リリカルなのは〜〜転生後の人生〜〜第18話
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「ハイジョシマス、ハイジョシマス」

 

魔導機械が連続で殴ろうとしてきたが速度が遅いので簡単によけられる。

 

「待てよ…」

 

そういえばエヴァンジェリンは巨大な怪物を氷の魔法で倒してたな…やってみるか

 

「この!」

 

ガン

 

魔導機械を殴り飛ばし距離を開ける。

 

「ラス・テル、マ・スキル、マギステル、契約に従い我に従え氷の女王、来れとこしえのやみ、えいえんのひょうが」

 

ギシ!

 

魔導機械が一瞬で凍りついた。

 

「全ての命ある者に等しき死を、其は安らぎ也」

 

「砕けろ、おわるせかい」

 

パリイイン

 

魔導機械の氷が砕け散った。

 

「すごい魔法だな」

 

まさかこうも簡単に行くとはな…

 

「やりましたね…あと2階がんばりましょう」

 

景色ももとに戻り俺たちは4階へと進んでいった。

 

――4階――

 

「ここが4階か…あいつを倒せばラスボスだな」

 

「そうなりますね」

 

「まさかここまで来るとは思ってませんでした」

 

「それは残念だったな…まだピンピンしてるぜ」

 

「そのようですね…だから、この私が倒して差し上げます」

 

「できる物ならな」

 

「私の名はアイネス、黒星のナンバー2です…いきますよ」

 

そう言ってアイネスは持っていた双剣を構えて突っ込んでくる。

 

「そんな速度じゃカウンターの餌食だ」

 

カウンターを仕掛けるが殴った瞬間アイネスは消えた。

 

「何をやってるんですか?」

 

嘘!?シールドは間に合わねぇ

 

「クロスブレード!」

 

ザン

 

アイネスの技が直撃したが気力を使いダメージを軽減した。

 

「今のは結構本気で行ったんですがね…」

 

「確かにヤバかったよ」

 

気力で防がなかったらやばかったな

 

「フェイントか…」

 

「そんなレベルのものではないですがね」

 

確かにそうだ、あれはかなり使いどころがうまい。言葉に気迫…それに魔力による補助、あれは厄介だがでも

 

「もう俺には効かないぜ」

 

「ではためしてみましょう」

 

そう言って再び突っ込んでくるが…

 

「後ろだ!」

 

『gigant knuckle』

 

ドガン

 

「ぐはっ!」

 

ギガントナックルが直撃し、アイネスは吹っ飛ばされる。

 

「何で分かったんですか?」

 

「気配をしっかり探ればどうということはない戦法だ」

 

気配を読むと言っても今回は見聞色の覇気をつかったんだがな

 

「くっ!」

 

何とか立ち上がったがもうフラフラである。

 

「まだ終わってませんよ」

 

「!?」

 

あんな状態であれだけの闘気を放ってくるとは…さすがはナンバー2だな

 

「お前は強いよ…だから、俺ももう手を抜かない」

 

「え?」

 

「ブラッド…あれを」

 

『正気ですか!?』

 

「ああ…」

 

『分かりました…』

 

これが俺の全開だ!

 

『road,cartridge』

 

ブラッドから3発の空薬莢が飛び出す。

 

『plasma,buster』

 

「行くぜ!」

 

目の前に出来た巨大な魔力球を拳で打ち出す。

 

ドン

 

 

ズドーン

 

アイネスに直撃して大爆発を起こした。アイネスはその場に倒れており、しばらくすると消えて行った。

 

消える直前アイネスは「ありがとう」と残して消えて言った

 

「最後にあそこまでやる必要があったんですか?」

 

ユニが肩に乗り聞いてくる。

 

「分かんねえけど…手を抜いちゃいけない気がしたんだ」

 

「…そうですか」

 

それ以降ユニは何も聞いて来なかった。そういえば今回は4階に入っても何も変わらなかったな。

 

そんなことを考えながら5階へと向かっていった。

 

――5階――

 

5階に入ると背の高い男が立っていた。

 

「待っていたよ、リンドウ君」

 

「そりゃどうも…」

 

「黒星も残るは私一人となったわけだ…だが、まだあきらめるわけにはいかん」

 

そう言ってウィリアムが構えを取ると同時に景色が変わった。

 

