魔法少女リリカルなのは 究極の魔法使い |
アリサside
私とすずかは黒い男達に誘拐された
目隠しをされてるので今此処が何処かも分からない
「どうしますか?リーダー…何か余計なの連れてきたみたいですけど…」
「あの子供は金持ちの娘だ、後で身代金でも要求するさ」
「マジっすか!?リーダーマジ、パネェっす!」
誘拐犯の話し声が聞こえてきた
金持ちの娘と言うのは恐らく私ね…
と言う事はアイツらの狙いはすずか?
「アンタ達、すずかに何する気!?」
私は誘拐犯達に叫んだ
何処かは分からないけど気づいてくれる人がいれば!
「ん?威勢の良い嬢ちゃんだな、そんなに叫んでも
誰も助けに来ねぇよ」
「うるさい!すずかに何かしてみなさい!絶対に許さないから!」
と私が言った後、誘拐犯達の笑い声が聞こえる
「そうかい…そうかい…怖いねぇ〜…
ふぅ…悪いがそう言う訳にはいかねぇんだわ
俺達はある奴から依頼されててね、その紫のお嬢ちゃんが必要なんだ」
と誘拐犯のリーダーの声が聞こえる
「あぁ、もちろん
後で君の家から金はもらうけどね?」
「あの…リーダー…」
リーダーの話を切って誘拐犯の一人の声が聞こえる
何だか気持ち悪い感じがした
息遣いも荒いし…
「このお嬢ちゃん達ヤっちゃっても良いですか?」
「はぁ?お前ロリコンかよ?…まぁ、良いぜ
傷物にするなとは一言も言われてねぇしな」
「デュフフwサーセンw」
「「えっ!?」」
私とすずかの声が重なった
「…私は良いから、すずかには手を出さないで!」
「アリサちゃん!」
「ゴメンねぇ?両方ヤっちゃうよ?サーセンww」
私は足を捕まれ
下着を脱がされていく
体の震えが止まらない
誰か…誰か助けて…
ガシャァァァァァンッ!!
「なっ…何だ!?」
いきなり大きな音が鳴り響いた
本当に誰か助けに来てくれたの!?
「お節介な魔法使いさ!」
何処かで聞いた事のある声だけど
私はそのお節介な魔法使いに任せる事にした
勇樹side
「ベル、セットアップ
デバイス、モード銃(ガン)」
<yes my master setup>
俺の服が赤いコートと黒の服に変わる
そして所々が発光している黒い銃のデバイスを構える
「服が変わった!?」
「所詮コスプレか何かだ!野郎共撃て!」
誘拐犯共は銃を構える
「ベル、パラライザーモードlevel3」
<了解、パラライザーモードスタンバイ>
ガシュンッとデバイスから音が鳴る
パラライザーモードとは所謂麻痺銃
当たれば半日は動けない
さらにlevelを上げれば
威力が上がり銃の効果が麻痺から気絶に変わる
いつ起きるかは知らない
コイツらには逮捕されてもらう必要があるからな
「何ごちゃごちゃ言ってやがる!」
そう言った後誘拐犯共は一斉に発砲してくる
…遅いな
俺は最小限の動きで全て避ける
「何っ!?避けただと!?」
「戦いでは最後まで気を抜くな」
「「「ガハッ!?」」」
俺はデバイスの引き金を引き
前にいた三人を撃つ
三人は気絶し倒れこむ
「残り七人…」
「なっ…何だよあのガキ!!」
「しかも今、銃から出たのってレーザーじゃなかったか!?」
「騒ぐな!ガキ一人に何手こずってやがる!いいから撃て!」
誘拐犯共はまた銃を構え一斉に発砲する
だから遅いっての…引き金を引く瞬間から…
俺はデバイスを構え、引き金を引き、全ての弾を撃ち落とす
「速度が遅い…腕が落ちたか…」
「あっ…あり得ねぇ…」
