよいか?」

「ああ、好きなように」

 

自分らの方は山の獲物やらを探すことになっている。日持ちする食糧も持ってはいるが、山には動物がいるので、獲れる時はそれを獲るのがいいらしい。といってもそんな知識はないので趙雲頼りなのだが。

 

「子龍、これか?」

「いや、それは違う。よく見てみろ。葉の形だ」

「……おぅっ、確かに。この実じゃないのか」

「ま、やってればすぐにわかるようになるさ。こっちが食える方だな」

「むむむ」

 

といった具合である。

 

「紗羅、身を伏せろ」

「?どうした?」

 

素直に伏せてから趙雲を見ると、奥の茂みの一点を見つめている。

 

「聞こえなかったか?見ていろ」

 

すると、一匹の動物が飛び出してきた。

 

「おお、うさぎか」

 

元の世界では別段アウトドア派ということでもなかったので、自然に触れるということは新鮮な体験だった。

 

「獲物だな。そうだ紗羅、あれを獲ってみろ」

「俺が?どうしろと」

「やり方は任せる」

 

趙雲が何か挑戦的な目をしてきた。趙雲に助けられっぱなしなのもあって、なんか断れないな、と紗羅は思った。

 

「任せるって……大したことできないぞ」

 

そういって青竜刀を静かに抜く。彼の今の装備は賊が持っていた青竜刀を一本と直剣一本、短剣一本である。他には彼らが持っていた袋や路銀などを頂戴している。もちろんあの本も。それだけだ、携帯とか財布とかはなくなっていた。おそらくあのカバンとかと共に消えたのだろう。ちなみに今更だが、彼の服装は元の世界で友人曰く、異邦人風、とのことなのでこの世界には妙にマッチしていて怪しまれることはなかった。

紗羅は柄を握り、標的を見た。動きは止まっているがこちらを見ていない。息を止め、投げる。思いのほかまっすぐ飛んだ剣は、だが標的には当たらず、その前の地面に転がった。

 

「ああっ、逃げられた」

 

しかし紗羅の心の内には、仕留められなかったと残念に思う気持ちと、当たらなくてよかったという気持ちがあった。命を奪うのが得意という訳ではない。

 

「紗羅」

「うっ、役立たずですんません」

 

頼ってばかりで役に立たない。肩身が狭くなった。

 

「そうではない、聞きたいことがある。お主、人を殺したのはあれが初めてか?」

「ええ、初めてっす。覚えてる限りでは」

「どうだった?」

「どうだった?意地悪ですか?」

「茶化すでない、真剣だ」

 

趙雲の顔を見る。真面目な表情だ。

 

「そうだな、変」

「変?」

「うん、変」

 

これは本心だ。

 

「思ったよりこう……気持ち悪かった。この、感触がな。薄気味悪さを覚える。今もそれが残ってるよ」

 

青竜刀を拾う。血は拭いたが、刀身を見るとどうにも赤みを帯びてるように見えてしまう。

 

「そうか」

「まだ聞くか?」

「聞かせてくれ、全部」

「……これは、恐いって言うんだろうな……自分がやったことがさ」

「……」

「俺がやったことは拒否しないけどな。あの時は運が良かった」

 

紗羅は別の外史の主人公のように、剣道を修めていたとか武の道に触れるということはしていない。あの時は殺される可能性の方が高かった。あの時はただ本当に運が良かっただけだったのだ。

 

「運が良かったか。それだけでよくあそこまで動けたものだ」

「自分でも、そう思う」

 

彼があの時動けたのは、彼の理念によるものでもある。彼は命の重さに触れる機会が少なくなった現代日本の生まれだ。義務教育を受けたのだから『命は尊いもの』という常識的な概念は知っていても、それだけだった。知識だけで実は伴っていなかったのだ。さらに彼はゲームなどで、命のやり取りをするのが好きだった。信念のもとに命を燃やすもの、仕事のために命を懸けるもの。そういうのが好きだったため、彼の心の内には死に『憧れ』すらあり、『死ぬ時には死んでしまえ』という考えが出来ていた。彼が動けたのはそういう事でもある。

