真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #66
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〜 第66話 †賊退治からの・・・?† 〜

 

 

二日ほど温泉でふやけてると楽進(がくしん)がやってきた

 

 

「白(はく)殿、黄巾党がやってきました!」

 

「了解、急ぐから広場で待っててくれ」

 

「す、すいません!!」

 

 

キャー!と顔を手で覆いながら温泉から出て行った

上半身しか見られてないから大丈夫なハズだ

ヒビが入っていた方の手の具合を確かめる

よし、痛みもほとんど無いこれならいけるな

布を頭からかぶり目だけ見えるようにして広場へ行く

夏候淵(かこうえん)がいるからなぁ

現状で俺の存在がばれるのは非常によろしくない

下手すりゃ曹操が来るまで足止めされた場合

そこから逃げ出すのはとーっても骨がおれることになりそうだしな

そんなわけで不審人物状態で広場へ向かった

 

 

 

 

広場に着くと、すでに楽進・李典(りてん)・于禁(うきん)の3人

夏候淵と許?(きょちょ)の二人も居た

どうやら邑の簡易的な周辺地図を見ながら対策を立ててるようだ

 

 

「すまない、遅れてしまって」

 

 

俺の声に5人ともこちらへ向く

特に夏候淵が視線を鋭くして見てくる

 

 

「貴殿が、楽進が言っていた旅の者か?」

 

「そうだ、理由があって顔を出す事はできないが許してほしい」

 

「誰にでも何かあるさ、今はこの邑を守ってくれるなら問題は無い

 (この声どこかで聞いた事ある気がするな)」

 

「そういってもらえると助かるよ

 俺のは姓は厳、名は虎というよろしく頼む」

 

「私は夏候、妙才(みょうさい)だ

 曹操様の土地内で問題起こしたらその時は容赦しないぞ?

 それとこちらが許?という」

 

「よろしくねにいやん!」

 

 

夏候淵と握手をして、許?と呼ばれた少女には頭を撫でておいた

こそっと楽進が傍によってきて小声で

 

 

「もしかして、白の狩人ですか?」

 

「そう呼ばれた時もあったかな」

 

「なるほど・・・強さに納得しました」

 

 

そういって元の場所に戻っていった

やれやれ、未だにあの通り名残ってるのは恥ずかしいもんだ

そして、会議に参加する

 

 

 

話し合いの結果の内訳

 

一番数が少ない北を 楽進・于禁組 600人

少々多い東を 夏候淵・許?組 700人

不測の事態に備えての工作組 李典 200人

そして、一番数が多い南を 俺と邑の人達 200人

 

俺の負担が一番大きい・・・な

療養に来たのに一番働く事になってる・・・どうしてこうなった?

まぁ邑の人達には門を閉じてもらって

俺が取りこぼして門に向かってきた賊を相手にしてもらうか

櫓の上とか攻撃できるようにしてあるし大丈夫だろう

そうと決まったらさっさと移動しよう

夏候淵の探るような視線がきついです

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南門に着いた俺は邑の人達に無茶をしない事

門に張り付いたり、塀を越えてきた奴のみ皆で攻撃する事を御願いした

もし無理な時は中央広場の李典を呼び行く事も頼んだ

後は村長にこれが終わったら夏候淵に渡しておくように手紙を渡した

これで目の前の阿呆共を駆逐したらさっさと逃げるだけだな

ゆっくりと南門から外へと歩き出す

俺が出て行くとちょっと堅牢になった門が閉じる

深呼吸を一つ、500mほど先にいる集団は俺一人だけなのを見て

ニヤニヤと笑みを浮かべている、一部恐怖に顔が歪んでるのは数日前の生き残りか

 

 

「我が名は厳白虎(げんはくこ)!!