「だから気を抜くなって言ったろ」
「「「「ぐわっ!?」」」」
引き金を引き、真ん中辺りにいた四人を撃つ
腕が鈍ってるな…あの頃より遅くなってる
「残り三人…」
「何だよ…何だよアイツ!」
「俺、もう嫌だ!」
「あっ、おい!逃げんじゃねぇ!」
「その通りだ、戦いで背中を向ける奴は只のバカだ」
「「ぎゃあっ!?」」
逃げ出した二人を撃ち
二人は気絶する
所詮は武器を持っていい気になった素人か…
「あと一人…」
「うっ…動くな!コイツらがどうなっても良いのか!」
「…仕方ないな」
「よし、今すぐ武器を捨てろ!」
はぁ…ま、良いか
俺は引き金から手を離し地面に捨てた
瞬間
「ベル!デバイス、モード剣(ブレード)!」
<yes my master >
デバイスは二つの刃がある剣に変わる
そして柄を誘拐犯の腕に目掛けて蹴る
「ぎゃああああっ!腕が、腕が!!」
「へっ、ナイスシュートってね」
俺は誘拐犯の落とした銃を拾い上げる
「ベル、スタンバイモード」
<了解>
俺がそう言った後ベルは待機状態に戻る
「形勢逆転だな?」
俺は拾った銃を誘拐犯に向け引き金に手を掛ける
「わっ…悪かった…謝るから許してくれ!」
「はぁ…お前こんな言葉知っているか?」
溜め息をついた後続いて言う
「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」
「は?」
「つまり殺されても文句言うなって事だ」
ガシャンッと弾丸をリロードし装填すると
誘拐犯の眉間に銃口を向ける
「やっ…やめてくれ!」
「だが断る」
「ぐっ…なっ…なんでだよ!なんで化け物の味方なんかすんだよ!」
「はぁ?」
何言ってんだコイツ
誰が化け物だって?
「その月村って嬢ちゃんはな!」
「や…やめて!」
目隠ししている月村が叫ぶ
「夜の一族って言う吸血鬼だ!」
「吸血鬼?」
「そう吸血鬼だ!化け物なんd「だから?」!!」
「だからなんだってんだよ、ただ人とちょっと違うだけだろ?
自分の価値観だけで全てを見てんじゃねぇよ」
「き…吸血鬼だぞ!人を襲うんだぞ!」
「コイツが今まで誰かを襲った事があんのか!
どうせテメェが勝手に決めつけてるだけだろ!
外面ばかり見やがって…コイツをよく知らねぇ癖に勝手な事抜かしてんじゃねぇ!」
俺は誘拐犯に怒鳴った
こういう奴は頭にくる
良くない噂やら犯罪歴のある家系やらなんやらで
勝手にこう言う奴だと決めつける
本人を全く見ない、見ようともしない
俺はそう言う奴が一番嫌いだ
「おい、そこの金髪
その月村って奴は他人を襲うような奴なのか?」
「すっ…すずかがそんな事する筈ないじゃない!」
「アリサちゃん…」
「ほう…なんでだ?」
「そっ…それは…友達だからよ!
すずかは親友よ!」
「なるほど、良い返答だ」
「そんなの…」
「黙れ」
パァンッ!
「があっ!?」
誘拐犯の左太股を撃ち抜く
「友人は血の繋がりの無い者では一番の理解者だ
例え人間とは違っても相手に自分を分かって貰えれば
自分が何であろうが関係ねぇんだよ
但し友情は死んでも裏切っちゃ駄目だ
自分を分かってくれる奴を裏切る事はクズのやる事だ」
「なっ…何の話だ…」
「つまりテメェみたいな奴は大嫌いって意味だよ」
俺は銃口を誘拐犯の眉間に当てる
「おっ…おい!嘘だろ!」
「嘘だったら良かったのにな?
じゃあな、せいぜい良い夢見ろよ…」
パァンッ!