 

「後悔はしないぞ。俺は、自分の意思でやった」

 

紗羅は剣を収めた。

 

「あとは……まあ大体こんなとこかな?」

「まだあるのではないか?」

 

趙雲の指摘に、うっ、と言葉が詰まる。

 

「当たりだな。全部、と言ったぞ」

「謀ったなちくしょう」

 

確かに彼はまだ言ってない本心もあった。しかしそれを晒すには抵抗がある。

 

「だけど……これはなあ……」

「……」

 

趙雲はじっと紗羅を見ている。女性に免疫がないというわけではないが、それでもこんな美少女に見つめられるのは居心地が悪い。

 

「子龍、そんなに見つめられると照れるぞ」

「良いではないか、眼福だろう?ああ、目をそらすな」

「流石に無理」

「……話してくれぬか?」

「……」

「聞かせてくれ、頼む」

 

趙雲の顔を見る。真剣だということが感じられる。

 

「……」

「……」

「……その、だな」

「……」

 

紗羅は観念したように一息大きく吐いた。

 

「いや、いい。嫌ってくれてもいい。話すぞ」

「……わかった」

 

趙雲は幾分か雰囲気が変わったように感じた。

 

「やった事に後悔はしない。そんで、それに達成感もあった、いや、ある」

「……」

「それで、これだが……変な感覚がある」

「変?」

「そう、変だ。不快感と合わせて。これはな……快感だ」

「快感か……」

「快感だ。俺は、これを否定しない」

 

紗羅はこれで彼女らに距離を取られるのを危惧して言い淀んでいたのだ。だが一方で、それでもいいかという考えも持っていた。

 

「これで本当に全部だ」

「……」

「軽蔑してもかまわん」

「するか馬鹿者」

 

趙雲は力強くそう言った。

 

「なんだ、しないのか?」

「むっ、してほしいのか?」

「それもまた良しだ」

「変な奴だ」

 

そう言って少しだけ笑いあった。だがすぐに趙雲は真面目な顔に戻る。

 

「紗羅、人を殺したことは私にもある。賊退治などでな、お主なぞよりはるかに殺してきた。その感覚は私にもわかるのだよ。そして慣れた、殺す事に。これから乱世が訪れるのだ。いちいち戸惑っていては乱世に喰われるだろう。だがそれでも――

「呑まれるな、その時は我が身が喰われる番だろう」

「!」

「当たり?」

 

紗羅は趙雲の驚いた顔に、してやったりと笑う。

 

「驚いたな、わかるのか?」

「漫画みたいだなって思っただけだ」

「まんが?」

 

(あー、しまったな。この時代にそんなものないはずか。かと言ってもう引っ込められない)

 

「そう、漫画。絵が主体で文が一緒になった娯楽の本だ。昔、異国の行商人が持っていたのを見たことがある」

「思い出せたのか」

「一部分だけな。この調子だと記憶を取り戻すのはそう遠くないかもな」

「それは僥倖。しかし、せっかくの格好良い台詞を盗られたな」

 

趙雲は拗ねるように見せる。その姿もまた可愛らしいのだが、今はそうではないだろう。

 

「悪かった。けどそれは、俺がそうならないように、とかだろう?」

「そうだ、狂気に酔って呑まれた者など獣と同義」

「ならばその時は俺の頸を獲れ」

 

そう言うと彼女はまた驚いた顔をした。

 

「これは別段不思議でもないだろう」

「なぜそんなことが簡単に言えるのだ」

「俺は、あいつらを、殺そうという意志を持って殺した、自分の意志でな。ならば明日は我が身。殺そうとして殺したんだ、文句は言えないだろう」

 

趙雲は黙った。不思議でならなかった。無論自身はその覚悟をしている。だが、それを覚悟して言葉にできる者など、この大陸にどれほどいるのだろうか?それをこの記憶を失ったという男が言葉にしているのだ。だが彼の目が、その意志に偽りはないと物語っている。趙雲は槍を構えた。

