貴方と人生を共に 最終章 華琳サイド2
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涼州

 

華琳「・・・ん・・・ん?・・・ここは?」

 

ミーナ「すいません!ポイントを間違えちゃいました!

 

本当に申し訳ありません!」

 

ぺこりぺこりぺこりっ

 

愛紗「おい!もっと普通の降り方は出来んのか!

 

雛里が目を回してるだろ!」

 

雛里「ぴよぴよぴよ・・・は!ここはどこでしゅ!噛んじゃった///」

 

ミーナ「あぅ〜(´;ω;`)」

 

春蘭「愛紗よ、短気はいかんぞ!」

 

お前が言うな!可愛いな!もう!

 

華琳・星・潤香「・・・」

 

3人は呆れていた。

 

月「ここは・・・涼州ですね。」

 

華琳「状況が分からないわね。」

 

雛里「近くの邑で情報が必要ですね。」

 

華琳「そうね・・・雛里に全権を委ねるわ。

 

私達はその指示に従うで良いわね?」

 

潤香「異議なし〜」

 

星「同じく」

 

春蘭「以下略です!」

 

愛紗「雛里なら安心だな。」

 

月「雛里ちゃん、よろしくね。」

 

雛里「がっがんばりましゅ!」

 

冥琳「私は雛里のサポートに回ろう。」

 

華琳「お願いね。」

 

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付近の邑

 

現在、雛里と護衛に愛紗を付けて情報活動をしていた。

 

華琳「雛里達が戻って来るまで休憩しましょ。」

 

潤香「賛成〜ノ」

 

華琳「それと、あれを何とかしないとね」

 

星と春蘭が店の亭主に突っ掛っていた。

 

星「亭主よ!何故ラーメンにメンマがこんなに少ないんだ!

 

致命的だぞ!」

 

春蘭「亭主!チャーシューが小さいぞ!どうなってるんだ!

 

この店は!」

 

亭主「うっうちはそれが普通なんですって!お客さん!」

 

星「話にならんな!」

 

春蘭「亭主よ!味が良くてももりもり食べれないと意味がない!

 

食った気にならん!」

 

亭主「わっ分かりました!追加しますから!」

 

星・春蘭「そう言う問題じゃない!」

 

少し離れた席で

 

華琳「・・・迷惑なクレーマーね。」

 

潤香「止めなくて良いの?」

 

月「私は無理です・・・へぅ〜」

 

どよ〜んっ

 

ミーナ「・・・どうせ私なんて・・・ブツブツ・・・」

 

冥琳「私にあの二人の仲介は無理だ。」

 

潤香「亭主泣きそうよ?春蘭は剣突き立ててるし。」

 

そこへ

 

雛里「お待たせしました・・・あれは?」

 

華琳「ほっといて良いわよ、それでどうだったの?」

 

雛里「はい、現在劉豹派と反劉豹派が派閥争いをします。

 

丁度劉豹派は涼州を治めているとの事です。

 

貂蝉さんと連絡が取れましたのでこれから姑臧へ向かいます。」

 

華琳「あながち外れでは無いって事ね。」

 

冥琳「だそうだぞ?良かったな。」

 

ミーナ「はっはい!」

 

潤香「ね〜・・・愛紗まで混じってるんだけど〜」

 

華琳「・・・」

 

冥琳「・・・はぁ〜」

 

華琳「しょうがないわね・・・」

 

華琳が亭主の方へ

 

華琳「貴方達!迷惑な行為はしないで頂戴!」

 

華琳は覇気を当てた。

 

星「グッ・・・だがな!」

 

華琳「そう・・・なら置いてくわね。」

 

星「さて、行きますかな。」

 

春蘭「うっうむ」

 

愛紗「元はと言えば星が悪いんだぞ!」

 

星「愛紗だって薄いと言っとっただろう!」

 

華琳「はいはい、本当に置いてくわよ。」

 

一同は姑臧へ

 

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姑臧

 

貂蝉「あら、遅かったわねん。」

 

華琳「ごめんなさい、状況を説明は大体分かってるわ。」

 

貂蝉「さすが五胡よねん、あたしでもきついわん。」

 

潤香「どうしようか?」

 

雛里「地図はありますか?」

 

貂蝉「これよん。」

 

貂蝉は・・・から地図を出した。

 

雛里「あわわ///」

 

潤香「本当にキモイわね。」

 

貂蝉「ひっ酷い!うわーーーーーーん」

 

ドドドドドドドドドッ

 

華琳「まあ、ほっときましょう・・・雛里、どう?」

 

雛里「・・・ここの森は使えますね・・・」

 

潤香「罠だらけかもよ?」

 

雛里は空を見た。

 

雛里「明日は丁度霧が発生すると思います。

 

その霧を利用します。」

 

華琳「なるほどね・・・」

 

雛里「反劉豹派なら潤香さんが総大将になり、統率すれば、

 

動揺が広がると思います。」

 

潤香「なるほどね〜私が王で良いの?」

 

雛里「適任かと。」

 

華琳「そうね、五胡を知り尽くしてる潤香だからこそよ。」

 

潤香「ええ〜・・・めんどい〜」

 

冥琳「もし、引き受けてくれれば、一刀に褒められるじゃないか?