そう言った後俺は引き金を引く
sideout
「と、言っても実弾なんて入って無いんだけどね…って気絶してら」
実は銃を奪った時一発以外実弾を抜いていた
つまり誘拐犯に放ったのは只の空砲
一発だけ入れていたのは抵抗した時足を撃つ為だったりする
「さっき警察に通報したから俺は帰るわ」
「ちょっと!これ、ほどきなさいよ!」
「警察に頼め、じゃあな」
勇樹がその場を去る時
すずかの目隠しが偶然外れていた
「あれ?小津君?」
その後二人は警察に保護された
アリサは凄く顔を真っ赤にしていた
理由は察してほしい
ある日の学校
「はぁ…甘い物食いたい…」
「いきなりどうしたの?」
「何か無性に食いたくなったんだよ
遥香、良い店知らない?」
「と言っても僕は全然知らないよ?」
「そう言うのは私にお任せあれ!」
とメガネの少年がやってくる
「あっ、え〜と…佐糖くん?」
「お〜どうした砂糖」
「佐藤です、それと小津君
その言い方はやめてください、原型がありません」
彼の名は佐藤
かなりのスイーツ通でありクラスの皆は親しみを込めて
佐糖くんと呼び、勇樹のみ砂糖と呼んでいる
だが彼はその呼び方を気に入っておらず
特に砂糖と呼ばれるのが嫌らしい
「で、どうしたの?佐糖くん」
「佐藤です、いえ何やら甘い物を食べたいと言う小津君に
オススメのお店をお教えしましょうと…」
「おぉー、気が利くな砂糖」
「佐藤です、砂糖はやめてください、でそのお店と言うのが…」
勇樹side
「ここか…」
「喫茶店だよね?」
俺は半場強引に遥香を連れて砂糖に紹介された
喫茶店翠屋に来ていた
砂糖曰くスイーツが凄く美味いらしい
「まぁ、入るか」
「そうだね」
俺達は店の中に入る
「いらっしゃいませ」
中にいたのは超イケメンの黒髪のお兄さん
取り敢えず俺はカウンターに座り
「マスター、コーヒーを一つ」
「おやっ?飲めるのかい?」
「いえ、全く
言って見たかったんです」
「ハハハッ、面白い子だなぁ」
「もう、何言ってるの…」
遥香が後から俺の隣に座る
「おやっ?彼女さんかい?」
「うぇっ!?ちっ、違いますよ!」
「そうそう、只の親友ですよ
あっ、俺カフェオレとチーズケーキ」
「むっ…オレンジジュースとショートケーキで…」
「ハハハッ、はい、分かりました」
「美味い…」
「本当だ…美味しい…」
「ありがとうね、所でその制服…君達、聖祥かい?」
「そうだけど、お兄さん聖祥の大学とか通ってんの?」
大学生とか言われても違和感無いしな〜
「いや、子供達が通っているんだよ」
「「な!?(えっ!?)」」
俺達は驚愕した
まさか子供がいるとは…
「お子さんがいるんですか!?」
「うん、高校生の息子と娘に小学生の娘がね」
「「なん…だと…?」」
高校…生…だと?そんなバカな…
お兄さん、見た目二十代前半くらいだぞ!
「じゃあ、奥さんとかも…」
「うん、いるよ。ちょっと待っててね」
お兄さん(マスターでいいか)が奥に下がり「お〜い、桃子〜」と聞こえた後
マスターと一緒に女の人が奥から出てくる
「紹介するよ、妻の桃子だ」
「始めまして」
「「若ッ!?」」
俺達はまた驚愕した
桃子さんもマスターと同じように凄く若く見える
これで三児の母とは思えない…
「末恐ろしいな…ここは…」
「そうだね…」
「ただいまーっ」
すると喫茶店のドアが開き誰かが入ってくる
さっき言ってた事と声の高さから小学生の娘だろう
「おかえり、なのは」
「ブフゥッ!?」
「うわっ!?」
「あらら、布巾持ってくるわね」
俺は盛大にカフェオレを吹いた
おい、今なのはって言ったか!?
俺は恐る恐るドアの方を見ると
原作主人公高町なのはがいた
他いつもの四人もいた
ってヤベェ!気配遮断を使うか?いや、バニングヌには効かない
なら隠れて…駄目だ!今からじゃ怪しまれる!
どうする?どうする俺!?
そうだ、顔を変えよう
変顔でもなんでもいいから!
