「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。詳しい話を聞かせてもらおうか」

しかしアルフが攻撃をして隙を作り、フェイトはジュエルシードまで向かっていった。

「くっ」

しかしクロノ？の攻撃に当たりそのまま落ちていく。さらにクロノは追い打ちをかけようとしている。

「あいつ何やってんだ！」

「やめて！」

フェイトに直撃する直前にシールドで防ぐ。なのはも来ていた。

「君たちは！」

「今の内に行け」

アルフは頷きそのまま消えて行った。

「君は何をしたかわかってるのか？」

「さあね」

「今のは立派な公務執行妨害だ」

公務執行妨害だぁ？

「女の子を痛めつけんのがお前の公務かよ」

「先にやってきたのは向こうだろ」

「限度ってもんがあるだろうが」

「興味がないな」

こいつ…ふざけやがって

「君もくるならくるといい…」

「上等！」

そしてお互いに動き出した時である。

＜そこまでよ＞

「「！？」」

急に通信？が入った。

＜クロノ、あなたの役目は戦闘行動の中止とジュエルシードの回収だったはずよ＞

「はい…」

＜そのあなたが戦闘を行ってどうするの＞

「すみません…艦長」

艦長？あの女の人が？

＜うちのクロノが迷惑をかけたようですまなかったわね＞

「いえ、別に」

＜少しお話を聞きたいからアースラまで来ていただけると嬉しいのだけど＞

「分かりました」

以外にもそう答えたのはユニだった。

――アースラにて――

{おいユニ、時空管理局ってなんだ？}

{時空管理局というのはいくつもある世界に干渉しあう出来事を管理している組織のことです}

{よくわからんのだが…}

{簡単にいうと…}

今度はユーノが説明をいれる。

{リンドウたちが住んでる世界以外にもいくつも世界があって、その世界に干渉しあうような出来事を管理しているところだよ、ついでにこの船は次元を超えて世界を渡る船なんだ}

ユーノの説明って世界について詳しくしただけじゃね？まあそれが気になってたんだけど

「バリアジャケットは解除してくれて構わないよ、いつまでもその姿じゃ着苦しいだろう」

「そうだな（そうですね）」

俺となのははバリアジャケットを解除した。

「君ももとの姿に戻ったらどうだい？」

「あ！そうですね、ずっとこの姿だったから忘れてました」

「え？・・・・えーーーーーー！？」

ユーノが人間の姿に変わってなのははかなり驚いている。

「そういえば、なのはには教えてなかったね…隠すつもりはなかったんだけど…」

「え？あれ？ユーノ君って・・・えーー！？」

「とりあえず落ち着けなのは」

「ていうかリンドウ君はしってたの？」

「まあな」

「君たちの間でなにか見解の相違でもあったのかは知らないが艦長を待たせてるんだ、なるべく急いでくれないか？」

こいつはいちいちむかつく言い方しやがって。

そして俺たちはとある1室に着いた。中に入ると中は和風になっていた。

「まぁ、皆さんどうぞ、楽にして」

その後簡単な自己紹介を受けた。

そして説明に入る…

「なるほど、そうですか…あのロストロギア、ジュエルシードを見つけたのはあなただったんですね？」

「はい、それで僕が回収しようと…」

「立派だわ」

「だけど、同時に無謀でもある！」

だ・か・らテメエはどうしてそうなんだよ！

「あの、ロストロギアってなんですか？」

なのはが質問する。俺も気になってるんだがな。

「まあ、遺失世界の遺産…と言っても分からないわね、えっと…次元世界の中にはいくつもの世界があるの」

それはさっき聞いたな…

「それぞれに生まれて育っていく世界…その中に、ごく稀に進化しすぎる世界があるの。技術や科学、進化しすぎたそれらが自分たちの世界を滅ぼしてその後に残った失われた世界の危険な技術の遺産」

「それらを総称してロストロギアと呼ぶ。使用法は不明だが、使いようによっては世界どころか次元空間まで滅ぼすこともある危険な技術」

クロノが引き継いで説明する。

「しかるべき手続きを持ってしかるべき場所に保管されてなければいけない品物。あなたたちが探しているロストロギア、ジュエルシードは次元干渉型のエネルギー結晶体。いくつか集めて特定の方法で起動させれば空間内に次元振を引き起こし、最悪の場合次元断層さえ引き起こす危険物」

「君とあの黒衣の魔導師がぶつかった際に起きた振動と爆発、あれが次元振だよ」

あれが次元振…てか俺あれに巻き込まれて割と平気だったんだが？

「たった1つのジュエルシードで、全威力の何万分の一の威力であれだけの影響があるんだ…複数個集まった時に発動した際の影響は計り知れない」

おいおい、俺たちはかなりやばいのに手をだしてたんだな…

「聞いたことあります。旧暦の462年、次元断層が起こった時のこと」

ユーノはあれが次元振だとしってたのか？

「あぁ、あれはひどいものだった」

「隣接する並行世界がいくつも消滅した歴史に残る悲劇…繰り返しちゃいけないわ」

そう言って抹茶に角砂糖を入れるリンディさん。て…

「ちょっと待った！？」

「何か？」

しまった！！つい言葉に出てしまった。

「いや、なんでもないっす…」

「続けていいか？」

今回ばかりはクロノに怒れねえ…

「これよりロストロギア、ジュエルシードの回収については時空管理局が全権を持ちます」

「「「え！？」」」

「君たちは今回の事は忘れてそれぞれの世界に戻って元の生活に戻るといい」

「でも、そんな…」

やっぱなのはは引かない…か

「次元干渉にかかわる事件だ、民間人に介入してもらうレベルの話じゃない」

「まぁ、急に言われても気持ちの整理もつかないでしょう今夜１晩ゆっくり考えてみんなで話し合ってそれから改めてお話をしましょう」

そういうことかよ…

「ちょっと待った」

「またか、今度はなんだ？」

「リンディさん…言いたいことははっきり言った方がいいですよ？」

「貴様、艦長にむかってそんなｋ「黙れ」な！？」

「俺は今リンディさんと話してんだ」

「どういうことかしら？」

「話をきいた限り今回の件は結構ヤバいレベルの話ですよね？」

「まぁ、そうなるわね」

「だったらさっきの執務官殿みたいにきっぱり手を引くようにいうべきだ…なのにあなたは時間を与えるといった…なぜですか？」

「言ったじゃない…しっかりとｈ「それで」え？」

「それで俺たちが引くと思ったんですか？」

「・・・・・・」

ついには何もいわなくなってしまった

「相手の狙いがわからない上にジュエルシードが危険物だから俺たちに協力したいといわせたいんだろ？…戦力も増えて切り札も温存できるしな」

「ええ…そうよ。でもこっちは都合上協力してほしいとは言えないのよ」

「私たち、手伝います！」

ずいぶんと気合いの入った宣言だななのはさんよ

「気に入らない命令には従わなくていいなら」

「貴様、いい加減に…「クロノ」はい」

「とりあえず、今後は時空管理局一時預かりでいいかしら？」

「はい」

そしてとりあえず俺たちは家に帰った…そして

「リンドウさん、フェイトさんについてお話があります」

この後俺は衝撃的な事を聞くこととなる。