魔法少女リリカルなのはA's紫天の盟主達と俺が紡ぐ時間〜二十三話〜 |
朝のHRが始まるチャイムが鳴り響き、俺は階段を上がっていた。
そう俺はただいま教師としてなのはちゃん、フェイト、アリシア(学校に着いて知った)、はやてちゃん、アリサ、すずかが通う中学の教師となった。
まあその中学にディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリの四人も生徒として学校に来ている。クラスは別だけど。
「しかし、まさかのなのはちゃんたちのクラスの担任になるなんてな。前任教師よ……あんたは馬鹿だと言おう」
俺がなのはちゃん達のクラスの担任になる前の前任教師がなのはちゃん達の別の生徒に手を出そうとしたらしい。
ちょうどフェイトとアリシアがその現場に居合わせて、教師を捕まえたらしい。
しかもその生徒は病気で声が出ないらしい。
それにその事件が原因で彼女は制服の中に文具を忍ばせているようだ。
その所為で、彼女にイタズラをした男子生徒が一人病院送りになったらしい。
だとしたら、近々話を聞いてみるかな……相談にいってみるか。
そんなことを考えていると教室に着いた。
さて、ちょうど副担任の先生が話しているのが終わったところだな。
それにちょうど俺を呼びにきたし。
「水奈月先生。どうぞ入ってください」
「わかりました」
俺は一言で返して教室に入った。
俺は副担任の先生に促されるままに壇上に立った。
そして、自己紹介することになった。
でも、すげぇ六人から見られている……すげぇ恥ずかしい。
「えーと。前の先生の代わりということでここに教師として赴任してきた水奈月春兎だ。2−Aの担任になることにもなっているのでよろしく。それと俺を知っているやつも居るが。俺の歳とみんなの歳はあまり離れていない。だから相談ごとがあったらなんでも乗る。だが、その内容がいじめだったら俺は全力を注いでいじめたやつに反省してもらう。俺もそんなことをはあまりしたくないからみんなも気をつけてくれ。それじゃHRを始めようと思う。それじゃまず出席からとる……」
そう言って俺は出席を取り始めた。
<「昼休み〜〜」>by影
俺はさっきまで職員室で弁当を食べていた。うんそのはずだ。
「それでねハルト。お姉ちゃんがね―――」
「フェイト!それを言わないで!」
「どうかな?シュテル?おいしいかな?」
「ええ。おいしいです。なのは」
「ええい!寄るな子鴉!」
「ええ〜。王様、別にいいやんか〜」
「はい。お茶どうぞ春兎さん」
「ああ…ありがとうすずか」
「はい。ユーリあんたもたべなさい」
「は、はい」
えっとなに?これ?
<状況説明〜〜by影>
昼休みになって職員室で、書類をまとめてから机に弁当を広げ食べようとしたら、なのは、フェイトアリシア、はやて、アリサ、すずかが職員室に来て、春兎を屋上に連行。そのまま一緒に食べる事になって食べていたらディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリの四人が春兎を探して屋上に来て、そこでなのは、フェイト、はやて、ディアーチェ、シュテル、レヴィ、ユーリが出会い。なぜかアリシアが仕切って自己紹介させ、仲良くなりそのまま一緒に食べ、遊んでいる。
<やべ!寒気を感じた!そ、それではここで説明を終わります!!by影>
何故だろう。今どこかで説明されていたような気がする!
それよりも……屋上に入る入り口からすげぇ視線を感じるよ。
なんだろう。たぶん嫉妬とかかな?
その前に一つだけはめちゃくちゃ弱い殺気を感じる。
よく見たら金髪にレッドアイだった。どこのギルさんですか?
まあいいや。
腕時計を見ると五限目のチャイムまで十分しかなかった。
そろそろ戻らないと間に合わないか。
「みんなもう時間が来るからもう戻りな」
俺はそう言って弁当を片付けて職員室に行った。
俺が職員室に向かっていると後ろから声を掛けられた。
「先生!」
「?お、紅林じゃなか。元気だったか?」
「はい!」
俺は少し紅林と話してから職員室に戻った。
<「放課後〜〜」by影>
またか…。
またこの状況か。
なぜ俺が帰ろうとしたのを待っていて、俺が校舎を出たちょくごに連行するんだ。
しかも翠屋だ。
帰りにくいじゃないか……。
しかも枝美姉、美奈姉、瀬戸奈が合流しちまったよ。
「どう仕事のほうは?」
「あ、ああ。順調だよ。今は休みだけどね」
「そっか〜まあ、頑張りなさいよ!春兎!」
「頑張っておにぃ」
疲れるよ…。
神様……俺が何をしたというのですか……。
「ここのシュークリームはおいしいですね。ハルト」
「そっか。そいつは良かったよ。ね、なのはちゃん」
「はい!」
「おいしい?レヴィ?」
「うん!」
「むぅ〜私も混ぜろーー!」
アリシアがフェイトとレヴィが楽しんでいるのを見て寂しかったのか、二人に飛びついて抱き付いた。
こらといいたが、桃子さんはとてもとても楽しそうに見ていた。
止めたくていいのですか。他の客に……居ない!?