あーでもないこーでもない
(しばらくお待ちください)
(数秒後)
…完璧だ
これならまずバレないな
今俺の顔は某世紀末覇者っぽくなっていた
sideout
顔が世紀末覇者っぽくなった勇樹を見た
回りの反応はこうだった
遥香は世紀末覇者っぽくなった勇樹の顔を見て
戸惑っていた
(何、あの顔!?どうしよう…一体どうしたら…う〜ん…
やってみたら何か分かるのかな?)
結果遥香は勇樹と同じように世紀末覇者っぽくなった
(オイィィィ!何で乗っかってくんだよ!二人してこんな顔したら逆に目立つだろうが!)
マスターこと高町士郎は二人の顔を見て
(んっ?流行っているのかな?)
士郎は少し考える素振りを見せると
顔が世紀末覇者っぽくなった
(マスターァァァァァ!流れでしたのは分かる!でもやめて欲しかった!)
布巾を持ってきた桃子は
(あら?何かしら?)
う〜ん…と考えた後
(やれば何か分かるかしら?)
と顔が世紀末覇者っぽくなった
(桃子さぁぁぁぁぁん!もうこれ以上乗るのはやめてください!
カウンター前が世紀末の集まりになってます!!)
世紀末カウンターを見たなのはは
特に何も考えず顔が世紀末化した
(お前はどうしてそうなった!理由も無くするのはやめろ!!)
「あっ、小津じゃない!」
「何故…バレたし…」
このカオスな空間を華麗にスルーしたアリサは
世紀末化している勇樹を見つけ出す
「アンタ、こんな所で何を…「あーっ!」!!」
「ヤベェ!タイムセールがもうすぐだ!
マスター!お勘定!」
「はい、お釣り」
「ありがと!じゃあ行くぞ、遥香!」
「何で僕までー!!」
「また来てねー」
と勇樹達が店を後にしても顔が世紀末化していた高町夫妻だった
「何よ…全く…」
「タイミングが悪かったね」
「なのは、アンタいつまでその顔でいるつもり?」
アリサに指摘されても世紀末化していたなのはだった
「今日私達台詞無かったね、三咲ちゃん」
「そうね…でもメタいからそう言うのはやめなさい」
ネタをしたいのが我慢できなかった今回
シリアス書くの本当苦手なんです…
最初は前半のみを一話まるごと使ってやるつもりだったんですけど
途中から何だか我慢出来なくなってきて
出来たのが後半の翠屋ストーリーです
新キャラとして佐糖くんが出てきましたが
恐らくもう出てきません
このストーリーの為だけに作ったモブキャラなので
次にまた出てきたら良いなぁと言う感覚です
三咲ちゃんと桜ちゃんが半モブ化してきている件について
いや〜…あの二人は…たまに忘れちゃうんですよね(笑)
そして今回はついに台詞が無くなりました!(笑)
でも、次回は出番が前より(ここ重要)凄くあるよ!やったね!
もうアリサに何をしても気づかれてしまう勇樹君
と言うかアリサ凄すぎです
気配遮断EX使っても気づかれ(この時点で詰んでると思いますがw)
顔世紀末にしても気づかれ
でも皆さん重要な事があります
実はアリサは…勇樹しか気づいていないんです
まぁ、深い意味はありませんが(笑)
そして顔世紀末化した高町夫妻&なのは
理由で言えばなのはが一番タチが悪い(笑)
頼むから何か考えてくれ!(笑)
顔世紀末の元ネタはとあるラッキー女子高生のアニメを見て
小説書くときいつか使ってみたいな〜なんて考えた結果がこれです(笑)
では今回はここまで!
次回をお楽しみに!
ちょこっと次回予告
「貴方、転生者でしょ」
「一等大当たり!!」
次回第5話「温泉は良いねぇ…リリンが造り出した文化の極みだよ…」(前編)
説明 | ||
第4話「誘拐ってお嬢様には必須だよね!えっ?違う?」 戦闘描写…凄く…悩みました… |
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とても面白かったです!次回も楽しみにしています(キリヤ) | ||
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