なんか神の不手際で転生するらしい |
ピンポーン
ガチャ・・・・バタン
「ちょっと!なんで閉めるの!?」
「多い!」
なんだこの人数?刃を含めて8人だと思ったら守護騎士にハラオウンにユーノまで来てんじゃねえか
「まあいい・・・さっさと入れ」
『お邪魔しまーす』
「邪魔をするなら(・∀・)カエレ !」
「ええ!?」
「冗談だ・・・」
とまあ、総勢15人が俺の家に入ってきた・・・・靴はいるのか?
「へえ〜ここが伸君の家かぁ・・・」
「やあ・・・」
「あ、刃君!」
「来るの早いなあ」
「だって俺ン家この隣だし」
「え?そうなの?」
「そうだよ」
「あ!皆来た!!」
「よく来たな」
「いらっしゃいませ」
「あ、今お茶入れますね」
こうして、お茶会のようなものが開かれた。そして一時間ほどたったところだった。
「時に榊原・・・」
「なに?シグナム?」
「私と模擬戦しないか?」
「あー、確かそういう約束してたね・・・・いいよ」
「本当か?なら早速外へ・・・」
「それには及ばないよ・・・・伸」
「ああ、分かっている・・ついてこい」
『?』
そして俺は立ち上がり、和室の客間へと向かった。皆もそれについてくる。
「なあ、伸君、こんなところに何があるん?」
「まあ待て、あとちゃんと後ろ閉めろよ」
そう言って俺は12枚ある畳の左から2列目の上から3番目の畳を開ける。そこには指紋認証をする機械のようなものがありそれに触れると
ウィィィィィン
「わ!?なんや?」
「う、動いてる?」
そしてそれが止まりドアが開く。すると
『うわぁ・・・』
そこは全くの別世界。全てが金属に覆われたドーム状の部屋だった。高町達はそれに驚いているが、俺と刃はすでに見慣れたものだ。造り方?魔改造で楽勝
「一対一ならここでやっても問題ないだろう。戦わない奴はそこから見てろ」
「て、ちょい待ち!ええ!?なんなんコレ?」
「俺が秘密裏に作った訓練スペース。以上」
「いや、その予算は?」
「親の遺産を春休み中にロサンゼルスとラスベガスのカジノで使ってな・・・そしたら3京になってた。」
「親の遺産をそんなことに使うなや!てかなんやそれ?もう桁がわからん」
「知るか。ロスとラスベガスに聞け。」
「でも、春休みじゃこれだけのものは造れないんじゃあ・・・」
「別に増えたのがその時なのであって造ったのはもっと前だ。ちなみに増える前は1000兆あった。」
「それならアンタ。家大きくして、使用人とか雇えばいいじゃない」
「金がもったいない」
「いやそれくらい・・・・」
「俺は生来から貧乏性でな、おかげで買い物もタイムセールの時を見計らっていく」
「なんて庶民的・・・・」
「どんだけやねん・・・」
「じゃあギャンブルは良いの?」
「別に金の持ち主が娯楽に使う分にはいいだろう?たまには羽目を外して豪遊したいときもある。後悔はしていない。」
「まあいいじゃないかそれより早く始めよう」
「ああそうだな」
そう言ってお互い五メートル離れた位置でバリアジャケットを構えた。
Side:三人称
「準備はいいか?」
「こちらはいつでも」
そう言って刃はバリアジャケット(神父ver)を見につけバヨネットを持ち、シグナムはレヴァンティンを構え数十秒が経過した時・・・・・
ガキィィィィィン!!
なんの合図もなく二人はぶつかり合った。
剣戟が舞い散る。そしてその行為が数分続いた。
「(腕力は私とほぼ互角・・・)ふ・・・やはりやるな!刃!!」
「そんなことぐらい・・・分かっている・・・でしょ!!!(一つで行けると思ったが・・・・仕方ない、リストバンドのスイッチをもう一つオフにするか)」
そう言って刃が剣を押し戻す。そして、リストバンドのスイッチを一つオフにする。
(!?来るか!)