 

「……では、私がそうしてもいいと?」

 

紗羅はそれを見て、動かなかった。彼女の殺気に押されたのではなく、何故か動く気には、この意志を譲る気にはなれなかった。

 

「構わん、お前がそう思うのなら。それを決めるのは俺じゃなくて、お前だ。俺は、それを否定しない」

「……死ぬのが怖くないのか」

「怖いに決まってるだろう」

「……」

「……」

 

静寂が辺りを包む。だがそれだけでなく、趙雲の放つ殺気もまた周囲を支配していた。紗羅は動かない。じっと互いが互いを見ている。

 

「……」

「……」

 

ふと趙雲が構えを解いた。

 

「まったく、見上げた胆力だ。私が恐くなかったのか」

 

彼女が構えを解いたことで、紗羅も大きく息を吐いた。

 

「恐かった」

「ほう、よかった。私の腕が未熟なのかと思った」

 

謙虚じゃないんだな、と思うのは心の内だけにする。

 

「一つ最後に聞かせろ、何故構えもしなかった」

「白状しよう、疲れていた」

「……は?」

「疲れていて動く気になれなかった、以上」

 

その言葉にしばらく趙雲は呆けていたが、やがて体を震わせ笑い始めた。

 

「くっ、くくっ、あっははははははは!そうか、疲れていたか!くくくっ、いやはや、これはなんとも」

「本当だぞ?」

「ああそうだな、そういう事にしておこう。お主は本当に大物だ。いや、こうも笑わせてくれるとは」

 

そんなにおかしいか?と紗羅が首を傾げるのにまた笑い、目じりに涙を浮かべてさえいる。ひとしきり笑った後、実によい顔で趙雲は言った。

 

「はぁ、笑った。気に入ったぞ紗羅、お主に真名を預けたい」

 

その言葉に、流石に紗羅も驚く。真名の重要性を聞いたからなおの事だ。

 

「それは駄目だ、子龍。俺は何もしてないじゃないか」

「何もだと?笑わせてくれたではないか、心からな。責任は取ってもらう」

「子龍」

「わかった。お主は態度を示した、それが気に入ったのだ。受け取ってくれるな?」

「……」

 

俺を気に入ってくれたのならそれはうれしい。だが……

 

「すまん、子龍。受け取ることはできない」

 

そう言うと趙雲の顔は曇る。

 

「何故だ、理由を教えてくれるな?」

「俺はまだ真名を思い出せていない、そんな状態では受け取れない」

 

自分には真名と呼ばれるものがないのだ。それだけのものを自分だけ預けられないのは嫌だ。

 

「そんなこと、私は気にしないぞ」

「俺が嫌なんだ」

「むぅ」

 

元の世界では真名の風習がないから、元の名は真名ではない。だから元の名を真名とするという考えは思いついたが、それにしようとは思えなかった。

 

「大体考えてみろ、俺は過去に何したかもわからないんだぞ?そんな奴に真名なんて預けるな」

「紗羅、怒るぞ」

 

趙雲の表情はどうやら本当なようだ。

 

「知り合ったのはついさっきだが、今のでお主の人となりは、全てとは言わんが、わかったつもりだ。過去に何をしてようが、私は今のお主が好きなのだよ。あとはこれから知り合おう」

 

その言葉は本当にうれしかった。だがここで退くわけにはいかない。俺だって譲れないものがあるのだ。

 

「ありがとう、子龍。だが聞け、俺は過去を思い出せない。もし過去を思い出したら、今の俺は、俺でなくなるかもしれない」

 

この世界で真名とはその人の本当の名。お前はお前だと言われても、真名がないと、その『お前』がないのと同義なのだ。趙雲はそれを承知の上で、そんなことは、と言い募るが手で制された。

 

「だから、俺が過去を思い出し、真名を思い出し、それでもその時の俺を気に入ってくれるのなら、その時に真名を預けあおう」

 