 

無論、私達も潤香の頑張った姿を報告するぞ?」

 

華琳「次いでに一刀と先に閨を共に出来る権でどうかしら?」

 

潤香「乗った!」

 

雛里「ばいしゅ・・・むぐmぐ」

 

星「雛里よ、それを言っちゃ野暮だぞ?」

 

星は雛里の口を塞いだ。

 

雛里「コクコクッ」

 

潤香「武官、文官を直ぐに集めなさい!」

 

兵士「はっ!」

 

そして、王座の間に集まり、兵士達も外で待機していた。

 

潤香「これから私が王になるわ!・・・戻るわ!」

 

文官「劉豹様!お待ちしておりました!」

 

武官「我らは劉豹様にお命を捧げた身!存分にお使い下さい!」

 

文官、武官達は臣下の礼を取った。

 

潤香「お前達の命!私が預かる!元北王北郷一刀様もこちらに参戦する!」

 

武官「本当ですか!天の御使い様が再び舞い戻られた事!嬉しく思います!」

 

文官「これで勝機が見えてきましたね!」

 

潤香「ええ!そして、現北王とあの群雄達も集まる事だろう!」

 

武官、文官達「おおおお!」

 

華琳「潤香、そろそろ外で待機してる兵士達にも鼓舞をお願い出来るかしら?」

 

潤香「そうね。」

 

潤香は兵達の前へ出た。

 

潤香「諸君!良く耐えてくれた!私はここに宣言する!

 

再び王に戻り!民達の安息の為に立ち上がる!

 

天からあの北王も戻ってこられている!

 

我らには力がある!怯まない精神がある!

 

逆らう者はねじ伏せよ!これより!五胡平定の為に修羅場になるだろう!

 

だが!修羅場を生き抜いた先には平和が待ってる!

 

今一度我に力を!」

 

兵士達『おおおおおおおおおおおおおお!』

 

華琳「見事ね。」

 

潤香「これでも元王だからね〜貴方もでしょ?」

 

華琳「ふふっ、そうね。」

 

冥琳「私は文官達と雛里で策の見直しをしてこよう。」

 

華琳「・・・冥琳、貴方記憶が戻ってるわね?」

 

冥琳「さすがは曹・・・いや、華琳殿だな。

 

いつから気づいていた?」

 

華琳「ふふっ、いつからかしらね。」

 

冥琳「だが、私は北郷冥琳だ。過去は過去だ。

 

先祖様の記憶ならその先祖様の物だからな。」

 

華琳「その通りよ。(春蘭も戻ってる・・・無いわね。)」

 

華琳は春蘭の方を見た。

 

春蘭「?」

 

華琳「・・・・」

 

冥琳「言いたい事は十分に分かるぞ。」

 

華琳「ありがとう・・・お酒でも付き合ってもらおうかしら?」

 

冥琳「なら、お言葉に甘えるとしよう。

 

では、後ほど。」

 

潤香「私も〜ノ」

 

華琳「ええ、皆で飲みましょう。」

 

こうして、宴が始まった。

 

 

 

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翌日

 

現在、指定した森の近くで天幕を張っていた。

 

雛里「では、作戦の説明をします。

 

まず、この霧を利用して少人数で中へ侵入します。

 

斥候の話では、この森が根城だそうです。」

 

華琳「丁度良いわね。」

 

潤香「そうね、一気に叩けるわ。」

 

雛里「はい、そして、一部隊は進軍の道と、

 

逆の方向から矢を放って下さい。」

 

冥琳「奴らの目をそちらに向ける為にな。」

 

愛紗「なるほど・・・確かにこの霧ならそちらの方に何かあると

 

錯覚するな。」

 

春蘭「それで、私達はどうすれば良いのだ?」

 

雛里「はい、それとこれを。」

 

雛里は爆竹を渡した。

 

春蘭「何に使うのだ?」

 

華琳「なるほどね。聴覚の幻影って所ね。」

 

春蘭「う〜ん・・・」

 

星「簡単に言うと音で知らせるのと動揺を誘うのだ。」

 

春蘭「なるほど!耳を壊すんだな!」

 

星「・・・まあ、それで良いか。」

 

潤香「でも、大丈夫なの?音が小さいんじゃない?

