異説 マシーネンクリーガー 〜〜 プルート発生以後妄想 〜〜
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〜〜〜 ストーリー 〜〜〜

 

400年あまりの間に繰り広げられた恒星間紛争、それは合計数百億人の犠牲を生んだ。

銀河連邦の実質的首星たるシュトラール共和国の機械化自動政府は、被害が甚大なものになったのは「恒星間大量破壊兵器」の使用が原因であるとの見解を示し、それの拡散を防止する徹底的な措置を続けていた。各統治星域毎に忠誠度、治安状況等に応じ供与技術レベルの大幅な差別化を図っていたのである。

情報統制を基本とする300年間に渡る措置により、銀河の秩序及び平和が完璧に保たれていた。

 

2859年に入植が開始された地球圏は、当然その治安状態から全5段階の供与技術レベル中、最低レベルの「技術レベル1」が与えられ、派遣される人員、機材ともに21世紀程度レベルに「調整」されていた。地球独立紛争が勃発してもなお、銀河全体の秩序の維持が優先され、鎮圧に向かうシュトラール国防軍の兵装は「調整」されたままであったが、機械化自動政府の予想に反し、地球の傭兵軍は優勢を保ったままであり、戦闘の長期化による、本国における反自動化政府運動の活発化が懸念される事態となった。

 

機械化自動政府は、地球圏の供与レベルを超えた技術が採用された、「次元恒星間通信デバイス」を搭載した2機のケーニヒクスクレーテをそれぞれ地球、月に派遣し、敵味方AI、通信ネットワークを全て掌握し地球圏を直接制圧する作戦を実行に移した。

そのとき傭兵軍側の「アイスブレーカー作戦」に偽装した形で何者かが地球のケーニヒクスクレーテへのハッキングを開始、数億光年離れたシュトラール本星のデータバンクを瞬時に掌握、データの破壊、改竄、ダウンロードが同時に開始された。機械化自動政府は本星(および自ら)への直接攻撃を行う勢力が地球にあると判断、ケーニヒクスクレーテへデータ型自律星域殲滅次元兵器、のちに「プルート」と呼ばれる素粒子変換機能搭載戦闘プログラムを送信、派遣されたシュトラール国防軍もろとも地球圏を「破棄」する決断を下し、以後地球圏へのあらゆる接触を絶った。

最終的に月面のケーニヒクスクレーテのデータ空間転送装置が「プルート」に感染、瞬く間に月面の傭兵軍、帰還不能となったシュトラール残留軍双方の80%以上を殲滅。

そしてプルートから生み出された機械生命体は、通信回線を介して地球大気圏内へも侵攻を開始した。

 

〜〜〜 ファイアボール ギガンテス ディベロップメント 〜〜〜

 

ファイアボール ギガンテス(FBG)は、地球大気圏内での機械生命体との戦闘中、ある青年将校が携行燃料缶を背負った不思議な人物から受け取ったデータパックによりもたらされた、シュトラール本星最新技術データを元に傭兵軍、シュトラール残留軍双方の合同により開発されたものである。

「ファイアボール・コンダクター」を中心とした機構部位を傭兵軍が、背部主動力や主兵装をシュトラール残留軍出身チームが担当した。

最大の特徴は背部の次元兵器「イレーザー」であり、これによりFBGを破壊不可能なプルートの「コア」を現次元から消滅することが可能な、唯一の兵器たらしめている。

主動力は機械生命体から鹵獲した「コア」であり、鹵獲した際に打ち込まれたコントロールバンカーにより制御している。理論上無限のエネルギーを得る事に成功したが、暴走し周囲の無生物、生命体問わず融合を始めることがあること(10機生産されたFBG中、2号機と5号機は「共食い」により失われている)、パイロット脳神経への「逆流」が常に発生し、通常人は「コア」との接続と同時に死亡、「資格者」でも戦闘終了後に必ず死亡することが深刻な問題である。

理論上、死亡に至ることなく、「コア」との完全な適合が可能な脳神経シナプス配列持つ者が人類の中に存在するはずであり、そのような人物を「マシーネンクリーガー」(機械戦士)と呼び、人類の存亡をかけて捜索が急がれているが未だ発見されていない。

〜〜〜 用語解説 〜〜〜

 

●プルート

 

シュトラール本星最新技術(技術レベル5)により開発された次元兵器。技術レベル5環境では一般的に使用されている、空間転送装置を対象としたウイルスプログラムである。

空間転送デバイスの素粒子変換コードを書き換え、周囲の有機物、非有機物を無差別に自己に取り込み、任意に変質させる。また、素粒子変換機能を有した分身を無作為に作り出し、増殖を開始する。基本行動スタンスは生物への攻撃、殲滅であり、設定範囲内の対象物が確認できる間は行動を停止することはない。

更には学習機能を持ち、戦闘行動の改善及び自己を攻撃した兵装のコピーを行う。個別の行動は地球圏では予測不能な乱数で決定されており、従来の戦術パターンでは対応が極めて難しい。エネルギー源については素粒子変換機能により随意作り出せるので理論上無限である。

「秩序ある管理」が不可能になった星域の「削除」を目的として開発された。

 

地球圏に対してはケーニヒクスクレーテに実装された「次元恒星間通信デバイス」の空間転送装置が感染対象になった。

 

●機械生命体

 

プルートから分化した同様構造を持つユニット。ただし学習機能と兵装コピー機能、更に機械生命体を生み出す機能は有していない。

サイズは数mから数十メートルとバラエティに富み、その形態もさまざまである。初期に目撃されたタイプを「ケルベロス」と呼んでいたが、形状が一定でないためのちに機械生命体全体を指す一般名称となった。

中心部の「コア」を破壊もしくは抜き取るか、「コア」にコントロールバンカーを打ち込むことで行動の停止が可能である。

「コア」を制御することによって動力源として利用できることが明らかになったが、制御デバイスとしては電子回路を使用したものは融合されてしまうため、「資格者」の脳による方法しか無い。

 

 

〜〜〜 あとがき 〜〜〜

 

どうでしょうか。わけわかんないとは思いますが。

自由にやればいいマシーネン世界ですが、自由にやるのにどーもすっきりしなかったので書いてみました。

説明
マシーネンクリーガーネタでの小説投稿です。マシーネンクリーガーですよ。
全然有名じゃないので知らなくても当然。知らないのが普通。
知ってる方と知らないけどググったら興味出た方だけ読んでください。
それと、知ってるけど他人の妄想設定とか興味ねぇ、という方は気分を害することがあるので読むのよした方がいいと思います。
また、色々何か問題ありそうならご指摘願います。

以下、小説に投稿しちゃってますが、この模型に関する補足説明であります。

リンク →
http://www.tinami.com/view/533970
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コメント
MT2さん:総スルー覚悟のこっちにもコメント、とても感謝です。遊びってそうです、縛りが要りますよね。でもメンバーが増えると縛りが増えたり、時間経つと縛りに飽きたりします。結構ガンダムなんて色々違う縛りというか別々の遊び場が有ってうまくやってる気もします。Ma.Kも遊び場増やしてはどうかな、とか。ま、「好きにお話も作るとエエよ」が結論なんだと思いますが(笑)。(誠)
遊びにもある程度のルール(縛り)がないとつまんないですよね。こういった背景があると無いとでは説得力に差が出ると思います。ちょっとダークな設定がイイ感じです。この世界観のお話が読んでみたいです。(MT2)
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