シグナムも刃の魔力が上がったことを察知して構える
すると刃の周りに大量のバヨネットを出現し、それを一斉に投擲する。
「ク!こんなもの・・・・」
シグナムはそれを躱す、躱しきれない時は弾いていく。しかし、刃はシグナムならこれくらいやってのけるだろうということくらい予測していた。そして数にして優に百本のバヨネットを放ったところで―――
「はい、射程圏・・・・」
見るとシグナムの周りには避ける、または弾いて大量に突き刺さったバヨネットがあり
「しま・・・」
それが一斉に爆発した。爆発と爆発、爆風と爆風が絡み合いそれが結果的に大爆発となりシグナムはなすすべもなくその暴力的な本流に巻き込まれた。
(これで終われば万々歳だけど・・・)
突然爆風の中から連結刃が現れ刃に攻撃してきた。しかし刃はそれを飛びのいて避けるが・・・・
「さっきのお返しだ!」
「げ!」
見ると今度は刃の周りを連結刃が回っており逃げ場をなくしている。さっきの爆発に紛れレヴァンティンをシュランゲフォルムに変え低空状態で刃の周りに張り巡らせていた。陣が仕留めたと気を緩ませたその隙をついて
「飛竜一閃!」
「チ!ボイゾニック・ボイド!」
刃は咄嗟にバヨネットを地面に突き刺し、自身の周囲に魔力の壁を作り上げ、その壁と飛竜一閃がぶつかり合い大爆発を起こした。
「す、すごい」
「刃のあの銃剣での攻撃もシグナムのシュランゲフォルムも全部次につながっているなんて・・・・」
「それにしても、刃のアレって聖火君の無限の剣製だっけ?に似てるね?」
「まあ、確かにそうだけど・・・本人に言ったら多分怒るよ?」
「アイツはバヨネットを無限に創りだせるからな・・・しかも、爆発の魔力変換資質のおかげでバヨネットを意のままに爆発させられるからな。しかも爆発させたところでバヨネット自体は魔力が続く限り精製し続けられるから相性がかなりいいんだよな・・・・」
「へぇー、そうなんだー」
「爆発の魔力変換資質なんて聞いたことないぞ・・・レアスキルじゃないのか?」
「いやアレはレアスキルではない感じだな。テスタロッサ達が使う発電と同じだ。」
そしてそこに居たのは。ところどころ傷があるシグナムとバリアジャケットが少し焦げただけで全く傷を負っていない刃が立っていた。
「ほう、シグナムの奴やるなぁ」
「え?」
「普通、全く傷のついてない刃を褒めるべきじゃねーのかよ?」
「アイツがアレを出した時はほとんど傷つけられねえんだよ。バリアジャケットすらな。だからバリアジャケットを焦がしたシグナムのほうがすごい。おそらくわずかだが爆発の射程圏にあの連結刃の先端を入れていたんだな。カートリッジを使って」
「ねえ、」
「なんだ?フェイト?」
「次、私と模擬戦してくれない?」
「・・・・・まあ、いいか」
「本当!?」
「さっさと見ろ、続きが始まるぞ」
(あ、危なかった・・・ボイゾニック・ボイドがあと一秒遅れていたら直撃していた。俺はアイツと違い防御力はそこまで高くねえからな・・・最もアイツが異常なだけだが・・・)
「ふう、てっきりバヨネットで行けると思っていたけど・・・・マグナ!」
『了解した』
刃は、今度は斧・・・・ディアボリック・ファングを持ち構えた
※マグナのcvは速水奨です。
「さて・・・今度の俺は少し強いよ」
「面白い・・・それでこそ倒しがいがあるという物だ!!」
そう言って、シグナムが再びシュランゲフォルムからの連結刃で攻撃する。しかし―――
「引き裂く!!殺・魔神剣!!!」
それに対し刃は魔力を込めた特大の衝撃波で迎え撃った。
「な!?・・・く・・・レヴァンティン!」
『ボーゲンフォルム!』
シグナムは急いでシュランゲフォルムを解除し柄と鞘の部分を繋げ一本の弓にした。
「駆けよ、隼!」
『シュツルムファルケン!』
魔力を伴った超巨大衝撃波と濃密な魔力の塊である一本の矢がぶつかり拮抗するが、僅かにシュツルムファルケンのほうが勝り押し返していた。
(ク・・・なんて威力だ・・・だがこれならまだいける!)
(・・・・・今だ!!)
そして、シュツルムファルケンが殺・魔神剣を貫き着弾点を中心に再び大爆発を起こした・・・
「これで・・・」
「リュクスマグヌス!!」
「な!?」
突如上空から火柱がシグナムに落ちてきた。刃は最初から殺・魔神剣が破られることを想定してシグナムがシュランゲフォルムを戻し、シュツルムファルケンが殺・魔神剣を押し返した時に飛び上がりリュクスマグヌスを放つ準備をし、打ち破って油断している隙をついてはなったのだ。当然、あの一撃で決着がついたと思い油断していたシグナムはそれをモロに食らった
「ぐ・・・」
バババッ!!
「これで終わり・・・・動けば周りに突き刺したバヨネットが一斉に爆発するぞ。」
「・・・どうやらそのようだな・・・・私もまだまだのようだ。」
こうして、刃とシグナムの戦いは刃の勝利で終わった。
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第四十五話:お茶会(模擬戦)その1 | ||
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