 

遠くからなら。」

 

冥琳「潤香、霧は何で発生するんだ?」

 

潤香「・・・あ!なるほど!納得したわ。」

 

春蘭「???どう言う事だ?」

 

星「簡単に言うとマイナスイオンだ。」

 

春蘭「マイナスイオンか!」

 

愛紗「(おい、星!良いのか!信じてるぞ!)」

 

星「(あながち間違いではない。)」

 

華琳「霧って言うのはね、水蒸気が大気の温度で下がって、

 

露点温度に達した時に小さい粒になって舞う現象よ。」

 

春蘭「???」

 

華琳「星の言った事は違うようで違わないわね。

 

マイナスイオンのイオンは霧の核とも言われるのよ。」

 

春蘭「マイナスイオンなんですね!」

 

華琳「・・・もうそれで良いわ。」

 

春蘭「それと爆竹の意はあるのですか?」

 

潤香「雨が降れば遠くの音が聞こえるでしょ?」

 

春蘭「そうですね・・・あ!なるほど!

 

霧を使えば音も倍になるんですね!」

 

星「やっと理解したか・・・」

 

雛里「兵士さん達にはあらかじめ配ってあります。

 

貂蝉さんが持って来て貰ったライターも使い方も教えました。」

 

愛紗「兵士達は不思議そうに何回も付けてるがな。」

 

雛里「では、作戦を開始して下さい!」

 

雛里は一刀から新しく作って貰った鳳凰雛羽扇を掲げた。

 

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森の中

 

愛紗「罠には十分注意しろ。」

 

星「そろそろだな。」

 

ひゅ〜〜〜パーンッ

 

春蘭「合図だ!」

 

愛紗「爆竹用意!」

 

 

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敵本拠

 

パパパパパパパパパパパッ

 

両杯「なっ何だ!」

 

兵士「両杯様!何者かが森の中で暴れております!」

 

両杯「クッ!霧を利用してきたか!」

 

タタタタタタタッ

 

兵士「申し上げます!木の上で待機していた弓兵達が次々と

 

足を滑せ木から落ちてます!それと、劉豹様がお戻りになられて

 

兵達も動揺しております!」

 

両杯「ぐぬぬっ!動揺を誘う作戦か!本隊も前へ出る!

 

(劉豹が帰って来たのは本当だったのか!)」

 

兵士「はっ!」

 

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劉豹本陣

 

雛里「動きがありました!巣穴から大物が釣れたようです!」

 

冥琳「もう一つの作戦もうまく行ったな。」

 

華琳「これで本陣は出て来るはずね、貂蝉!本陣を強襲して頂戴。

 

大将を好きにして良いわよ。」

 

潤香「色男よ〜両杯は。」

 

貂蝉「あらん?頑張っちゃうわん?」

 

タタタタタタタタタッ

 

潤香「掘られるわね。」

 

華琳「良い薬でしょ。」

 

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森の中

 

ザシュッ

 

愛紗「春蘭!星!我らも本陣に行くぞ!」

 

春蘭「おう!」

 

星「誰か一人は残る必要があるだろう、後は二人に任せた。」

 

2人『応っ!』

 

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敵本陣

 

タタタタタッ

 

兵士「申し上げます!きっ気持ち悪い化物が

 

こちらに向かって突撃してきます!」

 

両杯「なっ何!」

 

貂蝉「あらん?化物とわ失礼ねん?」

 

ぶちゅっ

 

バタンッ

 

両杯「ひぃっ!」

 

貂蝉「あらん?好みだわん?ご主人様には劣るけどねん?」

 

両杯「アアアアアアアアアアーーーーー」

 

愛紗「着いたのは良いが・・・無残だな。」

 

春蘭「気持ち悪い奴め!切る!」

 

貂蝉「いやん?」

 

シュッシュッシュッ

 

華琳「あれはほっといて良いわね・・・自我したようね。」

 

潤香「可哀想に・・・」

 

雛里「おぇ〜」

 

星「取り敢えず・・・合唱」

 

冥琳「雛里、向こうに行くぞ。」

 

雛里「コク・・・おぇ〜」

 

潤香「取り敢えずは終わったわね。」

 

華琳「でも、これはまだ通過点に過ぎないわ。

 

私達も纏めて帰りましょう。」

 

潤香「そうね。

 

担げる兵士は重傷者を担いで戻るぞ!

 

軽傷者はそのまま歩け!

 

宴をするぞ!」

 

兵士達『おおおおおおおお!』

 

こうして、反劉豹派との戦いは終を告げた。

 

華琳「一刀、待ってるわよ。」

 

説明
最近イラストで疎かにしていましたが貼ります〜
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タグ
三国志 華琳 恋姫†無双 

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