そう言い終わると、趙雲はまた笑った。

 

「……わかった。それまでお預けか」

「どうとでも、これ以上は退かんぞ」

「わかってる。まったく、こうも人が好いているというのに」

「うれしいよ、純粋にな」

「やはりお主はいけずだ。だがそこがいい」

 

その後、火を熾していた二人と合流した。趙雲は上機嫌な様子で、それが俺もうれしかった。戯志才が、何かあったのですか?と聞いてきたが、趙雲が、将来を約束した(真名的な意味で)、と答えると血の海が出来たのはもうなんか慣れた。

 

その時の様子

 

「星?機嫌が良さそうですね、何かあったのですか?」

「うむ、紗羅と将来を約束したのだ」

 

……

 

ぶはっ!

 

「子龍、わざとだろ」

「はて、なんのことやら」

「おおっ、それはそれは。詳しく話すのですよー」

「なあ仲徳、戯志才は?」

「聞け風よ。紗羅がいけずなのだ」

「おお、お兄さん。二人きりになるやいなや、さっそく星ちゃんをかどわかしましたね?」

 

ぶはっ!

 

「……いや、逆だ。俺が襲われそうになった」

 

ぶはっ!

 

「なんと!星ちゃんが!」

「私は好きだと言ったのに……」

 

ぶはっ!

 

といった具合だった。

それはともかく、飯は取ってきた実と彼女らのを分けてもらった。元の時代と比べるべくもない質素な味だったが、俺はそれが気に入った。他に趙雲から友好の証としてメンマを貰ったが、そのことに程立と戯志才は驚いていた。その後に延々とメンマの素晴らしさを説かれ、一区切りついたところで、辺りはもう暗くなっていて就寝することになった。外で寝るのは初めてだったため、寝れるか?と思ったが予想以上に体が疲れていたようで、割とすぐに落ちた。

 

 

「寝たか。ふふっ、存外あどけない顔をするものだ」

「本当にお気に入りのようですねー」

「気に入るとも。彼は大物だ、戦乱の世でその存在を輝かすかもしれん。私や、二人みたいにな」

「それほど大きな存在ですか?」

「ああ、どんな形であれ、な」

 

戯志才と程立は紗羅の寝顔を見た。彼女ら三人は真名を交換してるくらいだ。互いの力量は知っている。一般とは隔絶するほどの力だ。だから乱世で活躍できると言われてもそれは了解できる。しかしだからこそ、その友にこれほど言わせるこの男に、興味が湧く一方で、あの時のことが脳裏に浮かぶ。

 

「ずいぶんと評価しているのですね。しかし、あの面妖な気は……」

「この人は妖術使いさんなのでしょうかー?」

 

それは趙雲が、気が爆発した、と言ったあの事である。あの時、先に行ってしまった趙雲を追いかけ二人も走っていたのだが、まだ距離があるにもかかわらず、途中いきなり禍々しい気を感じたのである。趙雲のように武人から感じるそれではなく、明らかに違う気だった。彼女たちは軍師所以のポーカーフェイスで彼と接触したが、彼の正体がまだわからないのだ。正直、彼が記憶を失ったというのも疑っている。この時代、妖術使いというものは忌避されている。そういった存在は忌み嫌われる存在なのだ。

 

「紗羅が妖術使いだろうと何だろうと、私が言ったのとは関係ない」

 

だが、趙雲はそれをまったく気にしていなかった。彼と言葉を交わしたからか、それとも彼女本来の気質か。

 

「それに、紗羅は悪い奴ではないさ」

「疑り深いのは軍師の性ですよ、星」

「それでもさ」

「星ちゃんは本当に本当にお気に入りなのですねー」

 

話もそこそこに、戯志才、程立は彼の事を考えながら目を閉じた。記憶を失ったという彼に対する親友の評価。彼の放った妖気故にまだ信用はできないが、まだ今日出会ったばかりなのだ。いざという時は親友が頼りになるし、街までまだ日はかかる。それまでにこの興味の正体を知るのもいいかもしれないと。