 獣と化した者達よ!恐れを知らぬならかかってこい!!」

 

 

俺の名乗りにニヤニヤしていた賊達が凍りついた

一応俺の通り名はまだ生きてるようで、賊達がガヤガヤ言っている

この名乗りは結構な範囲で聞こえるように大声で言ったので東位までは聞こえてるだろう

さて、獣狩り始めるか

今回持ってる獲物は前回の賊達が落とした剣を二刀流

 

 

 

動揺している賊達に向けて走る

動揺が収まる前にまず先頭の奴を一閃

綺麗に首から斬れて鮮血を周囲に撒き散らす

条件反射か恐れか知らないが俺に斬りかかってくる奴をまた一閃

それを繰り返す内に切れ味が悪くなった剣を投擲してまた一人

地面に落ちてる剣を蹴り上げたのを手で受け取り再度斬る斬る斬る

門に必死に行こうとしてる奴にまた投擲

邑から逃げ出すのにも剣を拾い投擲

剣を離した隙に攻撃してきた奴には気を込めたハイキックで首の骨を折る

一方的虐殺である

どれだけ殺したか数えるのが面倒になってきた頃には俺以外に立ってる者は居なかった

辺り一面死体とそれから流れる血の海

羽織ってた布にも大量の返り血がついたからその場に捨てる

近くに賊が乗ってたであろう馬があったので拝借して東の援護に向かった

 

 

東の背後から強襲

戦況を見ると許?がちょっと孤立していた

それを必死で夏候淵や他の兵士達が弓で援護して

門の前を守る兵士達が必死に食い止めるという感じだった

孤立していた許?を助けるように一気に駆け抜けて

許?を門の前まで連れて行って放り投げた

兵士がちゃんと受け止めたのを確認して敵陣に切り込む

今回は賊が持っていた槍を振り回してる

途中で折れたので穂先の方を投げて、地面の武器で対応

俺が深く切り込んだおかげか、上手く俺と門前と二つに敵が分かれたようだ

門前は順調に夏候淵の指示で減らしていってる

それを見ながら適当に賊の数をある程度減らした所で逃げ出した

 

 

「夏候淵、曹操によろしくな!!」

 

「こ、こら!白!!華琳様がーーー!」

 

 

後ろで何か罵声が聞こえたが、聞いたら最後なので

聞こえない振りをして集合地点である冀州(きしゅう)に走っていった

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あとがきっぽいもの

 

今回もチートっぷりを発揮しての(ry

そしてまさかの途中放棄して逃げ出す畜生っぷりを見せてくれました

一応ここで補足しておきますが、白ちゃんの得意武器はトンファーです

次に刀(剣)ですが他の槍や戟などの武器も一通り扱えます

これは修行時代の成果だと思ってください

次から黄巾の乱の終盤?に差し掛かる予定です

ここでようやく皆さんお待ちかねの種馬さんが登場なるか!?

自分の中でも扱いに困る主役です・・・

 

インフルエンザで周りがダウンしてデスマーチ中の駄文ですが

次回は気長に待っていただきよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
視点は基本オリ主となっています
その他にご都合主義・チート・独自ルートで書いています
苦手な人はご遠慮ください
大丈夫な人は駄文にお付き合いください

毎回の閲覧・支援・コメント感謝感謝です!
三羽烏編もいよいよ大詰めです
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コメント
クラスター・ジャドウさん>そんな話があったんですね・・・何も知らずに書いてました・・・(tokkey)
…今回の主人公の戦い方は、刀禁止令以前の日本のヤクザ者のソレですね。日本刀は切れ味は鋭いが、数人斬ると皮下脂肪が付着して斬れなくなるとか。で、ヤクザ者は大勢を相手取る時、殺した相手の刀を奪って使う事で、この問題に対処していたのだとか何とか…。(クラスター・ジャドウ)
アルヤさん>ちょっと補足する部分あるので、その予定ですっ(tokkey)
東文若さん>バレてしまいましたが・・・果たしてどんな結果に!?(tokkey)
とりあえず次回は討伐後の九十九に残された面々が見たいです。(アルヤ)
バレちゃいましたか。次回期待!!(東文若)
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