「どうしたのだ。ハルト」
「あ、ああ……ディアーチェか。いやな。他に客が居ない事に今気がついた。何か知らないか」
「そのことか。どうやら今日は貸切らしいぞ」
何だって!?貸切!?
「どうしたんだ。貴様らしくないぞ」
「あ……ああ。なんでもない」
「ほら春兎さん!これあげる!」
「ありがとうアリサ……おいしい!」
俺はアリサから貰ったチョコケーキを食べたらすごくおいしかった。
感想を述べている横でアリサがすごく喜んでいた。アリサが作ったやつなんだな。
その後もすずかとなのはちゃん、はやてちゃん、ユーリという順番で四人が作ったケーキを食べた。
それからミッドの家に帰ったのは三時間後の夜七時だった。
帰っている車の中で四人は寝ていた。
さすがに疲れる一日だった。
帰り着いてから書斎に入って学校の書類をまとめていたらセイバーとミナリ、ヒカが入ってきた。
「お疲れ様ですハルト」
「おつかれじゃな主」
「お疲れ様ですマスター」
「ああ。そっちも教導で疲れているんじゃないのか?」
「いえ。私たちは早くに終わって買い物に行ってました」
「そっか〜」
三人は管理局で教導もやっている。まあ俺も免許はもっているけど教師をすることになって今はできていないけど。
「それはなんなんじゃ主」
「ああ。今日学校で出た書類に目を通しているんだ」
「そうですか。なら私はコーヒーを……」
ヒカがコーヒーを入れに行こうと書斎のドアを開けようとしたら逆に開いた。
そこに立っていたのはユーリだった。
「どうしたんだ?ユーリ」
「………話したいことがあります」
そう言ったユーリの顔には不安そうなところがあった。
「わかった。聞こうか。二人っきりがいいのか?」
「はい。できれば」
ユーリがそう言ったので俺は三人に目配りで部屋から出てもらった。
「さて、何なのか聞こうか……ユーリ」
「はい……。本当ならディアーチェ達に相談すべきなのですが―――」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
それから数十分ぐらいだろうか。ユーリの話を聞いた。
永遠結晶<エグザミア>―――闇の書に封入されていたそれはいつ暴走するかわからない代物であり、尚且つユーリはディアーチェ達に相談せず、俺のところに来た。
となると……。考えられることは一つだけか?
「話を聞く限り闇の書から俺の情報を知っていたユーリは俺にお前自体の存在を消してもらいたいと言いたいわけか」
「……はい。我侭な事を言ってすみまs「ふざけるな!!」ひっ」
俺は、ユーリを怒った。
怒られたユーリも驚いてなきそうになった。
だが、俺はユーリが泣く前にユーリを優しく抱きしめた。
「ごめんな突然怒って。でもなユーリ。俺はもうお前の事を家族だと思っているんだ。その家族に消してくれなんていわれたらさすがに我慢が出来ない。それにあいつらもたぶん永遠結晶については知っていると思うぞ。だからあいつらにも相談してみろよ……ユーリ」
俺はそう言いながら優しく頭を撫でた。
ユーリは我慢していたのか、思いっきり泣いた。
それから数分して泣き止んだが、泣きつかれて寝てしまった。
仕方がない。俺のベッドで寝かせるか。
俺はそうすると、昨晩みたいに鞘に入れた剣を出して背中を預けて寝た。
何故だろうか……明日何かが起きそうな気がする。
影&春兎
「「あとがきコーナー!」」
影
「さあ始まりましたよ!さあさあ!今日はどうだったわけよ!春兎君や!」
春兎
「何がだ?」
影
「彼女達との関係だよ!!」
春兎
「ぶぅぅぅ!!」
影
「汚い!コーヒーふくなよ!汚いな〜〜。まったくもうったらまったくもうだよ!」
春兎
「てめぇいい度胸じゃねえか!!」
影
「ちょストッップ!!いやーーー!」
春兎
「あ……しまった。まあいいや」
春兎
「仕方ない次回予告しとくかな。て、なにも書いてないし」
影
「そうなのだよ!」
春兎
「復活はや!」
影
「いや〜〜。予告が今回だけまったくないのだよ!いやーなんでだろうね〜〜」
春兎
「そうかい」
影
「まあ、最後の閉めはあるけどね!」
影&春兎
「「次回、魔法少女リリカルなのはA'S紫天の盟主たちと俺が紡ぐ時間、第二十四話お楽しみに!」」
影
「しかし、急な展開だな。これは少し自重するべきか。しないべきか……あ!コメント待っています!凄く待っています!」
説明 | ||
遅くなりました! それと今年最初の投稿です! 今年も皆様に読みやすいよう努力していきます! コメントもよろしくお願いします! ここから本番 なのはたちが通う学校に行った春兎たち。色々とあったが楽しい時間、だが、ユーリは一人不安げな様子だった…… |
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