「どこだ?」

 

「ここは黒星の始まりの地だよ」

 

辺りは草原のようになっている。でも天守閣の周りにあるのとは少し違う感じになっている。

 

「さぁ、始めようか」

 

「そうだな」

 

お互いに構えを取った。

 

「と、言いたいところだが」

 

「?」

 

「今の私では君に勝てないのはわかっている…そこでお互い最も威力の高い技で勝負しないか?」

 

そっちのほうが速いかもな

 

「いいぜ」

 

「では行くぞ!」

 

そう言って全魔力を解放する。

 

「きゃ!」

 

ユニが飛ばされそうになっていたので何とかキャッチした。

 

「こっちも行くか…ブラッド!」

 

『road,cartridge』

 

空薬莢が5発打ち出される。

 

手を前に突き出した。

 

『space end breaker』

 

プラズマバスターよりも巨大な魔力球が作られる。

 

「こっちも負けられんぞフレイル」

 

『burst end breaker』

 

どうやらウィリアムも準備は整ったようだ。

 

「「これで決める」」

 

俺とウィリアムの声が重なる。

 

ドン!

 

二つの砲撃が放たれぶつかり合う

 

「「うおぉぉぉぉぉぉ」」

 

最初は均衡を保っていたが徐々に俺の砲撃が押し始めた。

 

「すげえ技だけど俺の方が上だ!」

 

一気に魔力を引き上げ押し切る。

 

「まさかこれほどとは…完敗だ」

 

そう言い残してウィリアムは砲撃に飲まれた。

 

「あんたに聞きたいことがある…」

 

「何だい?」

 

「お前らは何がしたかったんだ?」

 

「今となっては詮無きことだが…ただ…もう一度過去をやり直したかった」

 

「過去をやり直す?」

 

「私たちは皆どうしてもやり直したい過去があった…そのためにジュエルシードについて調べていたんだ」

 

「願いを叶える石…」

 

「そうだ…クリストスのやった思念体の強化はその途中で分かったことだ」

 

「そういや、無駄につよかったな」

 

「幸いにもジュエルシードがこの地球に漂流したと聞いてやってきたんだ」

 

「あんたに1つ教えてやる」

 

「え?」

 

「人間生きてればみんなやり直したい過去の1つや2つできるもんだ…でもみんなそれをしっかり受け入れ前に進んでる」

 

「・・・・」

 

「なにかにすがり過去を変えようとしてるあんたらは俺からすればただ逃げてるだけだ…」

 

「そうかもしれん…それでもすがらずには居られなかった…」

 

「そこがあんたらの敗因だよ」

 

そして最後にウィリアムは笑い「本当に完敗だよ」と言って消えて行った。

 

こうして黒星との勝負は幕を閉じた。

 

そして今は家に帰宅途中である。

 

「あ…」

 

「どうかしましたか?」

 

そういえば俺は1つ大きな問題を残していた。

 

「お前の事なんて説明しよう…」

 

「そんな事ですか…」

 

結構重大な問題だと思うんですけど…

 

「アルテミス様の配慮でほかの皆さんの記憶を操作して最初から一緒に居たことになってますよ?」

 

記憶操作って…そんなことできるのか…

 

「設定は孤児院で同じ人に引き取られたということになっています」

 

「そうですかい」

 

俺の不安要素はものすごいスピードで解決された。

 

 

 

さて、今回も技紹介に行きたいと思います。

 

おわるせかい・・・・相手を凍らせ、その氷を砕く魔法

原作 ネギま

 

見分色の覇気・・・相手の気配をより強く感じる力。強めれば視界に入らない敵の数・位置さらには次の瞬間相手がする攻撃がわかる

原作 ONE PIECE

 

plasma buster・・・・雷を纏った砲撃。威力はなのはのディバインバスターより強い。

 

space end breaker・・・・リンドウの放つ収束砲。

 

 

 

 

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さて、今回の18話どうだったでしょうか?

思いのほかオリジナルが長くなってしまいました。今後は入らないと思います。(思っていたより難しいので)

次回からはまた原作に入ります。

説明
オリジナルは今回で終了です。次回からはまた原作に戻ります。
(前回も次回から原作に触れると言った気がする)
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タグ
リリカルなのは アニメ チート 転生 

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