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あとがきとか設定とか説明とか

物語は動かない!黄巾の乱を起こすのはまだずっと先にしようかと思ってます。それまでにね、色々とやりたいことがあるんですね。独自設定ですがこれは黄巾の乱が起こる数年前ってことにしてます。主人公は北郷君ではないから、出会った場所とかも彼とは違うのです。ってことにしようかなーどうしようかなー。

 

それでは本文の方ですが、作者は文をちょびちょび書いているんですが、日を跨いだり、休憩がてらに別の作者様の作品を見てるとその時のテンションが変わって、数文前とキャラ違くね?ってことになったりします。どんまい俺。投稿してから色々ミスに気づいてこうすれば良かったと後悔することがあるんですね。実際にはうわああああああああああああああああああああやっちまったあああああああああああああああああああああああああああああああああああってなります自己嫌悪で。

 

では竿平の事を少し。彼はこの世界の事が全然わからないわけですから、そのわからないことを記憶がないからとしています。そして彼、記憶がない人物の役にはまっています。改めて真名のやり取りのシーンを読み直すと彼結構役者ですね。彼の元の世界での努力(妄想)の産物です。ちなみに紗羅竿平と言う名もその産物です。

 

 

さて今回の話はどうでしたでしょうか?少しでも楽しめるものがあったら幸いです。

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入れなかった話とか ぶっちゃけ没ネタ

 

就寝の時

 

「さて、そろそろお休みしますかねー」

「そうだな、では紗羅、お主はこれを使うと良い」

 

そういって趙雲は布を手渡した。これを布団にしろということだろう。礼を言って木にもたれかかった。程立、戯志才は布を一枚地面に敷いて袋を枕代わりに置いてある。こういう経験はないので、ああいった使い方もできるんだなと思った。

 

(なんかいいな、こういうの)

 

これも旅の醍醐味というのだろうか。焚き火を囲う、こういう雰囲気が琴線に触れる。のだが、そんな心の内を露とも知らずようにぶち壊すのが趙雲クオリティ。

 

「どうだ、私の匂いがするだろう?なんせそれは私が今まで使ってtぶふぁっ!?」

 

丁重にお返しした。全力投球で。

 

「女の子がなんてこと言いますかこんちくしょう」

「おやおや、星ちゃんの珍しい声が聞けましたねー」

「むぅ、せっかくの人の厚意を……」

「素直じゃないですね、お兄さん。顔ちょっと赤いですよ?」

「ぐっ……」

 

べ、別にあれ?ちょっといい香りしね?とか思ってねーし。もしかしてとか女の子の香りとかそんなこと考えてたわけじゃねーし。目を逸らしたのだって気恥ずかしいからじゃねーしなんとなくだし。

 

「まったく、そういうことならそうと言ってくれればいいのに。仕方ないな、少し恥ずかしいが私が直々に……」

「やめい!なんだその手の動きは!?にじり寄るな這いよるな!」

「おおっ、風は男女の営みを邪魔するほど無粋ではないのですよー、ではお休みなさいでぐぅ……」

 

この後なんとか窮地(?)を脱出しました。布はちゃんと予備があったようです。それを借りました。

 

あ、余談ですが戯志才さんは初期段階から倒れてました。

 

 

 

入れなかった理由

入れどころがわからなかった。

入れられなかった。

お、俺は悪くねえ!

これ、出会った初日だぜ?趙雲さんは痴女じゃないやい!

 

さすがに初日でこんなのは無理じゃね?って思いました。いや、真名を預けようとした位だからいけるか?あとメンマも。あ、××な関係ってわけじゃないですよ?趙雲さんの悪ノリです。どうでしょう、こういうのって入れた方がいいですかね?うんやめておこう。

 

説明
真の方まだ買ってない&まだ無印クリアしてないけどいいやー

っていうテンションで投稿しています。大目に見てください。
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コメント
時間軸がそう違わなければあとがき等のおまけとして入れるにはいいんじゃないですかね。(Lumiere404)
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