超次元の外れ者・リメイク(8)
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「ある男の機転」

プラネテューヌ・病院

ユウザ

「うぅ・・・・ん・・・・」

目を閉じても解る・・・・明りだ・・・・だとすると・・・・ここは何処かの建物か・・・

目を開けてみる。眩しい・・・・・しばらく何も見なかったからかな。

視界も段々とはっきりしてきた・・・・病院かな?けど、何か違う・・・・・

プラネテューヌ兵士

「良かった・・・・・気が付いた・・・・・」

声がする方向に首を傾けると、そこにはあの時山にいた兵隊さんだった。

ユウザ

「兵隊・・・・さん?」

元・プラネテューヌ兵士

「元だよ。今日は大事な日だったのに、仲間とはぐれた挙句、道に迷ったから、クビになったよ。」

元兵隊さんは苦笑いをしていた。・・・・・

ユウザ

「・・・・災難でしたね。」

元・プラネテューヌ兵士

「まったくだよ。」

ユウザ

「所で、ここはどこですか?」

元・プラネテューヌ兵士

「どこって・・・・病院だよ?プラネテューヌの・・・・君は、この国は初めてかい?」

ユウザ

「・・・・・昔は、ここに住んでました。」

元・プラネテューヌ兵士

「あ・・・・・ごめん・・・・・」

ユウザ

「いえ、別にいいですよ。」

昔・・・・両親が一緒だったころはっていう話だ。今はもう、ここの事は覚えてない。

長居するわけにはいかないので、そろそろ起き上がる。・・・・ってあれ?

なんでだろ?すんなり上体を起こせた。

元・プラネテューヌ兵士

「あんな高さから無事だったなんて、今でも信じられないよ。」

無事?血も沢山出てたし、そもそも死にそうだったんだよ?ってあれ・・・・?

自分自身を見てみる。怪我の跡すらない。どういう事が解らなかった。

元・プラネテューヌ兵士

「はぁ・・・・・・」

いきなり元兵隊さんがため息を吐いた・・・・

ユウザ

「ど・・・どうしたんですか?」

元・プラネテューヌ兵士

「いやね・・・・職を失ったもんだから、寮からも追い出されたし、これからどうしようかなとね・・・・・」

確かにそれは大変だ。と言うか、僕の事情に巻き込まれたわけだし、ちょっと罪悪感・・・・

元・プラネテューヌ兵士

「正直、安定した収入だったらどこでも良かった。正直、女神とかはどうでも良かったんだよ。」

うーん・・・どうしようか・・・あ、そうだ。

ユウザ

「良ければ、僕の住んでる街に来ません?」

元・プラネテューヌ兵士

「え・・・・・・?」

 

インターセンター・3番街・モンスターギルド

元・プラネテューヌ兵士

「ここは・・・・・モンスターもいっぱいいるし・・・・何なんだ?君は・・・・一体・・・」

常連(竜人)

「おう、ユウザか。」

竜人の常連さんだ。恐らく、採集クエストの後だろう。

元・プラネテューヌ兵士

「で・・・・でかァァァァァァァァ!?」

常連

「何なんだ、この人間は。いきなり大きい声を・・・・」

ユウザ

「初めて見る人にとっては、そりゃそうなるでしょ・・・・」

2m近い身長なんてあまりお目にかかれないものだしさ・・・・

常連

「その人間は?」

ユウザ

「受付募集してるって聞いたから、丁度良かったんだよね。」

元・プラネテューヌ兵士

「え・・・・・?」

受付

「彼か・・・・この先生き残れるかな・・・・・」

元・プラネテューヌ兵士

「え・・・・え・・・・」

この後、元兵隊さんは命がけの体険をして受付となった。

彼曰く、充実してるとの事。受付になるまでの事は聞かせてくれなかった。(どうしたんだろう)

そういえば・・・・「正直、女神とかはどうでも良かった」・・・・か。

女神って・・・・何なんだろ?

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コメント
コメント、ありがとうございます!「本編でも女神メインだったし、人間視点はどんなんだろー。」それがきっかけだからかなー・・・・その分難しい・・・・(泣)(ヒノ)
byZ まあネプテューヌは年中遊んでいるから確かに下で働く身になってたらどうでもいい感じはするかも。でも世界を守ったのは女神だしいなかったら今頃はみんな死んでたけどね。ヒノさんの小説は人の複雑な思いとかの心理を描いている作品 だなー。( Z ハデス)
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