リリカルなのはA's〜〜決意の先に〜〜 |
今作からは基本視点なしで行きたいと思います。
――地球、海鳴市――6月1日
ピンポーン
「はーい、あ、リンドウ君いらっしゃい」
「お邪魔します」
この日、雨宮リンドウははやての家を訪れていた。先の事件(ジュエルシード事件)の間にも何度か会っている。その際家の場所も聞いている。
はやての家にいってやることは基本的に家事などの手伝いである。そしてこの日も例外に漏れることなく手伝いにやってきていた。
「いつもごめんねリンドウ君」
「暇な時間が多いからちょうどいいんだよ」
しかしこの日、リンドウがはやての家に入っていくのを見ている人が2人居た。
「魔力反応があるが何者だ?」
「管理局の者ではないようだが…闇の書の主にかかわってしまった以上は…」
「「抹殺だ」」
リンドウは居間で一つの封筒を見つけた。
「何だこれ?差出人は…ギル・グレアム?住所は…書いてないか」
「リンドウ君どうしたん?」
ちょうどいいのではやてに聞いてみることにした。
「このギル・グレアムって人は知り合いか?」
「ああ、その人のこと?うちは知らんのやけど結構前から仕送りしてくれとるんよ」
知らない人から仕送り?住所も書いてないのにか?
「お礼したいんやけど、住所とかなんも書いとらんから…」
「それ大丈夫なのか?」
「今までなんもなかったし大丈夫やろ」
(ギル・グレアム…か)
手伝いも終えその日は帰ることになった。
「今日もありがとう、また明後日な」
「そうだな」
ちなみにリンドウのパートナー?的な存在のユニは現在急用とかで神様の所に帰っている。
「ん?」
リンドウの目の前に白いスーツのようなものを着て仮面をつけた2人組が立っていた。
「貴様が誰かは知らないが闇の書とその主に近づいてしまった以上…」
「貴様には死んでもらう」
「いきなり不審者丸出しの奴に命を狙われる理由が見当たらないんだけど…それに闇の書ってなんだ?」
「貴様が知る必要はない!」
そして1人がリンドウに飛びかかろうとすがリンドウは避けて素早くバリアジャケットを展開する。
「はぁ!」
パンチや蹴りを繰り出すがリンドウは全てさばいていく。
「やべ!」
上から魔力弾が飛んできたので素早くよけた。
「面倒な奴らだな…影分身の術!」
ボン!
そして分身の1人が指輪のようなものを着けている。
「うっ!」
ドシャッ
上に飛んでいた奴が地面に落ちてくる。
「あんたに重力をかけた…これで動けねえだろ」
「貴様!」
「あんた一人じゃ俺には勝てんぜ」
相手の攻撃が当たる瞬間リンドウは敵の後ろに立っていた。
「な!?」
「紅蓮火竜拳!」
ドドドドドドドドン!
相手はそれをくらいそのまま動かなくなった。
「くっ!」
重力で押さえつけてる方が動こうとするが動けないでいる。
「大地属性のリングの力を使ってるんだ、うごけるかよ」
「終わりだ…鳴り響くは招雷の轟き、天より落ちて灰燼と化せ」
「レイジングボルト!」
ドドォン!
もう一人にも直撃し、動かなくなる。
「加減はしたから死にはしないだろ」
そのままリンドウは家に帰った。
――夜、リンドウ家にて――
リンドウははやての家から帰るときに言われたことを考えていた。
「闇の書とその主…」
リンドウはこの町では友人は多くない。そこから考えるに闇の書の主とは…
「はやて、か?」
(あの2人が闇の書とやらの主に近づいた奴を消していってるなら間違いなくそいつは1人だろうからな…)
「ブラッドははやての家で何か感じたか?」
『魔力反応ではないですが何か別のものを感じます』
「それが闇の書なのか?」
『断定はできませんが…』
「明後日またはやての家に行くしその時に確かめてみるか…」
明後日の6月3日ははやての誕生日である。そこで2人しかいないがお祝いをしようということになっている。
「まずはそれからだな」
――6月3日、はやて家――
現在時刻は夜の11時50分となっている。
「時間もちょうどいいしはやてにケーキを持っていくか…」
ちなみにはやては部屋にいる。
そして頃合いを見計らいはやての部屋にはいる。
「はやて誕生日おめ…」
そこでリンドウは驚愕の光景を目にした。
「はやて!」
本のようなものがひとりでに動いていたのでとりあえずはやてを庇うように立つ。
「リンドウ君…」
『起動』
そんなことを言って本が光りだした。
「なんだ今のは…」
光が収まるとそこには4人の人が跪いていた。
――12月1日、海鳴市、AM6時35分――
ここ海鳴市の桜台に一人の少女がいた。
「それじゃ、朝の練習の仕上げ、シュートコントロールやってみるね」
『allright master』
彼女の名前は高町なのは、春先に起きたジュエルシード事件において解決に尽力した1人である。
「リリカルマジカル、聖なる輝きこの手に来たれ、導きの元鳴り響け」
そして空き缶を上に投げ魔力弾を一つ作り空き缶に何度も当てていく。そして100回になったところでごみ箱に入るように弾くが外れてしまった。
『Don`t mind my master』
「おしかったななのは」
「あ、リンドウ君!」
なのはの練習をリンドウも見ていた。この雨宮リンドウも先のジュエルシード事件の解決に尽力した1人である。
「だが、無理のし過ぎはだめだからな」
「は〜い、わかってます」
リンドウは今でもたまになのはの指導をしている。
そして同時刻、時空管理局では一つの騒ぎが起きていた。それは第1級捜索指定ロストロギアの痕跡が発見されてるとのことである。
その捜索指定ロストロギアこそが『闇の書』である。
――12月2日、海鳴市オフィス街AM2時23分――
「うわぁぁぁぁぁ!」
そこに複数の悲鳴が響き渡った。
その悲鳴の正体は時空管理局の武装局員である。そしてそれをやったのが赤い服を身に纏った少女である。
「ざこいな、こんなんじゃ大した足しにはならないだろうけどお前らの魔力、闇の書のエサだ」
その少女は手にそれぞれ槌と本を持っていた。
――同日海鳴市市街地PM7時45分――
海鳴市の上空に今朝管理局員を襲った赤い少女と青い狼、そして顔を隠した謎の少年がいた。
「どうだヴィータ、見つかりそうか?」
今話しかけたのが青い狼である。名前はザフィーラ。
「う〜ん、いるような、いないような…この間っから時々出てくる妙に巨大な魔力反応、あいつが捕まれば一気に20ページくらい行きそうなんだけど」
「分かれて探そう、闇の書は預ける。――――も頼んだぞ」
「ああ、わかっている」
「ザフィーラもしっかり探してよ」
「心得ている」
そしてザフィーラと謎の少年は散って行った。
「封鎖領域、展開」
そして結界が張られ、それはなのはがいる所も含まれていた。
『caution emergency』
「結界!?」
今ここに新たな戦いが始まろうとしていた。
さてさてA's編の技紹介に入りたいと思います。
紅蓮火竜拳・・・炎を纏った拳で何度も殴る技
原作 FAIRY TAIL
大地属性のリング・・・通称シモンリング。大地属性は重力を操る。星を作り吸い寄せることも可能
原作 家庭教師ヒットマン REBORN
レイジングボルト・・・空から巨大な雷を落とす魔法
原作 FAIRY TAIL
さてさてA's編の第1話どうだったでしょうか?
今後もノリと勢いで書いていきたいと思います。皆さんどうぞ今後も見ていってください。
ご意見ご感想もお待ちしています。
説明 | ||
さて、いよいよA's編に突入です。 転生後の人生から変わっていますが続編となっています。 |
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コメント | ||
読み易くて面白かったです、次回も楽しみにしています。(とま) | ||
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